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プロフィール
コメント数 2399
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
ヴァーホーヴェンのオリジナル版がなぜ今でもカルト的な人気を保っているのか、考えてみてください。フランケンシュタインみたいな大男がど下手な演技で地球と火星をまたにかける大活劇を見せてくれるのに、あのラスト・カットが象徴する「実はみんなシュワちゃんの妄想だったんじゃないか」と観る者の胸をざわつかせる不思議な世界感。こんな大事なファクターをばっさりと切り捨ててリメイクを製作したんだから、ただの平凡なSFアクション映画となってしまったのは当然の帰結でしょう。「リメイクなんだからオリジナリティがないのは当たり前」と製作者に開き直られても困りますが、でも、これほど引用というかパクりが多い映画も珍しいと思います。『ブレードランナー』から始まっていちいち挙げたらきりがないけど、地球と火星のお話しだったのをロンドンと豪州に置き換えたというスケールダウン感を補うために地球を突き抜けるトンネルでつなぐという奇想天外なアイデアも、『ザ・セル』の応用パクりなんじゃないの?しかし映像的にはかなり見ごたえがあるシーンではありました。でもその車輌(?)の外に出れちゃうのはなんかヘンです。あのトンネル内部には酸素があるんでしょうか。ふとそこで思い当たったんですけど、リオ五輪閉会式で話題になったマリオが東京からリオまで行った土管って、ひょっとして本作がアイデアのタネだったんじゃないのかな。プランナーが電通の人だからあり得る話だと思います。 この映画で特にバッサリと斬り捨てられたのは、オリジナルが持っていたあのグロ要素です。マサイアスなんてあっさり殺されるキャラなのは承知ですけど、本当にただのおっさんでしたからがっかりです。ビル・ナイのことですからなんかやってくれるのかなと期待してたんですけどね。でも、コリン・ファレルがロンドンに侵入するところで、ゲートの前にいるおばさんがオリジナル版のおばちゃん仮面とそっくりだったのがクスリとさせられました。あんな下らない仕掛けをストーリーとは関係なく仕込んでも効果が薄いんですよね、この監督のセンスのなさが偲ばれます。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-02-16 00:42:05)
2.  トレヴィの泉で二度目の恋を 《ネタバレ》 
ありふれた“ボーイ・ミーツ・ガール”ストーリーの後期高齢者バージョンという感じなんですけど、予想以上にしっとりと見せてくれる映画でした。この “ボーイ”がクリストファー・プラマー、“ガール”がシャーリー・マクレーンという二大名優というところがミソです。マクレーンの住んでいるアパートに妻を亡くしたばかりのプラマーが引っ越して来てそれから…、というのが基本的なストーリーです。マクレーンはどこまでか本当の話かよくわからない虚言癖がある婆さん、もうキャラがぴったり過ぎて笑っちゃうほどです。最近思うにクリストファー・プラマーは老いてからどんどん良い俳優になってきてる気がします。気品ある風貌と演技が品格さえ感じられてきて、同年代のマイケル・ケインとある意味好対照な感じがします。また助演陣がまた豪華で、マーシャ・ゲイ・ハーデンにジェームズ・ブローリン、そして懐かしのジョージ・シーガルまでお出ましとは感無量です。 この映画はフェリーニの『甘い生活』が重要なモチーフになっていて、クライマックスではマクレーンとプラマーがトレヴィの泉で『甘い生活』の有名なシーンをオリジナルとそっくりな衣装で再現するというちょっとウルウルするようなシーンもあります。この二人の残された人生の時間はそう長くはないだろうし、もっともっと映画に出演してほしいしそれを観たいと切に願う次第です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-18 19:28:33)
3.  Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 
主演俳優が急死しても製作が続けられたと言うと、山本政志の『てなもんやコネクション』という大珍作をついつい思いうかべてしまいますが(この映画の場合は俳優が途中で降りただけです)、さすがテリー・ギリアム、まるで始めからこういう脚本だったみたいに違和感なく仕上がっています。このお話し、よく考えるとゲーテの『ファウスト』のパロディ・オマージュなんですね、Dr,パルナサスはファウスト博士でニックはメフィストフェレスというわけです。それを現代に時代を置き換え、コテコテのギリアム流イマジネーションで再構築していますが、ギリアムファンではない人にはこのセンスについてこれないのではと思います。謎の男トニーも一座を救うヒーローなのかと思わせておいて、結局はホントの悪党だったと言うオチは、なかなか意表をついていて好きです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-08 21:30:41)
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