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枕流さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

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1.  危険なメソッド
演技は良いが、ドラマとして脚本の魅力が薄い。これだけのキャストを揃えて惜しいが、失敗作と言わざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2012-11-10 10:21:37)
2.  ボーン・レガシー
ストーリーに花がない。レイチェル・ワイズは相変わらずの美しさ。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-28 17:54:43)
3.  ぼくたちのムッシュ・ラザール
良作。主人公をはじめとした登場人物の設定が絶妙。
[映画館(字幕)] 7点(2012-08-23 23:13:33)
4.  アウェイ・フロム・ハー 君を想う
「テイク・ディス・ワルツ」の予習として鑑賞。安易に涙を拾いに行かない作り方がとても良かったと思う。特にラストが良い。 この映画のテーマは「ひたむきな愛」ではなく、「気持ちのすれ違い」にあるのだ。認知症ですらも設定に過ぎない。描きたいものをきちんと見据えて製作された作品だと感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2012-08-11 09:24:12)
5.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
リアルドールを生身の人間と勘違いするちょっと頭のおかしい男の話で、それを題材に、社会におけるミスコミュニケーションの問題に切り込んだりするのかなと思って鑑賞したのだが、全く逆の意味で素晴らしい映画であることに驚愕した。この映画はラースとビアンカの関係性を元に社会問題を風刺するような、そんな浅はかな社会派映画ではない。人間愛というものについて、深く考えさせられる映画だった。 確かに、リアルドールを自分の彼女と考え、それを他人に紹介するラースの思い込みは異常である。しかし、多くの人は何かモノに執着して生きている。マーゴのテディベア然り、男性同僚のフィギュア然り。ラースの住む小さな町の人々は、人ではなくモノを愛してしまったラースをとても優しく受け止める。この「優しさ」(人間愛とも言う)が一貫してこの作品の底流となっており、それが観ていて心地よかった。観客も町の住人と一緒にラースとその彼女を見守ることになる。 ラースがビアンカを愛してしまった背景も考えてみれば興味深い。自らのお産では母を亡くしたラースにとっては、兄嫁の妊娠はおめでたいことであると同時に、恐ろしいことでもあったのだ。兄嫁の様子がおかしいと先生に訴えるシーンからも、それは見て取れる。そのストレスと人に触れられることを病的に恐れる性質から、彼はリアルドールにその行き場のない愛をぶつけることになった。このあたりは、もっとラースを屈折した気持ちの悪いキャラクターに描くことも可能であったはずなのだが、あえて監督はそれを避け、この映画のメルヘン性を維持している。 とにかく、観てみなければ分からない独創的な映画であるし、非常に優れた映画でもある。これを観た後は、観る前よりも少し人に優しく接することができそうな気持ちになるのだ。しかもその押し付けがましさを一切感じさせないところが何とも心憎い。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-17 20:26:27)
6.  スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
発想は悪くないのだが、何というかカタルシスがないのがつらい。一つ一つのシーンは悪くないのだが、筋に捻りがあるわけでもなく、何となく終わってしまう。スコットもモテモテだから自己同一化できないし。主役カップルに特に思い入れは抱けなかったが、ドラマーの女の子キムは個人的に大好きだ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-11-03 17:49:12)
7.  キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 
アメリカ南部の田舎町で保安官助手を務めるルー(ケイシー・アフレック)は温厚で愛想のいい性格で、その不幸な経歴にもかかわらず、職場でもその町の住民からも愛されていた。ガールフレンドである教師のエイミー(ケイト・ハドソン)との仲も悪くない。ある日、彼は上司から町外れの娼婦ジョイス(ジェシカ・アルバ)を町から追い出すよう命じられ、彼女の家へ向かう。そして、そこで彼女から平手打ちを食らったことで、彼の中の「キラー」が目覚め、彼は次第に暴力に魅入られていく。 主人公のルーは完全な二重人格ではない。自分のやっていることを冷静に評価し、それを隠そうとする知恵もある。それゆえ、余計に彼の行為は不愉快でそして魅力的なのだ。もちろん人を傷つけることは許されない。しかし、それに対して食欲や性欲と同等のレベルで欲求を感じる人間がいたら、どうだろうか。彼は苦しむだろう。苦しみながら人を殺すだろう。人を殺しながら泣くだろう。僕は「彼」ではないが、「彼」という人間には強く同情したし、魅力すら感じてしまった。あくまでも「彼」の一人称でこの物語を語らせた脚本の勝利だ。全てが完結するラストのクライマックスは美しくさえある。僕は映画の世界に完全に引き込まれてしまった。 少し眠そうな南部訛りで淡々と暴力への憧憬を語るサイコキラーを演じたケイシー・アフレックの演技は背筋が凍りつくほど恐ろしい。ベン・アフレックの監督・俳優としての才能も凄いし、この兄弟からは目が離せない。
[映画館(字幕)] 8点(2011-05-05 22:43:57)
8.  エンジェル ウォーズ
考えなくていい映画は苦手だ。この映画も、観ながらずーっと何が現実で何が非現実なのかを考えてしまい、あまり爽快感が得られなかった。結果的に、これは考えなくていい映画だったんだと気づいたときには、時既に遅しだった。頭を空っぽにして観ると気持ちが良いだろうと思う。 大筋としては女の子はセクシーで悪役はいやらしくて最高。オスカー・アイザック演じるブルー・ジョーンズが特に良かった。加えてアクションシーンでは、ドイツ軍やらドラゴンやら巨大武士やらロボット兵やらも出てきて終始ハイテンションなまま、ストーリーが突っ走っていく。ほんとスナイダー監督は好き勝手やったんだろうな。楽しかったろうな。 映画の最後のメッセージで、何が現実なのかも含め、観客に丸投げされた(と思う)ので、僕はこの映画を全部非現実と断定させていただくことにしました。だって受け取り方によっては無茶苦茶悲惨な話よ、これ。
[映画館(吹替)] 6点(2011-04-17 20:14:57)
9.  第9地区 《ネタバレ》 
上映前からその独創的な設定を存分に生かしたドラマを非常に期待していただけに、アクション色が強くて少し肩透かしにあった。土埃の舞うアフリカの景色やスラム化した街は「ブラックホーク・ダウン」を思い出させられる。軍(正確には民間会社の軍事部門)のヘリコプターが集結して地域の制圧に動くさまも似ている。緊迫感漂う現場の雰囲気がうまく出せていた。  結局、テーマは「アバター」と同じく「異星人との融和」なのだが、全体的に品がなくて外見も気持ち悪いこちらの宇宙人の方が、融和のハードルがより高いだけに話しの展開も一筋縄ではいかないようになっている。暴力やグロの描写もこちらのほうが上だ。敵味方は違えどラストに人型兵器が出てくるところは同じ。  個人的には、圧倒的な映像美は「アバター」が上だが、筋立てはこちらの勝ち。結果引き分けといったところか。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-20 23:59:49)
10.  ウォッチメン
ユニークかつおどろおどろしい設定に惹かれて、劇場公開時から気になっていたのだが、このたびようやくDVDで鑑賞した。面白かったので、鑑賞後に原作の日本語訳も買って読んだが、その微に入り細を穿った構成や背景ゆえに、まずは原作を読んでから映画を観るべきだったかもしれないと思った。もう一度、映画も観てみようと思う。  さて、映画は、さすがは映像で売るザック・スナイダーだけあって、ビジュアル面がものすごい。ドクター・マンハッタンの圧倒的な存在感やラスト付近の描写は凄まじい。ダイジェスト版としても良くできているが、いかんせん初めて本作を見る人は、正直何が何やらというところだろう。少なくとも一定レベルの現代アメリカ史は押さえておきたい。個人的には面白かったので7点をつけるが、少なくとも日本では万人ウケしそうにはない。観る人を選ぶ作品だと言えよう。  エンディングの「Desolation Row」がその歌詞と相俟って痛快。しばらくこの曲ばかり聞いていた。   <再鑑賞後>評価は変えないが、やはり原作を読んでから見たほうがよいと思う。やはり映画だけだと細部の理解が難しい。結末の表現方法が原作と映画で異なるが、映画のほうが意外にすっきりとまとまっていて良いかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2010-06-20 20:48:09)
11.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
予想通りと言うべきか、酷評の連続だが、私は、監督の意欲と映画化が難しいテーマを料理している点を評価して、6点としたい。「シティ・オブ・ゴッド」、「ナイロビの蜂」と傑作を連発しているメイレレス監督の新作ともなれば、期待するなというほうが無理な話で、私もご多分に漏れず、半年前から公開を心待ちにしていた。残念ながら、以前の二作で見られたストーリーの躍動感・リアル感は感じられなかったし、語りたいテーマが多すぎて、若干とっ散らかってしまった印象も受ける。また、日本公開時は日本語の部分は字幕をはずしたほうが良かったような気がする。しかし、この映画を制作した監督の意図・目的を考えるとなかなか興味深い。 本作を見て印象に残るのは、人間のエゴ、そして体制への順応性である。前者については、既に多くの方が論じていらっしゃるので、ここでは後者を取り上げたい。第3病棟の王に対するまさに「盲目的な」服従について、リアリティが無いと判断する方もいらっしゃるようだが、私はそうではなくて、これこそ人間ではないかと思うのだ。たとえチャチな拳銃一丁にせよ、相手には武器があるし、更には感染前から盲人だった者もいる。最終的には数で相手を抑えられるかもしれないが、数人の犠牲は避けられないはずだ。ましてや目が見えず、パニックになっている状況下で、立ち上がることを選択できる人間は非常に少ないだろう。また、目が見えている女にしても、戦争状態ならいざ知らず、なかなか意識的に独りで人を殺そうと決心するのは困難だったろうと思う。殺人に至るまでの女の心理を描いた演技は見事で、ジュリアン・ムーアの演技力を再確認できた。 また、本作では監督の構図に対するこだわりが随所に読み取れた。特にレイプによって死に至った女性を運ぶ女性たちのシーンや豪雨のシーンには感動した。実に美しい。 本作が次につながる映画であることは間違いない。次回作ではどう来るのか?非常に楽しみだ。 最後に一つ。映画の筋について、重大な事実誤認を犯して、レビューを書くレビュワーの方が稀にいらっしゃるのが非常に残念だ。この映画に関する一部のレビューも例外ではない。自戒の意味もこめて、あえて一言言わせていただく。
[映画館(字幕)] 6点(2010-06-19 18:27:41)
12.  ベルヴィル・ランデブー 《ネタバレ》 
嫌いかと聞かれると嫌いじゃない。確かにキャラは軒並み可愛くないし、可愛くないならなぜアニメにするの?と聞かれてもよく分からない。でも、この作品のことは嫌いじゃない。犬の夢、電車にほえる犬、気味の悪い三人の婆、そして何よりもすさまじいデフォルメ。嫌いじゃない。積極的に大好きとは胸を張れないが、嫌いじゃない。いや、好きなのかも。最終的には。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-11 00:22:08)(良:1票)
13.  イースタン・プロミス
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続く、クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンのコンビによる佳作。 イメージカラーを選ぶとすれば深紅。陰翳の濃い構図と重厚な雰囲気の中、ロシア・マフィアの物語がねっとりと語られる。アカデミー賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンの演技はいつまでも観ていたいほど素晴らしく、スローテンポな進行や独特の「間」も苦にならなかった。マフィア映画には適度なエロティシズムがないと面白くないのだが、同性愛の微妙な香りをうまく活用した本作はそのポイントも外していない。 現代版「ゴッドファーザー」というと褒めすぎだが、100分の作品とは思えない深い味わいが印象的だった。映画館で観るべきだった。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-12 21:49:40)
14.  ラットレース
素直に笑えるいい映画でした。後に残るものは特にありませんが、爽やかですね。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-24 23:04:11)
15.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
観終わった後、何だかすごく温かい気持ちになれた。この映画を面白いと感じられるかどうかは主人公のジュノに共感できるかどうかにかかっているのだが、かなりの変わり者である彼女を嫌味なく演じきり、この映画を大ヒットに持っていったエレン・ペイジには心からの拍手を送りたい。この「嫌味なく」という部分が大事で、これは脚本・演出のうまさでもあると思った。登場人物の性格や関係性なども、リアリティがあり、文句のつけようが無い。 ジュノが音楽少女なので、音楽の話がよく出てくるのだが、僕にも会話の内容がある程度理解できてよかったと思った。マークと喧嘩した時のジュノの台詞などはかなり笑えた。確かにソニックユースとか最早過去だよね。他に良かった点(少々不自然な点かもしれないが)は、両親とジュノの間に驚くほどの信頼関係が成り立っていること。10代の妊娠話には付き物の陳腐な親子喧嘩などが無いのは、観ていて心地よかった。僕もあんなお父さんになりたい。 最後に、何よりも、ジュノを理解できるくらいにまだ自分が若い!ということがうれしかった。身近にジュノみたいな女の子がいたら、好きになっちゃうだろうと思う。ズーンと心に響く映画というわけではないが、小品としては、最高級の出来!
[映画館(字幕)] 9点(2008-07-19 10:06:14)
16.  カポーティ 《ネタバレ》 
役者に救われている映画。最後まで全てが消化不良に終わるのだが、皆いい演技をしており、退屈はしなかった。シーモア・ホフマンのアカデミー賞受賞にも納得がいく。 しかし、それにしても映画の持つメッセージがはっきりしない。おそらく、あえて不明瞭な感じに作ったのではないか?でも、なぜ? 天才肌で不可解なカポーティの心象風景をハーパー・リーやジャックのナビゲーションで旅するというわけでもないし、カポーティとペリー・スミスのやりとりから劇的な何かが生まれるというわけでもない。全てはただ淡々と描かれるのみ。警句を振りまき、セレブにちやほやされて喜ぶ俗っぽいカポーティもいれば、本を出版するために二人の死刑を望む嫌らしいカポーティもいる。かと思えば、鋭い才気で死刑囚の心に切り込み、その心中を鮮やかに描き出す大作家の面目躍如たるカポーティもいれば、二人に会いに行くことにおびえ、彼らが死刑になってしまうことに対して心底済まないと感じるナイーブなカポーティもいる。彼がホモだということは、その声や仕種から暗示されるものの最後まで明らかにはならない。 この映画の面白さは、彼の多面性を描きつつも、そんな彼に同情し、共感することを許さない厳しい姿勢にあるのではないか。もやもやした後味の悪い映画だが、人間ましてや天才なんてそんなに簡単には描ききれんのよとでも言いたげな監督の姿勢は理解できた(?)気がする。 でも、本当にそうなのか?あああああああああ、もやもや。本当はどんな人だったんだろう?「冷血」を読むところから始めてみようと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-29 02:06:35)
17.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
ジャック殿  拝啓  その後、学校はどうですか?ジュディとはうまくやってますか?貴方が「暴力」で解決を図ったいじめ問題はどうなってますか?ロニーは少しビビッてるようですし、貴方の嫌う「暴力」が役に立ったと言うことかもしれませんね。今日、お父さんの店に行ってブラックコーヒーを一杯飲んできましたよ。お父さんは以前より無口になったようだけど、事件以来、よりワイルドさが増して、かっこよくなったと近所では評判です。 それはそうと、今日は一言苦言を呈したいことがあります。あなたが不注意から人質にとられた状況を打開してくれた命の恩人に対して、あの態度はなんだったんですか?貴方のお父さんはトムです。間違いありません。貴方が生まれてからずっとトムだったのなら、彼はトムなのです。肉をおずおずと勧めるくらいで償われたと思ったら、大間違いですよ。もっと優しくしてあげてください。お父さんの元には、これからも悪党が訪ねてくるかもしれません。そのときは、貴方が父親を守るくらいの意気込みで、対応していただきたいものです。幸い、腕力ではその血を受け継いでいるようですので、あとは射撃の腕ですね。期待しています。 追伸 サラは相変わらず、おばけを怖がってますか?また出てきたら、貴方の拳で倒してあげてください。暴力は全てを解決するのですから…。 敬具 という手紙を書きたくなる作品。ラストが良い。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-27 01:34:45)
18.  死ぬまでにしたい10のこと 《ネタバレ》 
どちらかというとありきたりのストーリー。しかし、最近はやりの難病モノでありながら、ここまで泣かされたのは初めてだ。死を宣告される前と後で、彼女の生活にそれほどの違いが無いのがまたリアルでいい。僕が彼女でもしただろうなと思う選択ばかり。人は、もっと死を素直に受け止めるべきだし、実際にそれができる人も多いのではないか?ギャーギャー泣き喚く邦画が多い中で、ヒロインが静かに淡々とそれを受け入れてくれる洋画を見るのは何か新鮮だった。本来なら逆のはずなのだが。ある意味、べたべたな脚本ながら、ここまでストレートに胸を打つのは、役者がしっかりしているからだろう。いろんな人に薦めたくなる映画だ。僕は彼女のように浮気はしないと思うが、気持ちは十分に理解できる。ひっそりとしてみたかった浮気をし、自分のいない生活を思い描き、そして死ぬ。そんな彼女を誰が責められようか?彼女の夢が映し出されるラストシーンは視界が曇った。「本当にそうなったらいいね」と彼女に語りかけてあげたいし、本当にそうなったと信じたい。
[DVD(字幕)] 9点(2007-08-30 21:59:01)
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