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1.  ポゼッサー
ブランドン・クローネンバーグ監督。デビッド・クローネンバーグの息子。あの親にしてこの子あり。なかなかの気持ち悪さでした。作品の出来は少々粗削りで、手振れやテンポの悪さ、話の分かりにくさが気になります。でも、そうかと思えば所々、ハッとするほど美しい映像が挟まれたりもします。このあたりの感性は父親譲りなのでしょう。昔、ビートたけしが「スキャナーズ、頭ボン!」というギャグをやっていましたが、もしこれを観せたら「ポゼッサー、顔べローン!」と言うのでしょうか。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-05 21:28:21)
2.  戦慄の絆
うーん、この変態!こんな妙なテーマの映画、よく映画会社からOKを取りつけるもんだ。そこがクローネンバーグの凄いところ。陰のある物憂げなハンサムを主役に、シャープな映像に物悲しい音楽、それでもって内容は変態という、つまり、いつも通りのクローネンバーグ作品です。私は最初、このテーマに乗るまで少し時間がかかりましたが、いつの間にやら洗脳されており、ラストを迎える頃にはもうズブズブにハマっておりました。一旦ハマってしまえば、オープニングを見返しただけで、あの音楽と手術器具やら解剖イラストにゾクゾクするという、変態のお仲間入りを果たします。私もシンクロできたということでしょうか。ジェレミーアイアンズが完璧に二人を演じ分けており、クローネンバーグの演出も手伝って一人二役に全く違和感がありません。変なくせに実は相当テクニカルな映画です。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-18 17:36:28)
3.  メッセージ 《ネタバレ》 
SF大作っぽいパッケージ写真に反して、内容はなかなか地味なので、賛否別れそうな印象です。でも個人的には輪っかのような言語が印象的で、扱うテーマも新鮮で、凡百のSFとは一線を隔している思いました。乱暴にまとめると、やい人類、ゼロサムゲームを続けてるといい加減にっちもさっちもいかなくなるぞ、とエイリアンが登場する。エイリアンは時間軸を超越した存在で、その言語を学ぶと、人間も過去、未来、現在を同時に生きる存在になる。そうなると人間は、じたばたせずにただ事象を静かに受け入れ、愛する生物に進化する。といったところでしょうか。我々も歳を取ってくると、人生でどうにもならないことは、そういうあたわりなのだ、と受け入れるようになりますが、この映画に描かれるテーマは、そういったものの究極形ではないかと思いました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-05-01 09:34:46)
4.  天才スピヴェット 《ネタバレ》 
これは評価が難しい。この映画は何を期待して見るかによって、ストーリーに乗れるか、乗れないかが分かれるでしょう。私は後者で、乗れないままラストを迎えてしまい、「しまった、見方を間違えた」と後悔したクチです。結論から言うと、この話は事故で弟を亡くしたスピヴェット君と、その家族が、心の傷を乗り越え絆を再生していく物語です。そういうドラマだと思って見て下さい。ジュネ監督にヘレナボナムカーター、主人公が子供とあって、私は完全にデリカテッセンやロストチルドレンのような、へんてこファンタジーを期待してしまいました。その結果最後までボタンを掛け違えたような感覚で鑑賞する羽目になりました。この映画は家族ドラマをジュネ節全開、キレッキレの演出と、全編ため息が出るような映像美で堪能する作品です。案外まともなストーリーです。ご注意ください。
[DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 01:45:43)
5.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
あんまり面白くないというレヴューを良く見ますが、自分も最初見た時はそう思いました。でも結局リーガンは生きてるのか死んでるのか、そもそもこの話は何が言いたいのか、気になって2回目を見ると、まあ脚本が良くできてることに気が付きました。エピソードに無駄がないし、なにげに細かい伏線を張ってしっかり回収してます。マイクのピストルのダメ出しがラストに繋がったりとか。ではリーガンの生死はどっちなのか。分かりません。分からないように作ってあります。よく見ると自殺後スタンディングオベーションの中、タビサが立ち上がって劇場を出ていくのが見えます。見ないと言っていたタビサが来ていたということは、病室以降のシーンは概ね現実とも解釈できるし、そもそも引き金を引いた時点で、その後のシーンは全て生前に抱いた妄想とも考えられます。未来世紀ブラジルだとレヴューされてる方がいますが、自分もそっち寄りの解釈です。だからこそ考えられる精一杯の綺麗なラストになったんじゃないでしょうか。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-25 20:51:54)
6.  イースタン・プロミス
ヴィゴ・モーテンセンを使ってマフィアを扱ったとこは、ヒストリーオブバイオレンスと共通するんだけど、後半のどんでん返しでそれまでのエピソードの意味がきれいに繋がるあたりとか、映像の感じとかはスパイダーに共通すると思う。(まあスパイダーはちょっと失敗の出来だと思うけど)それに加えて監督が若い頃からお得意のグロ描写も健在。これはもうクローネンバーグの集大成といっていい映画なんじゃないかな。この監督が好きな人なら、間違いなく当たりの一本だと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2012-11-04 02:34:24)
7.  裸のランチ
なんだか訳の分からない話だと評判を聞いていたけど、見てみたら以外と伏線が張られて後で消化されたり、思ったより話がつながってた。 なんだか妄想めいたことが沢山おこりだしたと思ったら、インターゾーンっていう謎めいた裏世界の存在をほのめかして、見る側を話に引き込むあたりはビデオドロームに共通するものがあったと思う。あと話が分かりそうで結局よく分からないあたりも一緒。 無理に理解しようとせず、妄想めいたクローネンバーグ節を楽しもうと思えば、まずまずの作品って印象かな。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-04 02:20:17)
8.  スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする
うーん。すごく微妙。見終わってみれば「ああ、そういう話だったのか」と納得がいくものの、見ている間は鬱屈とした主人公の現状と子供時代の回想を見ているだけでかなり面白くない。これはそういうドラマなのかと思って見てたら、最後に一捻りがあって「これ、真相探しのサスペンスだったのか!だったら最初からそう言ってよ」って気持ちになった。映像は綺麗だし話も演技もいいし、一歩違えばかなりの良作になってたのに、もったいない。
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-30 18:19:51)
9.  エイリアンVS. プレデター
ポールアンダーソン監督といえば、高い映像技術、パクリ演出、全く無い内容、の三拍子でいつも私たちを楽しませてくれるわけですが、この映画もご多分にもれず全ての条件を満たしたつわものでございます。この映画にいたってはパクリどころかエイリアンとプレデターのおいしいシーンをそのまま作り直してるわけですから、監督としては作っててさぞかし楽しくって脳汁垂れたでしょうね。ここまで下らない内容だとむしろ潔さすら感じさせてくれます。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-05 23:37:15)
10.  ゾンビーノ 《ネタバレ》 
やばい。面白かった。なにげに主人公はガールフレンドができ、世間体ばかり気にしていた母親は本当に愛する人(ゾンビだけど)を見つけ、気弱で人の気持ちに鈍感な父親は最後息子を命を張って助け、隣りのおっさんは恋人ゾンビを一度失いかけたことで彼女を心から大切にするようになる、つまり登場人物たちの成長物語になってたりします。一方でみんな結構身勝手なことをして周りの人がバタバタと殺されていく理不尽さ。このあたりのアンバランスさとのんびりしたムードが、なんともシュールというかつかみどころのない印象を与えてくれる映画でした。私はショーンオブザデッドよりもこっちが好きですね。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 11:22:42)(良:1票)
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