Menu
 > レビュワー
 > shintax さんのレビュー一覧。3ページ目
shintaxさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 214
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
>> 通常表示
41.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
旧作のファンとしては、正直観るのに不安もあったわけです。ましてや、島田淳子版「タイムトラベラー」をリアルタイムで観たおっさんな私です。間には関連性のない「続タイムトラベラー」や角川春樹監督モノクロ版も挟まってるので… 素晴らしかった。一昨日ジブリの愚作観たので余計にそう感じます。アニメの持つ、視点や想像力を詰め込める自由性を最大限に発揮して申し分ありません。シナリオも文句なし、旧作ファン(信者もいますから)へのサービスも存分ですが、初めてふれる観客のことを充分考えてつくられています。「絵を見たかった」の元ネタは梶尾真治のクロノス・ジョウンターでしょうが、おなじタイムトラベル物ですから大いに結構。ただこの絵の由来を端折ったので少し減点。時間ネタはここを詰めないと腑に落ちないのでね。あ、梶尾氏も記述してないな、先への含みをはらんでるのかな? 放課後の実験室と、坂道の使いかたは見事だったけど、芳山くんの書棚に3ショットの写真ってのはちょっと勇み足、まぁご愛敬ってことで。
[映画館(邦画)] 9点(2006-08-01 21:04:31)(良:1票)
42.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
最初に映画館で観たのが「女王陛下の007」。結婚しちゃうし、相手(ダイアナ・リグ)死んじゃうしで中学生には重たい展開でしたから、それ以降劇場では観たことありませんでした。ダニエル・クレイグ主演になり、作品が「カジノ・ロワイヤル」ということもあってなんとなく観てみたら気に入っちゃって… 今作、冒頭の追っかけっこはすごくよかったけど、上海、マカオはすごくダレた展開。なおMI6爆破シーンは、ベルリン陥落後のナチ本部爆破に似てたように感じました。アストンマーチンDB5登場以降の展開は完全に大藪春彦なもの。“傭兵たちの挽歌”かと思ったもん。個人的には大好きですが007としてどうかっていうとこです。今回のボンドガールはMでしたね。ということで助走区間終了、次回作は間違いなく「007は殺しの番号(ドクター・ノオ)」リメイク。
[映画館(字幕)] 8点(2012-12-14 13:30:04)(良:1票)
43.  疾走 《ネタバレ》 
最初ちょっとかったるかったのでわずかに減点。寺島進、中谷美紀サイコー!! きちんと進むはずの人生がほんのわずかな瑕疵によって大きく狂い出すさまが少年の視点から描かれてて、まさに固唾を飲んで観てしまいました。その踏み外しかたが尋常じゃないところもすばらしい。韓英恵、順調に成長してくれててうれしい。久々に「恐い」大杉連もよかった、最近いい人キャラが多くて残念でしたから。今日、原作買ってきたので読んでみます。角川商法にはまっとるな(笑)
[映画館(字幕)] 9点(2006-02-01 18:27:00)(笑:1票)
44.  小さいおうち 《ネタバレ》 
中島京子さんは、書店の棚にささってた「イトウの恋」に呼びとめられて以来ずっとファンで、本作も出版直後=受賞ずっと前に読んでて映画化が決まったときから期待してました。で、正直なところ、再婚で恭一ぼっちゃまが連れ子であること、そして旦那様の性癖の件が設定から外されてしまい、単に時子奥さまの「姦通」話になってしまったことがとても残念です。昨今のようにギスギスした物言いがネット等で横行する世の中になりますと、これらの緩衝がなくなってしまえば、感情移入できない人たちがかなり発生してしまいますから。ここが減点理由。物語のなか、言葉遣いは完璧だったと思います。たとえば黒柳徹子さん、向田邦子さん、野際洋子さん、下重暁子さん、そして小野洋子さんなんてかたたちが過ごした戦前の東京の「山の手」と「郊外」が見事に再現されてましたね。それから、タキを演じた黒木華って見事なくらい昔の顔。さて、ラスト近くの絵本「小さいおうち」のシチュエーションで、さりげなく左に見切れてディスプレイされてた「風が吹くとき」に、山田監督の強いメッセージが込められていると思います。台詞にも、昨今の情勢に対するメッセージが散見する箇所がありますしね。そうそう、満男とさくら、純と蛍が同一画面に出ないようにしたのは正解。今回は違うとわかってても一緒に出てくると前のイメージに引っぱられちゃうからね。
[映画館(邦画)] 8点(2014-01-27 21:17:44)(良:1票)
45.  ヴェロニカ・ゲリン 《ネタバレ》 
淡々と話が進む作品。冒頭とラストの組み合わせかた、映像的にもう一捻りほしいな。ブラッカイマー制作の事実に基づく話はドキュメンタリー的に作りすぎてて、エンタテインメントになりきれていない気がする。でも好きな作品でした。ギリガン役の人の暴力シーンはおそろしく現実的で、メチャメチャ怖かった。私の住んでいる街では現実にあんな人いますから。
7点(2004-09-02 10:21:09)(良:1票)
46.  パッチギ! 《ネタバレ》 
近年の日本映画、いやこの10年に観た映画の中でもっとも心を温かくしてくれた作品です。映画って本当はこんなものだったなぁと思わせて頂きました。たとえて言うなら、NUOVO CINEMA PARADISOで上映されるべき作品。私のいる地方では「自腹じゃ」オンエアされてないけど、井筒監督、他作品の悪口なんぼ言っても許す。あの時代をちょうど中学校入ったときに過ごしましたが、あの空気感が見事に表現されてました。イムジン河に対するこだわりで観に行ったわけですけど、それはきっかけにすぎなかった。青春群像劇撮らせたらピカイチの人ですね。シナリオ、カメラワーク、編集、きれいにはまってます。特にラスト近くのラジオ生放送、葬式、ケンカ、出産をイムジン河でまとめるところ、あふれる涙で画面がぼやけまくってもう一回観ないと… 戸口を壊すシーンで爆発した涙腺を、ラストまでキープさせて頂きました。赤・青・黄の3色もきれいだった。芸術新潮2月号に監督のインタビュー載ってますが必見です。桃子の妊娠・出産までの10ヶ月を描いてたとは気づかなかった。最後に細かいツッコミ。康介のFGが72年以降のモデルだったのは惜しい、言ってくれたら貸したのに。1ドル=360円時代なので、酒屋の息子にとってC.F.Martinは高嶺の花。本当の野口ヒデトは唄とてもうまかった。でもそんなの全部取っ払ってくれます。あ、ディテールがわからないあなた、パンフ買えばちゃんと説明してくれてますよ。
10点(2005-02-06 09:11:19)(良:1票)
47.  おくりびと 《ネタバレ》 
わたくし、母→父の順で葬式の(本来の意味での)MCをやりましたが、ここに描かれている納棺師(この師でよいのかちょっと疑問)という存在についてまったく知りません。母は三多摩、父は北部九州での葬祭でしたが、ともに遺体を清拭し衣服を整え死に化粧する役割のかたは来られました。しかし、ここで描かれている「納棺の儀」的な特別なものはありませんでしたし、脱脂綿を詰めたのは病院だったと記憶しています。葬祭は地方によってかなり段取りが異なるようです。田舎だと谷ひとつ隔てても作法が大きく異なることもあると仄聞しております。ということで、実体験と大きく違った点に注意が行きすぎあまり感情移入できませんでした。映画として少し評価します。まず、小劇場出身者がちょっとやりすぎ。余貴美子、おまえだ。笹野さんは数々の作品で名バイプレイヤーですが、編集のせいでしょうけど存在感ありすぎです。彼は風景に溶け込んでこその役者さんだと思いますから監督の力量の問題ですね。吉行和子はよかったね。本木くんはチェロの指捌き、ボウイングが見事でした。よく練習しましたね。それから、ここははっきり述べたいのですが、西日本が舞台だと絶対に成立不可能な内容です。こんな簡単に描くことは不可能。わからないかたは「差別」について調べてみてください。
[映画館(邦画)] 6点(2008-09-26 19:02:19)(良:1票)

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS