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1.  ミレニアム・マンボ
この映画は1人の女性の再生の物語。  主人公の彼女は髪はボサボサ、タバコをまずそうに吸いまくる、お酒を飲みすぎて吐きまくる、いつも泣く、そしてヒステリックに怒鳴りまくる。そして自分が嫌いになる。 しかしそんな彼女も黒の世界(欲望渦巻く夜の街)から白の世界(北海道)へ移り行く。 そういう彼女を見届けることがこの映画の目的だと思えてならない。
10点(2004-08-15 21:52:33)(良:1票)
2.  チチを撮りに ネタバレ 
愛人を作って逃げたクソオヤジが末期がん。母親は「くたばる瞬間のミジメなオヤジの顔を写真で撮ってきて見せろ」と姉妹に命令する。ふつうはありえない。しかしこの姉妹がとにかくユルイ。「そんなの面倒だよ」と意味不明なことを言い出す。姉妹の醸し出すユルイ空気が美しい自然風景と重なって、絶妙な癒し効果を生んでいたと思う。姉の設定は水商売の女、妹は不登校生徒、ろくでもない子供だという設定にしているが、物語がすすむにつれて、この2人が母親からどのように育てられたかが分かってくる。その象徴が火葬場へ向かうシーン。「私たちはお母さんから人を恨むような育て方はされていない」「私たち2人はお父さんを恨んでいない」ということに気が付くシーン。このシーンはクソオヤジを恨んでいないという事実よりも、むしろ姉妹が母親からどのように育てられたのかということにはじめて気が付いたことに重点が置かれている。母親の無限の愛情を再確認する大切なシーンだ。しかし火葬場で姉がくたばったオヤジに対して「オヤジ、アンタには感謝していないけど恨んでもねえぜ」と言っていたことでもわかるように、けっして2人はオヤジに対して愛情が芽生えたわけではない。そこは力説しておきたい。ラスト間際で宝くじの売店で働く母親を眺める姉妹のシーンが素晴らしい。夢を買うよりコメを買うと豪語していた母親、1日も休まずに汗水たらして働く姿─、カッコ悪い母親だと思っていた。しかし今自分たちがこうやってまっすぐに誰も恨まず、妬まず、素直に生きていられるのは母親のおかげなのだ。久しぶりに泣いたと思う。それと笑いのシーンが意外と多い。深刻になりがちなストーリーだが、姉妹が道端の人に「いま、ヒマですか?早くしないとお父さんが焼かれちゃうので火葬場に連れてってくれますか?」などユルさ加減が絶妙だ。ラストで母親がクソオヤジの骨を川に放り投げて「テメエなんて食われてしまえ」と言ったら本当に魚に食われてしまうシーンがシュールで最高でした。映像は終始美しいです。
[地上波(邦画)] 8点(2014-10-25 23:06:07)(良:1票)
3.  ギルバート・グレイプ
家族ってなんだろう?過食症の母親と知恵遅れの弟を愛せる主人公はすごいけど、私は主人公の人間像にリアリティはないと思う。もっとあの拒食症と知恵遅れの2人に対して軽蔑や憎しみがあっても良いではないか?それが人間の本当の姿ではないだろうか。ギルバート・クレイプは、良い奴だとは思うが感情移入できなかった理由はそこにある。 家族だから、という理由だけでこんなにも苦しみを背負うくらいなら私だったら逃げるだろう。なぜ自分の幸福のために家族を捨てていけないのか? 私から見ればギルバート・グレイプは非のうちどころが無いスーパーマンだ。だから心の弱い私には共感できない。 しかしもう少し深く考えてみる。もし、あの2人を愛さなかったら兄や姉妹は負担がだいぶ減るだろうと思う。でも愛しているからこそ苦しんでいる。 と、いうことは苦しむということはまったく無駄なことではないのかもしれない。愛するからこその苦しみなのだから。
10点(2004-04-01 22:06:29)(良:1票)
4.  遠い空の向こうに
子供がロケットで食べていこうと考えるなんて親としては当然反対するだろうと思う。あまりにも夢を追いすぎると思ってしまう。 現実に目を向けて真面目に働きなさいと親は考えるだろう。 しかしけっきょく一番大事なことは好きなことにチャレンジするということだと思う。 それが失敗しようが成功しようがとにかくチャレンジしたという事実そのものが大切なことではないだろうか。 最後にロケットに挑んだ少年たちの末路が紹介されたけど、そんなことはどうでもいいこと。 「私はそれを実行した」ということだけで成功失敗の有無に関わりなく、誇れる出来事じゃないか? 若いときの行動とは利己的なものではなくてこの映画の少年たちのように無謀と思えるくらい一途で純粋であって欲しいと素直に感じた。 成功すればそれは良いことだ。しかし大きな失敗を経験することも大事。 成功も失敗もしないで人生を終える人間に比べたら行動するということがいかに大事か分かると思う。
9点(2004-11-21 20:58:08)(良:2票)
5.  シェルブールの雨傘
セリフが全部歌になっているのだけど違和感がなく観られる。  内容があるとはとても言えないけど、始まり方がすっごくお洒落なんです。 こういう映画をいっぱい観て感性を磨いていきたいですね。これぞフランス映画の真髄!     CGなんて使わなくても~ワイヤーなんて使わな~くても~・・これだけ~面白い~♪♪  
9点(2003-11-11 13:06:16)(笑:1票)
6.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト
登場人物のほうが絶対に恐いよな。
3点(2003-10-15 05:06:12)(笑:1票)
7.  エビータ(1996)
スキャンダラスなマドンナとバンデラスの組み合わせは濃いよなぁ。しかしなぜこの2人なんだろうか?という理由は、この映画を見てはじめて分かった。 2人とも歌がとてもうまい。 意外な歌唱力をみせるバンデラスと意外な演技力を魅せるマドンナ。  それにド派手な2人にふさわしいゴージャスなミュージカル映画だった。 勢いだけの映画と言えないこともないが、その勢いがすごい。 後半は観ているほうが息切れしてくるほどだ。  バンデラスはなぜか真面目な顔をしていても笑える。なぜだろうか。
8点(2004-05-16 11:32:58)(良:1票)
8.  ガンジー
DVDには色んな特典がついていて、この映画をより楽しむことができる。特典にはイギリスのTV局が、ニュースで実物のガンジーを報道しているリアルな白黒の映像が見られる。それを見ると、一概にイギリスが悪であり、ガンジーが正義だという偏見はなくなる。   インドという国を、DVDの映像で見るだけでも価値がある。ガンジーの非暴力は、良識ある支配者であったイギリスだから成功したのであって、ドイツのヒットラーなどの独裁者が相手では難しかっただろう。  メイキングではガンジー役の俳優が減量したと言っているが、本物に比べたら、やはり太っている。 顔は確かに似ている。しかし、太って筋肉質のガンジーに見えてしまった。
10点(2003-10-25 23:16:49)(良:2票)
9.  アジョシ ネタバレ 
恐ろしいほどカッコいい男だな、と素直に感じた。この男、韓国では四天王の1人と呼ばれている最高クラスの男優らしい。なるほど、単なるイケメンじゃ説明できないカッコよさが爆発していた。日本のジャニーズタレントが、副業で映画に出演しているのとは、あまりにもレベルが違いすぎる。歌手か芸能人か分からない中途半端なキムタクや嵐の演技が大根に見えてくる。特に「強すぎる主人公」という設定に対して何の違和感も感じない。普通は強すぎると、敵とのバランスが崩れて面白くないとほざく観客もいるものだが、強くて当然、と思わせる説得力がある。無口ゆえにセリフは極端に少ないが、眼力だけで演技している。思わず、お前なら強すぎても許す!と言ってしまう。素晴らしい、これが四天王の実力か。もちろん四天王を取り巻く悪役たちの演技力もずば抜けて秀逸だ。特にあの殺し屋だ。強いだけではなく、四天王と同じオーラを持っている。つまり影だ。彼も影を引きずって生きていた。そんな殺し屋が、娘に対して、人としての感情を見せたがゆえに、四天王に負けて殺されてしまうというシーンは非常に切ない。ばんそうこうの伏線がうますぎる。悪対正義という単純な構図ではない所も、薄っぺらなアクション映画とは一線を画している。ラストシーンで防弾ガラスにムチャクチャ銃を打ち込んで貫いてしまうシーンなんて、もし日本の俳優にやらせたら大根演技で終わってしまうだろう。四天王だからこそ魅せることができた印象に残るシーンだと思う。ハードバイオレンスなので常に血が飛び仕切るが、人身売買のクソやろうたちの血なのでむしろ痛快だ。返り血を浴びた四天王は怖い。しかしである。最後に娘が近づいてきたときに、「血で汚れるから俺に触るな」と言ったとき、この男の恐ろしいまでの孤独を実感して、不覚にも泣いてしまった。そんな孤独な男を娘は抱きしめる。誰が誰を救ったのか分からなくなる。私には娘が男を救ったように見えた。だからまた泣いた。やはり映画は俳優の演技が一番大切だ。サンキューフォーエバーアジョシ。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-01 22:02:04)(良:1票)
10.  交渉人(1998)
く、苦しいタイトルだ・・。「交渉人」か! エディマーフィに、ネゴシエーターというタイトルを取られちゃったから、苦肉の策で、交渉人というタイトルをつけたんだね。
5点(2003-10-15 00:08:24)(笑:1票)
11.  ラストダンス
後味の悪い映画。死刑制度に反対するというメッセージを織り込んだ映画だとは思うが、見終えてブルーな気持ちになった。
0点(2003-10-14 22:45:39)(良:1票)
12.  2001年宇宙の旅
この映画を面白いという者は本当にこの芸術作品を理解しているのだろうか?ピカソの絵と、素人の絵が区別できないものが、ピカソの名前だけで素晴らしいと感じてしまうように、この映画を面白いと理解したように勘違いしているのでは?この映画、そうとう難しいよ、奥が深すぎて私のレベルではついていけない
3点(2003-10-15 14:47:43)(良:2票)
13.  レザボア・ドッグス
高価なワインを高価だと思って飲むと美味しく感じるように、この映画も少々、監督の名前が大きすぎて、偏見が多くないだろうか?
3点(2003-10-14 21:15:36)(良:1票)
14.  アルマゲドン(1998)
ディープインパクトの後に、この映画を見た。島崎藤村の破戒を読み終えて、ドストエフスキーの罪と罰を読んだときのような気分に陥った。
3点(2003-10-14 15:29:50)(笑:1票)
15.  ベティ・ブルー/愛と激情の日々
最初は性欲のみで、つながっていた明るくて軽いカップルが、あるとき、男が書いた小説をベティが読んで、素晴らしい!と認めたことから、男は「自分の存在」を承認してくれたベティを愛し始めた。本来、恋する行為とは、明るくて、軽くて、楽しいのだが、愛する行為とは、見返りを求めないものであり、相手の苦しみをそのまま自分に同化させ、時には愛する者の死によって自分自身も滅ぼされる危険と隣り合わせであることを感じた。 ─狂気の愛─。 人は愛すれば、楽しみも苦しみも10倍になる。
10点(2003-10-18 18:53:36)(良:1票)
16.  ダンサー・イン・ザ・ダーク ネタバレ 
「お盆」とは、ある母親が餓鬼道に落ちて苦しんでいたのを何とか救うために「七月十五日に亡き先祖や父母たちのために供養するように」と釈迦に教えられたことが由来しているそうです。ではなぜこの母親は餓鬼地獄に落ちたのか?その母親は我が子を愛していたから地獄に落ちたのです。母は我が子を愛し、我が子だけは幸せになって欲しいと願う。しかしそのために犠牲になる者もいるはずです。愛とは誰かの犠牲によって成り立つものだから。みんなを均等に愛せるわけなどない。誰かを見捨てて誰かを助ける。それが愛だと思う。監督はそういう事実を我々に見せつけ、愛することも罪の1つだと言いたいのでしょう。セルマが馬鹿にみえて自分勝手なのは彼女が真の母親だからです。真の母親は我が子を心から愛する罪人であり、地獄に落ちるしかない。このメッセージこそ監督の性格の悪さを一番表している。この監督は終始一貫して私たちが正義だと思っていることの中にも罪があるのですよ、ということを映画するのがうまい。
[映画館(字幕)] 9点(2003-10-15 23:01:53)(良:1票)
17.  紅の豚
音楽はシリーズで一番良くないが、映像は魔女の宅配と匹敵するくらいに素晴らしい。豚には興味が無かった。
6点(2003-10-14 23:17:27)(笑:1票)
18.  シコふんじゃった。
「シコふんじゃった」というタイトルが、「猫ふんじゃった」みたいで気になる。 なぜ「ふんじゃった」なのだ! 「シコをふむ」か、それが嫌なら、「シコをふんでしまった」にしろと言いたい。 
5点(2003-10-15 02:10:06)(笑:1票)
19.  めぐりあう時間たち
「ダロウェイ婦人」が3つの時代を華麗に交錯する様子が美しいと思った。   「生きる」ということと、「食べる」ということが当たり前の世の中であるからこそ、人間は「生」や「食」に対する執着を失っていく─。  彼女達は満たされすぎていた。ある意味で彼女達は、貧乏な暮らしをして必死で働いていたほうが「生きる」という実感を持てたのではないだろうか。  DVD版では3人の主演女優が映画を通して自分の演技について説明してくれる
9点(2003-12-29 12:19:10)(良:1票)
20.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
大冒険の航海映画だと思ったら違った。 航海はするのだが、大冒険ではなく、いきなり目的地に到着してしまったので呆気にとられた。 せっかく海が舞台の映画なのだから、もっと船の中の生活とか、危険な海の航海をしっかりと撮って欲しかった。 ほとんどが戦い中心の映画なのだが、別に舞台が「海」ではある必要がないではないか?  それと戦いに関しては、不死身の海賊たちがいやに慎重に戦っていたような気がする。不死身だから堂々と戦えば良いのだが、それでは監督も緊迫感がなくなると思ったのだろう、ちょっと設定にムリがあるのではないか? 
5点(2003-12-13 23:28:54)(良:1票)
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