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コメント数 62
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自己紹介 このレビューを書いてきてよかったと思うのは
自分の想いとか気持ちをかなり正確に素直に表せるようになってきたこと
「言葉」ってのは難しくて面倒だからね
記号としての言葉の意味を正確に捉えて、ビジュアルとしても考慮し、より効果的に書き表す
それにはトレーニングが必要なのだ
時々、自分の頭にケーブル刺してダイレクトに相手に接続したいって思うことがある
そんな電脳の世界はいつになったら来るのやら

最近は言葉の魔法使い(自称)を名乗ってる
電脳からハリーポッターへ
ほっといてください。好きでやってるんですから

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1.  スクール・オブ・ロック
なんかぬるい映画だなぁと。ロックのくせにやけにお行儀がいい。熱くないのよ。主人公の動きが激しいだけで映画の温度は実にクール。最後まで涙を流さなかった登場人物たちがそれを象徴している。抑圧から解放させるには苦しみとか痛みが必要なんじゃない?コメディだって感情を揺さぶるには痛みは必要よ。クールで何も抑圧の無い子供たちが何を解放するのさ?主人公にも大したトラブルがあるわけでもなく、本当にただのロック狂にしか見えないし。偽ロック?JB、そりゃお前のことだろ?結局、JBがロックをやる理由って自分がステージで最高のロックをやりたいってだけ。何のメッセージも愛も無いのよ。エンドロールは良かったねぇ。全然心が通い合ってない生徒との距離がよくわかって。優等生にロックをやらせるという設定にあぐらをかいて、ちゃんと「心」を描いてないよ。ある意味、現在のロックを象徴してるのかもね。
5点(2004-10-24 20:44:49)(笑:1票) (良:2票)
2.  戦場のピアニスト
 特に感動はしなかった。監督は一体何が撮りたかったのだろうか。  戦争の悲惨さ、不条理さというのはもうアホでもわかることだし、ナチスがユダヤ人に対してどんなひどいことをしたかというのも嫌というほど聞かされていることなのだから、過激な描写をあえてする必要は感じられない。  主人公がピアニストである必然性も感じられない。これは映画なのだし、原題でもピアニストと謳っているからにはそれなりの演出があってしかるべきなのだが、どうも弱い。もちろん戦争映画が全てドラマチックである必要はないし、ピアニストだからって戦争で特別な存在であるわけもなく、ただの一市民として逃げ惑うであろうことはわかるのだが。もっと印象的にピアノを使った方がよりらしくなったのではないのかな。  こういう映画は重いし、反戦というのは絶対正義になっちゃってるから、だから妙にかしこまって、見終わった後は何か戦争について考えて、いいことの一つでも言わなきゃいけない感じにさせられる。けどね、もっと普通に感動させてくれればそれでいいと思うんだよね。主観が入っちゃうと戦争映画は芸術ではなくなる。
6点(2003-12-13 02:14:06)(笑:1票) (良:2票)
3.  息子のまなざし 《ネタバレ》 
オリヴィエと少年。これは親子の映画なのではないだろうか。オリヴィエは単に復讐心から少年を自分の元へ招き入れたとは思えなかった。被害者と加害者、復讐、赦し…彼らの関係、心情はそんなわかりやすいものではない。もしそうならオリヴィエの元妻のような行動を示すのが普通のはず。「どうするつもり」の問いに「わからない」と答えたオリヴィエ。本来、憎むべきはずの少年から注がれる「息子のまなざし」にとまどいを覚えるオリヴィエ。一度は距離を置こうとしながらもオリヴィエは少年に息子の影を重ねていたのではないか。殺したが故に息子と近い存在になってしまった少年。復讐すれば終わるのか?そこに何故か寂しさが付きまとう。少年のその素直な精神、振る舞い、恵まれない境遇に触れ、その上好意を持たれてしまうという一種不条理な関係。少年の部屋を訪れたオリヴィエはベッドに横たわり、息子の温もりを感じたのではないか。その気持ちは「わからない」なままなのかもしれない。だが少年に「何もしない」と言ったのは本心だろう。DVD特典のオリヴィエのインタビューはおもしろかった。
7点(2004-06-25 09:34:36)(良:2票)
4.  Love Letter(1995)
序盤の藤井樹は誰だ?のくだりはどうでもいい。恥ずかしくなるような稚拙な純文学を読んでいるようだ。中山美穂とおかしな関西弁を駆使する豊川悦司の演技は当時ならよかったんだろうけど、今見ると寒いね。その後の過去を遡る回想シーンからは少し良くなるのだけど、それでもなんだろう全編通しての良い子のおとぎ話的な雰囲気がどうも馴染めなかった。中山美穂は映画に向いてないね。昔見たときはおもしろいと思ったんだけどなぁ。感性が老けたのか、物事の分別がつくようになったのか。岩井俊二って表現が陳腐だね。あとキャスティングがひどいね。あと風邪治るの遅過ぎ。
3点(2004-02-15 11:24:12)(良:2票)
5.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》 
暗い。地味。映画にするからにはもうちょっとエンターテイメント性があったほうがよくないかな。ただ見た目の派手さではなくて、演出で表現される精神的なエンターテイメントをもっと感じたかった。表情の無い登場人物、動きの少ない絵。裏にあるものを感じ取らなくちゃいけないんだろうが、全編この調子だと疲れる。途中、主人公の夢?の中で狼たちが現れるところ。犬の散歩に見えた。終盤の戦闘シーン。人狼がただ突っ立って銃を撃っているだけなのには拍子抜け。もっと狼の恐ろしさ見たかった。どちらももっと印象的なシーンにできたのではないか。実写の方が良かったとは思わないが、アニメーションで良かったとも思わせてくれない。あとやっぱり話はわかりにくいと思う。たくさん張り巡らされた伏線を理解しようとすると、映画にのめり込めなくなる。伏はなぜ狼になってしまったのか。そのあたりもストーリーに盛り込んで欲しかった。過去に何かトラウマがあったとか。それがわからないから彼の心情とかもいまいち共感できない。あと最初の方、説明的なのはいただけない。予備知識ない人はあそこで嫌になるよ。文句ばかりだけど全体としては好きな映画。
6点(2004-03-04 23:54:21)(良:2票)
6.  Laundry ランドリー 《ネタバレ》 
こういう映画はだめだぁ。結末ありきでその過程をどうでもいいエピソードで埋め尽くす。しかもきれいごとばかり。ファンタジー?それにしては水絵は重すぎる。監督が思いつきとわがままで暴走してるなぁ、と観ながら途中で腹が立ってきた。コインランドリーの人々を中途半端に描きつつ、水絵の田舎へ。母妹との確執。それが解消されたわけでもないのに内藤とハトの元へ。だいたい「あの子は普通じゃない」と言った母の言葉がずっと引っ掛かってたのに、それもほっぽらかし。内藤の元でダラダラと甘えに満ちた生活。内藤が去った後、地に足付けて生きていくのかと思ったら万引きで御用。何がしたいんだよ!つまり刑務所から出た水絵をテルが待っててガスタンクをバックにハトが飛ぶ・・・それを撮りたかっただけじゃないのか?と。最終的にほとんどのものが救われてないんだよ。また捕まった水絵と母妹の確執は深まるだろうし。ランドリーの人々も潰れた後はほったらかし。最後に取って付けた様にちらっと出てくるだけ。映画に対して誠実じゃないよ。いろんなエピソード、ファクターを意味ありげにとっ散らかして何も片付けず自分のやりたいことだけやって終わらすなんて、観客をバカにしてる。ガスタンクが膨らむ話とか結構おもしろかったのにほとんど触れないし。だって水絵も同じ話をしてるんだよ。何かあると思うでしょ?普通。これで感動するなんて監督に騙されてるとしか思えない。
3点(2004-08-08 23:55:07)(良:1票)
7.  ヴァイブレータ
声、たくさんの声。視線、たくさんの視線。気付いている。見られている。たくさんの自分がいる。そこにもあそこにも。でも何も私を知らない。そんな話聞きたくない。そんなこと思っていない。たくさんの自分の言葉はあるのに自分が取り残されていく。現代は言葉が多すぎるね。その中でうまく噛み合えない人には共感できる話じゃないだろうか。ただひねくれているだけだって?そんな単純な話で終わるなら世界はもっと平和になってるよ。邦画のロードムービーってどうかなっと思ったんだけど(しかもトラック野郎)割とカッコ良く撮れてる。音楽がいいやね。本編とあんまり関係ないとこも結構あるけど。邦画然とした退屈なカットも間の撮り方が良いのでそれほど腹は立たなかった。見終わって何かふうっと肌に心地良いもの、温かく包むものを感じた。何も望んでいない。何も意識していない。ただイトオシイだけ。そういう自分でありたいなぁと少しだけ思って、後はただちょっと寂しくもなった。P.S.寺島しのぶってゾクッとする表情するね。個人的にストライク。
6点(2004-12-21 01:05:03)(良:1票)
8.  グリーンマイル
理解不能。やはり宗教は日本人には理解できない。それを抜きにしたら、ただの正義と感動の押し売り映画。ジョン・コフィの存在が唐突すぎる。どこに感情移入したらいいんだよぉ。あれで感動するには相当の想像力と思い入れが必要。洗礼を受けてから聖書片手に見ましょう。
3点(2004-05-09 12:07:33)(笑:1票)
9.  座頭市(1989)
とにかくその独特のセンスに驚く。ある意味カルチャーショック。ただ映画としてすごいとはあまり思わない。でもすごいのだ。大筋と大枠だけ決めておいて細かいことは気にしない。でも各シーンの要所では徹底的にこだわる。そのこだわりは「心」であり「プライド」である。その視点が面白さでもあり、それが座頭市、勝新太郎というものを強烈に印象づける。全体としてのテーマとか流れなんてのには気が回らないんだろう。でもそれでいいのだ。一人の人間のカリスマ性で成り立つ映画。昔はこんな映画がたくさんあったんだろう。それが最高とは思わないが勝新がいい男なのは間違いない。ヒリヒリとした緊張感とその懐の抱擁感。観てるだけでおもしろい男、勝新に献杯。
6点(2004-11-14 23:54:13)(良:1票)
10.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
 何か満たされない。見終わった後そう感じた。後日談は余計なんじゃないだろうか。あんな境遇だったんだから最後はつつましくも幸せに終わってほしかったのに、3年後に父は死んでしまうとか。ハッピーエンドの腰を思いっきり折られた気分。  宮沢りえはハマリ役だけど、登場した瞬間に役柄がわかってちょっと引いてしまった。  オープニングの曲というか音がちょっと時代劇らしくなくて、あれっ?って思ったらすぐに「音楽 富田 勲」のテロップ。ちょっと、おおって思った。でもエンディングが井上陽水だったのがちょっといやらしい。  結局、お話だよね。観客をいかに泣かせるかっていう。そんな意図が見えてしまっていまいちのめりこめなかった。
6点(2003-12-16 00:51:19)(良:1票)
11.  火山高
何を言われようがやったもん勝ち♪という気がする。ドラゴンボールだって実写化するのはハリウッドだし。日本人でやってやろうっていう気概のあるバカはいないものか。熱血バカはやっかいだけどすごいエネルギーを持っているし周りにも与えてくれる。こんな映画を撮り続けることでノウハウは蓄積されるし、人材も育つ。韓国映画は着実に意味のあることをしていると思う。細かいことは気にせず楽しめばいいんじゃない?チョークをはじき返すところとか単純に笑ったよ。スタッフ達のバカッぷりを大いに楽しみ、そしてその情熱と根性に恐れを抱く。スタント使えよ!とかね。鼻で笑いながらちょっとジェラシー感じてる日本人は多いんじゃない?
6点(2004-10-17 21:20:12)(良:1票)
12.  es[エス](2001)
サイコホラーだったのか・・・次々と気分の悪いことが起きてかなりつらい。しかもビジュアル的なのじゃなくて精神的に気分が悪いことだから余計にくる。何か問題提起とか深いテーマを与えてくれるものとして見ると激しく裏切られる。これ見て何か語ってる人いたら信じちゃダメ。ただ野次馬根性とか面白主義を満たしているだけだよ(マーダー・ケースブックみたいに)。エンターテイメントに昇華させるためにあの女を登場させたんだろうけど、逆に全体をわけのわからない微妙なテイストに満たすことに貢献してる。ノンフィクションに未練があるのか今一歩思い切りがない感じがする。キャスティングはなんか独特で好き嫌いがわかれそう。序盤のテンポある映像はジャーマンテクノみたいでかっこよかった。おぉドイツだぁ、と勝手に感動。ホラー苦手なチキン野郎にはこの採点が限界。
5点(2004-05-19 23:47:14)(良:1票)
13.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
臆面もなく素直に感動。ここまでやられてまだぐだぐだ言ってる奴は粋じゃない。決して斬新ではないし、ストーリー展開なんかはいかにも映画的だけど、それを鼻に付かせないセンスの良さと盛り沢山の内容をスマートにまとめているバランスの良さに脱帽。何より全体を貫く爽やかさは尋常じゃない。首相のチープさとか美男美女じゃない俳優陣、過剰さの無い演技、控えめなカメラワーク、外した選曲等々・・・強く印象に残るわけではないが、観終わった後は心にしっとりと染みる。それでいて決める所はビシッと決めている。「恋人たちのクリスマス」の歌い出しには鳥肌立ったよ。最初と最後で繋がるヒースロー空港には確かに愛が溢れていた。それは一様にハッピーじゃないけど、素直に素敵だと思えるものだと思う。出会いのタイミングと少しの勇気と奇跡。すれ違いなんてよくあること。世界の中心じゃなくたって愛はもっと身近に溢れているのさ。下世話だけどイヴなんかに恋人とこの映画観た日にゃもう・・・間違いないっすよ。
8点(2004-09-20 03:35:12)(良:1票)
14.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
テーマ自体はありきたりなのかもしれない。知的障害者、過食症の母、仲の悪い兄妹、自殺した父。いろいろな問題を抱えた家族がややあぶなっかしくも淡々と毎日を過ごしていく。自分を殺して、半ば未来をあきらめているように見える生活を送るギルバート。ただ本人はそれを自覚しているふうでもなく、落胆するわけでもなく、かといって精一杯に汗を流すわけでもなく、希望に胸を膨らませるわけでもなくただ毎日を生活している。なんだか今の多くの人々の生き方を映し出しているように見える。きっとベッキーが現れなければ、このままずっとあの町で一生を終えていたのかもしれない。それでも特に不満を感じることもなく、人並みの幸せと言いようのない物足りなさを抱いていっただろう。悲劇も喜びもなんだか他人の日記の一ページのようにあっさりと消費されていく。全ての出来事がただ「日常」の中に存在している。ギルバートは最後に家を焼いた。彼はあそこで「日常」の中に埋もれていた不満や違和感に初めて反抗したのかもしれない。「日常」を生きることは間違っていることではない。でも一度くらい逆らってもいいのではないか。その反抗が新しいキッカケを生んでくれるかもしれない。その先には結局また「日常」が続いている。でも絶対、それ以前よりは明るい道のりになっているはず。
9点(2004-02-08 12:01:50)(笑:1票)
15.  東京ゴッドファーザーズ
聖なる夜に舞い降りた小さな奇跡をキッカケに、愛と勇気と勘違い(?)で疾走するノンストップドタバタお茶の間ファンタジー。ハイスピードで突っ走るチャリンコに跨れば、酸いも甘いも噛み分けた監督の手のひらで七転八倒すること間違いなし。家族って何?愛って何?バカヤロウ!そんなもんより飯が先だ!現代の愛のホームレスたちに直球勝負で是非を問う。御託はたくさん。まあ見てごらん。泣いて笑って…アラ、一句浮かんだわ。「ホームレス 贅肉捨てて 愛拾う」
8点(2004-06-13 16:58:42)(良:1票)
16.  HERO(2002)
中国というコンテンツをどう撮るのかということを考えると、絶対にこの映画の方向性は間違ってると思う。ハリウッドでは受けるかもしれないが100年後に残ってるとは思えない。4000年の歴史を謳うなら100年くらい後世に語られる映画を撮らねばダメでしょう。美しさと重厚感とリアリティ。生まれながらにしてそれを持っている数少ない国だと思うんだけどな。日本なら例えば小津、黒澤等々。強烈に日本を感じさせる映画がある。中国はそれ以上のエネルギーを持っているはずなのに、こんな映画で喜んでいるなんて勿体無い。中国人の狂信的な愛国心と熱狂的なロマンチストぶりを再認識。そしてその危うさを実感。やっぱりアメリカへの憧れはあるんだなと。
4点(2004-09-27 22:04:28)(良:1票)

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