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1.  時をかける少女(2006)
この映画を見てない人に説明するときに、「女子高生がタイムリープしちゃう話」と どうしても言ってしまうのだけど、よく考えると、タイムリープはどちらかというとどうでもいい要素だと思った。 この話におけるタイムリープは、高校三年生の夏の、入道雲や、中庭の木漏れ日や、教室の机の擦れる音や、むせ返るような運動場の匂いや、告白できなかった思い出や、野球のボールがグローブに入る感触なんかを思い出すための舞台装置に過ぎない。それらは、僕らが失ってしまって、もう二度と手に入ることのない、永遠に届かないところにある思い出で、だからこそ心の奥に大切にしまってある思い出である。この映画は、そんな夏の思い出を、ひと時だけ思い出させてくれる。それはとても懐かしく、心地よいことだけど、同時にどこかちくりと痛い。戻れない痛みと、淡い後悔の痛み。 主人公は劇中、気持ちいいほどずっと駆けている。確かにあの頃は今よりずっと駆けていたような気がする。
[映画館(字幕)] 8点(2006-11-19 01:05:12)(良:7票)
2.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
ぼんやりといい映画でしたが、見た後に何も残らない映画だったなぁとも思います。ジブリは、お願いだからピクサーのように脚本をみんなで考えて練りに練ってほしい。あんなにきれいな絵が描ける美術スタッフがいるのに、こんなにお金がかけられる環境にあるのに、なぜこのレベルの脚本で作ってしまうのか。脚本の段階でこのレベルにしか到達できないことは予想できていたことでしょう。宮崎さんのように、脚本が普通でもレベルを引き上げることができた人ならいいけど、彼がやらないのなら、やらないぶん戦うだけの武器の準備をすることを怠らないでほしい。
[映画館(邦画)] 6点(2010-07-26 00:49:07)(笑:1票) (良:5票)
3.  Mr.インクレディブル
ザ・インクレディブルズ、だよなぁやっぱ。原題のままタイトル変えないほうがしっくりくる。この家族すげーかっこいい!みたいな少年心がバリバリと刺激されて、もう上映中ずっと「かっこいーかっこいー」って言ってた。CMで使われてる4人全員の決めポーズのとことかも、ベタだけど、そりゃCM使うわと思うくらい決まってる。ベタって、ハリウッド的って、何なんだろうって考えたら、結局「みんながいいと思うこと」ってことで、じゃあ恥ずかしがらずにやったほうがいいんじゃねーの?とまで思わされました。ピクサーすげーなー。あまりに感動して、もう最後らへんピクサーで働きたかった。ここで働かせてください!ここで働かせてください!って連呼したかった。そんで最後のあのクソかっこいいエンドクレジット。何、この席を立ちたくない感。いつも映画のクレジットは見てない俺の心が直撃を受けている!?もうやられたよ。負けた。負けた。はいはいかっこいいかっこいい。俺が悪かった。となぜか謝りたい、そんな気持ちになりました。
9点(2005-01-04 20:01:46)(笑:1票) (良:3票)
4.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
すごくいい話で、映像も最高で、馬が追いかけてくるというアイデアがすばらしくて、ずっと楽しめて、観客を飽きさせない、サービス精神に満ちたとてもいい映画でした。 ただ、ひとつだけ心残りなのがラスト…。結局チンピラだったフリンがそのまま姫様と結婚しちゃうっていうのがどうにも…。「頼まれて結婚してやったんだよ」みたいに調子のってる感じがどうも…。この映画を見るとやっぱりカリオストロの城のことを思い出してしまうんだけど、カリオストロのルパンはクラリスに対して最後はかっこよく身を引くんですよ。「自分みたいな日陰の存在に君はなっちゃいけない」って。でもフリンはちゃっかり…。なんか、うぶな18歳の新入生を巧みな言葉で落としちゃうサークルのチャラいイケメン先輩みたいな。日本の大学の春の名物シーンを見せられてるような…。嫉妬でしょうか。嫉妬でした。
[映画館(吹替)] 7点(2011-04-02 23:30:46)(笑:3票) (良:1票)
5.  ユージュアル・サスペクツ
シックスセンスでびっくりできるレベルの低い自分は、この映画では腰を抜かしました。
9点(2003-12-04 22:03:53)(笑:4票)
6.  おくりびと 《ネタバレ》 
世間の評価と自分の感想があまりに乖離していた。印象の強い順に話すと、まず広末の演技があまりにも鼻についてだめだった、ということ。いつまでもアイドルの枠を抜け切れていない人だなぁと思う。どの物語でも自分をかわいく飄々とみせようとする芝居はいいかげんやめたほうがいいとおもう。すごくもったいない。次に内容のこと。主人公が、納棺師をなりゆきでやってしまいました、だけど意外とやりがいを感じて生涯の仕事にしたくなってしまいました、という流れと、その映画を見て「感動しました。所作が美しい」とか言っている人たちに対して、実際の納棺師の方はどう思うのだろう、と考えてしまったということ。実はここに、ものすごく差別的な視点がないだろうか。これは、愛は地球を救うと銘打たれた24時間テレビで、障害者の方が毎回出てきて何かに挑戦することと、それを観て「感動しました」と涙を流すタレントに対する違和感に似ている。否定するつもりはなく、もしかしたら私の心のほうがどこか汚れてしまっているのかもしれない、とも思う。でもどうにも最後まで納得できなかった。映画としてとてもうまいことやっているし、観客への配慮もある。才能のある人たちが作った映画だと思う。だからとても気付きにくいのだが、根本のところでやっぱり違和感のある映画だった。
[映画館(邦画)] 4点(2008-11-03 21:05:25)(良:4票)
7.  妖怪大戦争(2005)
他のレビュー見たらみんな、ふとももふとももばっか言ってて、まったくみんなそれ以外言うことねーのかよ、しょーがねーなって思ってたら、本当にふとももしか見るべきところがなかった。ショックだった。
[地上波(邦画)] 2点(2008-04-24 04:37:49)(笑:3票)
8.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
ゲームが好きだった。12歳のころ。スーファミのソフトを買ってもらって家に帰るまでの車中。待ち切れず、丁寧に丁寧に箱を開けて、説明書をチラ見したりして気を紛らわした。もう気持ちは早く帰りたくてしょうがない。あのときの、そわそわした、はち切れそうな幸福感に勝る幸福感を、大人になった僕はいまだ知らない。おそらく同じような少年は日本中にいたはずだ。この映画はあの頃の僕たちのための映画だ。全編にわたってノスタルジーに基づいたゲーム愛があふれている。もちろんストーリーの軸となる、ラルフの仕事に対する想いの成長や、ヴァネロペというあまりに輝きに満ちたキャラクターの言動は、心をさわやかにしてくれるけれど、やはりこの映画の本質的な価値は、あの頃のゲームに対する言葉にできない想いを表現してくれていることだと思う。それは二度と手に入ることのない、あの頃にしかない価値で。あのときの僕たちは、ある意味リアル以上にリアルなものをゲームに感じていた。(8bitの単純な音楽は、どんなオーケストラより胸をうった)。映画が終わると、ゲーム愛がむき出しになったエンドロールがはじまる。見ていて、ストーリーと何の関係もなく、涙がとめどなくあふれてきた。なぜ泣いているのかわからなかった。12歳の頃の僕が泣いていた、と言ってもいいような気もする。
[映画館(吹替)] 9点(2013-04-25 01:43:03)(良:3票)
9.  世界の中心で、愛をさけぶ
どうしてこの作品がこんなに人気なのか知りたくて、小説も買って、映画も見てみた。見終わった今もよくわからない。こんなにつっこみどころの多いティーンズ小説のできそこないみたいなのが、日本を代表する作品なのかと、この国の国民性に暗澹たる思いを持った。しかし、ちょっと考えてみたら、こんな批判している自分すら、小説を買って映画を金払って見てしまっているわけで、つまり、みんな「なんか流行ってるらしいよ」ということで見てしまい、どんどん加速がついちゃったのかな、と思った。そういう感じの作品でした。しかし残念ながら、この映画を一緒に見に行った相手が、素敵な彼女などではなく、50近い実のおかあさんであった、という時点で、僕にこの作品を批判する権利はないだろう。
4点(2004-09-23 13:18:52)(笑:2票) (良:1票)
10.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
まずサブタイトル「未来への最終決戦」。何この安さ。三文映画感がすごい。80年代のにおい。「男たちの決意が揺らぐとき、女たちの勇気が~」みたいなTVCMのナレーション。安い。B級感がすごい。広告キャンペーン全体として、映画の重厚な良さをしっかりとそぎ落として、わかりやすく、深みのない、消費する映画として創りあげようとしている。でも、それがよかったのかしら。ヒットだもんなぁ。ダサいほうが客が入るということか。それはそれで悲しい。
[映画館(字幕)] 7点(2009-05-08 02:58:51)(笑:1票) (良:1票)
11.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
ここまで評価が高いのは、やはり見る人の「憧れ」を刺激したからだと思う。こういう恋愛がしたい、こういう選択がしたい、と見る人はきっと思うのだ。よく考えたら陸上で県の記録を持っていた人間とクラスの学級委員美人の恋愛だから、二人ともすごくかっこいいし、相当レベル高いとこでの空中戦を見せられたわけだけど、主人公はそれが元で病気になってるし、ヒロインはもう死んでるし、という構図があるおかげで、観客の大多数であろう普通の人々も、その設定や能力に引け目を感じたりはしない。感情移入できて単純に憧れられる。うまい構図になってる。セカチューでも感じたことだが、こういう高校時代の回想モノが入ってきて人気になるのは絶対に「そういう恋愛がしたかった」という観客の憧れや悔恨を刺激するからだと思う。その憧れを、パズルのきっちりはまった上手いシナリオで、ぐいぐい前に進めていった、これはそういう作品だと思う。つまりこれは、単位をとらずに卒業しちゃった科目の単位を大人が取り戻すための映画だ。「高校純愛概論」とか「片思い学原論」とか、なんかそんな感じの。かく言う僕も、はっきり言ってこのへんの単位は取りこぼしまくっているので、悲しいかな取りこぼしまくっているので、この映画を復習して高校時代の自分になり、あの頃の反省をして最履修しようと思う。愚かだった青春の頃の俺よ、いま、会いにゆきます。
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-08 16:15:25)(良:2票)
12.  CUBE2
この映画の監督、作ってる最中に「こりゃだめかも…」って思わなかったのかな。いや、思っただろこれは。思ったよ絶対。普通の人間なら気付くはずだ。でも金かけちゃってるからやめられなかったに違いない。今さら「なーこれつまんねーからやめようぜ」とは言い出せない雰囲気だったんだな。そんなこと言ったらみんなに怒られるからね。高度資本主義経済ってほんと怖いですね。
1点(2005-02-05 22:45:05)(笑:2票)
13.  ショーシャンクの空に
ラストシーンは、撮ってみたらあまりに良かったので、脚本になかったのをつけたしたらしい。大正解。いい作品にはいい奇跡がありますね。
10点(2003-12-03 23:00:28)(良:2票)
14.  ドラえもん のび太の日本誕生 《ネタバレ》 
タイムパトロールの人はドラえもんも逮捕すべきなんじゃ・・・。
7点(2003-12-04 23:43:16)(笑:2票)
15.  I am Sam アイ・アム・サム
安達祐実がすごい上手でした。それに、サムもめちゃ熱演、弁護士の人もとてもかっこよく、キャラクター的にはめちゃめちゃ満足させてもらいました。それにしてもこの映画、ビートルズをめちゃめちゃモチーフにしてますね。ルーシとかラブリーリタとかアビーロードのパロディとか、何もそこまで絡めなくてもなぁ、いや、俺ビートルズ大好きだけどさぁ、何もそこまで…。…いや、いいか!大好きだから!もういいや!大好きで!それでいいや!じゃあ大好きで!大好きでお願いします!
8点(2004-10-22 21:20:41)(笑:2票)
16.  サマーウォーズ
おしいなぁーと思う映画でした。爆発的な入道雲の夏の空。日本家屋によるバリケード作戦。こいこい。日本の親戚の集い。きれいなキャラクターの絵。などパーツはものすごく素敵なものがいっぱいちりばめられているのに、全体としての構成が破たんしているから最後までグッと突きぬけない。脚本の問題だと思います。さらに、ヒロインの人間性に魅力を感じられないのがあまりに痛い。なんで最後おまえおいしいとこ持ってくんだよみたいな気持ちになってしまいました。時をかける少女は原作の構成がしっかりしていたから、気持ちよく遊べていたんだな、と確認できました。同人作家的に才能のある監督だと思います。つぎはぜひ原作つきをやってほしいです。きっと面白くなると思います。
[映画館(邦画)] 6点(2009-11-07 18:08:19)(良:2票)
17.  スラムドッグ$ミリオネア
まず素直に力のある作品だった。アイデアがいい。演出がいい。撮影がいい。アカデミー賞総なめもわかる。見た人の心に残る力は確実にある作品だと思う。特に、列車にのった主人公を見つけた時のラティカの笑顔。あまりにも美しくてびっくりしてしまう。あれは二度と撮れないんじゃないかなと思わせる。それと。僕はこの映画のストーリーを、何を思ったか、どこでそんなことになってしまったのかわからないが、実話に基づいたものだと思っていた。恥ずかしい限りだが、「へー、よくできた話があったもんだなー」と思いながら見ていた。よく考えれば気付きそうなもんだろう。何を考えていたのか。でもだいぶ後半まで「こんなことまで証言したんだ、すげーなーモデルの人」とか思っていた。だから、ストーリーがご都合主義じゃないか、みたいなところはまったく、もうまったく感じず(だって実話だから仕方ないじゃないか)世の中には奇跡のような話があるもんだと思って見ていました。これはこれで幸運なことなのかもしれない。関係ない話ですが、さきほどテレビドラマ「クイズショウ」を見まして、この映画とのあまりの落差に愕然としました。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-08 03:18:17)(笑:1票) (良:1票)
18.  オーロラの彼方へ
オーロラの出ている1週間の間だけ、30年前の父と交信できた。しかし、オーロラが去るとまるでそれが夢だったかのように、永久に隔たってしまう。でも大丈夫、父さんは30年後も、僕の心の中で生き続けているのだ…父さんがくれた、大切な言葉と共に…。みたいな話だとずっと思ってて、展開も読めるし、まー見なくてもいいかなと思って未見だったのですが、今回見てみてびっくり。ごめん全然違ってた。『オーロラ~』よすまんかった。俺の想像があまりにも陳腐だった。ドキドキハラハラのおもしろ映画だったんだね!何が、「父さんがくれた、大切な言葉と共に…」だよ。あほか。自分を叱っときました。
8点(2004-12-24 04:50:30)(笑:1票) (良:1票)
19.  崖の上のポニョ
ポニョ、かわいいじゃん。海、すごいじゃん。絵、きれいじゃん。みたいな、二語くらいで評価したほうがいい映画だと思います。 最初、あまりのエンディングのあっけなさに、えっ?と思ってしまったのですが、時間がたった今、もう一度見たくて仕方がない。こんな効き方をする映画はめったにない、と思います。 
[映画館(邦画)] 7点(2008-07-24 21:12:07)(良:2票)
20.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 
「監督、あんたまだわかんないのかよ!」とちょっとがっかりしました。庵野さん、この手のことは14年前の劇場版でもうやったじゃないですか、と。破を観た時、ようやく「エヴァが好き」って公言できるようになったと思ったんですよ。それまでちょっと恥ずかしいものだったエヴァが、エンターテインメントとしてみんなで共有できるメジャーで歴史に残るものになれた、と思って嬉しかったのに。それでたくさんの人が喜んだのに。Qでまたちゃぶ台をひっくり返してしまった。内容のない精神世界の迷いにみんなをつきあわせてしまった。これでまたエヴァンゲリオンはニッチなもののままになってしまった気がします。残念でなりません。おそらくたくさんの人がQでエヴァから脱落したことでしょう。監督はこんなに演出の技術が長けている人なのに。もったいないの一言。ふろしきをたためないとしても、たたもうと闘う姿勢を見せてほしかった。ちゃんと、共感できる”人間”を描いて欲しかった。Qの劇中、誰の気持ちにも共感できませんでした。シンジに現状をまったく説明しない大人やアスカたち。フォースインパクトを本当に止めたいとは思えないです。カオル君がやめろと言ってるのに槍を抜くシンジ。お前、なに考えてんの?これはついていけないですよ。でもアニメーションの技術は本当にすばらしいんです。音楽もとてもよかった。シナリオ以外のすべての要素はいいのに。思わせぶりな用語に内容がないってことはわかってるでしょうに。願わくば次作でこのレビューがとんちんかんなものになることを祈っていますが、おそらく難しいでしょう。なんで前作の予告の通りにつくってくれんかったんや…。
[映画館(邦画)] 5点(2013-01-08 00:46:32)(良:2票)

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