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1.  イレイザーヘッド 《ネタバレ》 
男性が抱きがちな、結婚、妻の妊娠出産、子育てに対する不安を表現主義的に映像化した作品と解釈している。ヘンリーの首が消しゴムになるあたりは未だ理解に苦しむ描写だが、恋人の家族に会う不安感(或いは不快感)や赤ん坊に対する父親の感情の動きなど、男性なら少なからず理解できてしまう部分もあるのではないだろうか。
8点(2004-01-17 03:01:18)(良:2票)
2.  セブン
7つの大罪に即した連続殺人という事で、その殺人の方法に興味が向くので飽きさせない。その一方で、現代社会の退廃ぶりがいかに深刻かが語られ、見世物的な殺人事件に相反して作品に適度な重みが加えられてゆく。都会に絶望して田舎暮らしを決意している老刑事と、殺人犯であるジョン・ドゥーの全ての人間が罪人であるという見解が紙一重で一致しているのも面白い。今でこそ常套手段であるフィンチャーのダークな映像も公開当時は強烈な印象を感じさせた。
10点(2004-01-17 05:36:35)(良:1票)
3.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 
類稀なプロファイリングの才能をもつグレアムと、その才能を認めつつグレアムを陥れようとするレクターの確執と因縁が面白い。レクターの相手の弱点を隙あらばつこうとする緊張感のある会話も健在。レクターに簡単に分析されてしまうダラハイドも、一家皆殺し、夫が死ぬのを妻に見せ、妻の死体を屍姦、目に鏡を挿入と豪快な異常さ。祖母の歯型の入れ歯、背中の刺青、竜の幻聴など狂人として申し分ない。
9点(2004-01-21 08:34:12)(良:1票)
4.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
強烈な印象をもって登場するメイスンのレクター狩りが物語の主軸で、謎解きも社会性も殆ど皆無なシンプルな作りで見せる。登場人物たちが端役に至るまで全てが味わい深く飽きさせない。メイスンの異形さと憎めない悪役ぶりや、レクターのスリとの攻防、脳を料理する場面など、邪悪な嗜好を満たせてくれる。陳腐で低俗な内容な筈が、緻密な脚本作りや美しい背景などの効果で風格ある仕上がり。悪趣味な残酷描写が売りの映画の多くがそういった点で失敗するのに対し、この映画がやり遂げた事の功績は大きい。レクターが不愉快な人物ではなく、殆どがレクターよりの視点で描かれる為、殺人場面も罪悪感なく楽しむ事ができる。
10点(2004-01-21 07:28:31)(良:1票)
5.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
不本意な現実。妄想で作り上げた新たな記憶。再び破滅に向かう妄想。物語を時間軸通り、明瞭な見せ方で表現すれば、溺愛していた妻の裏切りに合う男の現実逃避という大筋になるのだろう。しかし、現実と妄想の境界線を微妙にぼかし、時間軸を巧妙に置き換える事で映画という媒体を使ったパズルという類稀なジャンルが確立されている。無論、過激な人物や恐怖感をあおるエピソードなどで物語の趣も十分に用意されている。だが、この映画の楽しみ方はやはり、巧妙に配された断片を組み立て、霧が晴れるような感覚を味わうものだろう。
8点(2004-01-17 04:05:15)(良:1票)

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