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1.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
フェリーでみんなが起爆スイッチを押さなかったのは、「自分一人が悪者になるのは嫌だ」という利己的な理由からですよね。なにせ、無記名投票では「起爆スイッチを押す」という方に投票してる方が多いわけで。「自分で押すのは嫌だ。誰か押してくれないかな」と皆が思っているわけです。それなのにお互いのフェリーを爆破しないのを見てジョーカーが「がっかりだ」とか言ってるのは滑稽。ジョーカーさん、あんたの計画がまずいだけですよ。本気で市民に市民を殺させたいなら、誰が起爆したかわからないシステムにしなきゃダメでしょう。「笑っていいとも」の「お手元のスイッチ」みたいなのを配るとかして。大勢が見つめる中で起爆スイッチ押す人がいると思いますか? むしろ、自分一人が悪者になって、自分と同じ船に乗っている人たちの命だけでも救おうとしてスイッチを押す人が、もし仮にいたとすれば、その人こそ「ダークナイト」と呼ぶにふさわしい。英雄をねつ造するために罪を被ったバットマンや、その後事情が変わるかも知れないのに後先考えずに起爆スイッチを海に投げ捨てた黒人の「勘違いヒロイズム」には辟易。バットマンがやったことは「先生はこの国に必要な方ですから」と、収賄の罪を被る政治家秘書とあまり変わりません。まあ、何にしろ、はなっから「善」だとか「悪」だとかいうものを信じていない僕のような人間には、どうでもいい映画でした。  
[映画館(字幕)] 0点(2008-09-08 00:19:40)(笑:3票) (良:9票)
2.  SPACE BATTLESHIP ヤマト
子供のころ大好きだった「宇宙戦艦ヤマト」。この実写版の最悪なところは、「あのすばらしいアニメをひどいものに作り変えたこと」ではなくて、「あの大好きだったアニメも、そう言えばこんな程度のものだったかも・・」と思わせてしまうこと。いい思い出は、思い出のままにしておきたかった。
[地上波(邦画)] 1点(2012-05-17 17:45:02)(良:3票)
3.  バタリアン 《ネタバレ》 
いい作品です。いろんなテーマが盛り込まれていますが、バランスがよく、サスペンスとしてもよくできています。物語中盤から、ひたすら絶望的なムードが流れはじめますが、そこがリアルで、とてもよい。オバンバのセリフとか、フランクの死に方とか、最後のほうで、フレディが屋根裏の彼女に到達したところでストップモーションになるところとか、胸キュンですね。ホラーというスタイルを借りながら、生きることへの悲しみが表現されている、名作だと思います。
[地上波(吹替)] 8点(2007-08-13 14:57:39)(良:2票)
4.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
 「自殺サークル」とか「紀子の食卓」には、監督のメッセージを観客に押し付けない懐の深さがあった。だから園監督と、見ている自分のとの共存が、映画の中に可能だった。  ところが本作での園監督は「オレは正しい。俺に従え」と一方的に主張してくる。その姿は村田そのもの。  そう。死ぬ間際になって「お父さんごめんなさい。もう悪いことはしません」と、急に弱々しい姿を見せるあの男だ。トラウマが彼を悪人にしたっていうのか?そんな設定にはうんざりだよ。  社本の反撃にはスカッとしたが、ラストはいただけない。何が「生きることは痛い」だよ。お前死んじゃったじゃないか。  したたかに生きろよ。すべて村田夫妻のしわざに見せかけて警察も世間もあざむいて「のうのうと」生き伸びろよ。生きるって、そういうことじゃないのか?  村田の妻が、次々に勝ち馬に乗っていく姿は、美しかった。女らしいってこういうことだもんね。  でも「痛みをともなって生きろ」とかいう監督の安っぽいメッセージの押し付けが全編を支配しているので、イヤーな気持ちになるんだよなあ。  あと「愛のむきだし」の満島ひかりみたいな「うまい」女優が、一人もいなかったのもしらける要因。  ただ、なんだかんだ言っても、内蔵グチャグチャの描写が単なるスプラッタになっていない、こういうリアルな映画は大好きなので、7点。
[DVD(邦画)] 7点(2011-08-29 00:44:28)(良:2票)
5.  予言 《ネタバレ》 
おもしろかったです。よくできていたと思います。電話ボックス以降の出来事(つまり映画のほとんどの部分)は「実際には起きていない」というのが僕の解釈です。つまり、主人公は過去に戻ったのではないのです。これから起きることを予知した主人公が、自分が犠牲になることを選ぶ、という話だととらえました。最後はちょっと泣いちゃいました。
[地上波(邦画)] 8点(2007-03-31 15:02:39)(良:2票)
6.  フラガール 《ネタバレ》 
あらゆる「過程」を描くことをすっ飛ばした映画でした。初め興味の無かった紀美子がフラダンスに熱中していく過程。ふてくされていたまどかが、熱心な指導者になっていく過程。頑固な千代が娘を応援しようと思うまでの過程。まどかと少女たちが心を通わせていく過程。そしてまったくの素人だった女の子たちが、がんばってフラダンスを拾得していく過程。普通なら一番丁寧に描くべき「過程」が、まったくはしょられているので、感情移入などできるわけありません。それに、小百合の父親が死ぬ設定なら、「小百合と父親の関係」を描いてからにしなきゃ意味ないでしょう。小百合にとって父親がどれほど大切か、そして小百合にとってフラダンスがどれほど大切か。その二つがこちらに伝わった上で、やっとあの葛藤に感情移入できるわけでしょう。いい役者がたくさん出ているのにみんな大根に見えたり、すべての台詞や行動にリアリティがなかったり、とにかくひどい映画です。・・・としか、僕には思えないのですが、世間の高評価を見ていると、僕にキャッチできない何かが、この映画にはあるのかなあ? という気もしてきます。でも、それが何なのかどうしてもわからないので、僕からは1点もあげられません。
[地上波(邦画)] 0点(2008-10-16 23:09:14)(良:2票)
7.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
思ってたのと全然違った!!もちろんいい意味で。「ビックリした?」 うん!ビックリしたよ!! すっげえよ! 超興奮だよ!! ダンボールの「伊達政宗の顔」の使い方とか細かいところが本当に丁寧に作られているところに、まず感心。大外刈り、花火、カローラの歌、「よくできました」などなど、アイテムの効果的な絡め方に脱帽。回想シーンへの切り替え方も抜群。また、テンポ感、緩急のつけかたが神業的で、音楽を聴いているように気持ちいい。映像もすばらしく、冷たさ、暖かさ、など体に伝わってくるものが強烈。それに、登場人物のセリフの言い方がひとつひとつ全部カンペキ。「犯人に仕立て上げられて逃げる」というプロットはあくまでこの映画を進行させるためのダミー。荒唐無稽なおとぎ話の上に、滅茶苦茶リアルな「ほんとうの物語」をのっけた名作です。そうです。僕らは、こういう世の中を、こういうふうに生きている。「正々堂々と? その先言ってみなよ」のセリフが、胸に突き刺さります。
[DVD(邦画)] 9点(2011-11-09 23:28:37)(良:2票)
8.  口裂け女2 《ネタバレ》 
身につまされる、悲しく陰惨な物語です。「口裂け女2」というタイトルですが、前作の「口裂け女」とは、何の関係もありません。また、口裂け女という化け物が、人を襲っていく話でもありません。普通の、現実的な事件を描いた映画です。色彩感覚や映像に対するこだわりがすばらしく、まさに「絵」で物語をつむいでいく映画と言えます。とは言え、「斬新な手法」や「奇をてらった演出」などは一切ありません。地道に丁寧に、この物語に最も合った「絵」を撮っていった。そういう感じの映像です。とても成功していると思います。登場人物の台詞がベタで類型的なのが気になるのですが、それさえ無視すれば、かなり質の高い映画だと言えると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2008-10-17 00:01:45)(良:2票)
9.  ラビリンス/魔王の迷宮
大好きです!あの世界の中に入ってみたいと思いました。ストーリーも、王道だけどすごく楽しい。ワクワク!
10点(2004-05-01 15:36:56)(良:2票)
10.  ジャッジ!
面白い!こんなに面白い映画だとは、思ってもみませんでした。広告をテーマにした映画なのに、宣伝に失敗してる! 冒頭部からテンポの良いコメディで、グッと引き込まれます。後半はベタながらも泣けたし、役者たちも、みんなよかったです。作りが丁寧。ほんとうに出来の良い映画。観終わったあとに「いい映画観たなあ」って素直に思える作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2015-03-02 10:24:10)(良:2票)
11.  桐島、部活やめるってよ
心の奥底に、染み入ってくる映画でした。すべての登場人物に感情移入できてしまう、リアリティがすばらしい。立ち位置も性格もバラバラな、彼ら一人一人の中に、ことごとく「あのころの自分」の姿が映し出されるという奇跡。そう。「あのころの自分」は、彼でもあり、彼でもあり、彼女でもあり、彼女でもあった。「スクールカースト」を描いた映画だとも言われているようですが、むしろ、「カーストなんて、マスコミが作り上げた幻想」だと、この映画は言っているように感じます。もし、これが現代の高校生の姿なのだとしたら、僕が高校生だった遥か昔から、世界は何ひとつ、変わっていないのだから。
[DVD(邦画)] 9点(2015-12-01 14:15:54)(良:2票)
12.  ポテチ 《ネタバレ》 
 冒頭のシーンを見たときには、バカバカしさを感じてしまったのだけれど、それが映画を最後まで見ると、「いや、あれでよかったんだ」と思える、そんな映画。  くどくない伏線にも好感が持てます。  あと、木村文乃が素晴らしかったです。彼女の出演作はいくつか見てきたけど、今までとは違う役どころを、120%の出来で演じ切っていました。  主演の濱田岳や母親役の石田えりもとってもよかったです。  設定はちょっと現実離れしてるんだけど、内容は実に身近。だれのまわりにもあるような、プリミティブな「愛」に満ち溢れた作品だと思いました。  じわじわ泣けて来て、エンドロールを見ているうちに涙がツーッと・・・。そして、エンドロールの最中にもう1シーン。これも見逃さないでほしい。最後まで「やさしい愛」を感じることができます。 伊坂原作と中村映画は相性いいですね。やさしいけれど「ほんとうのこと」を描く。「ゴールデンスランバー」も「アヒルと鴨のコインロッカー」もそうでしたね。
[インターネット(字幕)] 8点(2012-11-02 01:03:19)(良:2票)
13.  アフタースクール 《ネタバレ》 
うまく仕掛けられた脚本は、いかにも内田監督らしい。のっけのシーンから、いきなりミスディレクションしてるんだけど、巧妙でまったく気づきません。前2作よりもこなれてきた印象で、映画としてよくできています。が、それゆえに軽い印象もありますね。「運命じゃない人」が持っていた「味」のようなものは影を潜めた感があり、コアなファンの反応はいまひとつかも。でも、楽しく見れる秀作です。
[DVD(邦画)] 7点(2009-07-09 00:43:31)(良:2票)
14.  暗いところで待ち合わせ 《ネタバレ》 
これは、いい映画ですね。田中麗奈がほんとうにうまい。淡々としたトーンの中に、見事にサスペンスと感動の二本立てを入れ込んだ、名作です。登場人物の心の動きが、とても深く伝わってくる。説明的じゃないからこそ、伝わるものがあるということを、この映画は教えてくれます。ラストの辺りでミチルが「今日は、いい天気ですか?」と聞くところで、涙があふれました。終わり方もくどくなくてよい! あと、犯人の動機に一切触れないところもすばらしいと思いました。
[DVD(邦画)] 8点(2008-08-23 01:44:01)(良:2票)
15.  サイレン FORBIDDEN SIREN 《ネタバレ》 
正直、「退屈だなあ」と思って見ていたが、ラストでオチが明かされたところで、すべてがひっくり返った。いきなり好きな映画になっちゃった。このオチは秀逸。途中、「おかしいな、納得できないな、ダメな脚本だな」と思っていた要素のほとんどが、オチがわかったところで合理的に解決する。その爽快感がすばらしい。残りのいくつかの要素は矛盾したまんまだけど、それを差し引いてもいいくらい。ポイントは、なぜ島民は「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という掟を作ったのか。その真相にグッと来ます。こういうの、好きです。まあ、ある意味、オチだけの映画とも言えるけど。「シックスセンス」や「輪廻」は映画の最初でオチが全部読めて、すごくつまらなかったけど、「サイレン」のオチはまったく読めなかった。ココリコ田中が「サイレンなんて鳴ってない!」って言うところで、背中がゾクゾクっとした。
[地上波(邦画)] 8点(2008-03-31 11:33:45)(良:1票)
16.  悪魔の毒々モンスター 《ネタバレ》 
最高のバイオレンス映画。殴るから、殺すからバイオレンスなんじゃなくて、映画のテーマがホントの意味でバイオレンス。バカ映画として有名だけど、僕はすごく深い映画だと思う。少年がひき逃げされて写真をとられるシーンにはいつも心を動かされます。
10点(2004-02-20 13:34:11)(良:1票)
17.  同窓会(2008) 《ネタバレ》 
面白かったですよー。ラストの2段オチは、自分は思いっきり騙されました。号泣しちゃいましたよ。高校時代の雪を演じた尾高杏奈が、たまらなくかわいいですね。なんか、青春時代の甘酸っぱさを思い出させてくれました。好きな映画。
[DVD(邦画)] 8点(2013-05-27 01:28:46)(良:1票)
18.  自虐の詩 《ネタバレ》 
いい要素はたくさんあります。まず、中谷美紀がとてもうまい!ユキエと熊本さんの中学時代のエピソードは心にしみる。細かいギャグにもクスッとできて、コメディとしてもなかなか。町の雰囲気もよい。しかし、映画全体としてのまとまりが今一つで、どうも消化不良です。特にエンドロール後の「幸と不幸は等価値。意味のない人生はない」みたいな着地点は最悪。僕的には、熊本さんが作ってくれたお弁当に入っていた半熟のゆで卵が、一番の感動ポイントでした。
[DVD(邦画)] 6点(2008-09-16 01:25:27)(良:1票)
19.  うた魂♪ 《ネタバレ》 
すっごく感動しました。「フラガール」みたいな安い映画なのかと思って、しばらく敬遠していたのですが、今回見て、本当によかったです!出だしではコテコテのコメディと思わせておいて、なんという感動!!中盤からラストまで泣きっぱなしでした。映画を観てこんなに泣いたのはめずらしいです。
[DVD(邦画)] 9点(2011-10-16 17:01:03)(良:1票)
20.  THE LAST MESSAGE 海猿 《ネタバレ》 
なんだこりゃ・・。前作「Limit Of Love」は名作だったのに! 「海猿」の歴史に泥を塗る最低の脚本。本当に福田靖が書いたんでしょうか??? ストーリーの大筋は前作とまったく一緒ですが、こっちは出来が悪すぎ。ハラハラもなし。感動もなし。ありえないほどくだらない台詞の数々・・・。こんなひどい脚本につきあわされながらも、手を抜かずに芝居をしている役者陣の演技に2点。
[DVD(邦画)] 2点(2011-11-08 23:12:00)(良:1票)

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