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プロフィール
コメント数 271
性別 男性
年齢 82歳
自己紹介 定年後、以前にまして映画を観るようになりました。シニア料金制度万歳です。やや人とは異なったと自覚する死生感を持っているので、少々変わったコメントをアップするかも知れません。
宜しくお願いいたします。

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評価順12
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1.  デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》 
最近、発売になったTV版のDUNEシリーズとは異なり、1984年の本邦封切り時に、福岡での学会をサボって観て以来お気に入り映画の一つです。あまり皆様の評価は良くないですが、自分の気に入ったところを整理してみたいと思います。▼最初の衝撃は、シャッダム4世の陰険な陰謀をあからさまに語った化け物化してしまったギルド・ナビゲーターのべとべとしたおぞましい姿でした。こんな「いも虫」みたいな生き物をよく思いついたものと妙な期待を抱いてしまいました。このように想像すら出来なかった物を映像化したところがお気に入りの大きな部分です。その後、ポールがその人間性を確かめるために手を入れさせられた魔法の箱、戦闘訓練用のトレーニング・ロボット、シールド、人まで操れるボイス、声を使った武器、砂漠で生きるために必須の体内水分を循環させるスティール・スーツ、浮かぶデブのサスペンサー、ホモ対象の稚児につけた心臓弁、虫を潰して体液を吸う容器、意思をもった(?)注射器などなど枚挙の暇もないほどです。でも極めつけはあの途轍もなく巨大なサンド・ウォームでした。▼宇宙ものSFの筈なのですが、内容はまったく中世の宮廷で行われた権謀術数入り乱れる陰謀と裏切りと復讐の物語でした。あのサンド・ウォームから絞り出した「命の水」を飲んで生き残れれば未来が見えるようになれる、しかし、その先には女性の入り込めない世界がある、という宗教的なテイストもタップリでした。結局は救世主(モアディブ)が生まれ、砂漠の星に水をもたらすという結果 になるわけですが、始めは話が飛び飛びであることと、観た事もないような暗黒世界の映像に引き込まれ、殆ど理解不能なうちに終わってしまいました。その後、繰り返してみているうちに、結構カタルシスを感じさせられる事が多く、その為お気に入りの映画の1つになっているのだということを十分に判らせられました。これからも多分、自分の気持ちが萎えてしまい、どん底に陥ってしまった時に自分を奮い立たせられる映画だと思っています。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-30 17:12:08)(良:3票)
2.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 
まず、この映画は、コナンドイルのホームズ物の設定を借りた、魑魅魍魎の住む魔界ロンドンを舞台にしたミステリー・アクション映画と感じました。テンポが速すぎて、ホームズ物の醍醐味である鋭い観察眼と溢れ出る知識を駆使した「謎解き」の面白さを端折ってしまい、最後にまとめて説明するという白けた展開になり、失望しました。さらに、ドイル物・ホームズが唯一興味を示した女性「アイリーン」が使い走りをしていた最強のライバルである「モリア-ティ教授」は姿を見せず、続編の臭いぷんぷんにも白けました。その他、特に気になったところを幾つか上げてみます。 ▼アイリーン役は、もう少し知的でかつ妖艶な女優さんが望ましかったような・・・。 ▼メアリー役の女優さんの雀斑の多さには幻滅しました。 ▼結局、本当に「モリア-ティ教授」はリモコン装置が欲しかった為だけで、アイリーンを使ってブラックウッド卿の途轍もない陰謀を手助けしたのだったのでしょうか?自分が英国、さらには世界制覇を目論んでいたのではなかったのでしょうか?▼もっとも英国国会内に撒布しょうとした「青酸ガス」は、その前に回し飲みをした解毒剤で解毒出来る訳がありません。その辺は、少々脚本が杜撰に書かれていたと思います。「青酸ガス」の治療は、酸素吸入、亜硝酸アルミ吸入+亜硝酸ナトリウム静注etcと、絶対に内服薬のみでは解毒できません。▼そんなこんなで減点因子が多く5点となりました。
[映画館(字幕)] 5点(2010-03-14 16:30:34)(良:3票)
3.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
先行上映で観てきました。今までのⅢまでの暗さが無くなり、非常にスタイリッシュに感じました。3Dの魅力を満喫したのは、まさか縫いぐるみを着けた人間が演じているとは信じがたい怪物処刑人・マジニとの戦闘場面で、水滴の量感、飛んでくる戦斗斧の凄まじさなどでした。さらに飛行機がビルから落ちそうになる場面などなど、次から次と出てきて満喫しました。ゾンビとの鬼気迫る戦斗はやや少ないのが残念でしたが、アンブレラ社の黒尽くめの兵隊は、やや弱いものの新鮮でした。▼後半は、白に満ち満ちた、近代的室内(設定は巨大タンカー内)での戦斗で、犬のアジュンの顔が割れたのには、Ⅰみたいな恐怖はまったくなくむしろお笑いでした。女優さん達もミラをはじめとして魅力的な美人が多く(初感染者が中島美嘉とは気づかなかったので評価はなし?)、満足しました。▼映像的にうれしくなってしまったのは、東京の地下にあったアンブレラ社・本社の自爆場面でした。プラズマ爆弾(?)のような閃光を見たとたん、思わず「ううう・・」と唸ったくらい素敵でした(StarcraftⅠのシネマみたいにカッコよかったです)。
[映画館(吹替)] 7点(2010-09-04 14:19:28)(良:2票)
4.  桜田門外ノ変 《ネタバレ》 
ロケ地の1つである常陸大宮市で青春の6年間を過ごした小生にとって、袋田の「四度の瀧」は本当に久しぶりで、懐かしかったです。 ▼脚本の拙さからか、襲撃後の話が冗長で、館内では2ヶ所から鼾が聞こえていました。 ▼本編では井伊大老は専横独断の大老に描かれていたのは水戸藩士からの視点であったからと思います。彦根城近くの井伊が15年間を過ごした「埋木舎」を訪れ、茶室やその他、清貧な佇まいをみて、本当に誠実で、一生懸命な人であったのだなと感じたことを思い出しました。それにしても、襲撃場面の凄まじさはかなり衝撃的でした。井伊側では「柄袋を掛けていたので刀を抜けなかった」と伝えられていたことも再現されていました。しかし、その彦根藩士も生き残ったもの全てが「藩主を守れなかった」と咎められ、全員切腹させられた、との話には唖然としました。一方、水戸浪士の自決方法もほぼ形式にのっとっており、納得しました。鳥取藩剣法指南役との決闘は、それまでのダラダラした雰囲気を打ち破った引き締まったエピソードでした。昭和維新を目指した人達も、結局のところ見放されて逝った映画や物語に触れるにつけ、その熱情が現在の日本に必要なのは理解できますが、前後に「現在」を入れるのはいかにも・・・であり、白けました。 ▼俳優さんについて。柄本明:志村けんの「ばか殿」で、馬面芸者をおちゃらけて演じている人と同一人とは思えないほどの演技派で驚きました。本田博太郎:TV時代劇では、ドロドロした悪役が板についた人なのに、男気に溢れた素晴らしい演技でした。「いの」役の中村ゆり:やや斜に構えた色気は、本物の芸者?と思わせるような色気でした。北大路欣也:台詞もはっきりしており、さすがベテラン俳優と感じました。それやこれやでやや甘く6点となりました。
[映画館(邦画)] 6点(2010-10-24 16:24:01)(良:2票)
5.  トリスタンとイゾルデ 《ネタバレ》 
文字化けも直ったので改めて再投稿です。5~6世紀の物語ですが、風景の素晴らしさに圧倒されていました。イゾルデ姫に英国を指して「悪と悲哀の土地ですよ」と乳母が言うシーンなどは津軽海峡をも思わせるような沈潜な雰囲気を漂わせていました。また、フグの肝から取った毒でトリスタンは仮死状態に陥ってしまうなど、もうあの頃にそんなテトロドトキシンの知識があったということにビックリしました。その毒がアザミと樹皮で解毒できるとは思いませんが・・・。▼時を遡っても、女は「愛」求め、男は「名誉、義理、忠義・・・」などを求めるという宿命はまったく変化していないようで、その求めるもののズレが引き起こした悲劇と感じました。しかし、マーク王を演じた役者さんの眼の力には、大きな力を感じさせました。大好きな映画の1本になりました。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-14 19:52:20)(良:2票)
6.  スーパー! 《ネタバレ》 
単純なコメディと思って観た私がアホでした。米国の暴力礼讃映画だったとは気がつきませんでした。主人公も狂人ですが、部分まともなところもあり、多少ほっとしたところもあったのですが、エレン・ペイジはまったくいかれた少女役で、最後にはあんな無残な殺され方をするとは予想だにできませんでした。さらに、あんな平穏なエンディングは許しがたく、むしろ夢でみた牢獄でカマを掘られているエンディングの方が、多少は納得できそうな気がしました。私には後味の悪い映画でした。
[DVD(字幕)] 1点(2012-01-22 01:46:32)(良:2票)
7.  ピースメーカー 《ネタバレ》 
この映画に対しては、種々のコメントがありますが、小生の感想は以下のようです。 1 一言で言えば、よく練りこまれたシナリオのポリティカルアクション映画と思いました。シナリオはマイケル・シーファーと言う「クリムゾン・タイト」や「サハラに舞う羽根」を書いた人とのことで納得しました。 2 かなり大掛かりなロケを行っており、臨場感を高めるのに役立っていた。 3 小生の大好きな映画音楽家であるハンス・ジマーの音楽で、冒頭のロシア軍用列車の驀進するバックに流れていた悲しげなロシア民謡風音楽で思わず唸りました。さらに、テロリストの外交官が弾くショパンの「遺言」は、本当にこの映画の主題歌と言ってもよいくらいぴったりでした。その他、民族音楽風の音楽には流石ハンス・ジマーと感嘆しました。 4 ニコール・キッドマンは、知性溢れた女優さんで、役にぴったりでした。クルーニーとの関係も、仕事仲間という感じで好感を持てました。ただ9人の兵士が亡くなったと泣いていたのは、監督が女性だから?とやや白けました。 5 サラエボでは、墓石に亡くなった人の写真を挿入するという事も初めて知りました。 6 色々解釈はあるようでしたが「ピース・メーカー」とは、国連を指しているような気もしました。それ故、テロリストが国連会議場のあるNYを狙ったように小生は感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-22 19:26:06)(良:2票)
8.  セブン 《ネタバレ》 
やはり何回見ても、制作意図が全く理解できず、ただただ醜悪なもの見せられたという感想しかありません。映画の根本を忘れているのではないですか??
[DVD(字幕)] 0点(2012-05-17 22:50:28)(良:2票)
9.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
これは「宇宙空間でロケした映画だ!」と思わせるような驚異の映像でした。英語版で見たので、結構きわどいジョークなどもありましたが、コワルスキーの最後の潔さには、本当の男らしさを感じました。ライアンが娘も失い、宇宙空間に放り出され絶望的になった時に、 低酸素状態でみたコワルスキーの幻覚助言から、また生存を目指して奮闘する姿は、母親(女性)の強さを感じさせたのと同時に、小生をも奮い立たせました。最後に一歩一歩ずつ歩き始めた姿に滂沱の涙が溢れ出てしまいました。
[映画館(字幕)] 10点(2013-12-14 12:24:52)(良:2票)
10.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 
まず、第1の疑問は、米国大統領暗殺という、現代世界では最大にして最高に 困難な暗殺を4名だけで実行したという事に疑問が起きました。あげくの果てに 殺されるのが影武者であることは、初めから4名は知っていた訳です。一体 、大統領を拉致して何をする心算だったのでしょうか?考えられるのはお金 目的と言うことになってしまいます。それらを含めて実行に至った動機について のヒントなども何も無く非常に不思議な、単なるゲーム(?)と思わせる話の運びでした。 少なくともあの4人のメンバーからは思想的・宗教的なものはまったく感じられません でした。加うるに、大統領のシークレットサービスの1員が狙撃を設定していたなんて (それも機械照準だなんて!)あり得ません。もしあり得るとしたなら、それは単に 大金の為としか私には考えられなかったので、途端に白けてしまいました。 第2はクエイドの不死身さは異常で、そこでさらに白けました。 ▼唯一印象に残ったのは、弟を人質に取られてしかたなく加担する特殊部隊員の エドガー・ラミレスでした。「ボーン・アルティメイタム」でも凄腕のスナイパーを演じており、凄みのある 殺し屋にはまさにぴったりでした。それに引き換え、エンリケは何の役割も果たせず、 どたばた騒ぎまくって殺されてしまい、ピエロ役だったのでしょうか?▼モブシーンの凄さ +カーチェイス+火薬量に得点がプラスされて、この点数になりました。 
[映画館(字幕)] 5点(2008-03-10 17:47:47)(良:2票)
11.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
昭和38年に公開された東映映画のリニューアルとはいえ、久々の時代劇大作でした。美しい山並み、CGとは思えない堂々たる大名行列、乱戦・混戦の斬り合い、体中にこびり付いた血糊、暗い室内等々、これぞ時代劇と感心いたしました。しかし、幾つかの気になった点を挙げます。▼冒頭の間宮図書に切腹の作法が通常とは異なっていたような?小生が知っている作法とは、腹を一文字あるいは十字に切った後、喉を突くか右首の頚動脈を 切るかして絶命させる、といったものです。「日本の最も長い日」で阿南大将は腹を一文字に切った後、右頚動脈を切っていました。▼松方弘樹のようなベテラン俳優が出ていたおかげで、殺陣が引き立ったのは認めますが、武士同士の話し合いの場で、あの江戸っ子言葉は、妙に映画軽くしてしまっていました。▼獣のような野人はまったく重厚な雰囲気を一気に壊してしまいました。名主のオOOを掘るなどというジョークにもならない、どうしょうもない場面を挿入するとは??左頚部に小刃をつき立てられていながら、生き残ってしまったとは?唖然としました。さらに、訳のわからない台詞を何度も何度もはいて、意味のない役だと感じました。▼原作には、その野人も出ず、最後の対決時もあんなにだらだらと言い合いをしておらず、そのほうが武士同士の対決らしいと感じました。 ▼挙句の果てに、最後に「23年後に明治となった」などと理解に苦しむ文章が出てきたのには、今までの緊張感が一気に崩れ落ちてしまいました。それやこれやで、緊張感を削ぐ設定等が多く減点が大きくなりました。▼最後の吹石一恵さんの素敵な笑顔でそれらが一掃されましたが・・・。 
[映画館(邦画)] 5点(2010-09-27 16:10:31)(良:2票)
12.  エリザベス:ゴールデン・エイジ 《ネタバレ》 
宮廷陰謀劇+仮想(己をベスに投影した)恋愛劇+偉人伝の様相をとっており、 前作「エリザベス」よりは分かりやすかったです。本物の大聖堂を使用したロケ は、迫力満点でした。神聖ローマ帝国(主に現代のドイツ)の若い王子のうわべ だけの求婚を、最後はドイツ語でかわすところなどはエリザベスの教養の広さ を物語っていました。特に興味を引いたのは、寵臣フランシスとジョンでした。前者 は英国に抗スパイ組織を作った人物だったそうですが、若い暗殺者が空砲を 放ったことについて「策に溺れました」と謝った意味が理解不能でした。ジョンは 数学者+天文学者だったそうですが、エリザベスが彼にかなり予言を望んだところは、 トップの孤独感や絶望感が滲み出ていました。▼メアリーが斬首される場面が、教会の中でおこなわれた事にはビックリしました。また、通常は斬首役人は覆面をして顔を隠しているのに、巣顔をさらけ出していたこと、さらには映画「わが命つきるとも」では斬首役人に三途の川の渡し賃を渡していたのに、本作ではそれもしていませでした。使用していた斬首斧はまったく同じ形でした。メアリーを演じた女優さんも毅然としておりスコットランド女王の風格を見事に出していました。▼これらの人物相関図を上映数分前にパンフで眺めていたので、やや理解は前作よりも速かったですが、理解不能の関係なども多々あり、今後DVDをみる機会には、あらかじめ予習をしてから観るつもりです。
[映画館(字幕)] 6点(2008-02-18 19:43:08)(良:1票)
13.  アウトロー(1976) 《ネタバレ》 
西部劇の面白さがてんこ盛りになった復讐劇で、お気に入りの1本です。特にお気に入りの場面は▼コマンチの酋長と相互不可侵条約を結ぶときに、お互いの手のひらを切って血を混ぜあう握手の場面、▼最後に悪役ボスを倒すのに拳銃ではなく、相手のサーベルで刺殺する場面、▼赤い靴ギャング団の襲撃を皆して撃退する場面などです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-02-13 00:02:00)(良:1票)
14.  戦火のナージャ 《ネタバレ》 
スターリン暗殺から始まる、ソ連の裏歴史をまざまざと見せてくれた映画でした。続編が2012年に公開になるそうなので、その時は、劇場の大きなスクーリンで見たいと思います。ナチの非道は聞いてはいましたが、人々を牛舎に押し込んで、火炎放射機で火をつけるなんて、信じられない悪逆非道の映像を見せられ、唖然としました。「The pasific」でも米軍が沖縄戦で火炎放射機を駆使し、日本軍を殲滅していったのを見せつけられ、人間なんて結局は悪魔的な所行も何ら恥じずにしてしまうことを、再認識させられました。でも、とてつもなく美しいロシアの景色を見させてもらい、少し心が落ち着きました。何れにせよ、ロシア映画の底力を見せつけられた映画でした。多くの感動に10点啓上いたします。
[DVD(字幕)] 10点(2011-09-20 01:25:12)(良:1票)
15.  トロン:レガシー 《ネタバレ》 
確かにCG映像は、今までに観たことがないような斬新さはありました。しかし、ストーリがさっぱり理解できず、イライラの連続でした。また、古代インドの投躑武器であるチャクラム様武器の投げ合いは迫力がなく、未来の戦い方とは思われず低得点となりました。
[DVD(字幕)] 3点(2011-10-16 19:55:29)(良:1票)
16.  ムカデ人間 《ネタバレ》 
映像が妙に美しく、ただただあっけにとられました。こんな映画はまったく初めてです。最後に一人生き延びた真ん中の女の子はこれからどうなるのでしょうか?? でも、つなげてみたい!!
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-11 03:10:14)(良:1票)
17.  ラスト・オブ・モヒカン 《ネタバレ》 
お気に入りの映画の一つです。また最近になり観直しましたので、改めての感想です。 ヒロイン・コーラ役のマデリーン・ストーンの気品ある端正な美貌は、何回観ても惚れ惚れします。幼馴染のヘイワード少佐とのお茶の場面もヨーロッパ・テイストの美しいものでした。ヘイワード少佐が着任するために通った道も、まるで絵のような(映画だから当たり前ですか?)美しさでした。▼殺伐として、かつ切ない本映画の中で唯一「ほっ」とする主人公達3人が友人の丸太小屋で夕食をごちそうになる場面で、結婚を薦められ「男の子を生め!」といわれ、ひざの上に抱いた男の子をさして、「こんな強い男の子では、こちらがまいってしまう」という台詞はお気に入りの一つです。▼インディアンのマグアに最初に襲われる場面では、英軍が一斉射撃をするのが分かっているので、その一斉射撃を樹の影でかわした後に攻撃するといった細かい戦法まで示し、さらに本当に頭皮を剥ぎ取る場面、大きなトマフォークを投げる場面、マスケット銃をピストルみたいな使い方まで出てきたのには、さすがマイケル・マン監督!と思いました。▼歴史に残るウィリアム・ヘンリー砦の戦いでの砲撃戦は、「良くこんな場面が撮れたものだ」とビックリしました。臼砲が出てきていたのには、思わず「二百三高地」を思い出しました。▼嫉妬に狂い、ホーク・アイを反逆者に祭り挙げたヘイワード少佐が最後にコーラの身代わりになり火あぶりにされる場面では、最後に英軍男児らしい潔さをみせて、なかなかやるもんだと感嘆しました。▼全編を通じて、バックに流れていた音楽は、時に勇ましく、時に切なく、映画の情感を非常に盛り上げていました。▼この映画の根底には、滅び行く種族の悲しみが溢れていたのは勿論ですが、大恋愛映画でもあり、かつ人間として生きて行く困難さ(?あまり良い言葉が思いつきません)も流れていたような気がしました。
[DVD(字幕)] 10点(2007-10-14 11:16:18)(良:1票)
18.  ニンジャ・アサシン 《ネタバレ》 
また、新しいカンフー俳優が出てきたと思った位、凄いアクションでした。調べたら、Rainとは韓国の人気歌手ということで、さらに驚きました。B級映画ぷんぷんでしたが、生温い殺陣ではなく血しぶき飛び散る殺陣で、私は大好きです。ベルリンが舞台であることは分かるのですが、皆、英語が上手くて何処を舞台かも分からなくなってしまうところもB級で嬉しくなりました。「役小角;えんのおずぬ」などという古い古い日本語が出てきたのには、驚きました。脚本家がよく勉強しているということでしょうか?いずれにしろ、生々しい殺陣が多くて、お気に入りになりました。
[DVD(吹替)] 7点(2011-08-08 20:01:32)(良:1票)
19.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 
この映画を見る前に、まず他の「・・・の陰謀」といった映画のように大統領側近(?)の金、 権力、他を目的とした陰謀と戦うとゆうものではないという予備知識を持って観ました。 従って、考えさせられる映画と覚悟して通常の気構えとは異なった気持ちで観ました。 それにしても現実に大統領選が行われている最中に、堂々の共和党批判、アフガン・ イラク戦争の批判をしている映画を公開させる米国は、まさに恐るべき民主主義の国 であるという事を実感させられました。▼原題は「Lions for Lambs」だそうで、本来は 「戦争とは、雄雄しく前線で戦う兵士達はライオンだが、指揮官は子羊のようなものだ」という 台詞からきているみたいです。他の方々も各々が何をさしているかを述べておられますが、 私はLionsは戦死した兵士達と政治的権力に屈した女新聞記者で、Lambsは、 上院議員と学生を導けなかった大学教授で、無気力な優秀な学生は、現在は中間にいて も将来はLambsの仲間入りの可能性が高い、と解釈しました。 ▼最後にジャニーンがタクシーでワシントン市内を移動しますが、ホワイトハウス、第二次世界大戦記念碑、 アーリントン国立墓地と戦争に関連した景色を写し、無限に近く並ぶ白い墓標を見ながら流す涙は 、新たな作戦で兵士が犠牲になっていても、虚偽の報道をしなければ生きて行けない自分の 無力さと情けなさに思わず流れ出た涙であった、と解釈しました。▼このように重い映画は、 久々で、多くの問題を突きつける映画でしたが、ある意味で充実感があり、評価したいと思います。 
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-21 17:03:45)(良:1票)
20.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
「羊たちの沈黙」を知らずしてこの「ハンニバル」をTVでみて、脳髄をハンマーで叩かれたような衝撃を受けて以来レクター博士の大ファンになってしまった1人です。今回「ハンニバル・ライジング」を観た後、十数回目の「ハンニバル」を観てみました。種々の新しい事象がみつかり、またまた嬉しくなってしまいました。バッハの「ゴルトベルグ変奏曲」は、「羊・・」ではカセットで、「ライジング」ではレコードで、そして「ハンニバル」では博士自身がハープシコードで自演、とそれぞれ異なっていたことにも何か意味があるのでは?と疑っています。また、これまでは、掏り男を殺し、殺し屋の弟を殺したあの鋭利な刃物は、始めは「整形外科で使用する骨切断メス」だと思っていたのですが、今回、ある筋からの情報で、 あれは米国スパイダルコ社のフォールディングナイフィだという事が分かりました。でもあの刃物の持ち方は、明らかに外科系医師のちょっと特殊なメスの持ち方でした。何故、博士が外科系医師から精神科医師へ変わったのかは、未だに不明です。それにしても「ハンニバル」は、本当に最高級の知識と教養をもった悪魔を描いた映画であると再認識しました。「ライジング」と「レッド・ドラゴン」の間には、まだまだ幾つかの物語がありそうな気がしてきました。
[DVD(字幕)] 10点(2007-08-27 17:34:46)(良:1票)

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