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1.  大災難P.T.A.
ほとんどの台詞を暗記するほど繰り返し観たのはこれと「明日に向かって撃て」ぐらい(そういえばどちらも「凸凹コンビもの」ですね)。「サボテン・ブラザーズ」「だまされてリビエラ」と並ぶ、S.マーチンの最高傑作。踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目、次から次へと降りかかるありとあらゆる災難の元凶男と、喧嘩したり意気投合したりを繰り返しながら野を越え山越え線路は続くよどこまでも。畳み掛ける展開の中にも、随所に小技が散りばめられていて何遍観ても飽きさせません。同じような災難もので、ジャック・レモンの「おかしな夫婦」も好きですが、どちらもホロっとくるオチなのがまたいいんですね。好きな人と観たい作品、死ぬ前にもう一度観たい作品を問われたら僕は間違いなくコレです。 
[ビデオ(字幕)] 10点(2015-03-03 22:08:38)(良:1票)
2.  インターステラー 《ネタバレ》 
初めてレビューを書きます。これは書かねば、と思わせる映画でした。21世紀になってからもっとも印象に残った宇宙もののひとつ。でもって、やはり行きつくところは2001年なんですね。ストーリー、映像、演出、どれも45年前にキューブリックがやっちゃってる。本作でも、コンピュータとの対話、本棚の裏の異次元空間、末期の病床シーンなど、2001へのオマージュと思わせざるをえないシーンが散りばめられ、教科書、いやバイブルとしての2001の偉大さを改めて感じさせてくれました。量子データとやらから方程式、クーパーステーションへとどうつながったのか、あれが果たしてプランAで全人類が救われたのかなど、最後は理解が追いつきませんでしたが、2001も最後は何度見ても完全には理解できないので(なにせ超人ですから)、そのうちブルーレイが出たら4Kテレビ買って何回もワクワクしちゃおう。あと、マイケル・ケインは僕にとってS.マーティンとの佳作「だまされてリビエラ」の印象が強すぎて、何をやっても胡散臭く見えてしまうのだけれど、今回も見事にペテン師だったのでちょっと安心。
[映画館(字幕)] 9点(2015-01-04 23:40:39)(良:1票)
3.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
ホーチミンの戦争証跡博物館で、ベトコンと誤認されて米兵に撃たれ道に倒れた少年を撮った写真のキャプションに、「そして上官は"Finish him"と言い捨てた」とあった。弟をいじめたガキ大将に馬乗りになってボコボコにするのもfinish、アルカイダを壊滅させるのもfinish。「悪を駆逐し自分と家族を守るためには容赦するな」という教えを、父親からも国家からも叩き込まれ続けた主人公。ベトナム戦争末期に生まれ、父親から銃の手ほどきを受けたクリスが、イラク戦争のさなかに生まれた息子にやがて銃を持たせる。結局、人間は戦争から何も学んでいないことを象徴するストーリーだと思います。凄惨ながらも淡々と進むタイムライン描写の中で主人公の心が蝕まれていく過程はわかりやすいのですが、仲間の「仇討ち」や、最後の葬儀パレードに象徴される主人公の「神格化」といったアメリカ人好みの要素は、それを決して鵜呑みにするなと、イーストウッドが無音のエンドロールでその意を観客に問うているように思うのです。映画化決定後に原作者が殺され、それから2年も経たないうちに完成、裁判の行われている最中に公開しちゃうのもすごいけれど、時を同じくしてISISの暴走がエスカレートし、人びとの憎しみが「戦争」でなく「敵」に向いてしまうことを危惧します。
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-02 21:40:30)(良:1票)

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