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性別 男性

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評価順123
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1.  ガッチャマン 《ネタバレ》 
何が最低って、剛力彩芽とガキですよ。特に剛力です。あいつらの顔が映るたびにただでさえ希薄な緊張感が削がれるし、セリフを発するたびにラジオドラマになります。まあ、全編映像なしでも内容が理解できるという点では、ラジオドラマ風の映画なんですが。剛力のスーツの胸部分がやたらデカイのは皮肉なんですかね。剛力キャスティングに対するささやかな反抗でしょうか。他の俳優たちも噴飯物ですね。どうしようもない。ただでさえ下手なのに、さらに演出がおゆうぎ会いかなので、映されるスクリーンがかわいそうになってきます。全くセンスのない、ボリュームが壊れたBGMを流す音響もかわいそう。ガラガラの劇場もかわいそう。こんな映画がなぜ作られるんでしょうか。日本映画はどうなってんでしょう。日テレは桐島を作ったのに!でも、20世紀少年も作ってんだよな。納得。
[映画館(邦画)] 0点(2013-08-26 21:30:22)(笑:2票) (良:2票)
2.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
とんでもない傑作だー!私は幽霊や殺人鬼が出てくるホラーよりも、本作のような普通に見える人間が実は狂気を孕んでいた!というタイプのミステリー・ホラーのようが好き。物語はそう珍しくもない子どもの失踪もので、陳腐に撮ろうと思えばいくらでも撮れたはず。それなのに本作がめちゃくちゃ面白いのは、バニー・レークが一度も画面に登場しないのでアンとスティーブンが全く信用出来ない人物になってしまうからだ(散々指摘されているけど)。そこへ同タイプの映画のように怪しい人物や警察への批判じみた演出を織り交ぜることでおもしろさが増し、唯一無二の映画に仕上がった。ソール・バスが手がけたオープニングもかっこよくて文句なし!こういう映画をもっと見たい!
[DVD(字幕)] 10点(2016-02-22 10:05:35)(良:3票)
3.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
タイトルからからカーアクションを想像してしまうだろうが、カーアクションは中盤まで!それ以降はバイオレンス映画にシフトチェンジして突き進む。この映画の素晴らしさはアクションよりも感情を言葉にせず表現させていること。それが完璧なまでにうまくいっている。スーパーマーケットの駐車場でのドライバーの行動、初デートの風景、夜のロスをドライブ中に夫が帰ってくることを告げられた後のドライバーの挙動…ヨダレが出るほど素晴らしい!ライアン・ゴスリングの演技力・レフン監督の演出半端なし!そしてこの映画の一番の盛り上がりどころである、エレベーターでのキス、からの最悪のバイオレンス。これが映画だ。これほど映画を見ていることを幸せに思えるシーンはなかなか無いです。映画史に残る名シーンと言えるでしょう。ここを見るためだけに1800円払っても、惜しくない。他にもたくさん書きたいことはあるけど、あまりにも長くなってしまうので割愛。
[映画館(字幕)] 10点(2013-08-04 00:25:48)(良:2票)
4.  アフタースクール 《ネタバレ》 
大嫌いな映画です。大泉洋が佐々木蔵之介に言い放った一言は、監督から観客への痛烈なメッセージだと感じました。つまり、「この映画のこと、つまんねーと思う奴はお前の理解力が足りないだけ。俺は悪くない。お前が悪い。文句があるなら俺の映画を一生見るな」と。はい。見ません。
[DVD(邦画)] 0点(2013-08-13 23:28:12)(笑:1票) (良:1票)
5.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
青春映画では一番好き。5本の指に入るほど好きなシーンがあります。ペ・ドゥナの妄想MCです。このシーンを見て心を持って行かれない人がいるのでしょうか?おそらくこれまでの人生でほとんど目立つことがなかった女の子が、誰も居ない体育館で妄想をぶちまけるんです。たまらんですよ。青春の匂いがプンプン漂ってきて、一瞬だけ拒否反応を起こしてしまうんですが、妄想MCが終わる頃にはトリップ状態です。たまらんですね。この映画のもうひとついいところは、主要メンバーがそれほど仲良くならないこと。後日談ですが、ペ・ドゥナが韓国へ帰る時、見送りに来たのは香椎由宇だけだったとか。これはあくまで映画の後日談ですよ。そのくらいの距離感の4人が頑張ってるというのが、青春っぽくていいじゃないですか。
[DVD(邦画)] 8点(2014-06-22 04:34:33)(良:2票)
6.  私の男(2013) 《ネタバレ》 
とにかく美しい映画ではありますが、逃げも見られますね。花と淳吾が上京してからむちゃくちゃに難解、というか、「あの件はどうなったーーー!!!!」ということばかり。死体はどうした事件はどうなったお前は誰だ等……。せっかく芸術的な映画を目指してるんだから、完璧な映画にせえよ!終盤の展開はとても考えさせられて心にずーんときたし、ラストショットの浅野忠信の気持ちはよくわかりますよ。北海道パートの厳しい自然の中の美しさや花と淳吾のいびつな愛、ド変態な愛情表現はかなり好みでした。おとなしそうな眼鏡っこが家であんなことしてるかもしれないの!?やべー思春期やべーと勝手に盛り上がったりもしましたよ。二階堂ふみはメガネが似合いますね。流氷の上で叫んでる姿もとても魅力的だった。だからこそ後半パートのいかんともしがたい出来栄えに納得いかん!もっとすごい映画に、ちょっとの努力でなったかもしれんのに!疑問が全て消化されるべきだとは言わないけど、すげー初歩的なことじゃないか!あの刑事は単独行動を取っていたのか?証拠のことは同僚に話してないの?死体は?血は?ちゃんとしろーーー!!!
[映画館(邦画)] 7点(2014-08-06 21:49:56)(良:2票)
7.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
とんでもない映画でした。内容については他のレビュワーさんに任せるとして、私が最も衝撃を受けた場面について書こうと思います。私が何よりも衝撃を受けたのはエンドロールでした。最近のハリウッド映画で無音のエンドロールは記憶にありません。イーストウッドは作曲もこなす天才ですから、鑑賞後の観客にどのような音楽を聞かせるのかを理解しているはず。それなのに無音なのです。「観客に考えを促しているのだろうか」とも思いましたが、ひょっとしたらあれは「4分33秒」だったのかもしれないと思ったのです。エンドロール中の場内の雑音も映画の一部であると。そそくさと席を立つ人、時間を確認するためにスマートフォンを確認する人、じっとスクリーンを見つめる人。これだけ衝撃的な内容の映画を見て、あなたの周りの観客はどのような行動を取っているのかということまで踏まえた上で考えろ、とイーストウッドに言われたような気がします。ずっしり重い映画でした。二度と忘れられない映画体験をさせてもらいました。イーストウッドには1本でも多くの映画を残して欲しいです。齢84にして離婚理由が女性関係だったのですから、まだ大丈夫ですよね。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-25 19:53:36)(良:2票)
8.  ランボー 《ネタバレ》 
シルヴェスター・スタローンという俳優について勘違いしている人ほど衝撃的かもしれません。僕もこの映画とロッキーを見るまではスタローンはバカ映画に出てる人というイメージしかありませんでしたが、町を破壊するほど暴れまわった後のランボーがメソメソ泣きながらトラウトマン大佐に心情を吐露するシーンで号泣してしまいまして、心のなかで「スタローンごめんなさい!」と100回土下座しました。当時のベトナム帰還兵たちの心情をぶち撒けた映画として、尊敬せざるを得ません。ロッキーとランボー、2つのアメリカを象徴するアイコンを演じたスタローンに敬礼。
[DVD(字幕)] 10点(2013-08-15 23:20:47)(良:2票)
9.  機動警察パトレイバー2 the Movie
押井守の僕ちゃん悩んでます風のお説教は大嫌いです。偉大なシリーズでやらなくてもいいのにな。
[映画館(邦画)] 3点(2013-08-14 16:19:06)(良:2票)
10.  許されざる者(2013)
偉大な作品をリメイクする時、必ず嘲笑の声が上がります。今回の挑戦もそうでした。しかし、完成された映画は原作よりも美しい風景が圧倒的なさみしさを表現できていたと思います。作品の病理と感情を際立たせていました。設定の置き換えも見事だったと思います。ただ、他は原作に到底敵いませんね。クライマックスの格闘シーンがかっこよすぎることに違和感を覚えてしまい、複雑です。オリジナルの作品として見ても、面白いかどうか…。それでも、今の日本映画界でもこれくらいのことはできるんだ、舐めるな!と宣言できていることは間違いないでしょう。監督の次作には多いに期待できます。ぜひ、オリジナルで。
[試写会(邦画)] 5点(2013-09-16 13:03:56)(良:2票)
11.  Vフォー・ヴェンデッタ
もったいぶった演出と甘ったるいメッセージ性にうんざり。政府に良い印象を持っていない国民があれほどいるのに政府はなんら対策を打っていない。Vが頑張らなくてもそのうち反乱は起きていたのでは?ディストピア映画なのに国民のコントロールもできない無能な政府……。 ナタリー・ポートマンってこんなにキレイだったっけ?と思うほど彼女は魅力的だし、Vのキャラクターも嫌いじゃないけど、物語と演出がいまいち気に入らない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-02-22 10:24:15)(良:1票)
12.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
コングがかわいそうだろ!金儲けのためにアメリカまで連れて行かれて、美女のために戦ったじゃないか…。ヨダレをダラッダラ垂らしながら「美女が野獣を倒したのだ~」ですって!嫌になっちゃうわよ!……久々に「カニと修造理論」を思い出しました。カニの親子が仲良くしているところに「食いしんぼう万歳」のロケで海にやってきた松岡修造が現れ、無残にもカニは食べられてしまう…どっちが悪やねん!どっちなんじゃあああああ!人間ってサイテーね!この映画はただの特撮映画じゃないわ!ワンダフルな特撮技術と人間の醜さを描いているから名作なのよ!何にもしてないくせにヒーローを気取りやがって……。途中からコングに感情移入してしまいましたよ。レビューを書いているうちにどんどん怒りが増してくる。いい映画だなぁおい!人間サイテー!サイテーだわよ!
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 17:24:08)(笑:1票)
13.  ニュースの天才 《ネタバレ》 
テンポの良さに感心しました。展開が渋滞することなくスムーズに語られていく。クロスカッティングも面白いし、終盤、チャックがスティーヴンが発表した数々のウソに気づく時のモンタージュもとても効果的です。私は、この映画の真の主人公チャックではないかと思いました。つまり、部下から信頼されていないチャックが内部腐敗を率先して取り除くことに成功し、誰からも好かれる、頼れる編集長に成長する…という。真のカタルシスはエンドクレジット前の字幕で訪れるのかもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2015-11-12 14:23:11)(良:1票)
14.  ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ 《ネタバレ》 
ああ、最高です。サスペンスとはこうでなくては!これぞ最高の騙し。最高の脚本と最高のキャスティングです!優雅さの中に胡散臭さが同居しているマイケル・ケイン、チンピラ風情ながらしっかりと仕事をこなしているスティーヴ・マーティン、どっからどうみても純朴そうなグレン・ヘドリー。彼らの見事な仕事ぶりに拍手を送ります。特にグレン・ヘドリーの騙されっぷりとオチの「声」!本作は声が重要になる場面が多く、彼らの演技に胡散臭さとリアリティをもたらす要因になっていますが、オチのグレン・ヘドリーは凄まじい。あの声のために映画を見ているようなものでした。凄い。素晴らしいです。映画という芸術の素晴らしさを再確認しました。やられた。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-06 22:46:51)(良:1票)
15.  チャップリンの駆け落ち
最初から見どころ満載。食事シーンは相変わらず楽しいし、カーチェイスも面白い。キートンのカーアクションと比べると物足りないけど、十分です。凄いスピードでバックしてるのに3バカを轢く時だけはゆっくりなのが当たり前なんだけど笑えます。観客の視線を意識した演出がいくつか見られたのが特徴でしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-17 13:33:28)(笑:1票)
16.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
やっぱりチビ監督・ハゲ主演・デブ助演の三馬鹿コンビは最高です。エドガー・ライト並びにサイモン・ペグの脚本は洒落が効いていて素晴らしい。どうでもいいセリフをクライマックスの決め台詞にしてきたり、最後の最後でギャグにする。ギャグにもならないくだらん行動もここぞで重要な役割を果たしてくれる。小気味いいですよ。 アクションはハリウッドの警察もののオマージュで、大味ながらもしっかりと楽しめました。エンジェル警官がクライマックスの行動に出る動機がバッドボーイズって。しかも2バッドかよ!というツッコミも出来て楽しい。バディムービーとしても完璧でしょう。穴が見当たりませんでした。最初から最後までテンション上がりっぱなしでした。 コメディとしてもアクションとしてもバディムービーとしても100点満点の映画なのにファンからの著名でようやく劇場公開になったり、TSUTAYAで発掘良品扱いになったりするあたり、どうにかならないのかよ!?カップル向け映画ばっかり劇場でやってもつまらんよ!と憤りを感じます。もう日本映画界の体制は変わりそうにないので、映画館のかわりに別のところにでも行きますかね。パブとか。
[DVD(字幕)] 9点(2013-09-26 17:09:17)(良:1票)
17.  燃えよドラゴン
見るたびに勇気をもらえる大好きな映画。燃えよドラゴンのブルース・リー以上にかっこいい男はいないと思う。突っ込みどころはたくさんあるけれど、それも含めて大好きなんだ!
[DVD(字幕)] 9点(2013-08-18 15:36:18)(良:1票)
18.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
二郎は自己中心的で、美しいものにしか興味のない薄情者。実は二郎は自分の美しさにしか興味はない、ということを手紙の内容で悟った時の菜穂子の表情、彼女の決死の名古屋行き、二郎を支え、死ぬ間際に二郎のもとから去った菜穂子の人生は、僕の心を激しく揺さぶりました。これほど悲しい事はあるでしょうか?思い続けた男がこんな奴だったとは…でも、嫌いになれない気持ち。想像するだけで辛く、涙が出てきます。 一方、超がつくほどの秀才で、自信家で、薄情者で、美しいヒコーキをつくることに全力を注いだ二郎は、挫折の果てに見た夢で、妻・菜穂子に「生きて…」と語らせます。どれだけの苦悩・自殺欲が二郎を苦しめていたのか、想像もつきません。途方も無いものだったと思います。子供の頃から思い描き、人生のすべてを捧げた美しいヒコーキ作りは、多くの命を犠牲にしてしまいました。これまで戦争なんて関係ない、これは自分の夢だから、と無邪気にヒコーキを設計してきた彼に叩きつけられた最悪の現実。これを消化するためには、夢で菜穂子になぐさめてもらう他に、解決策はなかったのでしょう。当然、最後を見とれなかった妻への後悔・懺悔もあって、あのような夢を見たのだと思います。 ようやくヒコーキの呪われた運命と現実を知った二郎は、カプローニに認められ、共にワインを飲みます。この直前に映画はエンドロールに入りますが、二人が飲んだワインはきっと赤ワインだったのではと思います。同じ夢を描き、夢のなかで友情を育んできた二人。アキレスが亀に追いついたのが戦後だなんて、悲しくも美しい話です。 この作品が宮崎駿の引退作になるわけですが、これほど引退作にふさわしい映画はないのではないでしょうか。これまで兵器の美しさをこれでもかというくらいに映し出しながらも戦争反対の姿勢を貫いた宮崎駿が出した結論が、この映画なのですから。僕のオールタイムベスト映画です。
[映画館(邦画)] 10点(2013-08-23 17:21:42)(良:1票)
19.  渚のシンドバッド
歌手活動以前のすべてを投げ捨てた浜崎あゆみがきちんと女優をしていて驚いた。気だるそうな美少女、適役じゃないか!これだけでもこの映画には価値が有るのだけど、クライマックスの「結局恋愛はセックスのための口実じゃねーの」という、青臭いが真実めいたメッセージを表現するためのとても居心地の悪いラブシーンもどきがまたなんとも。みんなずるい!あと、伊藤が吉田に同性愛を打ち明けるシーンは日本映画史に残る名シーンだと思います。ドキドキ感がすごい。
[DVD(邦画)] 7点(2016-05-31 00:50:59)(良:1票)
20.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
笑いと恐怖は表裏です。この映画では笑いと恐怖が一心同体で、爆笑シーンもよく考えたら怖いし、怖さを感じるシーンももう一度見れば笑えるのです。なんてよくできた映画なんだろう、イギリスの三バカトリオすげえな!と思いました。主人公が気づかないうちにどんどん町が異様な雰囲気に変わっていく一連のシーンは最高にスリリングだし、クイーンの曲がかかるシーンなんか、腹がよじれるかと思った。オチも最高。
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 23:34:31)(良:1票)

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