21. あおげば尊し
テリー伊藤が意外にもはまり役だったと思う。芸能界のジャンクな部分の象徴のような彼が、こういう静謐な演技を見せるとは意外だったが、妙にリアルな存在感があった。ざっと流し見した後、小学校高学年の子供と一緒に改めて観た。大人には若干退屈かも知れないが、この年頃の子向けの道徳の教材としては秀逸だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-21 08:38:33) |
22. 雨鱒の川
《ネタバレ》 お母さんは光ってたけどね。あの天真爛漫な少年がいきなりナイーブでシャイな青年になるのは無理がある。阿部ちゃん演じる高倉の相手を困らせるだけの未練がましい行動は最悪。そのくせ娘に対しては強権的。だからって筏で逃げるなんて小学生じゃあるまいし…。主演二人以外のキャストがそれぞれ実力派なのがもったいない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-30 14:10:57) |
23. あの子を探して
当然のように利己的な行動をとるところや愛想のなさは国民性であって彼女に罪はないと分かっていても、やはり可愛くないなーと思ってしまう。どんなに真摯な行動も全ては金の為と思えば涙も出ない。その気持ちと行動の純粋さには感心するが、美しくはない。生徒を心配しての行動というより、自分一人の利益の為に残った幼い生徒達を利用した挙げ句、ほったらかしにして出ていったわけで・・。ミンジと対照的に愛嬌のあるキャラだったホエクーの泣き顔にはちょっとジーンときた。 6点(2004-11-14 23:05:48) |
24. アメリカン・スウィートハート
《ネタバレ》 キューザックが全米で万人受けするほどのいい男なんだろうか(笑)。キャサリンのワガママセレブぶりは堂に入っていて清々しいぐらいだった反面、ジュリア・ロバーツの方は役の設定通りひたすらキャサリンの引き立て役だったというだけでなく、むしろキキの方が陰湿で計算高い女という気配を感じさせて応援する気にもならなかった。太ってて醜かった私が痩せて綺麗になって思い通りの人生を手に入れる・・あまりにも陳腐な女の夢ストーリーで何だか薄っぺらい印象でした。こういう話なら連ドラ仕立ての方が脇役の魅力が生きて面白くなりそうだ。 4点(2004-11-10 14:03:51)(良:1票) |
25. 藍色夏恋
眉前ショートで愛想のないグイ・ルンメイに「キスしたい?」って言われてもなぁ・・それで喜んでいる体育教師がマニアックな好みの男に思えてしまった。チェン・ボーリンは最後まで爽やかだったが、どうしてもお似合いのカップルには見えなかくて、キスシーンなんてむしろ「さぶ」の世界のような絵に見えてしまって「えー、そんなにこの娘がいいかー??」と最後まで疑問だった。ラストは甘酸っぱくて青春映画の王道をいってる感じがよかった。 5点(2004-10-26 12:54:46) |
26. 甘い嘘
《ネタバレ》 クロチルド・クローの疲れた顔と対照的に屈託ない笑顔の愛らしさに感心した。アングラードはやはり身の破滅をするほど女に入れ込む役が似合う。女なら一度はこんな風に愛されてみたい! 冒頭でこの二人の演じる夫婦のラブラブっぷりが嫌みなく美しく描かれているのはさすがフランス映画。でもその粋がやがてベタベタの痴話喧嘩になるようでガッカリ。フランス人の恋愛観が分かっていないだけなのかも知れないが、浮気相手と寝たかどうかってそんなに重要か?それを問いつめても意味が無いという気がするのだが・・。まあ妻の気持ちはよく分かるので切ない。真相を知ったら結局ジャンは自殺しそう。 6点(2004-10-09 11:56:52) |