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プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  赤い風船 《ネタバレ》 
赤い風船・・・それはまるで、ちょっとしたペットのよう。 捨て犬や捨て猫のように、誰かが膨らまして街灯にくくりつけたのでしょう。捨てられた風船を見つけた少年はその風船を可愛がり、風船もまた少年のそばにいようとする。この両者の関係がほんわかと暖かくて、見ていてとてもピュアな気分になれます。 大人の目線でこの映画を観てしまうと、ついついあの風船をどうやって動かしているのかが気になってしまいますが、そんなことを詮索するのは野暮というもの。 グレーの建物をバックに大きな赤い風船。そのコントラストや、奇想天外摩訶不思議な動きをする風船と、純真な少年。それだけでもう十分、幸せ一杯な映画なのです。 最後の方で、いじめっ子が風船に悪さをし、風船は割れてしぼんでしまいます。すると、町中から風船の仲間たちがぞくぞくとやってきて、そのいたずらっ子に仕返しをするのかと思いきや、そこはフランス映画。日本のドラえもんの道具のようなことはいたしません(笑)。集まった風船たちは、少年を空の旅へと連れ去っていくのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2008-11-03 17:35:07)
2.  あこがれ (1958) 《ネタバレ》 
あこがれて、その対象を傷つける・・・。なんて大人気ないんだろうって思っても、大人じゃないから仕方ないのだけど。けど、相手が傷ついたことが判って初めて大人になっていくわけで、苦い思い出かもしれないけれどとても貴重な経験。 ナレーションが大人の声であることから、この映画は恐らくはトリュフォー自身の懐古なんだろうなと思う。 うまくコメントできそうにないけど、自分が小学校低学年の時に募金活動をしていた時の、中学生くらいの“お姉さん”の胸元に赤い羽根を刺すときのあのドキドキ感が舞い戻って来るような、そんなどこか懐かしい映画。(感想になっとらんがな!)
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-02 22:23:35)
3.  悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 
ヒッチコックに影響されたのか、はたまたこの映画がヒッチコックに影響を与えたのか、どちらかわからないくらい雰囲気が似ていますよね。 殺人を終えて自首しようか迷っているクリスティーナに対してそれを思い留まらせようと説得するニコールですが(これは「ロープ('48)」に似ている)、実際に毒を盛ったのも水に沈めたのも像を重石として実際に使ったのもみんなニコールなんだから、「自首してしまえば刑は軽くなるぞ~」と、いつの間にかクリスティーナに感情移入してしまい、最後のどんでん返しではクリスティーナ同様に完全にノックアウトされました。このように、騙される側の人物に感情移入させることによって観客にウラを読ませない筋書きと監督の手腕に脱帽です。 名シーンの宝庫ともいうべき本作ですが、ドアが閉まった瞬間にミッシェルのグレーの背広が老刑事の目の前に出てきて「こんな感じ?」と言うシーンが特に好きなんですけど、何かゾッとしますよね。 それと、プールの水を干した時、下からのアングルでクリスティーナが卒倒するところを映したシーンなんて芸術的じゃないでしょうか。 ニコールはあれだけ巧妙にクリスティーナをだまし、徐々に心理的に迫り、最後には心臓発作を起こすくらいまで追い込んだのですから、まさに“悪魔のような女”でしょう。 ラストで、少年が言ったセリフにいまいちピンとこないのですが、トータルで見ると映画全体でモノクロ画面のとても良い雰囲気が味わえたのと、数々の映像のテクニックに大いに魅了され、ラストのインパクトもしっかり衝撃を受けたので、久々に満足のいく映画に出会えたと思いました。
[映画館(字幕)] 8点(2006-07-02 01:23:30)
4.  悪魔の発明 《ネタバレ》 
カレル・ゼマンの映画はこれが初めてなのですが・・・どうも、楽しめませんでした。 まず、映像を見た印象が「本当は全部実写で撮りたいのだけど、無理な部分はアニメで補う」という感じにしか見ることが出来ませんでした。カレル・ゼマン監督はリアリティを追及するためにあのスタンスをとっているのかもしれませんが、アニメならば実写ではとうてい出来ないような非現実的でファンタジー色溢れる映像を見せて欲しかった、というのが私の感想です。この監督の映画に高得点をつけている方からしてみれば、「こいつ、なんにも解ってね~な」と思われるかもしれませんが、私が今まで見てきたアニメ(マンガも含む)には必ず存在した“作者の内に秘めた妄想”というのが見当たらず、作者の主張が見えにくかったように思います(半アニメのような作品だからしょうがないですが)。 この作品の中での唯一のそれは、2匹の魚がすれ違って尾ひれが重なった瞬間パッと蝶に変わってひらひら舞うシーンでしょうか。 所々にあるコメディなシーンは、映像にマッチした古典的なギャグなので味があって良いのですが、やはりストーリーがありきたりな退屈な展開で、しかも、ラストに差し掛かったシーンでの博士の行動も読めてしまうので、ストーリーで勝負できる作品でもないだろうという結論になりました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-01-14 23:31:35)(良:1票)
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