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1.  ある過去の行方
ベレニス・ベジョが出てるってことで観に行ったのだけれど、なんかこの10年くらいに自分に起こったことがオーバーラップしてきて、深く考えさせられる作品でした。エンディングはちょっとやりすぎかなって、わたしは感じましたけどね。とにかく、押し寄せてくる限りない「日常」のなかで懸命に生きている、複雑な環境の家族を精緻に描いてたとこ、好きです。そうそう長女役の娘がめちゃくちゃきれいで、マリオン・コティヤールをもっときれいにしたみたいだなと思ってたら、ピアフの少女時代やってたんだね。
[映画館(字幕)] 8点(2014-05-18 13:15:57)
2.  アップサイドダウン 重力の恋人 《ネタバレ》 
わたしの街では公開されなかったし、近隣の大都市でもあっという間に終わっちゃってたので今頃。このとんでもない絵空事を映像で見せたってことで良しとします。設定からなにからいい加減の極みなんですけどね。とくに「頭に血が上りっぱなし」を想像してしまって、燃え出すタイミングより先に息が苦しくなっちゃう。大甘な点数は、ティモシー・スポールのほのぼのさに対してのもの。「ラッキー・ブレイク」「ラストサムライ」などおなじく、彼が出てるだけでなにかホッとしました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-08 14:30:21)
3.  アルゴ 《ネタバレ》 
イラン・イスラム革命とはなんだったのか?が2時間で分かる作品。この頃のアメリカはまだ「いい国」ですね。となりのアフガンにソ連がやって来て、モスクワ五輪ボイコットのニュースが流れてて、この翌年にようやく大使館の人質たちが解放されて、そしてそして私たちの知らないあいだにカナダ大使館に逃げてたアメリカ大使館員がこっそり救出されてたなんて。シャー・パーレビのやってたことは当時から極悪非道と報道されてたけど、それに対する革命だということが映像としてきちんと伝えられてて、アメリカ=正義という硬直した思想に囚われていない描きかたは好感が持てます。ブッシュなアメリカを賛美する人たちだったら、こういう作りにはならないもん。とにかくシナリオが半端なく素晴らしい。エンディング近くで「マルクス」というと「グルーチョ」と応えるところなんか最高ですね。サハルという名の使用人のその後もちゃんと描いているし。ただ、彼女がイラク国境を越えるというのが、その後のことを知ってるだけに考えさせられます。イラン内部のことまで検証できないけど、時代考証はほぼ完璧じゃないでしょうか、ファッション、髪型、メイク方法まで含めて。ちなみに私この12年後にエジプトに行ったんですけど、プジョー504はまだ現役でした。音楽の使いかたもよかった。Zeppの“When the Levee Break”が、計画が頓挫しかかった瞬間にレコード演奏として入ってきたところはゾクゾクしました。
[映画館(字幕)] 9点(2012-11-01 16:53:05)(良:2票)
4.  アレクサンドリア 《ネタバレ》 
封切り時観てたのですが、ブックマーク等をすべて失ってしまうという大惨事に見舞われてましたので今頃レビュー… このヒュパティア(英語だとハイパシア)という人の存在、1969年(多分)から知識としてありました。角川書店から出てた「科学史物語」という本にこの件について記述があり、そこには「キリスト教徒によって石打ちにされ、肉片は骨から削り取られた」となっていたのでかなり鮮烈に覚えています。その本は父親が購入したのですがそのまま放置、当時中2で無線マニア&フォーク・クルセダーズ・ファンだった私がそれを読んだのですが、記憶の隅に置き去りになって40年。その間、中学高校の世界史、大学の西洋史(カトリックだったからここでこれに関する講座は当然ないか)では思い出すこともなく過ぎていって、朝日新聞の沢木耕太郎氏のコラムでこの映画の存在を知ったわけですよ。 最初、近所では公開されなかったので、ちょっと離れた大きな街で観ました。ヒュパティアが先進性があったことを示すため地動説+ケプラーの法則を組み込み、また古代の奴隷制からの解放と初期キリスト教がリンクしたように話を作って、現代の人々にもわかるようにしてますが、ちょっと無理があるんじゃないでしょうか。ただ、宗教がそのときの体制、人民を飲み込み、大きな流れとなって全く違った世界を作ってしまうってことは、この辺では2~300年のあいだに2回発生し、その後というか現代にまで影響をおよぼしているわけですから、その原初のエネルギーの一端が映像化されたってことは評価すべきだと思いますね。「ネロの迫害」から「ミラノの勅令」まで250年間のキリスト教徒のことは、日本に住む私たちはほとんど知りませんから。つけた点数は、古代アレクサンドリアを様々な文献・伝承からできるだけ再現しようとした熱意と、このまれな女性学者(次に学者として女性が出てくるのはキュリー夫人、つまり19世紀)を主人公に据え、古代における科学と宗教という問題を映像作品にしたことに対してです。 ところで、ネルソン・ミンゲラの息子マックス・ミンゲラ、ライティングによっては「小島よしお」に見えませんでした?
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-25 19:26:17)
5.  アーティスト 《ネタバレ》 
全体の批評は朝日新聞紙上で大林宣彦、中野翠両氏が対談されてる内容でほぼすべてだと思います。(レビュー時点では http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201204120267.html で講読可)特に、アステアじゃなくジーン・ケリーだってとこに気づかれた大林監督はすごい。華麗さよりも、どちらかというとデフォルメに近いダイナミックさを優先させたステップですからね、ジーン・ケリーは。「ブロードウェイのバークレイ夫妻」と思わせて「雨に唄えば」へのデディケイトで締めくくってると考えれば、ハッピーエンドもこじつけじゃないと思えます。フィルム燃やすシーンは「イングロ」でリアルさ知ってしまった以上、いい加減に見えてしまって残念。ジャン・デュジャルダンは「毒気を抜いた」植木等というイメージ。ってことは、東宝の「無責任/日本一」シリーズはダグラス・フェアバンクスがジーン・ケリーばりのステップでスクリーン全体を駈け、踊るっていうコンセプトだったのね。あ、犬のUGGYは100点。
[映画館(字幕)] 8点(2012-04-17 09:00:53)(良:3票)
6.  アクロス・ザ・ユニバース 《ネタバレ》 
ビックリしたね、歌詞うまくつないでストーリー作ってて。歌詞ちゃんと聞いていない日本人には想像つきません。台詞にうまく曲名紛れこませたり、登場人物が歌詞に登場する人名だったりするのもうまい。"All You Need Is Love" でエンディングってのは "She Loves You" を使いたかったからでしょうね。もしかするとこれがきっかけでこの作品生まれたのかも。そうそう、屋上で Gig ってアイデアもよかったよ。途中なんとなく「いちご白書」になりかかって、それで減点しましたけど、満点でもよかったと思います。セットの風景が "Rent" にも似てたし。ただビートルマニアじゃなきゃつまんない作品じゃないかな。ボノがドクター・ロバートってのはすぐ気付いたけど、ジョー・コッカーとサルマ・ハエック出てたのね。
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-29 09:48:13)(良:1票)
7.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
ものすご~く普通の家族の会話のように聞こえる台詞ですが、日常であんなに説明することはありえない。おたがいの言葉がほとんどかぶらないし。そういう意味でとてもとても向田邦子的。日常会話に聞こえないほどカリカチュアライズされてたとしたら橋田壽賀子ですけど(笑) ということで「ただいま11人」に始まるTBSホームドラマの王道を継承している作品だと感じました。是枝くんは今度はこれをやりたかったのね。毒のある言葉が思わず出てしまうところなんか「寺内貫太郎一家」そのまま。風呂場での「板橋」はその極みでしたね。そうとう笑える台詞が散りばめられていたのだけれど、あんまりクスクス笑う人いなかったなぁ。きんばあちゃん=悠木千帆(樹木希林)主役で、里子さん=加藤治子がアクセントつけてるってのはうまいキャスティングでしたね。この二人の絡みのシーンもほしかったけど、やりすぎないのがさりげなくてよろしい。夏川結衣うまくなったねぇ。「花よりもなほ」のときもそう感じたけど、鈴木杏の母親役やってたTBSドラマ「青い鳥」のときはどうしようもなかったのにね。そうそうYOUは最高ですよ。浅田美代子、風吹ジュンを出すといかにもって感じだけど、YOU使ったことで趣に変化つけられたと思います。多分「誰も知らない」で使ったときこの着想が生まれたんじゃないかな。ゴンチチの音楽と「ブルーライトヨコハマ」だけでも評価高いですよ。特に「ブルーライトヨコハマ」のシングル出してくるところでジャケット見せないのはうまい、コロムビアの内袋をさりげなく見せててね。
[映画館(邦画)] 9点(2008-08-15 18:39:58)
8.  アイム・ノット・ゼア 《ネタバレ》 
素晴らしい!!! ディラン・ファン以外にわかるのかな?って不安もあるけど、当時を見事に再現しつつ再構成されてて堪能しました。ディラン本人が公式伝記として認めたってのもよくわかる。選曲最高だし、なんといってもケイト・ブランシェット!!!、言うことございません。「エリザベス」今作「クリスタル・スカルの王国」と今年は彼女を堪能する年なのかな? DVD化されていない「ビリー・ザ・キッド」のエピソード出されると観たくてしょうがなくなってくるんで1点減点(後にちゃんと発売されましたが、そのままにしときます)しましたけど… 冒頭とエンディング近くに2回バイクシーンが挿入されるのは「アラビアのロレンス」意識したんでしょうな。こりゃ間違いなくDVD出たら買ってしまいます。重箱の隅つついたような解説付きでお願いしたいですね。
[映画館(字幕)] 9点(2008-06-10 16:17:55)
9.  アフタースクール
いつもはしっかりネタをばらす私ですが、今作品ではできませんね。見事にだまされました。DVD化待たずにもう1回観に行きます。小説で言うと乾くるみの「イニシエーション・ラブ」に匹敵するくらいよく考えて作られてますね。絶対観て損はない作品だと思います。政治家(大石吾郎とは気がつかなかった)が最後まで腑に落ちなかったんだけど、エンドロール後に判明するので未見のかたはご注意を。2番館に移ったような時期にネタバレ・バージョン追記したいと思います。現時点で今年の邦画No. 1。
[映画館(邦画)] 9点(2008-05-27 19:08:21)
10.  明日への遺言 《ネタバレ》 
先月の東京大空襲を描いたTV2作品といいこの作品といい、日本人が非戦闘員への無差別爆撃を取り上げることが多くなったことは一歩前進です。岡田資の論理の構築をちゃんと伝えてますし。ま、作品としてはたいしたことないですけどね。DVDで充分だと思いますよ。ただ、藤田まことと藤純子(富司純子)が夫婦ってのが「スチャラカ社員」をリアルタイムで観てた年寄りにとってはうれしかったね。
[映画館(邦画)] 6点(2008-04-15 11:22:13)
11.  アポカリプト 《ネタバレ》 
ずいぶんと乱暴な設定ですね。メソ・アメリカの年代、場所をごちゃまぜにしてスペイン船の上陸にくっつけてて観てらんない。パッションの時はおそろしいくらい聖書に忠実に作ってたのに。劇中使用されている言語はどんな集団の言葉なんでしょうか? サスペンス・ドラマとしては十分おもしろかっただけに残念。アメリカの諸文明はヨーロッパに滅ばされたというより、彼らが持ち込んだ新種の病原体(アメリカ側から見て)に対する免疫がなかったために人口が激減して滅びたと現在は考えられています。したがって、冒頭の引用は的確ではないですね。それから、2番のかた、コンキスタドールの艦隊だとしたらピサロではなくコルテスです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-11-22 09:57:31)
12.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
祝!!!DVD化。Love ActuallyのDVDに封入されてたチラシで発売されてたのを知りました。もちろん即購入。実は以前に発売されてたレンタル用ビデオも持ってますし、サントラも原作も。もともとは週刊漫画アクションのコラムで公開当時に知りましたが、すでに上映が終了していたため映画館で観たことはありません。結構名画座のスケジュールをチェックしてたんですけど… ビデオを手に入れた後、たぶん20回以上観てると思います。タイムトラベルの方法はジャック・フィニィの「ふりだしに戻る」とおなじで、タイムマシンという無粋なものを使わない時間SFの手法として有名です。マティスン(たぶん発音はこう)がデディケイトしてるってことで、それを教える教授の役名がジョージ・フィニィなんだと思います。ディテールの詰めが完璧な作品ですし、映像が最高にきれい。DVDに入ってるインタビューで色々なことがわかりました。ジェーン・シームーアが007に出たことによってこのサントラにジョン・バリーが決まったこととか。マイナス1点は、元の妻が「なんという悲しいエンディング」と絶句してしまい2~3日落ち込んでしまったので、すべての人にお勧めとは言えないかも知れないと思ったからです。
9点(2004-07-04 18:50:47)(良:1票)
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