1. アウェイ・フロム・ハー 君を想う
《ネタバレ》 妻への一途な愛が主題。人生の黄昏を迎え、振り返ってみればいろいろあったにせよ、夫側からみれば妻と共に歩んだ充実した愛満ち溢れる人生だったと感じている。妻がアルツハイマーに罹り夫婦の歩んだ痕跡だけでなく現在の夫婦が消えかけている。夫婦というものが消えているのにそれでもなお夫として妻に尽くすその理由は、妻が自分の歩んだ人生そのものでもあるから。驚くのは、妻の幸せのため、あるいは妻の病状回復のために老人施設での妻の恋人を、自分自身がその相手方の奥さんと(いやいやながら)枕を共にしてまで施設に戻そうとするあたりだ。ラストシーンで一瞬昔の記憶が戻り、確かにその瞬間だけは昔の夫婦となった姿で終わる。夫婦として歩んできた二人の記憶が断片的であっても「残って」いる、そこに己の人生のすべてを賭ける夫と、真実の愛を感じられたそのときの妻の姿を見て、今こうして暮らしている一日、一瞬を大事に家族と過ごしたいと、心からそう思った。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-18 16:15:19) |
2. アバター(2009)
《ネタバレ》 こういった「蛮族VS白人」みたいな図式、いい加減にせんかな・・もお・・。主人公の「最初はおどおど、でも実力発揮すりゃあ、白人様はこれくらい凄いんだぜ」ってな、ありがちな筋書きには反吐がでそうだ。他国侵略する悪い主役も白人(米国)、弱気蛮族を助く良い主役も白人(米国)。蛮族は人間扱いされず、「環境の一部」扱い、ひどいもんだ。それにさ、主役の白人が一度部族の仲間として認められたわけだが、その後、当初の目的(スパイ)を明かしたおかげで裏切りもの扱いされていたが、部族の契りってのはそんなに軽いものか??そりゃ、お前さん方米国人みたいに永遠の誓いをしながら簡単に離婚する人種からみた「でっちあげ」だろうよ。白人が攻めてきたからって、無理やり民族意識を盛り上げ、戦争に持っていこうとするその軽薄さ、土人文化侵略を責めている映画じゃなかったのか?どっちなんだよまったく。登場人物で唯一まともなのは「大佐」だけだぞ。彼はしっかり任務を果たそうとしていた。3Dって点だけ。あとは全面的に大っきらいな映画。 [映画館(字幕)] 3点(2010-01-11 00:35:24)(笑:2票) (良:4票) |
3. アイアンマン
《ネタバレ》 ババババキューンと空をゆく~・・・光速エスパーを思い出しました。もう夢を追う世代じゃないと自分では思っているので、実はちょっとついていけなかった、その荒唐無稽さには。ヒーローものだから当たり前なんだけど。主役が中年実業家で、お相手もそこそこ年増ってところは自分的には好感度アップだ。ストーリー展開のテンポが非常に軽快で、娯楽作としては楽しめた。 あれ?だれも光速エスパーに言及してないのか・・・・どっちかがパクリだと思うけど。 [映画館(字幕)] 7点(2008-10-13 21:48:55)(笑:2票) |
4. アダム -神の使い 悪魔の子-
《ネタバレ》 クローンに記憶が移植される・・・!わけねえだろうが!! サスペンスでも、ホラーでも、なんでも、途中まで引っ張ってきて結局オチが「作者に的にはアリ」って造り、もういい加減にしてほしい。そういうことなら最初から観たりしませんのに。シックスセンスなどに近いな。サスペンスと思っていたら、オカルトだった・・ガクッてやつ。最低な映画です。 [DVD(字幕)] 0点(2007-05-31 20:55:47) |
5. アンダー・サスピション
《ネタバレ》 警察捜査の怖さを表す。表向きの顔をどんどん剥ぎ取られてしまい恥ずかしい部分を曝け出すハメになるのだが、それが怪我の功名で夫婦関係の誤解を解く方向に導いてくれるという深い映画。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 23:57:47) |