Menu
 > レビュワー
 > Nbu2 さんの口コミ一覧
Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 346
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

増山江威子さんのご冥福をお祈りいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
「ナウシカ(宮崎駿)」と「AKIRA(大友克洋)」は、ぜひ漫画版を読了していただきたい、と思っている50代おっさんの呟きであります。ヤンマガでの連載を中断してまで作者が映像化する、とワクワクして鑑賞した高校生の私。映像と音楽は素晴らしかった(レビュー点数は全てこれに対して)のだけど、もう?でした。で今考えると原作が途中だったという事もあったのでしょうが、「アキラの危険性=制御できない力」を示すシーンがオープニングシーンだけなので、第二のアキラたる鉄雄の危険性が観客に伝わらないまま不良少年の小競り合いで終わってしまったストーリーテリングの駄目さがこの評価なのではないか、と。後に完結した漫画を読了し、東京を壊滅させた少年アキラ=「人類には制御出来ない科学=(原子)力/核」、そして老人の顔をした子供達(タカシ・キヨコ・マサル)=「人類が過去の経験と理性によってコントロール出来ている叡智」のメタファー(隠喩)であり、テーマの一つとして「行き過ぎた科学の発展と平和への有効活用」が込められてる、と思った私としましてはやはりこの作品を映画で見てはいおしまい、ではもったいなさすぎると感じた訳ですよ。そして「超能力を持った子供」設定は「子供の持つ無限の可能性+その裏に見える嗜虐性→科学の輝かしい発展とその知識を悪用される疑念」の具現化、である事と合わせて「大人は理性的だ冷静な判断だと弁明してるけど『核のボタンを押す』という行為なんて結局子供じみた感情的、癇癪の発露でしょ」という皮肉を示してるのではないかと。(居るでしょ、「正義/平和の為」とか言ってる国家指導者。)本作は「核と平和」を描いた日本発のエンターテインメントとして「ゴジラ(’54)」にも勝るとも劣らない名作と私は勝手に思ってますので重ねてしつこいですが、劇場版を鑑賞しただけで終わるのはもったいない。漫画版を読了するとっかかりとして機会があればぜひ。
[映画館(邦画)] 5点(2022-04-03 15:48:24)(良:1票)
2.  あしたのジョー2 《ネタバレ》 
2018年5月に4Kデジタル・リマスターのブルーレイが発売されたのだが、「日本の映画会社もやればできんじゃん!」というくらいの物凄いクオリティ。但し今回の点数はこの画質に対してのものであり、出崎統/杉野昭夫コンビの作品を堪能するのなら絶対TV版を見ていただきたい。ポイントは2点。①TV版では登場人物各位がそれぞれ彼らなりに「真っ白に燃え尽きる」事を模索している人間群像劇である点が物凄く丁寧に描写されていて印象深い。それはマンモス西/ウルフ金串やオリジナルキャラであるルポライター須賀清、また統一戦を戦うレオン・スマイリー。白木葉子も彼女なりに、ボクシングに惹かれた者として責任を全うする矢吹丈の「同士」として描かれているのは気のせいか。②よくアニメ映画で聞かれる『声優か俳優か』という課題、私はこう答える「キャラクターに合ってれば、どっちでも良い」。あおい輝彦と藤岡重慶のコンビは俳優がアニメ作品の声優として携わった最高峰のクオリティと、考えてます。後は下記レビュアー皆様のご意見にまったく同意。という事でこのテレビ版のリマスターも、宜しくね。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2018-06-27 18:31:31)
3.  悪魔の毒々モンスター 《ネタバレ》 
という訳で40過ぎのおっさんが無修正・デジタルリマスター版を劇場で見ましたよ。ただ「無修正」=修正されようがされまいがこれでウヒョー!な気持ちになるわけないし、リマスターされてもエログロが綺麗になるわけでなし(逆にリアルっぽい→本物?に見えてくる分、たちは悪い)大画面で見る分これほど困った進化はない。ただ俺にとってトロマ映画を鑑賞すること=童心への回帰。何というのか...小さい頃泥だらけになって遊び道に落ちている汚物にギョッとし、広場の隅にまとめて捨ててあったエロ本の束に「見たい...でも周りの目が..」みたいな気持ちの発揚がこの映画を見ていると抑えられない。加えていじめっ子をやっつけ、悪徳企業をぶちのめすヒーローになる。さらにさらに(ここ大事)自分の顔を気にしない、美女(!?)と恋におちる。こりゃ男の理想だな。そんな男の夢をまったくもってどーしようもない映像で具現化するトロマ、素敵だ。お父さんホタテマンだし。最後にこのレビューに『「カブキマン」もこの調子でお願いします』と書く予定だったがなんとトロマ社、過去の作品をyoutubeで無料公開しており某ーンダイビジュアルとかーブリも少しはこの器の大きさを見習えよ、と忠告してあげたい。締めは関根勤氏と同じくこれで。ヴィバ!トロマ!【2021年追記:youtubeのトロマチャンネル、さすがに過去の作品を無料公開する事はこのご時世なのでなくなったものの、好々爺となったロイド・カウフマン氏は相も変わらず素敵な投稿をし続けてるのはうれしい。いつまでもお元気で】
[映画館(字幕)] 2点(2013-03-06 11:43:40)(良:1票)
4.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
私を映画ファンに仕立たのは間違いなく「燃えよドラゴン」と「雨に唄えば」、そしてこれ。この作品は間違いなく全ての芸術作品もひっくるめて後世に残すべき文化遺産である!と声を大にして訴えたい。「清潔な」砂漠を愛した一軍人が歴史と民族の諍いに巻き込まれ英雄となり、その手を血に染め敗残者として記録から姿を消す。歴史の記録/記憶の作られ方や人間(民族)の倫理観や行動について考えさせられただけでない、自分にとってこの映画は「個の確立(砂漠を越えた後のあの『Who are You?』は深い)のあり方」そして強い意志を持って未来を乗り越える事の素晴らしさ(逆に今になってみるとそういった希望はなかなか叶わない難しさも感じる)を教えてくれた。なおかつこの映画は絶対にCGでは再現不可能な、人間の息づかいがスクリーンからあふれている!役者も音楽もなにもかも素晴らしいがやっぱりここは名匠デビット・リーン(=この人の作品に流れる「異文化コミュニケーション」の取りあげ方は現代の社会でも十分議題に挙げられるべきテーマでまったく古くさくない)のテクニックに堪能しよう。何回見ても飽きないし毎回新たな発見があるこの映画、ぜひ機会があればスクリーンで堪能ください。テレビ画面ではこの映画、多分7点くらいでしかない!
[映画館(字幕)] 10点(2012-06-16 09:50:36)(良:1票)
5.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
「主人公が余命幾ばくもない事/偶然見かけた美人女優のポートレートに惹かれ調べてゆく内に実は過去に...」という設定にした原作の方が話の流れとしては自然なのではないかな、と思うのだが「映像化」という意味ではとても上手く出来ていると思いますよこれ。ジョン・バリー+ラフマニノフの音楽・俳優の演技(役者リーブはこの映画で100年後の映画ファンに名を残す演技をした。断じてクラーク・ケントの人では無い)、主人公が惹かれたポートレートの裏話。そしてそしてラストシーン。もちろん原作も彼女との結びつきを暗示して主人公はあの世へ向かうのだが、「絶対このようにして彼らは再会している!そうに決まっている!!」とばかりに映像として具現化されちゃうと、「時を越えて二人は永遠に結ばれたんだ」という思いが湧き出てたまらないんですよね。初見は大学生。ヌーベルバーグだなんちゃらと言ってた頃には甘っちょろい話だと蛇蝎の如く嫌っていたくらいだが、今なら言えよう。新しい波、どっか行け~! 愛しい皆様と観賞下さい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-14 11:23:36)(良:2票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS