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プロフィール
コメント数 1991
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.  ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 《ネタバレ》 
興味深い! あらゆる名監督のこういうドキュメンタリーが残っていたら、 後世、その監督の映画を観直すとき、かなり分かりやすく勉強になる。 今、活躍中の監督たちのドキュメンタリーも、後世の映画ファンのために残すべきではないだろうか?  それにしても何と喜々と映画について話すのだろう。 溝口の痴情のもつれから、背中をカミソリで切られるとこから、 晩年の田中絹代との噂の真相まで、実に興味深い。 田中はこう言ってる。 「(溝口は)田中絹代に自分の惚れてる女性像を演じさせて、その「女性」に惚れてる」  何より女性映画の名手が、溝口の上司の村田実が男性映画の名手だったため、 会社側から女性映画を撮るように言われてから始めたという出発点は驚きである。 「楊貴妃」では、自分の分からぬ異国の上流階級の女性を描くにあたり、 イライラが募り、美術や女優にあたっていたというのは、とても今では問題になる話である。  しかし「雨月物語」を筆頭(私はそう思っているが)に、名作を数々生み出した 巨匠の実情は、凡人の自分にはホッと一息つけてしまうのであった(笑)  追伸)伊藤大輔ファンの自分には、おお!これが伊藤監督か!という映像があるのに感激♪
[DVD(邦画)] 7点(2021-07-18 22:43:22)
2.  アギーレ/神の怒り 《ネタバレ》 
見応えある! こんな映画は、あまりない・・  未開の地への征服過程における、ここでは文明の敗北(消失)を 描いてる。 だがどうだろう、この10年後に同じような設定で、今度は 「フィツカラルド」で文明(文化)の勝利を描く。 本作とこの作品の監督の問題意識の変わり様は興味深い。 かつての王子が、征服され奴隷になっているキャラの設定もすごい。  ヘルツォークの人間の罪深さへの容赦ない表現がニュージャーマンシネマ真骨頂である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2019-12-18 02:20:05)
3.  悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 
うわぁぁぁ・・。容赦なく残酷な映画の古典。本来、この手の映画は観ないのだが、有名なトビーフーパー監督が亡くなられたので、鑑賞。この監督作品は「ポルターガイスト」が結構、好きだったけど、出演者に不幸が続いたりして、以後気持ち悪くなり、この手の映画はあまり観なくなった。ニューシネマらしく、観終わった後に、「あぁクソみたいな現実だけど、こんな映画よりまだましだ」と別の意味で元気(?)になる映画ではある。自分の中では「時計じかけのオレンジ」がトラウマになっていたのだが、この映画よりましだった。もし、この映画を若いころに観ていたなら、今頃は犯罪者予備軍だったかもしれない。あぁ恐ろしい。本当に映倫はしっかりしてくれよ。こんな映画、子どもに観せたら、いかんでしょうが!アメリカがベトナム戦争で、いかに国内が激しくのたうちまわっていたか、まさに心に錆びたナイフでキリキリ切りつけられるように刻まれる一本。悪夢ってこんなんだろうなぁ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2017-09-02 01:29:01)
4.  愛の嵐 《ネタバレ》 
女性監督で、戦時中にユダヤ人女性がナチスに酷い目にあったという設定からして、こりゃダークボガード、ボロボロにされるわ、と思って観ていたら、???。シャーロットランプリング演じる女性があまり頭が良くないのは分かるんだけど・・。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 11:53:05)
5.  暗殺の森 《ネタバレ》 
退廃を明るく美しく。明るい光の中で空っぽ人間のファシズム時における空っぽぶりを描く。護衛のとっちゃんの一言「仕事でも卑怯な奴の相手は嫌だ」、これに尽きるんじゃない?自分としては、悪趣味じゃないセンスでスタイリッシュに退廃を描いてる感じが、大友克洋のマンガ「AKIRA」の1巻あたりの感じに似てると思った。この後の「ラストタンゴ」の汚れっぷりから、案外この映画はベルトリッチ本人の自分の空っぽぶりを素直な感じで描いたのかな?でもその後たくさん見事な作品を創っていっているようだから、彼は立派に立ち直ったのかもしれないね。この映画に関しては主人公の魅力の無さから7点です・・
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 09:58:32)
6.  秋のソナタ 《ネタバレ》 
どんな女性でも幸福について敏感だ。イングリッドバーグマン演じる母親のピアニストは自分こそが人生の主役と、嬉々として生きている。それに対し静かな人生の娘は母親が好きではない。ある日、ついに娘は爆発する。母親は「助けて」とプライドも捨てて、娘に乞うように言う。が、そこで画面は変わり、母親は自分をヨイショしてくれる男性とまた列車の旅にでている。きっと娘はあの母親の悲痛の言葉に黙っていたのだろう。母親が出て行くまで。そして最後の手紙でまだやり直せると娘は言う。まるで絵画のような光線に照らされる部屋の中で静かな物語はつづられる。タイトルから興味を抱いて、学生の時からどんな映画だろう、と思っていた。そしてある時、NHK教育で観たのだが、静かにでも確かに、今の自分に影響与えている。「~のソナタ」は夏以外全部ある。韓国ドラマの方より、こちらの方が好きだ。エリックロメールのものは大事にとっておいてある。いつか観たい。それにしても自分はシワの多いおばあちゃんの方が好きなんだなぁと思った。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-02 19:23:31)
7.  アルタード・ステーツ/未知への挑戦 《ネタバレ》 
科学者の悲しい性で、自分自身で実験せねばと、やっているうちに、体がゴリラ並みに退化していってしまう。でも最後は愛が勝つ。そんな内容だが、この作品のキモは体が変化していく様子。当時は衝撃となったことだろう。これ以降、マイケルの「スリラー」や「ハウリング」などで出てくるおなじみの特殊メイクだ。もう一つの肝は幻想シーン。宇宙の誕生から地獄のイメージまで、様々な映像の嵐が巻き起こる。「2001年宇宙の旅」の映像に挑戦したという感じ。この映画、自分は人生初めての招待試写会で観た。その頃は主人公が冒頭のドラム缶の中で漂ってたりして、気持ち良さそうだなぁと思っていた程度。今、観ると、ウィリアムハートが出ていたりして、当時流行のB級SFとは違った風味の映画だった。
[DVD(字幕)] 6点(2010-09-14 11:35:12)
8.  愛のメモリー 《ネタバレ》 
見事などんでん返し。ヒッチコックの「めまい」と同じラストか?と思っていたから、このラストは驚いた。まさに映画的な面白さである。それにしても一人二役(三役?)のこの女優さんには見事にだまされた。奥さんのときは落ち着いた、エレガントな役で、生き写しの美術史家の卵役では、目がクリクリしてて、いかにも世間知らずと言った感じで、娘のエイミーと分かってからは、本当まだ幼いパパ大好き女の子といった感じで、見事に演じ分けきっていて、デパルマの計算どおりの配役だったのではなかろうか?それにしても悪役のジョンリスゴーは「ガープの世界」で売れ出したんだろうと思っていたが、若い頃にこんな映画に出ているとは・・・これまた驚いた。映画の時間もちょうどいい長さで、映画の面白さはかくありなん、といった作品だった。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 11:26:23)
9.  悪魔の追跡 《ネタバレ》 
オカルトやホラーが嫌いなので、イマイチ観る気がしなかったのですが、ニューシネマやロードムービーが好きな自分には、避けて通れぬ道と思い、ついに観ました!ピーターフォンダが出てるので、ラストは助かるだろうと思ってましたが、やはりやはりのバッドエンド。都会の金持ちが田舎に行った時に感じる疎外感。そんなのあるのかどうか知りませんが、ありそうなシチュエーション。日本の田舎の人は親切なので、こんなことはないでしょうけど、アメリカならありそう。「イージーライダー」のような話もあるし。そういうのを経験した人が発案しそうな話だ。もうちょっとキャンピングカーの装備してるものが活躍するのかな?と思ってましたが、無かったのでそれがちょい残念(ワンちゃんは気の毒でしたが)。ゾンビの襲来よりもこっちの映画のような方がリアルに感じられて恐い。
[DVD(字幕)] 6点(2010-08-18 17:53:39)
10.  赤い影
憧れのジュリークリスティがあんなシーンを!もうドキドキしちゃったですよ。素敵な女性だわ~。サザーランドは役得というか、とんでもない野郎だ!映画のほうは雰囲気が独特で、ベニスの、というより外国に行った時のその町に感じる雰囲気がよく出てたと思う。前のレビュワーさんが書かれているように、死の予感が前編通じて流れてる。海外への旅行というのはどこか死のニオイが感じられると自分は思うんですね。特に住んでる町で娘を死なせてしまったら余計・・・。ストーリーも面白く、未来の光景を見てしまうことで、主人公が混乱する。そして衝撃のラスト。イギリス映画らしく、品がある、どこか寂しい映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-03 16:06:49)
11.  アウトローブルース 《ネタバレ》 
ピーターフォンダの女性ファンがいたらオススメ。恋人の女性がたくましい所為か、この映画のピーターフォンダはどこか可愛い。ピーターフォンダの映画は「ダーティメリークレイジーラリー」の頃は、まだニューシネマらしいラストだったが、この頃になるとハッピーエンドで幕を閉じてしまう。警察にものすごく挑戦的とか、そういう役ではなかったので、印象が薄く、ピーターフォンダに見られる当時のアメリカの若者も段々「荒ぶる若者」ではなくなってきていたのだろう。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-30 00:00:30)
12.  青い体験(1973) 《ネタバレ》 
「愛を読む人」を観てて、そういえば・・・という感じで観ました。でもこっちは、ただのクソガキが主人公ですが。こんな野獣だらけの家にお手伝いさんとして来るというのは、火薬の中に火を投げ入れるようなもので、こういう展開もありうると計算した上で、お手伝いさんとしての就職をしなさいよ。でもこりゃコメディですね。ラウラが、こういう展開になるのに品を落とすことなく演じていたので良かったです。話も無理なく描かれてました。でもこのクソガキの心境も、自分がこの年齢だった頃のことを考えれば、分からんでもない。ただ、ウマイこと、こんな体験ができたってことは、この少年の今後はどういう事になるんだろう?この少年役の俳優さんは数年後事故死しちゃったらしい。日本だったら、映画の中の少年も、もう普通じゃいられないだろうね。やはりイタリアだからこそ、なのか?
[ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-01 03:40:34)
13.  赤ちょうちん 《ネタバレ》 
なんで、思い出を浄化したような曲を、そのイメージを汚すような映画を創ったんだろう。しかも秋吉久美子の演じる女性は最後、精神病んじゃうし。あれは彼女が同棲している青年が酒に酔って浮気したのが分かったからだろうか?そもそも曲の方は二人分かれちゃうし、もっと強い女性に感じられたけどなあ。この映画では中学2年の時にもう家の面倒を見なきゃいけなかった、そんな苦労人の女性すら、あんなになっちゃうんだもんな。そう、この映画はここで終わるべきじゃない。もうちょっと二人のこれからに陽が差し込まれてから終わって欲しかった。(秋吉久美子の体がきれいだった。でも、もう若い頃からこんなシーン撮ったりするから、最近では「透光の樹」みたいな大胆な映画も撮っちゃうんだろうね。この映画では女の子の要素を残して、脱ぎっぷりが良かった。)今度は「神田川」をモチーフにした爽やかな映画が観てみたい。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-12-15 12:15:09)
14.  アイズ(1978) 《ネタバレ》 
どんでん返しの為の、どんでん返しの作品、という感じですか・・トミーは若い頃はサルみたいな顔ですね。当時はあのような髪型でも良かったのだろうか?フェイダナウェイは今、観てもきれいなんだがなあ。ダサいトミーとキレイなフェイのラブシーン。観てて、ちょっと退きました。 (再見) カーペンターが原案・脚本というので、再見した。 カーペンターの初期の頃で、彼のアイデアは会社の言いたい放題の注文で無茶苦茶になったと言ってた。 本当は身内に犯人なんて話ではなかったらしい。 でも彼のお金をかけずに面白い話を創ろうとするアイデア直球のスタイルは、この頃から変わってないなぁ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-03-05 18:19:33)
15.  アリスの恋
いい感じのロードムービー。結局、原題の意味とは逆で、ここに(とりあえずの?)自分の居場所を見つけちゃったアリス。お幸せに、という感じのラストでした。ジョディフォスターの役が光ってた。彼女、こんな役ばっかりやらせるから、「男」を嫌っちゃったんじゃない?スコセッシにも責任あるよ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2008-08-07 23:31:44)
16.  暗黒街のふたり 《ネタバレ》 
先に「地下室のメロディ」や「現金に手を出すな」を観てたので、この邦題からして、ギャングものと思ってしまった。でも、ジャンギャバンの懐深いおとっちゃん役も悪くない。味がある。この映画に出てくるような、むかつく刑事や裁判官が出てくる物語って結構あるけど(例えば「暴力脱獄」のような)、これが源流だったか。ラスト、観客にもハッピーエンドなのか、そうじゃないのか、中々教えてくれないので、(観終わった後の感想は)ちょっとがっかりだった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-19 22:54:48)
17.  アデルの恋の物語 《ネタバレ》 
女を泣かすような事だけはするな、と友人が親から言われた言葉だそうです。ここまで想ってくれるならいいじゃないか、冷たい男だなと最初、観ながら思ってたのですが、お金にだらしない性格は彼女の方もそう。男の性格を真似してるのかな?親が大物だから生きて帰れたけど、こんなに仕送りしてくれる親なんていないでしょう。でも、この主人公の性格からして、連れ戻したって、また男のところに行きそう。親の血をひいて、感受性が豊かなんでしょうけど、「愛」があれば何とかなると信じてたのでしょうか。男の方も次から次へと女性を乗り替えるな!といいたい。この男の方がのたれ死にして欲しかった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-14 22:22:17)
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