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スノーモンキーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 67
性別 男性
自己紹介 最近になり、やっと映画鑑賞に時間がさけるようになってきたので活動再開していきます。自分は記憶力が悪く、映画を観ても内容をすぐ忘れてしまうので、できるだけレビューを残していきたいと思います。基本書くことは苦手ですので、大したレビューは書けませんがよろしくお願いします。

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1.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
冒頭の服役中の大友の格好に笑ってしまった。帽子を被り、胸には名札。まるで幼稚園児ではないか。ここに哀れな男の姿がありました。前作のアウトレイジでは、奇抜な殺し方に注目が集まりすぎてそれを北野監督は快く思わなかったようだ。本作はそのような表現が抑えられている一方、言葉の暴力で魅せてくれました。花菱会の若頭の西野との怒鳴り合い、「殺すぞー!」「やれるもんならやってみろー!」これは完全に子供の喧嘩である。そんなやり取りすら、漫才にしてしまう北野監督はさすが。裏切っては裏切られ、あるものは頂点から奈落の底へ突き落され、無残に殺されます。哀れで大バカな男たちの悲劇的な喜劇。北野監督のバイオレンス映画は、最も残酷な形で暴力社会を否定しているのである。暴力を否定するには笑いとばしてやればよい。幸せを肯定するなら残酷な悲劇を見せつけてやればいいんだ。そうすることが一番効果的であることを北野監督は知っている。絶対的な感性で社会に疑問を投げかける北野監督は天才であり、彼の作品を愛してしまうのは当然であろう。最近の作品は、なんだかんだ言っても客が入らなければ意味がないというスタンスで映画を製作しているので、今まで北野作品に縁がなかった人も鑑賞するようになり嬉しく思います。
[映画館(邦画)] 8点(2015-01-15 00:15:33)(良:1票)
2.  哀愁 《ネタバレ》 
マイラとロイの悲恋ストーリ。この二人の恋愛にはあまり共感できませんでした。感情の趣くままのわがままな行動が多く、幼い恋愛に見えました。最後の自殺シーンも突発的すぎてなんだかなぁ・・・ただ、蛍の光にのせたダンスシーンは美しく印象に残っています。この映画で魅力的だったのはマイラの友人のキティですね。常に友人であるマイラに寄り添い励まします。ときには彼女をかばってオルガ先生に歯向かい自らバレー団をやめ、ときにはお金もなく、新聞で恋人の死を知り精神的にも病んでしまった彼女のために体を売ってまでお金を稼ぐ。また、恋人が生きていたことを彼女が知り、ここを出て彼と結婚したいという彼女を、嫌な顔ひとつせず送り出す。菩薩のような女性ですよ。この作品の真のヒロインはキティなのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-03 23:49:06)
3.  赤い風船 《ネタバレ》 
パスカル少年と赤い風船の友情を描いたファンタジー映画。劇中、会話はほとんどありません。赤い風船を生き物に見立ててしまうフランス感覚が素晴らしい!「風船が重力に逆らって飛んでいく訳ないだろう」などという野暮なみかたをしてはもったいない。クライマックスのパスカル少年とたくさんの風船(ともだち)が空高く飛んでいくシーンには、ほろりとしてしまいました。映画は本来、絵で語るものだということを再認識させてくれた名作です。この作品に短編パルム・ドールを与えたカンヌにも拍手!
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-02 19:57:07)
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