Menu
 > レビュワー
 > エリア加算 さんの口コミ一覧
エリア加算さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 67
性別 男性
自己紹介 琴線に触れる映画は人間としてのリアリティが描かれているかどうか。作品として大事なのは哀切さは容易に撮れるが、それが痛切であるかどうか。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
この映画はタイムリープを小道具にした人の一生をとらえたドラマと見るべきでしょう。リチャード・カーティスのあくまで創作過程の想像ですが、さえない男が意中の相手と結婚するためには・・うん、タイムリープを使おう、でもそれだと陳腐になるから、結婚後のドラマもしかっりこさえよう・・という感じなのかな。なので、タイムリープの設定はそんなにち密にしてはなく、あくまでドラマの進行を邪魔しない程度にとどめておいたというところでしょう。この映画も人生も一緒で結婚するまでのところがかなり盛り上がり、なりふり構わずのタイムリープ頻発が嘘臭さとご都合的なのをギリギリのところで抑えて、微笑ましい恋愛ドラマにしています。そして結婚後の平凡な日常を描くのに適度な頻度でタイムリープを入れ、人生のドラマを演出し、若干説教臭い人生訓を入れていますが、そこまで気に障るほどでもなく、よく抑制して描いていると思います。なので、これはSF的視点ではなく、人生ドラマとして採点してあげるべきでしょう。ティムの容姿もちょうどよく、レイチェル・マクアダムスもお相手役として釣り合っていてキャスティングも文句なしです。個人的には新婚さんや、子どもが生まれたばかりの夫婦が見ると、より感慨深さを感じる映画だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-29 22:41:33)(良:1票)
2.  アルゴ 《ネタバレ》 
実話モノのエンターテイメントとしてはアメリカン・ハッスルよりこちらの方が完成度が高いかな(個人的にはあちらも好きだけど)。というかかなり優等生的で手堅すぎる。ただ、テーマと表現・演出方法は合致しているので文句を言う筋合いではない。うまいと思わせるのは偽映画の製作班たちとのエピソード。特にアカデミーにノミネートされたアラン・アーキンの描き方がこの映画に深みを与えている。単なる海千山千の映画人として描かず、家庭生活の悔恨などをベン・アフレックと語らせながら、ごり押しのプロデューサーっぶりもしっかりと見せる。終盤の空港からの脱出劇のハラハラさせ方は模範的ともいえる。CIA側からハリウッド側からと多元的に描写するところも心憎い。作戦終了後のアメリカでベン・アフレックに電話で「アルゴ、くそくらえ!」とアラン・アーキンが吠えるシーンがなんか好き。
[地上波(字幕)] 8点(2020-08-25 19:41:56)
3.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
見終わって腑に落ちなかった点がヒロインが文盲を恥じる点ですが、他のレビュアーさんの原作を踏まえての評価を見て、なるほど納得はしました。演出やナラティブは非常にスムーズで静かな感動を覚える点など、さずが、スティーブン・ダルトリー才能あるなと感心しました。ただ、原作を読んでから見たほうがさらによりその描いているものの深さがわかったので、映画だけではこの点数とします。あと、不謹慎かもしれませんが、生き残った告発者がアメリカで成功し、ハンナは獄死するこのコントラストも監督は狙ったのかな?(原作を読んでないのでわかりませんが)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-25 22:56:23)
4.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 
 いい脚本だと思います。全体を通してドラマの割り振りのバランスも良く、最後デレクが説得を要請されるところで、彼が死ぬのかなと予想しましたが、うまく裏切られ良かったと思います。白人至上主義者集団の姿はカリカチュアしていると思いますが、デレクのように個人的な悲惨な体験と知性がある人間はあのように上に立って指導もできますが、大部分は負け犬の己のダメさを他人に転嫁しているアホタレどもとして描いているのがグーです。デレクが刑務所で友人となるリネン係の黒人のように自分をアホだと言いながら地に足がついている人間が結局は賢いのです。大体苦労知らずのボンクラは抽象観念に酔いしれますが、真の賢者は辛酸をなめつくすことで具体と因果・連関が現実のすべてであることを知るのです。そして人をコンバートするのはそういう苦労を知った者が見せる他者に対するやさしさなのです。デレクは彼から自分の行き過ぎた主義が間違いであること、そして人間としての高潔さの一端を垣間見たのだと思います。また、デレクの父親の回想シーンを通しても洗脳が容易に行われる怖さというのも考えさせられました。環境に左右されずに偏らない主義を抱くのは中々難しいものである、としっかり釘を刺す脚本、憎いです。 もちろんエドワード・ノートンの演技が素晴らしいのは言うまでもないですが、やっぱり彼は知性を持った役が似合いますね。本当なかなかアカデミー賞がとれないですね。第二のアル・パチーノか?
[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-20 23:53:44)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.49%
534.48%
61319.40%
72029.85%
82131.34%
9913.43%
1000.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS