141. 花様年華
これほどムーディな映画は、過去に記憶がありません。 大人の映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 17:01:30) |
142. 家族の肖像
苦手なヴィスコンティ作品群の中にあって、珍しく普通に楽しめた作品でした。 やはり、バート・ランカスターはかっこいいし、ヘルムート・バーガーも鋭利なナイフの様でかっこいい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 17:00:10) |
143. 影の軍隊(1969)
うーん、メルヴィル作品は雰囲気は最高なんだけどなぁ・・・ 実際に最後まで観てみると、どうも退屈感が出てしまう。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-12 16:41:45) |
144. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
ロケ中に、中山忍さんと偶然の出会いを生んだ、私にとって忘れることのできない映画。 当時、私はとある病院に勤務していたが、そこに突然、本作のロケ班が登場。 アイドル時代から大好きだった中山忍さんもそこにいた。 偶然だからこそ、特別に感激した。 髪の毛が綺麗だった。 途中、いきなり「エキストラで出てもらえませんか?」と言われ、勤務中であるにも関わらず快諾。 受付の中をうろうろ歩くだけの役だったが、ADらしき人に「これで銀幕デビューを果たしましたね!」と言われ、感激してしまった私。 そして公開後にそのシーンをチェックするも・・・ カットされているではないか!! ショックだった・・・ でも、中山忍さんの直筆サインをもらえたのでオッケーかな?! [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-08 14:30:50)(良:1票) |
145. カタクリ家の幸福
別に特別面白くはないが、丹波哲郎の身体が弱っている様が痛々しかった。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-08 14:25:53) |
146. カスパー・ハウザーの謎
名曲「カノン」の調べが幻想的に美しい。 ヘルツォークは、音楽の使い方が天才的だ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-08 14:24:37) |
147. カイロの紫のバラ
どうも設定が突拍子すぎて、入りこめず・・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-08 14:22:35) |
148. 学生ロマンス 若き日
《ネタバレ》 私が今まで観てきたサイレント作品の中ではかなり上位に入る面白さ。 失恋にともなう哀愁が巧く表現されていた。 しかし、嘘の貸間を利用しての女探しだなんてアイデア、有名なんでしょうか?? 現代では到底、実現不可能なアイデアではありますが、勉強になりました。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-07 17:48:02) |
149. 監督・ばんざい!
《ネタバレ》 TAKESHI'Sがかなり良かったので、期待したが・・・ 前半はそれなりに観られるものの、後半がダメ。 古臭いたけしギャグのオンパレードだ。 小津の作品を真似た部分も、「小津はこんなんじゃない、バカにするな!」という気持ちになってしまった。 それに対し、一緒に上映された短篇映画『素晴らしき休日』はサイコーだった。 『キッズ・リターン』は最も好きな映画の一つなので、それが題材にされていた時点で、もう半泣き鳥肌モード。 モロ師岡が観ているのだが、モロ師岡が出ている部分が欠落していたり、エンドロールでもモロ師岡のところで切れるなど、イタズラ心満載。 この短篇のために『監督・ばんざい!』を観たと思えば、救われる?! [映画館(邦画)] 5点(2007-10-06 00:51:01) |
150. 彼女について私が知っている二、三の事柄
ゴダール作品の中でも屈指の・・・ もちろん、つまらないという点においてです [ビデオ(字幕)] 2点(2007-09-20 23:43:04) |
151. カルメンという名の女
普通なら3点をいくところですが、女優さんの美しさに負けて4点を献上。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-20 23:33:11) |
152. 海外特派員
飛行機内のシーンがチープすぎてどうも・・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-11 05:36:20) |
153. カサノバ(1976)
《ネタバレ》 「154分」と長めであるのも一役かっているが、それより何より「晩年のフェリーニ色全開」であるところがこの作品の肝。 まず「音楽」が凄い。 「鳥が顔を出す気味の悪いオルゴール」が奏でる音楽は、聞いてるだけで心が乱される。 あと、「主人公が気味の悪い(だけど美しい)等身大の女性人形と“一戦交える”シーン」もかなり体力が奪われる。 絶対好きにはなれないが、「晩年のフェリーニ・ワールドの完成形」とも言ってよい、凄まじい作品である。 「映画の冒頭から“CASANOVA”という文字が出るまでの間」はとにかくかっこよく、しびれまくった。 巻き戻しして、繰り返し観たほどだ。 「“CASANOVA”の文字が浮き上がる瞬間」なんか、ゾクゾクしてしまった。 (こんなことを感じてる人はいないかもしれないが。) でも本編が始まると、「オープニングと本編とのギャップ」にまた別の意味で驚いた。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-04 10:00:31) |
154. 風花(2000)
これは逆に、巷での評価があまり高くない作品だが、私は意外と好き。別にキョンキョンは好きではないが。浅野忠信の「独り言つぶやき系」の演技が好きな私にとっては、なかなか味があって良い作品だと感じた。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-04 09:22:39) |
155. 鏡
映像詩人タルコフスキーの世界を堪能できる。私には合わず。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:29:53) |
156. 髪結いの亭主
アホか?この亭主は。働け! [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:26:23)(笑:4票) |
157. 勝手にしやがれ
ベルモンドは猿みたいだが、個性溢れる筋肉マン。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:25:31) |
158. カビリアの夜
「道」よりストーリー的には好み。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:06:20) |
159. 家族ゲーム
《ネタバレ》 理屈抜きに面白いので、この時代の日本映画に対して、私の様な負のイメージを持っている人にも、是非観てもらいたい作品である。 気になったのがラストシーン。 本作の舞台は、高度成長期をイメージさせる団地の一室。 その団地の一室での、退屈極まりない昼下がりが本作のラストシーンなのだ。 本作の魅力の一つに“シュールさ”があると思うが、本作のラストシーンは、その“シュールさ”と不気味さ、そして不可解さ、そして疑問、奇抜なカメラワーク等、いろんな要素が複雑に組み合わさって、何とも言えない余韻を残す素晴らしいラストシーンとなっている。 昼下がり、不気味に静まりかえる団地の一室。 由紀さおり演じる母親は、子供たちを呼ぶ。 しかし返事がない。 部屋に子供たちの様子を見にいくと、そこで子供たちは死んだ様に深く眠っている。 いくら起こしても起きないので、仕方なく母親は台所のテーブルに戻る。 しかし、さっきからどうも外がうるさい。 どうやらヘリコプターが何機も団地の上空を飛んでいる模様。 これがとてつもなくうるさい。 不気味にうるさい。 静か過ぎる団地の一室と、その上空をけたたましい騒音をたてて飛ぶヘリコプター。 “喧騒と静けさ” 相反する二つのものが、複雑に絡み合わさり、不思議でいて、それとない不安を醸し出す。 憂鬱なくらいに静かで退屈な団地の昼下がりに、必要以上にうるさいヘリコプターの騒音。 これは一体、何を意味するのか? 結局、私にそれは分からなかったが、とにかくこの“喧騒と静けさ”は、観ている私を“何となく不安”にさせた。 言葉で説明すると何とも抽象的で分かりづらい表現となってしまったが、実際に本作を鑑賞された方の中で、私の言っていることを何となくでも理解してくれる方がいたなら、それで満足である。 ラストシーンの最後の最後、それまで平面的に空間を捉えていたカメラが、突如、上方に動き、団地の一室を上から三次元的に捉える。 そこでエンドロール。 何とも素晴らしい終り方ではないか。 素晴らしいんだけど、この終り方、どこかで観たことがあるような・・・ そうそう、溝口健二だ。 具体的には『残菊物語』のラストシーンであり、また、『雪夫人絵図』のラストシーンである。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-02 22:54:27)(良:1票) |
160. 鞄を持った女
イタリアのこの時代の作品は大好きなので、一つでも多く観ておきたいところだが、中でもこのヴァレリオ・ズルリーニの代表作の一つともいえる『鞄を持った女』は絶対に観てみたかった作品の一つだった。 主演は、“C・C”ことクラウディア・カルディナーレ。 ヴィスコンティ作品で一度観たことのある大女優さんだけど、彼女の代表作といわれるものを観るのは、これが初めて。 そして、監督のヴァレリオ・ズルリーニだが、彼の作品を観るのは『家族日誌』に次いで2作品目。 『家族日誌』はイマイチだっただけに、本作には大きな期待をしていなかったけど、その期待をいい意味で裏切って、十二分に楽しむことができた。 これをきっかけにして、ズルリーニにハマりそうな予感。 なんともいえない、文学的でもの悲しい雰囲気の作品を創る素晴らしい監督だなぁ、と今回見直したわけだ。 ジャック・ペラン演じる16歳の青い青年と、カルディナーレ演じる豊満な大人の女性との、淡くも切ないラブ・ストーリー。 ラブ・ストーリーとはいっても、少年の片想い的な状況なのだが、これが内気な少年の立場から丁寧に描かれており、なかなか引き込まれる。 どうみても不釣合いな二人。 不釣合いどころか、恋が成就する状態になり得ないくらいのギャップがある。 自分も過去に背伸びして、「じゃあ仮に付き合ったとしてどうなるの?」的な女性にゾッコン(笑)だった時代があるだけに、観ていてどうしようもなく辛かった。 逆に、口がうまくて社交的な男や、女性の立場から観たら、どれだけ少年に感情移入できるだろうか。 そういう意味では、観る人を選ぶ作品。 そして、口ベタなクセに何故か、快活で大人な女性に恋をしてしまいがちな男性諸氏には、必ずやハマれる作品ではないだろうか。 ハマり過ぎて、過去の辛い想い出に涙しないように要注意。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 11:28:08) |