1. 学校の怪談
《ネタバレ》 うーむ、何だろうコレ。 ずいぶん昔に「学校の怪談4」を見てえらく感動したんで見てみたんだが、えらい違いだ。 最初のほうは良い雰囲気だったが、ゴーストバスターズのお化けみたいなのが出てきてから一気にチープになった。 後半はグロテスクなエイリアンもどきのパニック映画と化しており、良い大人が見るべきじゃない。 演出やストーリーがチープすぎて笑ってしまうレベル。 先生が閉じ込めた女の子は結局どうなったの?とかよく分からないし。恋愛絡めるならうまくやってほしいよね。 [地上波(字幕)] 3点(2022-08-04 19:06:44) |
2. 学校の怪談4
いやもう、見事としかいいようがない。 一般的なホラー映画と違って、グロテスクな場面やおどろおどろしい妖怪はいっさい出てこないにもかかわらず、 人間の情念の怖さを存分に感じさせる内容だ。 ふつうCGが使われるのはゴーストに必要以上の演出を施してしまわれがちだが、 ここで使われるのはちっとも怖くないカニや骨魚。 その代わり生身の人間に近い死人の霊に想像力を働かせてしまって逆に怖さを感じてしまう。 単にホラー映画というだけでなく、 アイスのエピソードなどほろりとさせる演出を取り入れ、友情のエンディングへと続けていく脚本も素晴らしい。 灯籠流し、お地蔵様、田畑、海辺、蔵の家と田舎を舞台にして、現代の子供たちが忘れてしまったものを思い出させてくれる。 いつか子供と一緒に見たいホラー映画№1。 長さ、キャストともに文句なし。 [ビデオ(邦画)] 8点(2011-01-26 14:25:26)(良:1票) |
3. カラー・オブ・ハート
この評価は脚本の力によるところが大きい。 やや強引な展開は残念だが、 基本になっている話の展開が面白いので、次はどうなるのだろうと自然に引き込まれてしまうのだ。 ところどころで仰々しい音楽が気になったものの、このサイトを見てずっと気になっていた作品だから、出来が嬉しかった。 [ビデオ(吹替)] 7点(2010-07-10 00:08:18) |
4. 会社にしたい!
《ネタバレ》 ドタバタC級映画です。フツーの会社にしたいと願う社長が頑張るんだけど、結局最後までフツーにならないというオチまでついて、なんだかバタバタしているうちに終わっちゃったという映画です。おすすめはしませんが、ヒマな人はどうぞ。 [ビデオ(邦画)] 3点(2008-06-03 15:07:39) |
5. 学校
夜間学校という特殊な環境ながら、学校という存在の本来あるべき姿が描かれている。それは教師と生徒がともに作り上げていく、規範の枠にとどまらない授業。西田敏行の冴えないが人間的な温かみのある教師像がピッタリはまっている。 とはいえ、今の日本ではもうほとんど見られなくなってしまったこの風景はあまりに理想的。現実の夜間学校は、惰性と管理が支配する閉鎖的な場のはず。そもそも反発はするが根は良く、これだけうまくコミュニケーションが取れる生徒が同じ学校に集まるはずはない。あくまで都合良くリアリティがなく、現在の学校問題に対しようという教師にはほとんど参考にはならないだろう。 エピソードを盛り込むのは良いが、2時間強という上映時間もやや冗長。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-05-16 21:06:32) |
6. カリートの道
《ネタバレ》 最初に死ぬのが分かってしまう演出は、カリート自身の運命を示していた。カリート自身も足を洗えずにマフィアの抗争に巻き込まれ、命を落とすというシナリオを分かっていながら、なんとかそれに抗って「paradise」を目指そうとした。それでも一旦人生の階段を転げ落ちるとこうなるんだよ、という一教訓として僕らはとらえておけばいいのではないか。見終わってそんな気がしました。 [ビデオ(吹替)] 4点(2005-11-12 20:10:43) |
7. ガタカ
常に一定以上のクオリティを持っている。見る人にとって、何かを感じさせずにはいられない。そんな映画。私自身も「遺伝子の優劣」「命の選別」「努力の限界」などのテーマを考えさせられた。音楽も秀逸。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-20 11:15:20) |
8. 彼女が結婚しない理由
あちゃー。ありえない。何があり得ないかを書くとネバタレになるので書けないけど、展開がありえない。せっかく石田ゆり子と鷲尾いさ子を使っておきながら、もったいない。何がいいたいのか、という点でもいまいちわかりづらかったし。でも大林作品の一つとして、やっぱりどこかファンタジックで何とも言えない雰囲気が出てる映画なのは不思議というか、これこそ大林監督の手腕だろうか。 4点(2004-11-05 20:54:47) |
9. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
ディカプリオの運命にハラハラドキドキ。でも、すきとはいえない。 6点(2004-08-31 09:51:20) |
10. がんばっていきまっしょい(1998)
《ネタバレ》 素晴らしい。これほどの映画が日本にもあったとは…。 個人的に松山の方言や、瀬戸内海の風景には思い出があり、感情移入できたせいもある。泣きそうになりながらオールを漕ぐ決勝の場面では、思わずいろいろな想いが溢れてきて不覚にも涙が出てしまった。最後まで安易にラブストーリーを展開させず、成功して万歳で終わる結末でなくて本当に良かった。これぞ青春映画。スポ根ものではあるが、決して押しつけがましくはなく、あくまで自然体。初めはまったくやる気がないコーチも、最後のほうには声を張り上げて応援する姿に感動させられるのだから、この作品はすごい。誰だったか、ボートで漕がずに声を張り上げる女の子の、レースが終わった後の叫びにも似た台詞やひたむきな姿勢は、すっかりその感覚を忘れてしまった大人にもぐっとくるものがあるはず。もちろん、現役高校生を中心に若い人もぜひ見てほしい映画。 [DVD(邦画)] 8点(2004-02-01 17:00:17)(良:3票) |