Menu
 > レビュワー
 > もっつぁれら さんの口コミ一覧
もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  カラミティ・ジェーン 《ネタバレ》 
原題も主人公の名前のままだし、邦題もいじりなさすぎてセンスないなぁとか思っていましたが、調べてみるとこのタイトルで舞台やらアニメやらで多くの作品が作られているそうです。 主人公のカラミティ・ジェーンは絵に描いたような鉄火娘。 ホントにそんな奴いたのかよとかツッこみたくなりますが、こちらも調べてみると「平原児」でも同じ名前の役がいて、実在の人物とのこと。 序盤で大物女優を連れてくるくだりから若手女優(オードリー風で可愛かった)がストーリーに加わってラブストーリーに発展する流れは意外にも楽しく、カラミティの家に二人が行って女らしさを取り戻していく時のミュージカルのシークエンスが特に好きです。 誤解が解けるシーンも、観る側が実際の映像により真相を知っていたので素直に受け入れられるところも分かり易くて良いと思いました。 「違う、実は●●なんだよ」とか、セリフのみで誤解を解いてハッピーエンドに結び付けるというありがちな手法をやられてしまうと今ひとつピンと来ないまま終わってしまうのですが、本作はその点においてすっきりと締めてくれて良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-05 17:44:43)(良:1票)
2.  カジノ・ド・パリ 《ネタバレ》 
映画のレビューは映画の中身のみで完結させるべきだと考えてきたこともあって、映画の外側、要は時代背景や映画史をレビューに書くのは自分の中では反則なのですが、やはり同年代に作られた「フレンチ・カンカン」と似ているという事もあり、どうしても比較対象として意識してしまいます。 「フレンチ~」の方は、一応ミュージカルにジャンル分けされてはいるもののストーリーの一部に歌の一部が部分的に出てくる程度で、むしろダンスの方がインパクトが強い印象なのですが、本作の方はよりミュージカル色が色濃く出ており、ストーリーの単純明快さも手伝って気楽かつストレートに楽しめる作品だと思います。 劇中に出てくるミュージカル音楽はどれも総じて出来が良く、個人的には秘書を演じていたジルベール・ベコーの歌がどれも好きです。 また、メイン3人のキャスティングが完璧で、特にヒロインのカテリーナ・ヴァランテの陽気で溌剌とした姿が実に良く、会話のシーンでの自然な笑みを浮かべた表情などを見ると、彼女の出演した作品が非常に少ないのが残念に思えてしまいます。 ヴィットリオ・デ・シーカも上記二人に比べると脇役に追いやられてしまいそうですが、彼もまた適役と呼ぶに相応しい存在感を感じさせ、シンプルな内容の作品の中において安定感をもたらしてくれているような感じです。 ハリウッド製のミュージカル映画で見られるような、ここが見せ場だと言わんばかりに大勢で大合唱をしたりといったシーンがなかったのも自分の好みの要因で、それでいてとても晴れやかで楽しさに溢れた雰囲気は随所で感じられ、フランス映画がますます好きになってしまう、そんな一本でした。
[映画館(字幕)] 7点(2014-03-28 23:31:18)
3.  カンサス大平原 《ネタバレ》 
オープニングで序文を出すことによる時代背景の解説あり、軍隊から派遣された新鋭技師とベテラン現場監督との衝突の後の結束あり、父と娘の親子愛あり、娘と技師とのロマンスあり、潜入者の破壊工作あり、悪役との銃撃戦あり・・・などなど、教科書のお手本通りな映画という印象であります。 鉄道建設を巡る南北間の争いは、実際にこの映画で語られているようなバトルが至る所であったと思われ、それを考慮し思いを馳せてみると、こういった先人たちの努力のおかげで鉄道列車の中で繰り広げられる様々なサスペンスドラマが作られているのだという事を改めて知ることができ、観終わってみて非常に感慨深く感じられる映画です。
[映画館(字幕)] 6点(2013-03-31 21:20:34)
4.   《ネタバレ》 
この映画の一番の肝はやはり、後半に出てくる半身麻痺の少女なのでしょうか。 この頃の他のフェリーニの作品で本作同様、汚れのない子供に接することで人生をリセットするチャンスを与えられるシーンが見られますが、いずれの作品の主人公も結局立ち直れないままで物語が終了してしまっています。 全体的なストーリーは面白かったのですが、どうもアウグストの行動に疑問が残る。 少女の純粋さや気丈に振舞う健気な姿を見て、何もしてあげられない自分を恥じ、胸の詰まる思いをした事は事実。しかし、そこで改心したと思いきや、アウグストの体のあちこちからお金が出てきたのは、一体何が言いたかったのだろうと不思議に思った。最後、悪事から抜け出そうと道行く農民にすがろうとするアウグストを再び崖から突き落とすかのような結末に、本当に救いようのなさを感じました。 少女が懸命に松葉杖を使ってアウグストに近づき救いを乞う姿と、ラストシーンでの崖の地肌の乾いた感じが特に印象的。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-30 14:47:22)
5.  狩人の夜 《ネタバレ》 
人形の中に収まる程度のお金に何でそこまで必死になってんだろうと考えてしまうと、急激につまらなくなってくる。 それに、もともとはあのお金って銀行強盗してかっぱらって来たお金でしょ。劇中でも言われてる通り“汚れたお金”のはず。それを親子の絆とか男同士の約束といったもので本質を誤魔化して見せているところがあまり好きになれないです。 子供は好きですし、どんな子供でもかわいいと思うけど、いくら父親でも、いくら将来の子供の為だとしても、悪事に加担させて騙しちゃいけないでしょ。少なくとも、映画というメディアを通じて観客に見せちゃいけないと思う。 あと、マネキンを使って水死体を撮ったのは大幅減点。リアリティーを追求するのが困難なら他にも方法があった筈。 まぁ、モノクロ映像における水面の月の光の乱反射なんかはモノクロの長所を最大限引き出しているし、野生の動物たちの息吹を感じ取れたことだし、リリアン・ギッシュも綺麗に撮られていたし・・・・・ギリギリの及第点という事で、6点。
[映画館(字幕)] 6点(2008-05-29 00:42:06)
6.  カビリアの夜 《ネタバレ》 
ジュリエッタ・マシーナ扮するカビリアの、娼婦生活から足を洗おうとする一生懸命な姿、特に、教会で涙する彼女の姿に心打たれました。 一歩一歩順調に階段を上がっていくなぁと思いながら見ていると・・・やられました。このまま上手くいくはずなんてないとは思っていながらもあのラストですからね。衝撃でした。 フランソワ・ペリエの目のドアップのワンカットなんかを見ると、“映像の力”ってやっぱりあるよなぁ~って思います。 エンディングのワンシーンもジュリエッタ・マシーナだからこそあのように望みあるエンディングを迎えられるわけで。こういうのって彼女の発するオーラですよね。 けど、何回聞いても“カリビア”って言っちゃうんだよなぁ。是非、また観ます。*
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-03 05:31:37)(良:1票)
7.  顔のない眼 《ネタバレ》 
まず、クリスティアンヌの仮面を外した顔を出さないのがいい。それによって、見る側の想像力を駆り立て、より恐怖心が増すように描いたのが功を奏したのだと思う。 そして、この映画一番の注目ポイントは、何といっても女優エディット・スコブの天才的な演技力であると断言したい。眼の動きと立ち振る舞いだけで心に傷を負った少女の心情を完璧に表現し切っている!ここまで演じられる役者はそうはいない。途中、素顔で演じる場面もあるのだが、この時の顔がまたそれまでにイメージしていた顔とピッタリ重なって、本当に適役というに相応しい演技だった。 全体的に面白い映画なのだが、オープニングでのやや明るい調子の音楽がマッチしていなかったのと、終盤での警察の立ち入りの場面で、実験台の女が眼を覚ましそうになっている映像をカットバックで入れればより一層の切迫感が生まれた筈だけに、惜しいと思う。 最後、手術台の女を逃がし、ルイーズを刺し、自分のために実験台になった動物たちを解放して出来る限りの罪滅ぼしをしたクリスティアンヌ。そして、彼女は森の中へ歩き出す。恐らく、自殺を図るのだろう。わずかの救いも感じられない映画だけど、こんな悲しい映画もたまにはいい。
[映画館(字幕)] 8点(2006-07-04 00:52:58)
8.  勝手にしやがれ 《ネタバレ》 
これはまぁ、2本立てで一緒に観た「男性・女性」よりかは幾らかマシかと言ったところ。 ここでも出てくるイライラさせるシークエンス。ベルモンド扮するミシェルに何度も電話させては一向に繋がらない。数えてないが、一体何回電話させたのだろうか? 自分より前に投稿なされた方々が仰る、カット割りの細かさや手持ちカメラを用いた大胆な撮影方法というのはさほど気にはならなかったが(気づかなかった部分もアリ)、自分はむしろ、ストーリー中盤でのベッドでの会話が特に印象に残った。会話だけであれだけ長いシーンが出てきたのはちょっと驚きである。会話の内容そのものは特別な面白味がある訳ではないが、ワンシーンの長さにビックリさせられたと思う。 あと、ラストでパトリシアの言った「最低って何?」というセリフとその時の表情には何か背筋が凍るような感覚に襲われた。 【2022.10.10追記】 17年ぶりにたまたま劇場公開されていたので再鑑賞しましたが、点数は変わらず。 再見して感じたのは、カット割りの独特さと照明の拙さ。 カット割りについては17年前にも違和感を感じていましたが、今回の再見で照明が酷いことに気が付いた。 映画序盤でのベルモンドの車中でのセリフ「海が~、山が~、都会が~、勝手にしやがれ!」というシーンなど、折角の名シーンなのにベルモンドの顔に光が当たっていなかったり、ジーン・セバーグがカフェの奥を歩くシーンでも同様で、これについては疑問が残るところ。 車内や屋内のシーンなのだから照明はいくらでも何とか出来た筈なだけに、勿体ないなと思いました。 ただ、オープニングで深々と帽子を被ったベルモンドと女優の顔を画面のセンターに据えたショットとのクロスカットは“ゴダール”を感じさせてくれ、あの2枚のショットだけでゴダールの映像と分かるって、やっぱり偉大な映像作家なのかなとも感じました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-08 03:38:20)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS