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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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1.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
妻投稿■私の旦那は社会性とコミュニケーション能力に障害があるアスペルガー症候群なんですね。で、子供のころ先生に「みんなの夢を描きましょう」と言われて他の子供は消防士とかパン屋さんとかになっているんですけど、旦那だけ「街が水の中に沈没していて、僕は魚の女の子と友達になっている」という絵を描いたんですよ。先生は「魚になりたい」と解釈したそうですけど…これ旦那が前にレム睡眠中に見た「夢」なんですね(*^_^*)■でも、こういうかわいくて訳わかんなくてシュールな夢って、誰でも小さい頃はきっと見たと思うんですよ。この映画はそうした「夢」を映画にしたんだと思います。ただそれだけ…ただそれなんだけど、これって凄く優しいことだと思うんです。■前に旦那は「ゲド戦記」のレビューで「宮崎監督の息子は親を超えるという仕事を額面通りに成し遂げている」というレビューをしたと思うんですけど、この映画で宮崎監督は、混沌とした時代において「子供の夢」というものを「額面通り」に再現して息子に提示したんだと思いますね。■映画としては文句なしの10点なんだけど、宣伝においてやたらと「ポーニョポニョ」日本中がうるさいのには弊癖。こういう夢ってのは静かに見るものだと思うんだけど・・・・(--〆)
[DVD(邦画)] 10点(2009-09-05 04:57:44)(良:2票)
2.  ガメラ 大怪獣空中決戦
怪獣に出会ったことがないので、リアルに作ってあるかどうかは不明だが、しかし怪獣映画というものをどこまで高められるか、それに対するスタッフの熱意が伝わってくる名作である事は間違いない。皆さん気付いただろうか。この怪獣映画の怪獣が動くシーンのほとんど(少なくとも地上のシーン)において、怪獣は人間の目線から撮影されているのだ。さらに東京タワーや福岡ドームといった名所を使いながらも、戦いのシーンはほとんど僕らの見慣れた風景で戦われている。まさに日常の中に怪獣が飛び込んできたような、そういう衝撃を観客に与えるためにどうすればいいのか、それを染色体とか古代文明とかだけではなく、怪獣映画の魂の部分において追求してくれたおかげで、僕は街を歩くたびに怪獣の夢を見る事が出来ている。
[レーザーディスク(邦画)] 10点(2008-05-02 00:05:47)(良:1票)
3.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 
妻投稿■図書館で鑑賞■多分日本で作られた怪獣映画では表彰台には絶対立てるくらいの出来。レギオンが土に潜る時のしぐさや、ビームを食らったものが青く発光して消滅する手の込んだ破壊描写に、外骨格の宇宙怪獣の見せる得体のしれない不気味さが際立っていて、この「製作者は出来る」と本当に思った。■でもこの映画の凄さはこんなものではない。最初は札幌中心街で描写されたレギオンの気持ち悪さが、仙台では世界をぶっ壊しかねないという別の意味での怖さを持つようになるが、札幌と仙台ではなんとなく報道を見ているような演出がなされている(事実、札幌や仙台ではカメラや新聞ごしにいろんなものが映っている)。が、足利のシーンではそれが覆される。鉄塔、国道沿いのショッピングモールやファーストフード店、農家と混在する住宅地。多分日本の大多数の人にとって非常に身近な風景ではないだろうか。私はこうしたところで怪獣が暴れまわるというラストバトルに凄いものを感じるのだ。■札幌の何が何だかわからない謎の事件から実際に怪獣が人々に認知され、そしてそれが自分たちの街にやってくるというシークエンス。ラストバトルではその疑似体験を最大限に効果的に感じてもらうため、何度も「人間の目線から見た街の炎上と破壊」が演出されている。前作では「怪獣が現れたら社会はどうなっちゃうんだ」という映画だったが、今作は初めて「怪獣が僕らの街に現れたらどうなっちゃうんだ」という映画になったのだと思う(銭湯のシーンはその境界線を象徴しているのではないだろうか)。
[レーザーディスク(邦画)] 10点(2008-05-01 23:53:32)(良:2票)
4.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 
妻投稿■例の冒頭の15分くらいの場面。旦那にはきつかったんじゃないかなーと思います。私HIVなんでね(^_^;)爺さんみたいな悲しみを旦那に背負わせる可能性結構ありますね(笑)■で、冒頭の15分のシーンと家を背負っていくシーン…結構リンクしていると思う。「晴れ晴れとした冒険が出来るはずだったのに何で家を背負う羽目になったんだ―」というカール爺さんの表情は、「私の人生はこうじゃないから不幸なんだー」という、人間にありがちな思考を現わしている。あの探検家もジャングルで同じような思いを抱いて夢に固執し続けていたんでしょうね。■まったく同じようなこの2人、片や「夢の為には人間を傷つけていい」という思考で略奪に走る探検家と、「新しい夢を見つけて」というメッセージとともに大空に再び飛び上がる爺ちゃんとの対比がこの映画のメッセージだと思うんですよ。恋人が死んでも子供が不条理な暴力で殺されても、人間はいつか映画の後半のカール爺さんみたいに飛びあがれると私は信じたい。当然旦那もね。・・・・・と旦那に言ったら、「あなたもね」。
[DVD(吹替)] 9点(2010-05-24 22:57:45)
5.  学校の怪談 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画の価値ってなんだろう。原監督のクレヨンしんちゃんが成功して以降、子供向けのアニメや映画にも「(大人のためのわかりやすい)感動」「ストーリー・クオリティー」「哀愁」が求められるようになった今日この頃、この映画にはそうしたものはない事は確かだ。従って、この映画はクレヨンしんちゃん感動作と同じ視点で見る映画ではない。小学校時代に日常現代世界の片隅に確実にあったはずの亜空間世界を冒険する「だけ」の映画なのだ。■だが、その「だけ」の部分に対する拘りは非常に秀逸で、少なくとも「ゲゲゲのきたろう映画版」みたいな嘘物ではない。例えば日常空間から亜空間に誘い込まれていくシークエンス。このあたりを「怖くない」「幽霊が出てこない」と見限るのは実にもったいなく、私はむしろこのシークエンスにこそ最大の楽しみがあると思う(というか今時のすぐウソくさいCGやワープに頼る日本ファンタジー映画には絶対表現できないだろう)。■名作ともいえる絵本「押し入れの冒険」に意図的な感動シーンやストーリーがないように、私は子供映画に必ずしも「クレヨンしんちゃん的感動&哀愁」が必要だとは思わない。この映画は「感動」や恐怖の提供が目的ではなく、とりあえず観客に「小学校の亜空間」を映画の子供たちと一緒にさまよってもらいたかったのだ。
[地上波(邦画)] 9点(2009-07-08 01:05:33)(良:1票)
6.  カーズ2 《ネタバレ》 
妻投稿■ピクサーの映画の続編ものって1より2の方が面白いですよね。理由は、第1に、1作目で出たメッセージ性を2作目でひっくり返すような諸刃の剣的な演出を平気でやる事(トイ・ストーリーラストの○○な展開は、こうした作業を繰り返したせいで、集大成にふさわしい切ない場面に完成されたと思う)。第2に、1作目で提示された世界観を、2作目ではその4倍くらいに広げてしまうということだと思う。「世界観を一から作ること」を映画作品の魅力として謳うピクサーにとって、続編作品など眉唾のはずなんだけど、ピクサー続編作品の第1作目からの世界の広がり方は、第1作目の世界観の提示よりも衝撃だったりするので侮れない。■さて、この映画において、車たちの世界の広がりはまさに衝撃の一言。車たちの世界では日本はどうなっているのか、とか、イギリスの王制度はどうなっているのか(日本のシーンで天皇陛下が車化されて出てきたら、私は大爆笑していたと思う)といった疑問に、建築構造分野や生活文化、日常分野(日本語トイレ)に至るまで完全に答えている。これってたぶんミニカー好きな男の子たちにとってはすごいことだよ。■一方でメーターとマックイーンの関係を主軸にした友情物語は、前作のメッセージ性を否定するまでには至っておらず、若干物足りない気もする。でも旦那やルームメイトが大喜びしていた映画だ。ピクサークオリティの素晴らしさを見ても、私は8点以下はつけられない。
[映画館(吹替)] 8点(2011-08-31 02:51:07)
7.  華氏911 《ネタバレ》 
マイケル・ムーアの映画に関しては「ボウリング」や「シッコ」も見たが、まあ確かに中立性を欠いているように見える。当たり前だ。この映画は「動物番組」みたいに「動物の営み」「自然の厳しさ」を伝える物ではなく、「何でこんな状況下を黙って我慢しているんだ」「当たり前だと思うんだ?」というメッセージ映画だからだ。マイケル・ムーアが本当にムカついているのはブッシュでも大企業ではなく、そういう奴らが好き勝手しているのを「仕方がない」とか「これが現実なんだ」というように許してしまう「常識」「空気」なんじゃないかと思う。戦場で死んでいくイラク人、戦場で壊れていく兵士、家族を失う悲しさを映像でバンバン流しているのはその証拠だし、華氏911という題名は、動物番組には見られない「怒り」が表現されているのではないかと思う。そう、この映画は視聴者や観客がこの映画を見て素晴らしい論理思考を組み立てていただく為に制作されたのではなく、ブッシュ大統領が嫌いになっていただくために作られたのでもなく、観客が今の現状に怒りを感じ、疑問を持っていただく為に生み出されたものなのだ。とはいうものの、僕ら人類は「怒り」という感情が負の側面を持っている事を歴史的に知っている。こうした怒りだけを提示するだけではなく、「この煮えたぎる怒りをどう希望に変えていくか」という事例を提供することで、彼のドキュメンタリーは完成すると思うのだが、ここまで洗練されるには次回作まで待たなくてはいけない。
[DVD(吹替)] 8点(2008-06-10 00:26:42)(良:1票)
8.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
妻投稿■実は民主主義社会に「人を殺してはいけない」というルールは存在しない。「人を殺す」という選択肢を採用していいのである。ただしそれを選ぶと「責任」というものが背中に落っこちてくるが…。■私は何年も前に当時の上司から性的虐待を受けたとき、「暴力の恐怖」と「凌辱」を選ぶ自由を与えられ、「凌辱」を選んだ。従って社会的にも責任的にも、私は「凌辱」というものを自由意思で選んだ事になっている。■この映画は精神病院システムへの非難や管理という業に対する批判を描いているわけではない。むしろ「自由」を描いているのだと思う。主人公は女をはべらせ、お酒を飲み、脱走の機会を作り出した。ロボトミーは「自由選択」に対する「責任」にしか過ぎない。この映画は「自由というものは誰でも行使できるが、自由を行使したうえで尊厳が守られるには、自分の尊厳が守られる事が誰かの得になるような人間にならないといけない」という事実の存在を描きたかったのだと思う。この映画の中でも現実的にも、世間の人間にとって「患者の尊厳が守られる事」より「婦長の措置で患者が統制される事」の方がメリットがある事なのだ。■監督は生まれが東欧で自由というものが当たり前じゃない環境で育った人だ。その影響でアメリカで生活しても「自由」というものがよくわからなかったに違いない。この映画はアメリカおよび西側の民主主義社会を生きる人々に「自由って何ですか」という反響を期待して作ったに違いない。アメリカ英語って疑問文の後「?」がついたりアクセントが上になったりと特異な形になるけど、ラスト真っ暗な中患者の奇声とともに夜の闇に消えて行く特異なシークエンスは、「希望」いう名前の句読点ではなく、明らかに疑問文の最後のクエスチョンだ。となるとこの映画が描きたかったのは「自由」というより「自由?」という事になるが、ラストが疑問文である以上主人公が感情移入出来る存在だったら、純粋な疑問ではなく「確認」「疑念」になってしまう。この映画のキャラ設定は必然だったのだと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-08 21:28:17)
9.  家族ゲーム
妻投稿■1960年代以前の古い日本家屋の社会では、もし息子が障害者になったら座敷牢に放り込んで世間の目にさらさない事が多かったようだ。しかし1970年代以降マンションや公営団地に人が住むようになり、その真っ白な壁と幾何学的な未来都市は、こういうドロドロとした村社会や世間体といったしがらみのない新しい住空間に見え、当時の人々は一般に言われる「快適さ」とは違った意味の「快適さ」を期待したんだと思う。■でもギリギリ昭和世代(1987年生まれ)の私の友達の障害者は親に「お前は本当の○○ちゃんない」とか存在を否定された人は多い。確かに村八分とかはなくなったんだけど、その分マンションのコンクリート構造は、ありのままの家族を見ようとせず、それぞれが「こうあるべき」という家族の虚像(というより妄想)を相手に押し付けあうという、昔から結構水面下にあったものを一気に明らかにしてしまった。この映画はそれを松田優作に発露させたんだ…(と「超正統派的知ったかぶり」をしてみました)。■でもこういうマンション街って今高齢化地帯になって徐々に廃墟になっていくんですよね。今じゃどこにでもある「歴史民俗博物館」の最後の展示ブースに「高度経済成長期のマンション」の再現模型があって、映画の中の家族も過去の俗物になってきたんだなと思う。社会も「格差」とかいうのが広まって、「家族を持つ」という事が凄く贅沢になってきた(「家族」が一種のブランド化してきた(笑))。■じゃあ、そう偉そうなことを言う私の家族はどんな感じなのか。もう、性的虐待で出産したダチの赤ちゃんをルームメイト(全員そろいもそろって発達障害者)全員で育てる感じ。「恋愛より前に子育て」という事で、「スカベンジャー(腐肉食系男子)」という言葉もあるくらい。一番だめじゃん(^_^;(笑)) ■21世紀はどんな「家族ゲーム」が作られるのかな?
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-06-21 06:34:46)
10.  怪獣島の決戦 ゴジラの息子 《ネタバレ》 
蜘蛛怪獣とカマキリ怪獣を見たくて見ました。見れて良かったです。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-03-06 22:06:25)
11.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 
妻投稿■ガメラ三部作のうち、空中大決戦は「怪獣が日本に現れたらどうなっちゃうんだ」レギオン襲来は「怪獣が私たちの町に現れたらどうなっちゃうんだ」だが、この映画は「怪獣に大事な人を殺されちゃったらどうなるんだ」という映画なんだろうと私は解釈した。前作は街ひとつ消滅させながら人はあまり死んでいない点、一方今作は殺される人間の最期の目線に立ったようなカメラワークが多い点がその根拠だ。ガメラにマンションごと潰された主人公の両親だけではない。渋谷の飲食店でガメラに体を焼き尽くされたバイトの女の子、遺体安置所から泣きながら出てくる両親の描写は、「たまたまあの場所にいただけで理不尽に命を奪われる」事件が実際に報道されているこの頃だけあってあまりにも生々しい。■当然この映画においては1作目の社会における「怪獣への恐れ」から「怪獣への怒り」への変化が描写されるわけだが、その感情を根暗な女の子一人に負わせたのは正直失敗。訳のわからない魔方陣によって呪いの藁人形みたいな怪獣がニュニュニュニュニュと立ち上がる設定は、大事な人を失った人間の心の描写の解釈としてはあまりにもお粗末だと思う(蛇足ながら、このイリスという怪獣は勾玉を狙うふりをして前田愛の胸に顔を押し付けたり、彼女をヨダレまみれにしたり、悲鳴を上げる仲間由紀恵の下半身の方でなんかクチュクチュ音を立てていたりとかなり変態な怪獣だと思う)。■映画シリーズってのは必ず三作目か四作目にダウトな異色作が出来るものなのだが、そのダウトさが変な意味で中途半端になっているのが残念。でも怪獣映画史上まれにみる美しい空中戦や京都駅の迫力満点の大爆発はさすが。6点献上。
[インターネット(字幕)] 6点(2009-09-29 14:19:41)(良:1票)
12.  火山高
マトリックスそのものは好きじゃないが、それがパロディーにされていくのを見るのは大好きだ。そしてそれを学校でやってしまうという心意気には圧倒。しかし無茶苦茶な設定だからこそ、それを面白くするためには作り手の表現者としての志が必要なのであって、この映画はそれが空回りしてしまっている。全ての元凶は「しびぼうろく」ネタだ。こんな得体のしれないネタをなくし、単純に「ありえないパワーを持った不良が支配する中学校にやってきた主人公が、学園の平和のために戦う」という感じにすれば、間違いなく高得点を入れていたと思う。
[ビデオ(吹替)] 6点(2008-01-29 23:11:34)(良:1票)
13.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
妻投稿■「かいじゅうたちのいるところ」は大好きな絵本だ。しかしそれを2時間映画にする事は最低だ。絵本は基本的に映画とは違う時間が流れている。特に「かいじゅうたちのいるところ」や「おしいれの冒険」を24みたいにリアルタイムで映像化したとして、たとえ子供たちが異世界に迷い込んだ時間が2時間だとしても、映像化されたものを大人の視点で見たところで10分くらいにもならないはずだ。■それを数学で表わしてみると、現実世界ではy=ax、y=出来事、x=時間、a=あなたの行動になる。でもこの数式は絵本でふっと迷い込んだ異世界では成立しない。こういう世界はy=aw/xという数式が成立すると思う。この場合w=「あなたにとって重要な思い出場面の時間」だと思う。つまり、出来事yが同じでも、異世界ではそれをつかさどる時間軸はとても短い瞬間であるはずなのだ。■その異次元変異を舐めているから、大人たちは物語を「2時間映画」にまとめるために、安っぽい「商業映画的感動」を挿入する羽目になると思う。■でも「映画化」ではなく「映像化」なら私も大賛成。そういう点では(絨毯の草のシーンとか)素晴らしい点はいくつも見つけられる気がする。※注意:この数式は旦那の中学校の教科書の折れ線グラフを参考に友達と適当につくりました。私は養護しか出ていないので(10歳までは「てにをは」や100円玉2つで200円になる事さえ碌に知らなかった)、あんまり参考にしないで下さいませ。
[DVD(吹替)] 5点(2010-05-24 23:59:32)
14.  隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS 《ネタバレ》 
妻投稿■まあ、予告編見ればアイドル映画だって事はわかるし、原作映画があるんだからぶっ飛んだリメイクが嫌いな人は見なければいい。でも金曜ロードでやっているとついケチをつけたくなるのが性・・・・(^_^;)■旦那は「なぜ長澤まさみが脱がない」「そこは刀で辱めるのがセオリーだろう」とふざけた事をぬかしていたけど、そこは私にはどうでもいい。ただ、少なくともあの毛深い松潤を延々と見せられ、それも「アイドルだぞーアイドルだぞー」と見せられても困ってしまう。あれはどう見ても中世山岳民族の髭と着衣ではなく、芥川の「羅生門」でお婆ちゃんの裸を見ようとした下人がドラえもんあたりに「毛生えクリーム」を顔射された状態だ。そいつに「俺たちはいつも一緒だ」と言われたら、私なら速攻で「髭をそりやがれ」と喚いてやりたい(←さりげなくそういう妄想(^_^;))。あと「泥臭さ」の描写。戦国大合戦や山田洋二の時代劇、黒沢映画の泥臭さは「一生懸命生きてきた証」が刻まれている気がする。この映画の泥臭さは黒沢の「墨汁雨」を意識したらしいとはわかるが、どうも「インキンになるそうだね」という気しかしない。■アイドル映画ならアイドル映画をちゃんと撮ろう。それだけ。
[地上波(邦画)] 4点(2009-11-23 23:49:37)
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6309.17%
75617.13%
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