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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1249
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 
往年の名画だろうが、現在は文化的価値とは別の面で有名らしいのでどういうものかと思って見た。 公開時期はニューヨークが1944年5月4日、ロンドンでは同年7月とのことで戦時中の映画ということになる。アメリカではまだしも内地は平穏だったろうが、ロンドン市民は空襲におびえながら映画館に行ったということなのか?? 主人公がロンドンからイタリアへ留学したのも公開時には現実離れしたことだったろうが、劇中でヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」(1874初演)を「新作のオペレッタ」と言っていたことからすれば、映画の時点から70年くらい前の話だったらしい。そもそもガス燈自体が相当昔のものということかも知れない。  物語に関しては、主人公が最初から中年男(役者は当時40代中盤)とラブラブ状態で、こんな怪しげな男で大丈夫なのかと思わされる。マエストロの言葉からすると恋は盲目という意味かも知れないが、本人が生来の甘ちゃんだからということも当然あったはずで、下町育ちらしいメイドとの対比が際立っている。ただ、ちゃんとしまったはずのものがなくなるというのはなくもないことなので(実際ある)、こういう弱味を衝かれると危ないとの警告をくみ取るべきかも知れない。 個人的趣味としては精神的虐待の話など好んで見るものでもないが、しばらく我慢すれば爽快なラストを迎えるはずと信じて期待していたところがそれほどでもない。終盤いきなり反転攻勢に出たところが見せ場だったのだろうが、疲れ果てていたはずの主人公が、あらかじめ仕込んだような台詞で的確に相手を追い込んでいたのは出来すぎである。その割に、終幕の時点でまたロンドン警視庁の男にさりげなく暗示をかけられていたようで、こういう相手なら騙されてもいいということなのか(心理操作の正しい使い方?)。 またその最後の締め方は、当時はこれで普通だったのかも知れないが、今までの男が抜けたあとをすぐ別の男で埋めようとする態度は安易というしかない。しかし男の立場としては少年時代からの夢がかなうということらしいので、ダルロイ夫人に賛成してもらえるならいいかも知れない。  ほか主人公が取り乱した場面のうち、息を止めていてプッと噴き出した(ように見えた)ところは笑ってしまった。音楽会での出来事自体はそれほど大ごとでもなかったが、非常に気まずい雰囲気になっていたのは周囲が上流階級の人々だったからだ。
[DVD(字幕)] 6点(2019-04-06 09:59:36)
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