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1.  海難1890 《ネタバレ》 
 感動的作品です。国家や民族、宗教を超えて人間としての「真心」が通じ合うということを歴史的事実として教えてくれています。遭難現場で後日、慰霊を行うシーンでは、イスラム教のコーランが唱えられている横で、村民たちが仏式で手を合わせ拝んでいました。人の死を悼む気持ちにはいかなる宗教に区別があるものではないことや、本来のイスラム教は決して排他的な宗教でないことをあらためて感じます。  一方で、映画としてはやや「難」が多い作品となってしまっていたようです。  まず、ストーリーの構成が中途半端です。「遭難事件」と「イラン脱出」のつながりが弱く、それぞれが別のエピソードのように感じられてしまいます。後半部では“エルトゥールル号”というセリフは一切なく、なぜトルコの人たちが大使館員の説得に応じたかという背景になっていません。特にトルコ俳優になじみのない我々にとっては、大使館員とトルコ士官の俳優が同一であることに一見しただけではわかりにくく、そのため「どこかでお会いしたような気がする…」というセリフが全く生きてきていません(その原因は大使館員がひげをはやしていなかったためです)。  定石ではありますが、理想的な構成としては、  ①イラン=「日本人がイランで脱出できない」→「トルコが救援機を出すことになった」→「なぜ、トルコが?」  ②日本=「エルトゥールル号遭難事件(遭難→村民の救護→人々の「真心」)  ③イラン=「恩返しとして救援機を出す」→「全員は乗れない」→「エルトゥールル号を思い出せ(大使館員の説得)」→「日本人脱出」  ④イラン空港=(女)「どこかでお会いした気がする…」(大使館員)「ええ、トルコは真心を忘れない…」 というようにすれば、もっと感動が増したのではないかと考えます。 秋月達郎さんの「海の翼」という小説もこのような構成になっていました。
[映画館(邦画)] 7点(2015-12-31 01:43:24)
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