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グルコサミンSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 281
性別 男性
自己紹介 基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。
映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。
苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。
期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が
あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。

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1.  怪物(2023) 《ネタバレ》 
誤解による、被害者加害者の入れ替わり、ボタンの掛け違い混迷のストーリーを それぞれの視点で描いた映画なんだけど・・ どーもストレスが残る1本。 観客のミスリードを誘うやり方がセコイ。  みなそれぞれ事情があるのに、悪人・サイコに見えるような仕草の強調ばかり。 その上で、各登場人物が本音を隠して自分の殻に閉じこもり、ズレた正義感で暴走へ。 さらに、悪人は居ないというテーマを掲げつつ、本当のいじめ主犯は別にいるし、 怪物保護者も別にいた。とこるが、そちらの人物は特に掘り下げない。 映画制作側にとって都合のいい部分しか見せないのなら、真実は別にあるという 投げかけを、途中で放棄しちまってないか?  面白い題材なのに、料理の方法がプロっぽくない、学生ムービーみたいだ。残念。
[DVD(邦画)] 5点(2024-04-01 15:29:58)
2.  ガンパウダー・ミルクシェイク 《ネタバレ》 
まさにB級娯楽カテゴリーの、殺し屋アクションムービー。 思考不要の空っぽ映画。 の上出来作品。  とにかく強い女と、おバカな悪役で、チャーリーズエンジェル風とも言えますが、殺害シーンが流血過多でR12? ジョンウィックより血が多いのに、どこかコメディのエッセンス。 もしやキルビルかな?  一番お気に入りのシーンは、3バカチームとの病院での第二ラウンド。 相手は両足に怪我の車いす男一人と 松葉杖に三角巾の男二人の障がい者チーム。受けて立つヒロインは、麻酔打たれて両手がダラーン状態での戦い。 この障害者同士の、決闘シーンが血みどろのポンコツバトル。 三バカは痛み止めの笑気ガスのせいで爆笑しながら 攻めてくるもんだから、全く殺気が無い。 このしょーもない死闘シーンは伝説になりそうな予感。  突っ込み始めたら止まらなくなるのでよしましょう。何も考えず笑い飛ばして、もう一回見たくなる佳作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2023-04-10 17:23:39)(良:1票)
3.  仮面病棟 《ネタバレ》 
川崎瞳が、怒り心頭の上、看護師をそそのかして劇場型犯罪をぶち上げたが 理由は、病院と上級国民の身勝手な臓器売買を、白日の下に晒す事だ・・て、 それだけじゃない、なんと関係者の皆殺し計画。 まあそれならそれでいい。 ただ、心理的に納得行かないのよね。 意識不明で心肺停止の姉を殺されたという 怒りは、何故病院だけに向かったのか、赤無視で跳ね飛ばしたトラックはどうよ? 意識不明だった自分の腎臓も取られたけど、化粧して犯罪計画を推し進めるまでに 元気になったし、普通の女の子に皆殺しの動機としては不足だ。 普通の女の子が、あの協力者と2人だけなのに、本物の拳銃を2丁も手に入れた 経緯が見えない。無理がある。 その、もう1丁の拳銃で、総理の暗殺を謀るというトンデモ娘が、「心のキレイな 実質他人の医師」が、記者会見で「憎むのはやめよう」と呼びかて、思いとどまった? 来たよ、日本映画のつまらない良心的演出・・ ダッセー! 少なくとも、仲間だったピエロの男を、単独犯にする為にあっさり撃ち殺しちまった キレまくり娘なんだから、総理を撃つのに迷いなんかないはず。 韓国映画なら、総理が死ぬか、川崎瞳が死ぬか、両方死ぬかして終わるのだが 日本映画の監督は、何故かそれができない。 中盤でサイコなキャラさせといて、温かいエンディングとか、間抜けでしかない。 書いていたら腹が立ってきて、もっと点数下げたくなるのでこの辺にします・・
[DVD(邦画)] 4点(2021-01-30 22:58:48)
4.  海獣の子供 《ネタバレ》 
映像はキレイでした。  顔のキャラはイマイチですが、デジタル技術と手描きのハイブリットアニメの絶妙なバランスでした。  でもなあ、肝心の物語がイマイチ面白くない。元は同じモノだとする海と宇宙の壮大なイベントに対し  陸上のヒトや動物は置いてけぼりの世界観が片手落ち感でモヤモヤしてしまいます。  後半の抽象的描写が長過ぎて、飽きた頃に、「よくあるDNAモデルの絵」に「やっちまった感」が。  ヒトが泳ぐシーンも、物理的にオカシイ動きで、超能力での推進力なのか違和感ばかり。  で、「祭り」と呼ばれるイベントが何だったのかも意味不明で、不思議な生い立ちの兄弟が居なくなっただけで、  世の中は特に変らないその後・・。大真面目に研究捜査してきたどこぞの国の政府も、その結果は描かれない。  大きく歳の離れた弟だか妹の誕生が、何かの象徴なのだろうか?   原作の通りならば、原作の問題なのでしょうが、自分には相性が良くない。悶々とした感情のままエンディング。  米津玄師のテーマ曲が、一気に現実に引き戻してくれる。体に染み渡る幸福感に包まれたのは収穫でした。  と、そのまま不思議な幸福感で帰ろうと思ったら、続きがあったのにはビックリ。なんですかねえ・・?  確かにヒトを選ぶ映画でした。
[映画館(邦画)] 5点(2019-06-21 07:41:03)
5.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
たしかに面白くない。 誰もが引き込まれる魅惑の悪女の役がミスキャストじゃ、最初からつまずいてました。 で、面白くなりそうな予感がする度に、逆の展開でガッカリの連続。 観る側の期待を、裏切り続けて何が面白いのかこの監督。いや原作の問題?  誰もが加奈子の仕打ちに怒って抗議するセリフ「君は僕を裏切ったのか? 何が面白いの?」 それはこの映画見た観客のセリフでしょう? まさかそれを狙った? これにお金出して映画館で見てたら怒り心頭は必至。 ちっとも現実感が無い原因は、キャラの設定や警察の行き過ぎた腐敗や高校の荒み具合の描写等。 全体にリアルが気薄で、「対岸の火事(しかも映画のロケ)を見る」の域を出ない。逆効果。  モラルハザード、バイオレンス、ドラッグトリップの投売りムービー。 感心したのは、普通なら致命傷で持たないはずの登場人物達のしぶといとこ。 まだ死んでないし動けるのかよ・・? と感心してばかりでした。 褒めてませんけど  会員特典の無料試聴で難は逃れたけど、貴重な時間無駄にしました。 ご注意下さい。 期待してたモノは描かれません。 はいココ重要です。
[インターネット(邦画)] 3点(2019-01-16 21:50:49)
6.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
ネタバレなしで、この映画を語るのは難しいです。かといって、あの映画ナントカ急行殺人事件のように オチを言ったら、見る価値がなくなる映画とも違う。それは何故か・・? シリアスではないからでしょうか? (禁句?) あの予告編を見る限り、誰もこんな映画見たくないと思ったはず。しかし、海外からの評判が先行し、見た人達の口コミから 全国へ評価の輪が広がる不思議な光景を見るにつれ、「その映画の、一体何が面白いのか?」が気になって仕方が無い。 どう考えても、低予算のB・・いやCクラスの映画ではないのか? 低予算にしては怖い仕上がりだという持ち上げ評価? と、いろいろ想像してましたが、公開終了が近くなり、焦って本日見て来ました。 結果? 「面白いです、マジ!」 以下、ネタバレになりますので、未見の人は見ないで下さい。   前半は、問題の「カメラを止めないゾンビ映画」そのもので、その映画のエンドロールまでありました。ここで終っていたら 映画館は暴動が起きるでしょう。金返せ!ふざけんな!・・という流れ。とにもかくにも学芸会のような出来損ない映画・・ そして、後半は、そのワンカットのゾンビ映画が作られる事になり、撮影当日までの、悪戦苦闘の現場が描かれています。 この後半が、爆笑してしまう内容。企画自体が無茶です。ゾンビ物に特化したテレビ番組の目玉企画で、カメラ一台のゾンビ 映画の制作指示はまだしも、生放送でやるという処で、思いっきり無茶になります。現場の混乱は、子供でも想像できる。 その生放送が始まる直前に、俳優がドタキャンしたり、機材がぶっ壊れたりのトラブル連発の中、必死に先へ進もうとする 可哀想?な現場の中で、これまたワガママで傍迷惑で濃過ぎるキャラがぶつかりあうドタバタ劇が繰り広げられます。 面白いのは、あのポンコツなワンカット映画の中で、不自然過ぎる流れや、唐突なセリフが、撮影のトラブルで派生したものだ とワカッタ時です。 真面目な話し、大声で笑うのを押さえる為に、泣きながら口を押さえ続ける自分にビックリ・・。 そして、ラストもいい。ポンコツで落ちこぼれのようなキャラの皆が、笑顔になる瞬間に、暖かいものが心に残る後味。  なるほどコメディ映画でしたか・・ 予告編のポンコツ感は当然でした。 劇の中に劇がありその中に劇がある構成。 更に、エンドロールでは、そのメイキングがチラ身できまして・・もはやどこからが劇なのか・・(笑  見てる途中で「ああこれは、三谷幸喜さんのラヂオの時間に似た設定だなあ」と思いながら見ていましたが、どっちがどうとか ではないです。似てるけど違うし、どちらも面白い。 しいて言えば、あっちの作品は、途中が面白くて、ラストが冗長な印象。こちらの映画は、前半のツマラナイ40分を耐えれば 至福の後半戦が堪能できる映画。見終わって映画館を出ても、思い出し笑いが止まらない変な映画でした。 予告編での、「本物のゾンビが来ても、仲間が犠牲になっても、撮影を続けるサイコな監督」のイメージが似合わない理由が 解る後半からラストで、失望と嫌悪感の先行した監督のキャラが、一転して愛おしくなるストーリー。なるほどサスガです。 人への印象は、その行動の理由と背景が解った途端に逆転する事に驚かされます。 人生観変りそう・・  確かに低予算なのは事実ですが、この映画の何処にも、お金掛けるトコがない。マジにストーリー一発の作品でした。 にしても、あのゾンビ映画のラストで、あんな撮影の方法やられたら、絶対演技できずに吹き出すよね。あれが出来るなら あの女優さんは鉄の心臓ですわ・・  いろいろな面で面白い作品! こりゃウケるわけだ。
[映画館(邦画)] 10点(2018-10-04 17:11:34)
7.  カンフー・パンダ3 《ネタバレ》 
出るべくして・・・なかなか出なかった・・パート3。 もはや前作の記憶が無くなっていましたが、突然の生みの親登場で、かすかな記憶が戻りました。 今回の悪役は、師匠の上の師匠の大昔の同僚。ダークサイド転落してあの世に送られたはずが、 この世に舞い戻ってカンフーの全滅を目論む。それを止める唯一の力を持つのはパンダ一族だった。 ポーがパンダ村へ帰還して、その伝統の技を継承する事ができるのか・・? て予告編解説か? 丸々としてゴロゴロしてばかりのパンダが沢山。パンダ好きにはたまらん絵ですねえ。 相変わらず、スピード感、躍動感のあるCGアニメに、キレイな背景。まさに実写化とは無縁の 存在感のアニメーション。おデブキャラならではのギャグ満載で、死角がない仕上がり。 前作で夜のシーンばかりの暗いイメージとは変り、鮮やかな画面での生き生きと動き回るポー。 どんなに強くなっても、仲間と楽しく過ごし、師匠を尊敬し、驕りの無いポーの姿。実にいい。 安心して子供に見せられる良作です。 もう今作で完結・・ですよね?
[DVD(字幕)] 8点(2017-12-26 15:34:43)(良:1票)
8.  カンフー・パンダ2 《ネタバレ》 
前回は師匠のかつての弟子がダークサイドに堕ちて悪役。 今回は、大砲に取り憑かれた悪い孔雀との戦い。しかもその孔雀は パンダの生い立ちに関わる重要な存在だったとの設定。 まあ1作目での、卵から孵ったガチョウの息子という設定による違和感への 回答のような続編。 1作目は独立したお話の様相でしたが、2作目は続編として始まり 更に・・・3作目へ続くかのようにエンディング。スターウォーズ商法思い出した。 でも、あんなに不快ではありませんでした。 ちゃんとラスボスは倒して、血縁の無い親子の溝は修復されてハッピーエンドです。  気になったのは、暗い夜のシーンが多い事ですか。大砲の火薬の色的インパクトを 際立たせる為でしょうが、当時子供達と見ていたはずが、最近覚えているか確認したら 全く思い出せないと言ってます。見終わった後にあまり印象が残らない作品・・? もう少し明るいところとか、昼間の戦いにしたらヨカッタのでは?
[DVD(吹替)] 6点(2017-12-26 14:02:38)(良:1票)
9.  カンフー・パンダ 《ネタバレ》 
このパンダ、途中までは、あまり好きになれないキャラクターでしたが、 後半からの怒涛の展開と、成長していく過程に引きこまれました。 イラつきっぱなしの師匠がまたいい。 個人的には蛇・鳥とかカマキリがカンフーとか言われても、無理なんですが、 パンダと猿とトラなら、まあまあでしょうか。カンフーファンタジーすね。 小指1本でカメハメ波は、どうかなあ? もうすこしカッコイイ技にして欲しい。 笑えるし、勧善懲悪だし、意外と面白かったという感想ですね。
[DVD(吹替)] 7点(2017-12-26 13:44:58)
10.  海賊とよばれた男
いろいろ不満な点はあります。尺の都合もありますが、せめて要らないシーンはもっと削って 調整できたような気がします。必死の重労働なのに皆歌い過ぎで、ドン引きです。ダサいなあ。 CGはキレイに見えました。何年か前のCGでは、背景の暗いシーンでごまかして凌いでましたが 年々進歩してるようですねえ。 ドラマとしては、駆け足感が拭えない。出て行った女房の件、満州鉄道の顛末、英国軍艦との チキンレースも、英国人を全く描かないというのもドラマとして半端な気がする。 でも、情報が無いんでしょ? 取材したとしても当人からも話が聞けず、当人も相手の裏側までは 知る由も無く、過ぎた過去をドラマにするとすれば、創作して重ねるしかない。 そこを平気でバンバン足して大河ドラマにするのが良いのか、流して次へ行くのが良いのかは 人それぞれ。映画に期待するものが観客によって差が有るので、評価も分かれる。 原作はどうなのか、いや、実際はどうだったのか・・ 映画観た後から興味が盛り上がる。 でも映画自体はドキュメンタリー然としつつ、ドラマのフリして感涙演出という印象だったなあ。 無茶な時代だから、無茶して、無茶をやらせて進んできた。それを見せて貰ったという感想。 見て損はしない映画でしたが、何を得たのか悩む映画でもある。戦後史への好奇心かなあ。
[DVD(邦画)] 7点(2017-08-17 10:15:22)
11.  カーズ クロスロード
前作カーズ2で、レース物語から少し離れてしまい、主役をメーターに譲った形になりました。 今回は、マックイーンが主役の座に戻り、ズバリ・レース主体の物語になりましたと言いたいのですが、少し違いました。 あけてビックリの展開で失望どころか・・、もう脱帽です。1作目と並べたい傑作であると、もう大絶賛させて下さい。 それとあのポスターのデザイン、カーズのファンなら絶対見るしかない直球ど真ん中。子供受けするかは不明ですが・・。  続編の多過ぎた「ロッキー」に対し、早くも3作目(パート2が番外編なら2作目になる?)で、これが完結編とするのは 勿体無いような気もしますが、天下のディズニーは、早くも憂愁の美を飾って纏めあげました。 興奮と感動のバーゲンセール。日本のアニメーションは一大文化という評価の一方、隙の無い緻密なストーリー構成や 明らかにレベルが違う「大人の仕事」に、ディズニーエンタメの底力を今回も痛感。 ハリウッドの病のようなアメコミ実写蔓延の流れとは、次元の違う進化を続けるディズニーから今後も目が離せない。 さすがに今回のロッキー然とした、スポ魂映画では、パート2を楽しんだ小学生以下の層は、目が点になるかもです。 いい年したオッサン達には、スピード狂遺伝子が沸騰した上に、歳を重ねざるを得ない人生にも希望はあるのだと 思わせてくれる、救いのような、リポビタンDのような、キッズムービーにするにはあまりに勿体無い名作です。 予告編で、何故「トレーニングの相棒・しかも女性」にスポットがあたっているのかは見てのお楽しみ。 この夏一番の鳥肌体験でした。 ラセターはやはり凄い人です。
[映画館(吹替)] 9点(2017-07-30 15:35:32)(良:1票)
12.  カムイの剣
当時としては、映像もスタイリッシュで、和太鼓メインの音楽もヨカッタ。 ただ原作がトンデモストーリーなので、置いてけぼりの感も。 外国まで行ってしまって、広がり過ぎ。言葉の問題もあるし・・? その他突っ込みどころも多く、両手放しに絶賛は難しい。声優の上手い下手ではなく 恐らく脚本と演出の為の違和感でしょうか、変な沈黙演技も多い。 動きの少ないシーンで会話も無くなると眠くなってしまう。 おっとマイナスポイントばかり書いてしまったけど、基本的には好きな映画に入ります。 多分絵柄と、音楽的志向が違う人には駄作なんでしょう。 個性的な作品は、見る人を選ぶと。
[ビデオ(邦画)] 7点(2017-02-19 18:58:46)
13.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
ヒトラーが一瞬カッコイイではないですか。背が高過ぎのせい?(笑 でも、ズレてるし、ナンセンスだし、折れない一貫性は、コメディアンとして浸透。 大衆心理も揺さぶられ、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。 愛国心と民族主義の波紋が広がり始めて、見ている側の不安をよそに ドイツ国民は、笑いながらも変化していく。ドキュメンタリ風の撮影も良い感じ。 それだけなら、タブーを突いた佳作でしたが、終盤の劇中劇のオチと、エンドロールでの タレントとしてのヒトラーへ手を振る市民、それを真っ直ぐ見つめるヒトラーの視線。 最後は恐怖映画のようなゾワゾワしたものが残る構成が素晴らしい。プラス2点!  ヒトラーに傾倒しそうになる大衆へ問題提起の映画、といえばそうかもしれないが、 どこかヒトラーに期待してるヤバイ連中が喜んでいそうで、薄ら寒いものもある。  「笑うな! キケン!」  マジです。このコピーに1点。 
[DVD(字幕)] 9点(2017-02-05 09:50:33)
14.  カラスの親指 《ネタバレ》 
村上ショージが、意外にも良かった。 主演を食ってしまう勢い、ていうかそういう役回りなのか・・。 脇役の石原さとみが、なんといかネジが飛んでいて、お似合いでした。 詐欺師が入り乱れの映画ですが、もう少しテンポが欲しいかな。 いずれ、自分は楽しんで観られました。怜奈チャンの笑顔でフィナーレかと 思ったら、どんでん返しがあって2回ハッピーになれるのでプラス1点!
[DVD(邦画)] 7点(2017-01-30 00:59:28)
15.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
期待してなかったけど、面白いと思います。以下ネタバレ注意です。  ゲオでオススメ品だったので借りてみました。 最初に登場の案内人のキャラでドン引きして、見るのやめようか迷いました。 お話は、ファンタジーですが、扱っているエピソードは、実の親の不倫に、 気になる異性の援助交際等、中学生には重い現実で暗いムードが続く。 でも、その現実にもまれながらも成長して人生の意義を見出していく前向きな 展開と、ベタだけど芯の通ったテーマがあるのは原作が良いという証かな。  自分を第三者の視点から、客観的に冷静に分析するのはそう簡単ではない。 その環境を完璧にお膳立てするために、ファンタジーを利用したお話。 実に面白い。記憶を消されて、他人の体に入り込みその人生の代打を努める。 成り行き上、始めてしまった他人の人生を、ゲーム感覚で演ずる主人公が 次第に演技ではなく、素の自分で家族や友人と関わり、対峙していく。 他人の人生を歩みながら、失った自分の記憶を取り戻せという使命には タイムリミットがあったが、最後に取り戻した記憶の中身は・・・?  原作が面白いので、後は映像化の出来が良いかどうかですが・・ 今回は実写ではなく、アニメ作品という事で、イメージの実体化には ある程度成功でしょうか。端々の肌に合わない演出は無視しましょう。 2006年の「時をかける少女」の青春アニメに似て、ピアノ練習曲を BGMにしたりですが、あちらはSFをベースに純な恋愛がテーマ。 こちらは、死後の世界、神の存在をベースに、下衆な現実との対峙が テーマになっています。どちらも伝えたいコアがしっかりと描かれて いて良作です。  出来れば、母親との和解の絵も欲しいかと思いましたが、ラストのシーンで 主人公が着ている上着を見て、ホッとしました。ベタですが良い映画でした。  追伸・・母親の声が、麻生久美子さん。コレがハマり過ぎで驚きました。
[DVD(邦画)] 8点(2016-04-18 21:34:34)(良:1票)
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