1. 帰ってきたヒトラー
《ネタバレ》 ムッソリーニの方を先に観てしまいあまりにそっくりな内容で拍子抜けした。 上手くいかなかったり、酷い事になると悪者探しをしてそれを糾弾して終わりにする人間社会の進歩のなさ、戦争は終わっても地域の根元的問題は残るという事、マスコミの無責任な商業主義について描かれているのは良いと思った。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2020-05-16 15:59:21) |
2. カツベン!
《ネタバレ》 大正期の無声映画を題材にしてますが、名も無き映画の先達たちへの愛情にあふれています。流石に手練の周防監督、なんとなく観に行ったのですが最後まで楽しめ、ロケや美術に手間もかかってるのか映像も暖かい色調で綺麗で、観た後の気分も良かったです。 配役もいつもの周防組はじめ豪華ですが、井上真央、高良健吾が珍しくちょっと悪役。あと監督夫人を無声映画の椿姫に使ったり、竹中直人の映画館名がシコふんじゃったの役名に引っ掛けた青木館だったりの遊びも楽しいです。また、活弁を真似する主人公の子役時代の子の口跡がなかなかいい声で印象的でした。 [映画館(邦画)] 7点(2020-01-11 22:00:03) |
3. ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
《ネタバレ》 オリジナル、劇場版と結構ネタは出きっている感じなのでどう新味を出していくかがマンネリにならないためのポイントかと思いますが、戦車搭乗目線でボカージュ、ジャングルとゲームっぽい感じが強かったです。ジャングル内で曳光弾が飛び交ったりはなかなか良かったですね。大洗以外のおなじみのライバル校の勝ち上がりっぷりも短時間の顔見世興行的ではありますが各校の特色やメンバーを思い出させるには十分で、舞台もアルンヘム鉄橋風会場?等凝ってて楽しめました。最終章1話より面白かったと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2019-08-23 02:19:48) |
4. ガールズ&パンツァー 劇場版
萌えアニメかと思いきや、ミリタリーの仮面をかぶった正当スポ根ものでグイグイ引きこまれました。古き良き戦争アクションへのオマージュ、シューティングゲーム的サウンドの快楽に満ち、初見だとわかりにくい小ネタに溢れているので、何回か観ても楽しめ、また新しい発見があります。 登場キャラクターが多く、初見だとなかなか区別がつきにくかったりしましたが、後でTV版、OVAを観ていろいろ納得できました(映画の中では上手く活躍場所をさばけていると思います)。 内容的なネタはオリジナルのTV版で結構出きっていると思いますが、これは今は見られなくなった「大脱走」や「史上最大の作戦」等のオールスター映画的なものとしてもよく出来ていると思いました。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-01-07 17:11:40) |
5. かぞくのくに
重いテーマの作品ですが、現代日本の価値観や常識からは全く理解し難い国家が近隣にあるということ、その国との狭間で翻弄される人達がいるということ(意図的に向こうに渡った人々だけでなく拉致された人たちも)、について考えさせられる、リアルな映画だったと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2017-08-12 23:29:07) |