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1.  キューティ・ブロンド 《ネタバレ》 
ヤダ、あんまり期待してなかったのに案外面白かったわ。 お話は終始お気楽だけど、それが妙に心地いいっていうか。 これもみんな主人公エルの魅力のなせるワザよね。 何不自由なく育ったお金持ちのお嬢サマ特有の毒の無さっていうか天然ボケっていうか…とにかく真っ直ぐな感じがカワイイの。 正直最初は「このコ…大して可愛くないわよね!?」って思ってたアタシでさえ、後半はついつい応援しちゃってたくらいだから…リース・ウィザースプーンって案外イイ女優さんなのかもね。 でもなんだかんだ言ってアタシが一番驚いたのはラクエル・ウェルチご登場だったりするんだけど。 ホホ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-19 14:21:38)
2.  キャビン 《ネタバレ》 
うーん、イマイチ。 途中まではまあまあ良かったんだけど、ラピュタの内部みたいなとこで怪物たちがワンサカ出てくるあたりから、あまりのリアリティの無さにアタシは一気に興醒めしちゃったわ…。 あんなに大盤振る舞いしなくっても有名どころを5種類くらいのほうが集中できて良かったのに。 (大体ユニコーンにあんなことさせちゃダメよ!) …太古の昔から存在する地下の魔物を鎮めるために必要なのは5人の生贄なんでしょ? そんな派手にモンスター使って殺さなくっても、あの地下組織の人たちが誘拐でもして惨殺すりゃ事足りるんじゃないの?? 大体無事に儀式が終わってもどうやってあの怪物たちを収監するのよ!? あんな暴れん坊たちがおとなしくエレベーターに乗るとは思えないんだけど。 それに…生贄として必要な5人は淫乱・スポーツマン・ガリ勉・バカ・処女ってことは、京都のあの女の子たちの中にもすでに淫乱がいるってこと?? (ヤダ、末恐ろしいわね。) …とにかくアタシとしては最低限のリアリティはほしかったっていうか…。 なんの予備知識もなく見たアタシが一番ビックリしたのがシガニー姐さん登場のシーンっていう時点で…なんだかねえ。
[映画館(字幕)] 5点(2013-05-11 22:16:25)(良:1票)
3.  96時間 《ネタバレ》 
スピード感があって面白いっちゃ面白いんだけど…アタシはどうもあの娘と元妻に同情できなかったせいで、なんかイマイチのりきれなかったっていうか。 あんなバカ娘はちょっとくらい痛い目にあったほうがいいわよ!なんてイジワル思っちゃったり。 まあ十分痛い目にあったとは思うけどさ。でも友達のアマンダは非処女だったからクスリ漬けにされちゃって、娘のキムは処女だったから大富豪に人身売買されて無事だったって…あまりに都合よすぎな気がしなくもないけど。 アマンダのほうが断然美人だったし。 …まあ理屈抜きにスピード感だけで最後まで突っ走るタイプの映画なんだろうから、その辺は目をつむって見た方がいいんでしょうね。 それにしてもあの娘…悪い子じゃないんでしょうけど、バカっぽくてなんかイラつくのよね。 父親ってのはあんな娘がカワイイのかしら?? 謎だわー。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-25 12:47:52)
4.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
結局最後まで救いはないのね…。 マリオったらせっかく大金を手にしたんだから普通に帰ったらいいのに…。 ニトロ運搬でビクビクしてたから帰りくらい思いっきり蛇行運転してやれ!って気持ちもわかんなくはないけどさ…。 緊張と緩和が程よい感じで廻ってくる後半はまさにサスペンスって感じでとっても良かったんだけど、前半はもう少しコンパクトにまとめてあっても良かったかもしれないわね。 スペイン語・フランス語・英語が飛び交う荒んだ町のカオス感や、後にあまりの恐怖でどんどん臆病になっていくジョーの元は豪胆な気質を印象付けるにしても…やっぱりちょっと冗長よね。 緊張状態が長すぎると集中力が切れてくるから、ハラハラドキドキ系の映画はできれば2時間以内に収めてほしいのよね、アタシとしては。 やたら疲れるしさ。 でも全体としてはホント面白かったわー。 救いのないラストも結局はああまとめるのが一番納まりがいい気がするし、度胸のあるヤツが一番評価される的な男子特有の友情もステキだったし。 ロイ・シャイダー主演のリメイク版はどんな感じに仕上がってるのかしらね??
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-02 14:45:21)
5.  キリング・フィールド 《ネタバレ》 
戦争モノを見ると尋常じゃないほど気が滅入っちゃうアタシは、この手の映画はなるだけ避けてたんだけど、今回意を決して見てみて…まあ良かったと思うわ。 生々しい描写もたくさんあったんで案の定かなり凹んだけど、歴史から眼を背けず過去の悲惨な出来事から学ぶって姿勢も大事よね。 ところで…どうしてアメリカってのは他国のことにイチイチ首突っ込みたがるのかしらね?? どうせ事態が悪化するだけだし、かえって迷惑なのに。 …自国の利害と政治的思惑のためにカンボジア内戦を利用しようとしたのもアメリカ、その凄惨な状況を世界に伝えようとジャーナリストたちが奮闘したのもアメリカ、でも…どっちにしろ結局エゴしか感じないのはアタシだけ?? もちろんシドとプランの友情にケチつけるわけじゃないんだけど…なんかどうもスッキリしないのよね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-16 16:05:04)
6.  キス・ミー・ケイト
ミュージカルってやっぱりすごいわねー。 歌あり踊りあり演技ありで、まさに総合芸術よね。 この映画もほんとエンターテイメント!って感じで見ごたえがあったわ。 特にアン・ミラーの「too darn hot」はほんとにステキ! ただ内容は…劇中劇があったりして、ちょっとややこしすぎるような気がしないでもないわね。 ストーリーは単純なほうが、歌や踊りが際立ってミュージカルにはいいような気がするんだけど…どうなのかしらね? でもなんだかんだ言ってアタシはとっても楽しませてもらったわ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-05 15:53:53)
7.  キャリー(1976)
…もうほんとやめてよー。 ラストの墓場のシーンはマジで心臓止まりそうになっちゃったわよ。 それにしてもシシー・スペイセク…すごすぎるわ。 彼女が演ると、超能力もそんなにオカルトっぽくならないのが不思議ね。 ってかシシーったらほんとに超能力使えそうな雰囲気だし。 そしてパイパー・ローリー演じる頭のおかしい母親…最初の布教活動(?)のとこからその奇行ぶりに釘付けよ。 とにかく、この二人の女優なくしてこの映画は成立しなかったでしょうね。 天晴れ!だわ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-22 18:23:03)
8.  キッチン(1989)
最初から最後までとっても穏やかだけど、なんだか考えさせられるとってもいい映画だったわー。まだまだイモっぽい頃の川原亜矢子や雄一くん役の俳優さんの淡々とした感じもとってもよかったし、すべてがこの映画の独特な雰囲気を壊すことなく作り上げてるのね。それにしても、橋爪功…スゴイわ。夜の世界に生きるオカマを完璧に再現してるもの。それこそ仕草から言葉づかい、視線の動かし方にいたるまでパーフェクトよ。彼の演技で、いろいろと辛いことも経験してきたであろう絵里子さん(だからこそ優しくて聡明なのね)の過去が見えるようだったわ。…実はアタシ、正直そんなにこの映画には期待してなかったんだけど…見てよかったわ。
[地上波(字幕)] 7点(2005-06-10 20:51:46)(良:1票)
9.  黄色いロールスロイス
よかったわー。 ぜんぜん関係ない三つのお話を、一台の車を通して描くっていうアイデアもおもしろいし、なにより信じられないほど豪華なキャスティングがステキ! 俳優陣を見てるだけでも楽しめるわ。 中でもシャーリー・マクレーンがホントにかわいいの。 アタシ今までシャーリーの若い頃の映画って見たことなかったから、若くてコケティッシュな彼女の姿はほんとに新鮮だったわ。 だってアタシの中でのシャーリーのイメージってなんだか意地悪なおばさん/おばあさんって感じだったんですもの。 ホホ。 ほかの役者さんも、後世に名を残してる名優さんたちだけあってすばらしい存在感よ。 とにかく映画全体が、なんだかほんとに豪華!!って感じだったわ。
[地上波(字幕)] 8点(2005-01-13 17:06:25)
10.  北国の街 《ネタバレ》 
なんだか純粋な映画だったわ。 淡い恋心に友情に不治の病まで盛り込んで、ずいぶんベタな青春ものではあるんだけど、終わり方が切ない感じでアタシはキライじゃないわ、こういうの。 ただ…舟木一夫は主役にすえていいのか?と。 演技がひどすぎて見るに耐えない、とかでは全然ないんだけど、華やかさのかけらもないって言うか…顔も地味な上にLLサイズだし、足も短いし…。 身体的欠点を指摘するのはよくないんでしょうけど、雪子があの男のどこに惚れたのか理解に苦しんじゃったわ、アタシ。 和泉雅子は色白でかわいいのにねえ。 セーラー服姿なんてちょーかわいい。 でもまあ「番長ってアンタ…」とか「高校生とか言っといて、ほんとはアンタ30歳こえてんじゃないの!?(←特に舟木)」とか、いろいろつっこみつつ時代を感じながらも、アタシはそこそこ楽しみました。
[地上波(邦画)] 5点(2004-03-13 19:43:49)
11.  危険なささやき 《ネタバレ》 
別に普通に楽しんだけど…。 なんだか大金を使って、たくさんの人を巻き込んで、アラン・ドロンが自分の趣味の世界をわがままに映画にしました、って感じかしら。 なんか…男ってこういう話好きよねえ。 こういうのを「男のロマン」っていうのかしら? アタシには理解しがたい感覚だわ。 でもアンヌ・パリローはかわいかったわー。 『ニキータ』と同一人物だとは思えないくらいアイドルしてたわね。 コケティッシュな感じで、裸も惜しげもなく見せちゃってさ。 こんな役もやってたのねえ。 自己満足的映画な感じはぬぐえないけど、まあ彼女が見れただけでも良しとしようかしら。
[地上波(字幕)] 5点(2004-01-26 21:33:46)
12.  キリマンジャロの雪(1952) 《ネタバレ》 
なんだか恋愛について考えさせられちゃったわ。 男って勝手よねえ。 自分の夢は捨てられない、自分の世界は持ち続けていたいって…少しはふりまわされる女のことも考えてほしいわ。 (ハリーはそこまでひどいとは思わなかったけどさ。) リズはどうでもいいとしても、シンシアとヘレンは見てて切なくなったわ。 自分勝手なハリー(あえてこう言わせていただくわ)に負担をかけたくないがために、妊娠したことも伝えられず、仕事の邪魔をしないようにと自ら身を引くシンシアなんて…不憫すぎるわ。 ヘレンはそもそもシンシアの身代わりみたいなもんだし。 でも言わせてもらえば、やっぱりこういう男にはヘレンみたいなしっかりした女がくっついたほうがいいのよね。 しょせん子供なのよ、ハリーは。 っていうか男は。 でも女も男がふとした時に見せる少年ぽさに惹かれちゃったりするんだから、結局女もバカなのね。 でもこういうのって、本能的に狩りをするものである男と、家庭を守るものである女が一緒になる場合には、避けて通れない普遍的な問題なのかも。 程度の差こそあれ、似たようなことは誰でも身に覚えのあることだろうし。 男の浮気も結局同じことでしょ? ってことは一夫多妻制ってけっこう合理的だったのかしら?なーんて考えてみたりして。 ところで、この映画は配役がすごく豪華よね。 やっぱりみんなスバラシイ演技なんで、ついつい本気で感情移入しちゃって恋愛を力説しちまったわよ。 でもこんなに有名な人ばっかりなのに、なんでアタシ以外にレビュー書いてる人がいないのかしら? 一番最初に書くのって、なんだか不安ね。 ホホ。
[地上波(字幕)] 7点(2004-01-14 00:13:44)
13.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
なんか…まだ「死」というものがなんなのかさえわかっていないような(両親の死さえよく理解できないような)幼い子供の人生が戦争によって狂っていく過程が、本人が状況を理解できず無邪気なままだからこそ余計に…悲しい? 切ない? なんかアタシの語彙力では表現しきれないわ。 とにかく、なんか心臓を素手でつかまれたみたいに苦しくって…見事にやられました。 でもね、アタシはそんなにイカニモな「反戦映画」って感じはしなかったわ。 きっと二人のホントに淡ーい恋(ともまだ呼べないわね、きっと)の様子とか、なんか微笑ましい要素も若干あったせいね。 ミッシェルなんてポーレットの気をひこうと必死だし、ポーレットもなんか妙な色気さえ感じさせる名演よ(不謹慎かしら)。 それにしてもこの二人は、ホントに演技なの!?ってくらい、スゴイわね。 名優だわ。 …アタシ戦争映画ってどっちかっていうと苦手なんだけど(反戦映画も、もちろん戦争を美化してるような映画も)、この子供二人のおかげでイヤにならずに見れたわ。 皆さんもおっしゃってるように、銃撃戦の様子とか延々見せられるよりこっちのほうがはるかに戦争について考えさせられるし。 それにしても、ポーレットのような身よりのない子供が一体どれくらい戦争によって生みだされるのかしら? それだけ考えても、「戦争=悪」ってわかりそうなもんだけど…人間ってバカね。
[地上波(字幕)] 8点(2003-12-18 21:17:10)(良:2票)
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