61. 記憶の棘
設定は面白いのだが、すでに冒頭の部分で、 「まさかこんなオチじゃないだろうな?」と予想したら、その通りだったのでもうガックリ。 後半からラストにかけてのチープな展開もさることながら、 一番肝心な部分での説明がないので、ただ消化不良の印象を受けるしかなかった。 ニコールのスタイルの良さは溜め息が出るほど素晴らしく、ベリーショートが似合っている。 だがその外見とは裏腹に、彼女の対応は大人というより乙女チックで、あまりにもミスマッチ。 サスペンスタッチの演出と幻想的な映像で何とか物語を引っ張ってはいるが、 ストーリーに関してはほぼ0点。振り回された周りの人たちが、とてもかわいそうな映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-23 11:07:23) |
62. 岸辺のふたり
8分間と、とても上映時間の短いアニメーション。 少女の気持ちは十分伝わるし、影絵のようなキャラと音楽で切なさも表現できているが、 状況設定に関しては何の説明もないので、当然のことながらドラマ性はいっさいなし。 短編映画というジャンルだけの評価なら6、7点つけてもいいけど、 他の長編映画との兼ね合いもあるので、この点数ということで。 同じ短編アニメーションなら、「つみきのいえ」の方がアイデア、設定ともに出来がいい。 [インターネット(字幕)] 2点(2011-08-01 10:54:22) |
63. キタキツネ物語
何でこの映画をわざわざ金を払い、しかも一人で観にいったのか、 記憶がまったく定かではない。周りはやはり家族連れが多かった。 キタキツネの生態をドラマ風に仕上げたドキュメント映画で、 確かナレーションが入っていたように思う。NHKの動物ドキュメント番組と同じような作り。 キタキツネの家族がメインで、もちろん子供のキツネも出てくるが、 ブリザード吹き荒れる北海道を舞台にしているので、画面を見ているだけで凍りそうだった。 撮影はさぞかし大変だったろうな、という印象だけはよく覚えている。 映画的な面白さはないが、動物好きな女の子やお子さんにはいい作品ではないかと思う。 テレビで観てれば十分だとは思うけど・・・。 [映画館(邦画)] 2点(2011-07-26 04:15:15) |
64. キャットウーマン
もう序盤の設定から、「嘘!」と目を丸くするぐらいぶっ飛んじゃってる。 キャットウーマンの誕生がよくわからなかった人は、ちゃんと予習してから観てね、 という、もう最初から鑑賞者を突き放したような不親切さ。 キャットウーマンの仕草や動きは、まるで漫画のようで笑えたんだけど、 終盤のシャローン・ストーンとのセクシー対決は、さらに腸が捩れるほど大笑いさせてくれた。 ライオン・ウーマンにでも変身してたら、たぶん笑い死んでいたと思う。 まあセクシーといっても、それほど大したシーンもなく、ヒロインにもまったく魅力を感じない。 もっとハマリ役のセクシー女優はたくさんいたと思う。 この作品は期待せずに鑑賞する事を第一条件に、各自見所を見つけて楽しむギャグ映画である。 [地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 03:22:54) |
65. 恐竜の島
小学生の時、映画館まで足を運んで鑑賞した作品。 序盤の設定からとても面白そうなんだけど、おそらく子供心に、 「ジュラシック・パーク」のような映画を期待していたのだと思う。 だがこの時期はまだ特撮技術が発達していないため、恐竜の造形や動きがもの凄いチープ。 テレビ画面ならまだしも、とてもスクリーンサイズに耐えられるような代物ではなかった。 ドラマとしても面白味に欠け、取り立てて印象に残っているシーンはない。 今の技術なら、多少は観れる映画になるんだろうけど・・・。 [映画館(字幕)] 2点(2011-07-23 04:39:39) |
66. キング・ソロモン(1950)
アフリカ未開の奥地を探検する、一応冒険ものの作品。 財宝といったキーワードはあくまで付け足しのようなもので、 原住民達のエピソードがやたら多く、ストーリー的な面白さは感じられなかった。 見所としてはデボラ・カーのちょっとヌケた妻役と、様々な生き物の生態が観れるシーン。 まるでサファリパークを見学しているようで、映像はきれいだったけど、 当然のことながら緊張感は全くなし。娯楽性を求める映画じゃないのかもね。 [DVD(字幕)] 2点(2011-07-17 03:30:19) |
67. 希望ヶ丘夫婦戦争(2009)
夫婦の性生活をコミカルに描いた作品。さとう珠緒はかわいいんだけど、 ストーリーの内容がほとんどないので、88分でもものすごく長く感じてしまった。 全体の雰囲気は映画ではなく、さりとてテレビドラマ風というわけでもなく、 映画好きの仲間内で撮って作ったホームビデオという感じ。演出も同様。 エロチックなシーンがあるといっても、まあ大したことはないので、 暇つぶし程度で鑑賞するのがベストかと。 [DVD(邦画)] 1点(2011-08-28 08:52:04) |
68. キャラウェイ
副題の、「恋愛ばんざい」というキャッチが虚しく響くオムニバス。 内容は深夜テレビのミニドラマのようなエピソードが10+1本、 恋愛にはまるで関係のない話、オチさえないようなエピソードも何本かあり、 まるでつまらないコントを強制的に見せられているような感覚。 キャスティングも冴えず、最後まで鑑賞することが苦痛だった。 [DVD(邦画)] 1点(2011-07-16 01:24:04) |
69. ギニー・ピッグ 悪魔の実験
ただひたすら残虐なシーンを延々と垂れ流しているだけで、ストーリーはいっさいなし。 最初からやらせに特殊メイクだとわかっているから、笑って観ていられるけど、ほとんどの人が不愉快になることは間違いないかと。 若い頃はこういう残酷な作品を好んで鑑賞していたが、やっぱりちょっとおかしくなってたんじゃないかと思う。 0.1もつけられない、掛け値なしの0点作品。映画じゃないです。 [ビデオ(邦画)] 0点(2012-12-11 07:58:55) |