121. 銀河鉄道999
テレビシリーズや原作漫画の『銀河鉄道999』が大好きなだけに、本作はどうにも納得がいかなかった。 大体、2時間で『銀河鉄道999』をまとめてしまおうという発想自体に無理がある。 又、ラストも投げやりなのかと思ってしまうくらいの酷い展開。 『銀河鉄道999』が大好きなだけに、ショックが大きかった。 [ビデオ(邦画)] 2点(2008-05-19 00:40:49)(良:1票) |
122. 狂熱の孤独
ジェラール・フィリップの魅力あふれる本作。 ダンスを披露するが、これが何とも素晴らしい。 そして長い長い。 見ているこちらが息切れするくらいにハードに長く踊る。 そして、汚い身なりのジェラール・フィリップも、また新鮮。 これが意外と様になっていて、驚いた。 小奇麗な優男イメージがこれで払拭された。 話としてはなかなか深刻な内容だが、劇中でタフに活き活きと生きる主人公を観ていると、とても元気が湧いてくる。 そんな、愛すべきフランス映画だった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-14 22:50:28) |
123. キートンの化物屋敷
《ネタバレ》 前半の接着剤うんぬんのコントは、はっきり言ってつまらない。 しかし、後半からキートンのスタント爆発! まさに無帽・危険極まりないスタントが続出! これぞキートン。 でも、「DVD傑作集」でキートンの短篇を連続で5作も観てると、さすがに飽きるかも。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-02 23:06:32) |
124. キートンのスケアクロウ(案山子)
《ネタバレ》 今まで観たキートン作品の中では一番すごかった。 何よりキートンの動き、運動神経、危険きわまりないスタントがすごい。 逆立ち河渡りに、犬の追いかけっこがすごい。 あの犬は面白かった。 っていうか、あの犬の運動神経もすごい! 比較が難しいが、キートン以上にあの犬はすごいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-02 23:03:22) |
125. キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号)
いやぁ、あの太ったキートンの相棒がすごい。 何が凄いって、パワーがすごい。 動きがすごい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-02 22:56:59) |
126. キートンのマイホーム(文化生活一週間)
キートン作品、ついに初鑑賞! [DVD(字幕)] 6点(2008-04-02 22:53:20) |
127. 嫌われ松子の一生
『下妻物語』が良かったので、中島哲也監督に期待して鑑賞。 この監督は間違いなく才能がある。 しかししかし、本作ではその才能を間違った方向へ使ってしまった様だ。 凡作ではないが、決して心地の良い作品ではない。 石井克人監督が、同じく間違えた方向に行って失敗したように、中島哲也監督もなんか方向を誤まった気がするのだが・・・ 次回作に期待したい。 しかし、黒沢あすかってこんなに色っぽかったっけ?! 歳をとって逆に綺麗になっているのが凄い! [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-03-24 22:47:56)(良:1票) |
128. 鏡心
ご覧の様に、石井聰亙監督が全てを担当した、自主映画の様な作品です。 しかし、そこは石井聰亙監督の力ですから、凡作にはなっていません。 映像で語る作品なのですが、これが素晴らしい映像美! はっきり言って、出演者の演技とセリフはいらない感じ。 それだけ映像が綺麗で素晴らしい。 『狂い咲きサンダーロード』の様な荒削りな作品を撮った監督とは思えない、洗練された作品に仕上がっています。 万人にオススメできる作品ではないかもしれませんが、映像重視の映画ファンの方には絶対オススメしたい作品です。 もちろん石井聰亙ファンの方は必見です。 [DVD(邦画)] 7点(2008-03-14 00:18:21) |
129. キクとイサム
《ネタバレ》 まずは、北林谷栄が40代だったというのが驚き! しかも、まだご存命とのことですし。 こりゃ、凄い! 話はやや重くて暗いものがあるが、ユーモラスな描写も多く、なかなか楽しめた。 [DVD(邦画)] 7点(2008-03-02 15:59:40) |
130. 恐怖のドクター・バード
別に「恐怖」という程、怖くはありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-02-22 20:52:20) |
131. 機動警察パトレイバー
《ネタバレ》 この系統のアニメには苦手意識があったが、果敢に鑑賞してみた。 やはり苦手。 更に、鳥が大量に出てくる場面。 あれで一気に幻滅。 ヒッチコックをパクってるところがアザとい。 それが致命傷。 ただし、首都圏に関するリアルな描写には驚いた。 これには感心させられた。 しかし、この感心ポイントは本作の見所とどこまで合致しているだろうか? つまり、私が興味をおぼえたポイントは、本作の見所とはズレた箇所である。 こう考えると、やはり私には合わなかった作品のようだ。 そして、登場人物達の声。 アニメだから仕方ないのかもしれないが、妙にやかましい。 アニメ好きでない限り、耳障りなこと間違いなし。 そしてバブル絶頂期に製作されたというのも興味深い。 あの頃の勢いなら、10年後にはこんなんなってるのでは?というノリだろうか。 全く能天気な時代だ、あの頃は。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-12-29 23:22:54) |
132. 銀座化粧
本作は地味ながらも、実にいい味が出ている。 銀座を中心とした風景描写も素晴らしい。 成瀬監督は、ほんとに風景描写がうまい。 そして香川京子。 成瀬監督の『おかあさん』では溌剌とした魅力をふりまいていたが、本作でもそれに匹敵する魅力を感じた。 特に、堀雄二と目を合わせた時の、あのはにかんだ表情。 あれは、当時の香川京子にしか出せない、とてつもない魅力を含んだ表情だった。 「香川京子の周りにだけ爽やかな高原の風が吹いている」 まさしくその通りである。 本作は、一般的には特別に評価の高い作品ではない。 しかし、ここでの平均点数が示す様に、本作は地味ながらも紛れもない傑作であった。 [DVD(邦画)] 8点(2007-12-08 12:03:50)(良:2票) |
133. 斬る(1962)
ストーリーはわかりづらく、話にはほとんど入っていけません。 しかしながら、雷蔵は痺れるほどかっこよいです! そして、多人数を相手にしての流れる様な殺陣は、今までに観たことのない流麗なる殺陣で惚れ惚れしました。 雷蔵にしかできない動き、そしてこれを演出した三隅監督には敬服します。 最後はそれほど良くもないですが、まあそれなりには納得できました。 雷蔵ファンなら観ても損はない作品だと思います。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-12-07 16:59:31) |
134. 飢餓海峡
《ネタバレ》 日本映画史上のベストテンを選ぶ際、必ず食い込んでくる名作中の名作をやっと鑑賞することができた。 3時間を超える大作のため、なかなか観る機会を得なかったが、噂通り3時間という時間があっという間に過ぎてしまう力と流れのある名作であった。 監督は戦前からの巨匠内田吐夢。 この監督の作品を観るのは自身初。 音楽に富田勲。 本作のラストシーンは相当な余韻を残すものであったのだが、それはこの人の音楽によるところも大きいであろう。 そして主演に三國連太郎。 その名演技にはただ敬服するのみ。 『釣りバカ日誌』での三國連太郎しか知らないと、なかなかこの人の偉大さは分からないかも。 その他、左幸子、伴淳三郎等の脇役陣も一世一代の迫真の演技をみせている。 本作はミステリーとして観てしまうと、納得のいかない部分が多々ある。 そういう意味では完璧な作品とはいえない。 しかしながら、上記俳優陣の迫真の演技が、本作を“日本映画史上の名作中の名作”に押し上げている。 特に、中盤の左幸子が三國を久しぶりに訪問するシーン。 ここが最大の見所。 この一連のシーンはゾクゾクしたし、ワクワクしたし、感動したし、両者の演技に惚れ惚れもした。 しかし後半は、妙に強引な推理展開が目立ち、やや尻すぼみ。 小説は読んでいないが、文字で丁寧に書かれるはずであろう推理小説的な部分が、駆け足で進行されてしまうのだ。 しかししかし・・・ ラストシーンは圧巻だった。 これは凄い。 観ていて口がアングリしてしまい、開いた口がふさがらなかった。 これはこの3時間以上に及ぶ大作を最後まで観た人へのこれ以上ないご褒美だ。 ややや、まさに衝撃です。 本作は先にも述べたように、ミステリーや小説の映画化として観ると味気のないものになり、魅力は半減してしまいます。 俳優陣の熱演、効果的に挿入され衝撃度を劇的に高める音楽等に焦点を当てつつ、ストーリーの根底に流れる“人間の愚かさと哀しさ”に目を向けてみるといいように思います。 いずれにしても本作は紛れもない名作です。 そして“日本映画史上の名作中の名作”、これも決して大げさなふれこみではありません。 観るチャンスがあれば、絶対に観るべき作品ですね。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-11-12 21:45:14)(良:1票) |
135. キング・オブ・アド
単にCMをまとめて編集しただけの乱暴な作品。 ただし、巨匠の名前が連なっているのは観ていて壮観だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-06 16:41:53) |
136. ギャング(1966)
ジョゼ・ジョヴァンニ原作でジャン=ピエール・メルヴィル監督という黄金コンビで撮られたフランス・フィルムノワール。 メルヴィル作品は雰囲気は最高なのだが、最後まで観てみると消化不良・・・みたいな作品が多いが、本作もその例外とはならなかった。 雰囲気の良さに免じて5点を献上したい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-01 20:39:16) |
137. 鬼畜
まあまあといったところでしょうか。 どうも小説の粗筋をそのまま映画にした、みたいな作りが苦手です。 川越の古い町並みを観ることができたのは思わぬ収穫でしたけどね。 岩下志麻は相変わらず綺麗でしたね! [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 19:32:27) |
138. 銀河鉄道の夜(1985)
小さい頃に一度観て、ワケが分からず、大人になってから再見。 宮澤賢治の世界が巧く表現されていたように思う。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-13 00:08:48) |
139. 去年マリエンバートで
この苦痛感に敬意を表して3点で! [ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-13 00:03:09) |
140. 戯夢人生
ホウ・シャオシェン作品としては、うーん、この手の大掛かりな作品より、現代ドラマの方が好きかな。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-12 23:59:40) |