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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  彼奴(きやつ)は顔役だ! 《ネタバレ》 
ラオール・ウォルシュの映画には「裏切り」が描かれることが多い。そしてそれは西部劇よりも犯罪映画でこそ活きてくる。最たる作品が『白熱』でこれはもう傑作中の傑作です。この『彼奴(きやつ)は顔役だ!』でも「裏切り」がドラマを作ってゆく。二人の戦友のうちの一人に女を奪われ一人に権力を奪われる。前者が人間ドラマ、後者が犯罪ドラマを作ってゆく。前者よりも後者が面白いに決まっている。後者が生んだレストラン襲撃シーンは後に『ゴッドファーザー』に継承されることになる。そしてラストシーン。前言撤回。前者のドラマがここに名シーンを生むのだ。銃撃後、外に飛び出してからのキャグニーを捉えるカメラの横移動がもうそれだけで哀しさに包まれている。階段を斜めに駆け上がったかと思うとすぐに転げ落ちる。そのリアルな転げっぷりと雪の積もる背景が哀しみを倍増させている。
[映画館(字幕)] 7点(2011-10-07 11:39:48)(良:1票)
2.  祇園の姉妹(1936) 《ネタバレ》 
姉妹モノの多くにあるように姉と妹は古風と革新に分けられ、溝口の多くの女性映画で描かれる封建的社会に生きる女の悲劇を妹の革新さでもって打破しようとする。溝口は女を描くのがうまいと言われるが、実は女を通して社会を描くのがうまいのだとどこかで書いたことがあるような気がするのだが、この映画は女を通して社会を露呈させたうえでそこからまた女をまざまざと見せつけるから凄い。女優・山田五十鈴の貢献度も大きいだろう。まるで漫才のように繰り出される京ことばでの返し言葉に合いの手が喜劇性を高め芸術と娯楽を同時に高度に達成させている。さらに体制に負けんとする強い女が間抜けな男たちにいとも簡単に負かされる悲劇性を強調させてもいる。圧巻は先に書いたようにここで女を見せつけるところ。悲劇が悲劇でなくなる。というより女が悲劇を突っぱねる。絶望というよりも悔しさに満ちた叫びを見せることで女の立場上の弱さと女の本来の強さを提示しているように思えた。映画はここで終わるがこの女の物語はここから始まるのだと思えてしょうがないのだ。そしてそう思わせるのは演出あってのこととは思うものの山田五十鈴という天才の貢献度は極めて大きいと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2009-02-13 13:04:54)
3.  キング・コング(1933)
1976年版を映画館で観た世代ですから、「キングコング」といえば美女とラブラブなのにその恐ろしい容姿のために悲恋に終わるラブストーリーというイメージを持っていたのだが、オリジナルを観てビックリ。全然違う。初代の『キングコング』がこんなにも面白い作品だったなんて!!まずなんてったって怖い。その怖さは最後まで変わらない。そしてアップになったときの顔が怖い。顔が面白いって人もいるみたいなんだけど、たしかにちょっと間の抜けた顔なんだけど、それがかえって怖い。コングのやることなすこと全部怖い。怖いというか獣として自然な振る舞い。けして擬人化されない。崖のくぼみに隠れた男を手探りしてるとこなんか妙にリアルでめちゃ怖い。1933年という時代を考慮せずとも面白いと思う。惜しむらくは、パニックを盛り上げる演出でもあるのだろうが延々とかかる音楽が耳障りな点。音楽無いほうが絶対怖いのに。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-22 14:17:50)
4.  吸血鬼(1931)
ストーリーはわけがわからん。他の方のレビューを読んで理解しようと思ったら、エスねこさんのせいで余計にわからんようになってもうた(笑)。ドライヤーの初トーキーらしいがほとんどセリフなし。吸血鬼映画なのに吸血鬼が姿を見せない。ストーリーを構築しようとはせず、イメージの羅列が淡々と描かれるといった感じ。で、そのイメージの羅列から漠然としたストーリーが浮かび上がる。物語より映像が先にある。ゆえに一つ一つの映像が強烈なインパクトを持つ。釜を持つじいさん、土を掘る、あるいは埋める影、人と影のコラボレーション、棺の中の主人公とそこからの目線で捉えた風景、凄まじきおが屑の生き埋め、、、。これが映画。これこそが映画。なんだと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-23 15:52:15)
5.  北ホテル
安ホテルに集う庶民の日常が情感たっぷりに描かれていても、核は恋愛ドラマというのがいかにも古き良きフランス映画という感じ。後年の『天井桟敷の人々』でも思ったが町並みのセットが非常にリアルで、またエキストラによる活気ある賑わいによってかもし出されるアメリカの恋愛映画にはないリアルな情景と、男女だけが映し出されるときの甘くせつない虚構の世界の交錯が独特のフランス映画臭(勝手な思い込みアリ)を放つ。悲しくも晴れやかなエンディングが印象的。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-30 17:18:17)
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