1. 奇蹟がくれた数式
ラマヌジャン予想で知られるインドの天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの伝記。数学どころか算数すら苦手だが、数学者の伝記や逸話は夢に、天才、奇人、変人あらゆる要素が詰まっていて面白い。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-13 14:28:45) |
2. キャピタリズム~マネーは踊る~
ところどころ面白い話も混じっているがシッコほどの完成度は無かったなあ。テーマには共感できる部分もあるが、そのテーマに対するエピソードの選択がズレてて散漫すぎる。特に家を追い出される連中の存在は余分だ。ご利用は計画的に。借りたものは返しなさいって学校で習わなかったのかね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-15 13:52:02) |
3. CUBE2
FFはムービーが入って安っぽくなった。マリオは3Dになってつまらなくなった。そういう映画。 [DVD(字幕)] 3点(2006-08-06 14:46:22) |
4. 奇人たちの晩餐会
果たして彼は愛すべき馬鹿なのか、空気の読めない邪魔者なのか。映画で見る分には前者。実際隣に居たら地の果てまで蹴り飛ばすけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 16:07:48) |
5. CUBE ZERO<OV>
世界観が好きなので大幅に減点はしないが1の完成度とは比べるべくも無い。外部の話を出したら駄目。緊張感がそこで途切れる。物語は1の捉え方の一つ。これが答えだとも思わない [DVD(字幕)] 6点(2006-05-04 18:14:59)(良:1票) |
6. ギャング・オブ・ニューヨーク
いよいよ盛り上がってきて復讐を遂げる決戦って時に突然史実と絡めてスコセッシらしいいつものハードボイルドでまとめてしまった。せっかく結構楽しんでたのに拍子抜けの消化不良以外の何者でもない。アカデミー賞10部門ノミネート受賞0が示す通り「大方はいいけどどこかどこか抜けてる」映画。スコセッシはハードボイルドを捨てさえすれば案外簡単に監督賞取れたりするんじゃないの。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-05 01:13:54) |
7. キング・コング(1933)
ネタバレ キングコングの表情が怖い。あまりにも豊な表情を見せてくれるコングだが、悲しい表情、怒りの表情、どのような表情を見ても恐怖を感じる。ジュラシックパークのヴェロキラプトルだろうがハンニバル・レクター博士だろうが貞子だろうが今まで映画やテレビに出てくるようなキャラクターを見て怖いと思ったことは一切、ただの一度も無かったがこいつは怖い。怪物映画としてそう思わせられたことはそれだけで10点に値する。話自体もテンポよく風刺の効いたストーリー。センスが極めてよく、そして欠点が無い。1933年でこれは無いよなあ…それにしてもこの怖さは何だろう。何か潜在的なモノな気がする。母親に似てるとか…いや、キングコングの中に人間が投影できうるからこその怖さだろう。外部からやってきた何か強大な力によって拘束され、盲目に信じる物、愛する者を追い、都会の中で迷い、そして死んでいくキングコングの姿は、ある意味、理不尽な世界の中で迷い続ける人間の人生の縮図なのかもしれない。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-17 05:12:19)(良:2票) |
8. キューティ・ブロンド
私が高評価した他のラブコメ(この話はただのコメディな気もするが)と比較しても遜色ないほど面白いが、話が軽すぎると言うか、主人公が力をつけていく過程が全く軽く流されてたり、参考人や犯人が馬鹿すぎるほとんどギャグ漫画のノリの裁判とかその辺で拍子抜けしてしまったので…そこがこの映画の良いところということは十分理解しているが高得点をつけるのには戸惑う。話自体は7点つけてもいいほど面白いと思いますよ [DVD(字幕)] 6点(2005-08-24 21:12:19) |
9. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
アメリカに実在した天才詐欺師の物語。これまた他の実話映画の例に漏れず単調な作品になることは取る前から目に見えてるんですがE.T.を壮大な映画に仕上げたスピルバーグ&ジョン・ウィリアムズコンビに期待を託したんでしょうな。他の作品のレビューに散々書いてるようにスピルバーグといえば「光」なんですが、この映画は題材が題材なだけに光を駆使するシーンも限られ今ひとつ盛り上げられなかったようです。明暗を存分に使える刑務所シーンが唯一スピルバーグらしかったりするのは皮肉か。さてディカプリオですが、別に私はディカプリオを過小評価するつもりはありませんがこの作品に関してはあまり良い出来とは言えませんね。実在した他人を演じるのに自分の色が出すぎるのはどうかと。しかもこの詐欺師の凄い所は10代でこの所業をやってのけたことなんですが、ディカプリオが自分の馬鹿っぽいイメージを消してなんとかインテリ(というか狡猾)なイメージに見せようと苦心したのかあまりにも大人っぽい演技をしてしまったため10代には見えず凄さがイマイチ伝わってきません。実年齢より若い役をやらされる童顔俳優というのは難しいのだろうと思いますが30歳で高校生を演じさせられたバックトゥザフューチャーのマイケル・J・フォックス辺りと比べても違和感はありました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-24 21:11:32) |
10. キャスト・アウェイ
ネタバレ 無人島サバイバルはさまざまな映画、漫画で描かれているので新鮮さは無い。ドラえもんののび太の漂流話にしても十五少年漂流記にしてもみんな似たようなストーリーである。でも結局楽しめちゃうのがこの話なんだよな。これはそれよりも帰ってからのストーリーが主題か。もうちょっと深い人間ドラマでも良かったと思うがハッピーエンドじゃない点は評価。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-24 21:10:31) |
11. 奇跡の人(1962)
サリヴァン先生によるヘレンケラー教育を描いた映画。パティ・デュークの熱演は驚愕の域にあり、ドキュメンタリーとすら思えるリアリティがある。子供時代の教育風景だけではエンターテイメント性もドキュメント性もどっちつかずで、その後のヘレンの活動とかも描いてほしかったので高得点はつけないが見て損は無い。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-24 21:09:45) |
12. 救命艇
まさに第二次世界大戦の戦時中ど真ん中の作品だが、ああヒッチコックもこんなん作ってたんだなという反ナチのプロパガンダ映画。グランドホテルや12人の怒れる男、CUBEなどの密室劇にも繋がる、狭い限られた空間に偶然集まった人々による人間模様を描くというのはヒッチコックの得手なのだが、ヒロイズムなどに頼らず、あくまで群像劇で戦意高揚映画を仕上げるというのはヒッチコックらしいものの差別的でプロパガンダ色が強く、深さというものも無かった。戦時中なので仕方ないのかもしれないが、同じ戦意高揚映画でもハワイ・マレー沖海戦などエンターテイメント映画として今見ても傑作という物もある中で、ヒッチコックにしては凡作を作ってしまったと言えるだろう。 [インターネット(字幕)] 5点(2005-08-21 12:41:47) |
13. ギリーは首ったけ
ネタバレ ファレリー兄弟作品だがメリーに首ったけとは比べるべくも無い。ストーリー自体は悪くないがメリーに首ったけのあの破天荒さが無くギャグが弱すぎる。ヘリとスイッチを見て「まさか」と思い次の瞬間本当に地獄の黙示録のパロディが始まった所は笑ったが [DVD(字幕)] 6点(2005-08-01 20:01:38) |
14. CUBE
傑作スリラーサスペンス。マリオでワープ土管を選ぶ時のワクワクや、バイオハザードでドアを開ける時の緊迫感に似た感覚を覚える。アクションではなく基本的に数学の世界で話が進むので単調になりがちな所だが、閉鎖空間で極限状態に置かれた人間の心理の巧な描写でつないで飽きさせなかった。答えを出さないラストもこの作品なら可。無理に出したら逆に安っぽくなる。この手の映画は背景を細かく描写するとゲーム感覚で犯罪を描写する安い作品になりがちで、セブンやバトルロワイヤルのような論争を生み出しもする。このバイオレンスを単なるゲームの世界に終わらせている点にこの作品の優秀な所がある。多分作り手は答えなんて考えて無いし作品にメッセージはない。才能ある監督が、アイデア涌いたので1本撮ってみましたという所だろう。芸術学校の卒業制作的な雰囲気を持っているがそこが逆に良い。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-01 11:15:13) |