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プロフィール
コメント数 1478
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  キングスマン 《ネタバレ》 
終わっても、映画館の椅子からすぐには立てないほど面白かったですねえ。 ずらりと顔をそろえた渋いところの英国男優の面々。本格派の予感。ブリティッシュの伝統も薫り高き高級な調度品。仕立ての良いオーダーメイドのスーツ。その麗しい姿でまさかコリン・ファースがあんな見事な殺陣(?)を見せるとは。でもって、コレ タランティーノだっけか?と呆然とするような展開になだれ込むとは。呆然となったけど、しかしこれが確かに爽快であったのだ。人の頭が次々吹っ飛ぶ場面でカタルシスを覚えるとは私は疾患か? こと切れる前に自分の血をみて嘔吐するS・L・ジャクソンの唯我独尊なヒール感も素晴らしく、息もつかせぬ展開にここ数年007でもMIPでも感じることがなかった、はらはら・どきどき・わくわくを堪能しました。 ダイアー・ストレイツで始まり、ブライアン・フェリーで締める。平民クラスの者が、”マナー”を身につけ教養人となる、キングスマンとなるための成長の意味合いを秘めた選曲だとしたら、これまた粋じゃありませんか。
[映画館(字幕)] 10点(2015-09-30 00:45:59)
2.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 
演じる、ということ その真髄に圧倒されるばかりの100分。役者魂がごうごうと焔立っているかのよう。ここにいるのはアン・バンクラフトとパティ・デュークではなくアニー・サリバンとヘレン・ケラーそのもの。演者同士がその魂をぶつけ合う食堂のシーンは息をするのも忘れる。ああこれはリアル「ガラスの仮面」だ。10代の頃、紙面を息を詰めて見守ったあの緊張が画面を観ながら甦った。オーディションの逸話まで残っているP・デュークは天才の仕事をしている。“見えている”のに目の前の足台に突っ込んでいって頭から転倒するなど、並みの役者にできることではないだろうなあ。 ヘレンの物語については断片的に知っていたけど、ケラー家が南部の名家ということや(父親が典型的な権威主義者に描かれているのも興味深い)、サリバン先生が幼少時に劣悪な施設で育ったということ等は初めて知った。まだ社会福祉の考えが育つ前のアメリカ、ヘレンが生きたのはそういう時代だったのですね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-04-07 23:38:54)
3.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
わあー、凄いなこれ、とただそう思いました。制作に携わったスタッフへの、リスペクトに近い思いです。 映像技術の拙さはもちろん隠しようもない。80年も前の作品だもの。だけどそんなことはちっぽけに感じる。画質の粗さはむしろコングやセットの作り物感を払拭し、21世紀の今となっては発掘された昔の謎フィルムでも観ているような楽しさがあります。いつの間にか観てるこちらも秘境の島でコングvs大蛇の闘いをどきどきと覗き見ている気分になっていました。 すごいものを作ろう、びっくりさせよう、という制作魂の熱き思いが全編を貫いており、その熱量の高さに圧倒されるばかりの100分です。 後のリメイク版での、美女と心通わせるコングという設定を耳にしていたので、この初版のコングの凶暴ぶりには正直驚きました。ためらいなく人間を踏み潰し、投げ飛ばし、ケダモノそのもの。ワタシはもちろん33年版のモンスターのリアル性を支持します。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-05-05 00:50:46)(良:2票)
4.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
これを観た後は翌日まで心がしくしくと泣いてしまう。ホラーをこんなに哀しい話の道具にするなんてとてつもない作品だ。何が哀しいって、余りのショックに理性がふっとんだキャリーの能力が暴走して、自分の手で大事な人たちまで葬ってしまったこと。キャリー、キャリー、落ち着いて。いつも願って観てしまう。赤い業火の中に立ち尽くす真っ赤なその姿は異形を成していて強烈だ。 シシー・スペイセクが哀れなこの少女を絶望的なまでに上手く演じている。自信無さげな立ち居振る舞いとプロムでの幸せに上気した表情、どれもこれもリアルで辛い。惨劇後にしょんぼりとお風呂に浸かって血を落としているキャリーがとても可哀相で、ああ彼女に超能力さえ無かったら、幸せな展開になったかなと詮無い想像をしてみる。プロムは台無しだけど、クリス達は停学くらいの処分になるだろうし、実際キャリーは意外にも可愛かったから、クラスメート達も「クリスやり過ぎ」とキャリーの味方になってくれるだろう。うん、そうだそうだと一人喜びかけてたんだが、プロムから帰ったらあの母親が包丁研いで待ってるんだった・・と気づく。ワタシの貧弱な想像力はここで思考停止してしまう。哀しい。
[ビデオ(字幕)] 9点(2013-11-02 00:40:01)(良:1票)
5.  木靴の樹
ほんの100年ほど前の、イタリアの寒村での名も無き人々の暮らし。土地を耕し家畜を世話し、子供を育て、祈りながら肩寄せ合って日々を送る。車も電気の恩恵も無縁の時代に生きた人たちを見ていると、歴史というのは大きな事件だけで作られているのではないのだなあとつくづく思う。無数の、彼らのような庶民・農民たちによって育まれた生活を受け継いで今の我々は生きている。 働くだけで一杯の日常だけど、人は恋をするし年に一度は華やかなカーニバルもやってくる。より貧しい恵まれぬ人には祈りと共に施しをし、物売りの行商人との丁々発止の掛け合いは生活者のたくましさも感じる。 先人の生きた足跡をあふれる情操で再現したパルムドール受賞作。全体通してシビアなタッチなので、心楽しくはならないのですが、苦く辛いラストを含め”人間が生きること”に圧倒された180分でありました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-15 20:18:10)(良:1票)
6.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
すごい実話があったもんだ。詐欺の手口が斬新(と言っていいのか)で、こんなにうまくいくのかなあと呆気に取られつつも、へええ、という感心の方が大きく、感心は快感に変わり、つまりとても楽しかったのでした。 ディカプリオはティーンの役も違和感無くこなす驚異の芸達者ぶり。すっかりシリアスドラマの仕事が多くなったT・ハンクスはそういえば”BIG”の役者さんでした。コメディセンスは健在で、イライラとレオを追っかけるFBIのオジサンは情に厚くて嘘は言わない(終盤に一つだけ)ナイスなキャラクターで,トムにぴったりハマっておりました。 逃げる方と追う方の間に、いつの間にやら友情ぽい繋がりが生じる様も繊細に描かれるあたりは脚本、心憎いばかり。ドラマの筋に第一のヤマ、第二のヤマと盛り上がりも用意してアクセントを多数つけた展開は見飽きないですし、画もキレイ。 矯正ブリッジをつけたA・アダムスのおばかさんな笑顔や、なつかしのM・シーンを見つけたりとか、印象的な画もちょくちょく挟まります。観て楽しい、この一言。コメディの見本のような良作と思います。
[DVD(字幕)] 9点(2017-07-25 00:41:31)
7.  奇人たちの晩餐会 《ネタバレ》 
本作の前にUSA版を観たので、観てしまったので、本家がどうなっているのか興味本位で観賞。良かった。ここに辿り着いたのだから、USA版にも存在意義はあったのだな。 舞台劇さながらの本作はフランス風ボケと突っ込みの応酬に行間が活きていて、面白いほど日本人的。観客の目線になって笑いを誘導する友人の役回りが心憎い。ボケ役のおじさんは最後まで天然炸裂、ラストは見事にオトシてくれました。“お前が取るな”。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-29 00:57:34)
8.  キングスマン: ゴールデン・サークル 《ネタバレ》 
キングスマン、大好きです。楽しみにしながら映画館に出向いて、楽しかったー、と帰ることができました。今作もキレキレの音楽と、趣向を凝らしたブリティッシュな武器の数々にはうっとりしました。 ただ、やっぱり続編は風呂敷を広げがち。舞台は広範囲、人も格段に増えました。私は”英国風”センスが好みなので、アメリカ側にやたらと人物が出てくるのはちょっとうるさかった。チャニング・テイタムなんて、わりとすぐ冷凍になっちゃうしと思ったら、ウイスキーなんて代わりの駒が出てくる。んん?テイタム一人で押しても良かったんじゃないかい? 再会できると思ってなかったハリー、まあその無茶蘇生ぶりは置いとくとして、やっぱり嬉しいし、ジュリアン・ムーアも超絶怪演。死に際もコワイ。エルトン・ジョンの仕事っぷりには脱帽だ。どこまでが素なのやら、すごいおっさんだ。笑わしてもらったー。 主人公とその彼女のキャスティングが、個人的にぴったりこないのが前作からの難点なのですが、なんたって脇が磐石ですから。コリン・ファースにマーク・ストロング、お二方の英国紳士なスーツ姿が美麗なことに変わりなく、脚本の疾走感(と悪趣味センス)も衰えてはおりません。
[映画館(字幕)] 8点(2018-01-12 00:39:08)(良:1票)
9.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
なんかもう心が一時も休まらない映画。前半は食い詰めた男たちの希望の無さに気が滅入り、ニトロ運搬のくだりからはうああーとかぎゃーとか言いっぱなし。自宅で良かった。崖にせり出した木製の足場、横滑りするぶっといタイヤ、ひいぃー。作業に集中せねばって時にへたれてくれるジョー、あああーこのオヤジ、マリオじゃなくてもキレるわ。モノクロだというのがまたなんだか恐怖1.5倍増しだ。油まみれになった二人なんてもうまっ黒坊主で視覚的に怖いのなんの。これが微妙な黒と茶の感じが出ては凄味がダウンしてしまうんだきっと。ああ、体力使ったなあとへなへなしてるところへラストもう一撃。マリオの阿呆~普通に走れよ・・ああー・・。
[ビデオ(字幕)] 8点(2012-06-17 23:43:49)
10.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 
役者にとって、”当たり役”とは嬉しい半面、やっかいなことでもあるんでしょうな。そのキャラクターであることを常に周囲から期待され続けるなんてけっこうキビシイ。まさにその呪縛にかかったSFシリーズ物の面々、いやおかしいやら同情するやら。A・リックマンの「俺は名優なんだ。リチャード三世を演ったんだ」の叫びもS・ウィーバーの「指示を繰り返すのがアタシの唯一の仕事なの。文句つけないで」のキレ具合もすんごくリアル。そうでしょうなあ。 フェイクを知らない異星人とのギャップの中、元ネタのシリーズをいじりながら(でも愛を込めて)展開するヒューマニズムあふれるお話(?)。なんでかちょっと泣けたりもします。 でもって、この作品、ちゃんとコアなファンのことも一緒に愛してくれているのが素晴らしい。「これは現実だ!」と俳優ではなく、”船長”から告げられた時の喜び、生き甲斐はとても理解できる。良かったな! 私は現在BBC制作の某ドラマシリーズにぞっこんなのですが、役を担う生身の彼らが必要以上に役者の幅を狭めることの無いよう願ったり、といろんなことを感じ入る作品でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-06-23 00:11:13)(良:1票)
11.  Kids Return キッズ・リターン
なんでこう青春って傷つくんだろう愚かなんだろう、社会って容赦ないんだろう。でも絶望からは遠いラストに胸がぎゅーっとなった。うん、とりあえずカラダが元気ならまあいいじゃないか。みんなまだまだこれからだ。
[地上波(邦画)] 8点(2012-04-17 15:14:57)
12.  96時間 《ネタバレ》 
決して筋肉アクション派ではないリーアム・ニーソンがオヤジ・アクションものでスマッシュヒットを放つとはねえ。 まずブライアン・ミルズのキャラクターを度を越えた親バカに設定したのが効きました。世の親は多かれ少なかれ我が子に対して親バカですから、彼が娘を救うために何をしようと客の承認は得たも同然。なのでブライアンがもう虐殺レベルな暴れっぷりを披露しても眉根を寄せる客はいない。敵に電気ショックをかまそうが、元同僚のヨメを撃とうが、「まあ仕方あるまい」と思わせちゃうのがミルズ親父の人徳か。人身売買組織に情けをかける必要も全然ないし、と思わせる脚本も念が入っている。 電話越しに聞かされる娘の大ピンチ、足元だけ映す暴漢らの気配。この場面のスリリングな怖さはベッソンの十八番。導入からラストのカタルシスへと一気に見せます。ノッてるベッソンはこれくらいできるのですな。
[DVD(字幕)] 7点(2018-06-24 23:29:37)(良:1票)
13.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 
まるでNHK特集を見ているようなリアルさ。海賊側のキャストはまるで本物をスカウトしたのかと思うぐらい、風貌といい、堂に入った海賊行為だ。 予告から感じられたような、人質の船長がその卓抜した人格で彼らの行いを変えてゆく、という超人的なことは無かった。基本、船長は銃で脅され、怒鳴られて小さくなっているだけだ。もちろん現実とはそういうものだろう。 体格の良い米国クルーに比べて、ソマリア人たちのやせ細っていること。漁場を荒らされた彼らの言い分をも汲み取っているようには見える。しかし、米国海軍の、いちいちカッコ良い描写を見るとどちらに肩入れしているのかはおのずと明らかだ。イケメン軍人の皆さんが三々五々、艦に向かい出動準備に入るその後ろ姿。あれは計算づくのかっこ良さだ。 娯楽に走りすぎない脚本はいいとして、でも映画としてなんらかのメッセージ性は明確に欲しかった気もする。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-11 00:17:20)
14.  キック・アス 《ネタバレ》 
初めのうちはなんてダルい映画かと思った。デイヴのオタク描写が甘くって我が愛するナポレオン・ダイナマイトに比べてキレが無いんだ。この子ダサくないもん。顔も中途半端に可愛いし。ところが、忽然と現われたヒット・ガールことクロエ・グレース・モレッツの眩いこと!おお、誰だこの娘は。←だからクロエだって。弱冠11才にして、この表情の深みと菩薩の如き笑み。ニコラス父をからかう時の顔、見てみ?30才のような母性すら感じる。 もう中盤から“キックアス”どころじゃないよ“ヒット・ガール”でしょ。次々鮮やかに殺しまくる菩薩なんて初めて見た。女児にこんなことをさせるなんて・・という意見もあろうが、これはクロエ菩薩による悪者成敗のカリカチュアなので血生臭さが無いのだ。「カット!」で起き上がりそうだもん組織の連中。 全体的に、タランティーノと比べればだいぶ洗練度は劣るけどクライマックス、ヒット・ガールの父のリードで暗闇孤軍奮闘場面はかっこいい演出だった。C・G・モレッツ、いやあ凄い子がハリウッドにはいるもんだ。その後の仕事の充実ぶりも納得だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-27 00:12:06)
15.  CUBE 《ネタバレ》 
徹底したザ・不条理映画。登場人物が何故こんな目にあうのか、そもそもこの施設は誰が何のために作ったのか一切の答は示されない。制作者だって考えちゃいないんだろうな。これは意味無く与えられる苦痛に耐えられるか、作品と客の一本勝負。私は全然耐えられなかったね。いやー、無理だね。数学苦手だし統率能力も無いし脱獄経験だって無いや。牛乳パックを5秒で展開できるぐらいだ。こんなことがこの環境で役立つとは全く思えん。 あーきついあーつらいとぼやきながら観続けて、それであのラスト。ああ気が晴れないったら。こんな気分になっちゃうことこそ制作サイドの思うツボなんだろうな。完敗でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-06 00:03:15)
16.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
オスカー女優とカンヌ女優賞、二人の競演はとても見ごたえがありました。そしてなんと番狂わせなことに、ケイトを抑えてルーニー・マーラに軍配が上がりました、ワタシの中では。ケイトが押されている・・?とびっくりしました。 だって、テレーズはもう完全にキャロルに惚れている。彼女を追う時の目線の熱っぽさや、頬が自然と上がるときめき、恋する人間の発する独特の甘い空気。ルーニー・マーラすげえ。 一方、ケイトはルーニーよりハンデがありまして、なにしろ忙しいのです役が。我が子を思う母親であり、愛の冷えた夫とその家族に疲弊する妻でもあり、元カノに弱みをさらす一人の女性でもあって、ケイト・ブランシェットだからこそこんなに沢山のタスクをこなせたとも思うのですが、恋に身を焦がすほどの想いをばんばん放出してきたルーニーの方が印象強かったです、はい。
[映画館(字幕)] 7点(2017-09-15 00:19:51)(良:1票)
17.  キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 
トム・ハンクス、安定の上手さ。突然ロビンソン・クルーソー状態になった男に襲いかかる食料と水と対孤独のメンタル問題。バレーボールを話し相手にでもしないと崩壊しかねない精神状態か・・トムが上手すぎて身につまされる。無人島でのサバイバル、さすがに話の吸引力はハンパない。 だけどこちらの世界に戻ってからの彼の人生の方に興味がある私には後半やや食い足りなかった。恋人にしても「本当は一番に好きではない相手」とこれからの人生を生きるんだ、と気付かされてしまったわけで、“ヒドイ目にあった二人”でまとめられてしまうのではなんだか身もフタもない。チャックだって火も蟹も命がけで獲得してきたものが容易く手に入る、このギャップに心がダメージを受けるわけで、それらを乗り越えて新しい生き方を見つける、そこの所こそが見たかった。チャックを中心に道が四方に広がるラストシーンが、これからの彼の人生の可能性を大きく示しているようではあったけど。
[DVD(字幕)] 7点(2014-08-15 00:09:14)(良:1票)
18.  キャビン 《ネタバレ》 
これ好きです。作り手の才気が溢れてて、私がホラーに詳しくないせいか、いちいち新鮮な驚きでした。 ありがちな山奥のコテージというホラー装置と、科学システムの粋を集めたといった趣の巨大管制施設の画という二段構えにまず「おお?」となったし「スウェーデンは失敗だ」「今のところ日本とウチだけだ」という謎の会話。一体何が「失敗」なのか、素直なワタシは完全に前のめりだ。だんだんと実態が分かるにつれ、惨殺映像をバックに能天気な管制室の連中といったブラックな様相に「いやいやいや」と突っ込むのもまた楽しい。 そして圧巻の終盤は往年の名妖怪一大絵巻。うわー、怪物強え。当たり前か。このクリーチャーたちの想像力の賜物感、見ごたえのあること。 生き残ったことがハッピーエンドにつながらないという脚本にもセンスを感じたのは良くないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-24 00:37:31)(良:1票)
19.  恐怖(1961) 《ネタバレ》 
全然知らなかった作品なんですが、サスペンスとしての出来の良さにびっくりしました。これがヒッチコックの手によるものだったら、名監督の代表作として不朽の名声を得ていたでありましょう。一体なぜに(ほぼ)無名なのかしら。 S・ストラスバーグの線の細い情緒不安定な演技は、こちらの疑念をかきたてるのにぴったりハマりました。冒頭の伏線も、実に鮮やかにどんでん返しの一助を担ってますし、プロットがとても良くできています。ああそれに窓の外に見える崖っぷちの車椅子。ラストのあの画は怖かった。直後に何が起きるか想像つくからだろうか。こんな風に直接グロい画を見せるのでなく、間接的に観る者の想像を煽るのです。良作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-11 23:53:11)
20.  キューティ・ブロンド 《ネタバレ》 
お金があって、容姿にも(そこそこ)恵まれて何不自由なく育ったお嬢さんって、悪意から守られて生きてきた分、ごくまれに意地悪成分の少ない性格に仕上がることがあるのですよね。それがエル。この単純明快な天然お嬢さんに扮するはR・ウィザースプーンというとこに制作の絶妙なセンスを感じる。美人すぎても残念すぎてもはまらないですから。美形というよりは愛嬌のある顔を、ということでしょう。エルの魅力が炸裂しているのは、ヘアーサロンで先のどん詰まった中年のオバサンとも仲良くなってしまえるところ。同年代の女たちは(彼女にとっておそらく初めての)イジワル揃い。そこで萎れず、アンテナに入ってきた者たちを分けなく受け入れる懐の広さ。観てる側も、初めは呆れていたのがいつの間にかエルを好きになっている、この心地よさが魅力です。でも仮装パーティと信じて行ったとしてもあれをチョイスするかね・・
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-18 01:12:58)(良:1票)
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