1. 首(2023)
2時間を飽きさせずにそれなりに見入ってしまったのは流石だと思う。ただ、ビートたけしと加瀬亮の演技がひどくてお笑いのコントに見えてしまう。ある程度の歴史の知識がないと途中で飽きてしまうかもしれない。それから、肝心の首の造作がチャチでこれもお笑いに見えてしまう。カットのつなぎ方や話のテンポは良いのに映像に重厚さが足りなくてせっかくの映画が十分に楽しめなかった。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-27 17:15:08)《新規》 |
2. グランド・ブダペスト・ホテル
全てのカットが垂直な構図で撮られている。まるで絵画のような構図、シンメトリーの多用が独特の世界を作り上げている。話は倒叙式に語られ、飽きさせない展開は面白い。とくに感動するような話でもないが、心になんとも言えない余韻が残る。これだけ美しい映像を見せられて損はしていないという気がする。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-24 22:25:09) |
3. 愚行録
回想形式でストーリーが進むが、女性陣の区別がだんだんつかなくなってきてついていくのがキビシイ。それにみなさん大学生にしては老けているし。オチもちょっとつまらないし、この脚本ではどんなに役者が頑張っても無理があると思う。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-01-19 14:10:11) |
4. クリーピー 偽りの隣人
ネタバレ 黒沢清監督の中では一番良いと思った。回路や散歩する侵略者では設定に無理があって、ついていけないものがあるが、この映画は、ある程度リアリティーのある世界でストーリーが展開するので私の好みにハマっていた。 映像、カメラワークが素晴らしいし、役者の演技も素晴らしい。黒沢監督はその役者の最高の演技を引き出すのが実に上手いと思う。特に竹内結子は完璧。ただ、余りにも薬?の効きが良すぎて、そんな薬あるかよ、お前は医者か?薬剤師か?と突っ込みたくなったのと、刑事が一人で行動する→殺されるというベタな展開にマイナス2点です。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-11-09 16:15:59) |
5. 黒い家(1999)
怖いだけというか気持ち悪いだけというかストーリーはあまり面白くないが、大竹しのぶが凄い女優だというのは良くわかった。大竹さんてこういう人だったんだと素に思えてしまう。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-01 22:32:21) |