21. 刑事コロンボ/愛情の計算<TVM>
《ネタバレ》 自信を持って、コロンボ中最低だと断言できる作品。 まず、何よりもあの研究所で行われてたシミュレーション!理解できました?あれは、核戦争になってもアメリカが勝つ?方法を模索するシミュレーションでした。核戦争というものをあまりにも軽く考えてる製作者とアメリカの一般視聴者の馬鹿さ加減にあきれ返ってひっくり返り恐ろしくなりました。一般のアメリカ人の核戦争に対する認識ってあんなもんなんでしょうか?(まあ、大部分の人が看過しちゃってる日本人視聴者もあまり偉そうなことは言えませんが。被爆国の国民なのに) それから犯人もひどかったですね。これだけ穴だらけの犯行、別にコロンボじゃなくても。足跡、パイプ、自動車の走行距離、ヘロインの缶、自動車を破壊した見え見えの偽装工作、一番ひどいのは犯行現場でゆうゆう葉巻とか。もう馬鹿かあほかと(r 大体秘密を知ってる人間の二人のうち一人しか殺さないとか。到底知的な人間が計画的にやったとは思えない。 それに輪をかけて酷いのがコロンボの追い詰め方。あのモーテルのおやじとか完全に偽物でしょ。人権侵害にもほどがある。俺が息子だったら絶対許さない。父親の犯罪は犯罪、自分に加えられた人権侵害は人権侵害、徹底的に争いますね。 [DVD(吹替)] 1点(2012-05-14 10:34:23) |
22. 刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
《ネタバレ》 犯人の発想はよかったんだけれど、あまりに実行方法がぎこちなく稚拙で面白くなかったので、こんな評判のいい話なのに意外でした。 そもそもあの手術にあの看護婦を立ち会わせたのがうかつ。(日本とアメリカの制度の違いはわからないけれど、現に気があってないのは、はっきりしてるからいくらでも忌避できたと思う。そしてなんと言っても「溶ける糸」のゾンザイな扱い。いわば殺人に使用する凶器の残りをあんなところに置いておくとか。全く「論理的」じゃありません。 やはりコロンボは犯人により完璧さを求めてしまいます。 [DVD(吹替)] 6点(2012-04-30 11:36:58) |
23. ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森
《ネタバレ》 正直、作品と見た場合、小ネタは楽しめたし夏帆も可愛かったので、高い評価つけたいんだけれど、その小ネタに製作者の不真面目さがかえってうかがえて少し興ざめ。 ぶっちゃけ、ケータイ刑事が好きな層、あるいは夏帆に萌える層で、「トミーとマツ」とか「岸辺のアルバム2級検定(おれだってリアルタイムじゃ知らない)」で笑える人間がいるだろうか?(実は、そう書いてる自分自身はそうなんだが(苦笑)) つまり、容易に想像がつくこの映画を見る層にとっては、年代的に考えてまったく面白くもなんともない小ネタ、ギャグが全編にちりばめられたわけで。 製作者の自己満足、悪ふさげとしか言いようがないですね。こういうことやりたかったら、私産でやるべきでしょ [DVD(邦画)] 5点(2012-04-09 11:59:55) |
24. 刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
《ネタバレ》 皆さんのおっしゃるように、あまりに犯人が低レベルで事件としての面白みがまるでない。これなら別にコロンボでなくても、あの彼氏からきちんと調書とっていれば誰でもおかしな点に気付いたのでは。 やはり、コロンボは犯人が優秀じゃないとつまらないですね。 [DVD(吹替)] 2点(2012-03-21 15:00:50) |
25. 刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM>
《ネタバレ》 犯人のトリックやコロンボのはめ方は、いい味出してるんですけどね。 途中で、何の確証もない女性に迫る強引さがちょっといやだなあ。 考えてみれば、殺人犯の共犯なんですが、ルックスいい女優さんが演じ照るからと言って、可哀そうになるのも馬鹿な話で。(逆に、年上妻にまったく同情感じないのは、自分ながら人間としてどうよと) [DVD(吹替)] 6点(2012-03-19 15:20:43) |
26. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
《ネタバレ》 ギャグセンスは嫌いじゃないんです。いろんな習字の文字ネタとか、今回だと暴れん坊将軍ネタ「余の顔を忘れたか」(爆笑)とか、むしろ好きなんです。 だけど、この「トリック」というシリーズの地方蔑視、地方の住人蔑視を前提とした世界観が大嫌い。都会人って田舎を馬鹿にしてあざ笑うのがそんなに楽しいんでしょうか?(って自分生まれも育ちも人口二百万人の都市ですけど) ギャグなんだからとか思われそうだけど、それじゃ例えば、「アフリカやオセアニアの人々が怪しげな因習を信じて」なんて映画を作ったら、酷い差別として叩かれるんじゃないでしょうか? 差別、蔑視に基づくユーモアって最低だと思います。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-09 10:59:58) |
27. ゲット スマート
《ネタバレ》 洋画のコメディでこんなに終始大爆笑ってのは、初めての体験です。(ここにレビューを書かれてる皆さんとは笑いのつぼが違うんでしょうか) 個人的に特に笑えたのは、敵の殺し屋の人生相談にのるところと(身内の親族ってうっとしいですよね)、大統領があからさまに馬鹿なところ。 アン・ハサウェイもルックス、スタイルともすごく素敵。 久々に心から大好きと言える映画に出会えました。 平成23年2月24日追記 二度目は評価落ちるかなと思ったけど変わらず。特に主人公達が、終始真面目でクスリともしないところとか、アメリカのコメディの素晴らしい伝統を引き継いでいると思う。スパイ物の中に家庭内の軋轢、職場のいじめなどありがちなネタを上手に取り込んでるのも秀逸。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-02-24 14:17:44)(良:1票) |
28. 限界戦線
《ネタバレ》 なんとなく人が集まって、そこにある程度威力のある武器があれば戦争ができてしまうという、おそらく戦争というものを全く理解できてない映画。 一番のクライマックスで一応指導者である主人公(っても軍人上がりの割には、ほとんど軍隊の指揮官らしいことはやってないんだけど)が列車から消えてしまっても、何の滞りもなく戦闘が進み、ドイツ軍を撃破できてしまうという、わけのわからない映画でした。 女の子がちょっと可愛かったのと、ドイツ語のロシア語への吹き替え方法が面白かったですね。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-16 17:20:35) |
29. g@me.(2003)
《ネタバレ》 サスペンスとしてはかなり面白い。途中まで完全に騙されてだれてたので、中盤以降の展開がすごく面白かった。 ただ、恋愛ものとしては??? あの二人がそんな熱烈な恋愛関係に陥るのがどうも、説得力不足で違和感を感じた。 平成22年9月13日追記 2度の鑑賞には堪えられない映画でしたね。すべてわかった上でじっくり見ると粗が多くて。 それと以前「文学作品において最も早く古びるのは、書かれた当時の最新の風俗の描写である」といような表現を読んだことがありますが、映画にも充分当てはまりますね。 フリーメールで脅迫すれば足がつかないとかW 佐久間が最初自信満々でプレゼンする内容にしても、最新のアミューズメントがジェットコースターや観覧車や工場直送のビールとか、もうその時点で腰が砕けました。 あの当時でもどうでしょ。そりゃ別にやり手じゃなくても却下するってwwwww [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-13 17:04:41) |
30. 刑事ジョン・ブック/目撃者
《ネタバレ》 ラストシーンがいいんですね。レイチェルと別れをかわした後、ずっと主人公をよそ者扱いした祖父から「イギリス人に気をつけろ」と仲間と同様の挨拶を受け、車が走り出す。走り出してすぐに、レイチェルを巡って少し感情的なもつれがあったダニエルとも軽い挨拶を交わしそして車が遠ざかっていく…… 余韻を残す素敵なラストシーンでした。 犯人との対決シーンで子供を盾にしたのだけ少し引きましたが、その他は、冒頭の犯罪の目撃シーン、穏やかなアーミッシュの生活、レイチェルとの心の触れ合い、そして最後の犯人との対決。全てが大好きな映画です。 ケリー・マクギリス 清楚でとても綺麗でした。特に彼女が好きな人間にとってはmust の映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2010-05-10 12:59:17)(良:1票) |