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1.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
この作品が好きな知り合いが見ろ!見てくださいてあまりにもしつこいから仕方なく見てやることにした。日本で1番客の入った映画らしいけど大ヒット=傑作とはならないというのが私の評価であり、おそらく世間的にもそこまで評価はされてないはずです。テレビアニメの 1話から感じていた様に心情を全て台詞で説明、語る。それも馬鹿みたいに大声で説明するのが嫌い。小学生でも解る様に作られた(鬼滅信者)による大ヒットである事が間違いない訳で、そんな信者達が凄いと言うのを聞いて、普段あまり映画、アニメを見ない大人までもが釣られて見に行った結果の1位である訳で、本当に良い映画、アニメを沢山見てる人からしたら、これが1番ヒットした作品?てなる筈です。作画凄い?だから?バトルが凄い?だから何?て言いたい。そんな映画、他にも沢山あります。この映画で1番嫌いなのは、とにかくうるさい。戦ってる時ですら叫んだり、喚いたりと、うるさくて嫌になる。少しは黙ってろ!いつから日本男子はこんなお喋りになったんだ?近くにいたら口に何か入れて黙らせてやりたいぐらいとにかくうるさい。面白いつまらない以前に大嫌い。こんな説明的で誰でも解るレベルの作品が日本一のアニメ映画だなんて、海外の人には思われたくない。映画としても、全く面白くもないし、とにかく鬼滅信者て奴が私は大嫌いだ。何から何まで全てが嫌いと言う意味で0点以外付けたくないので、誰が何と言おうと0点です。
[インターネット(邦画)] 0点(2024-01-18 21:11:30)(笑:1票) (良:1票)
2.  県警対組織暴力 《ネタバレ》 
仁義なき戦いの監督、脚本、出演者の顔触れもほぼ同じだが、菅原文太演じる警察官が単なる警察官じゃない。悪徳警官ぶり発揮で絡んでくる人間達の面子が凄い。警察もヤクザも皆んな悪い奴きりである中、ただ1人真面な梅宮辰夫対菅原文太のやり取り、他にも相変わらず面白い金子信雄、松方弘樹のチンピラぷり、壊れぷりなど見応え十分!警察対ヤクザ、闇の世界の不条理などを徹底的に炙り出して見せてくれる。佐野浅夫の人相の悪さ、不祥事に対する組長の責任会見、菅原文太演じる悪徳警官と松方弘樹の名コンビがお互いの腹を探りながらの攻防などの面白さも相成って、仁義なき戦いとは違う面白さ、個人的には仁義なき戦いよりも好きです。それにしてもこの映画もそうだが、これだけの顔触れを揃えるのは今はもう無理です。昨今の日本映画とは俳優の魅力が違いすぎる。
[DVD(邦画)] 8点(2020-11-07 18:06:39)
3.  玄海遊侠伝 破れかぶれ
マキノ映画における勝新は座頭市シリーズの勝新とは違って、人情味溢れる優しさを全面に出している。困ってる人には精一杯尽くす。マキノ映画に出てくる主人公は何時も同じだ。頼まれたら断れない男の人情味を勝新が好演している。作品全体を通してやや湿っぽいものの、マキノ映画に流れるヒューマニズム、女性の描かれ方、安田道代演じるおりんが見せる愛する者に対する哀しさなどは他の監督では撮れない独特な物を感じることができる。最後にもう少し言わせてもらうとマキノ映画の勝新、もっと沢山、見たかった。高倉健とはまた違う勝新にしかないオーラが沢山、見られる作品です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-03-12 19:22:59)
4.  激動の昭和史 沖縄決戦 《ネタバレ》 
数多くの娯楽映画を撮っている岡本喜八監督による戦争映画、沖縄の歴史を知る上で観て損の無い大作です。いや、正しくは観るべき映画と言うべきかもしれない。戦争に娯楽など無い。良いも悪いもない。丹波哲郎と仲代達矢のやり取り、会話は人間の愚かさを象徴している。それはこの映画の中で描かれている目を覆いたくなる残酷なシーンばかりで、米軍が殺そうとしているわけでもないのに次から次へと自決を図って死んでいく女学生、米軍からの攻撃から逃れて来た老人を追い返した挙げ句にスパイ扱いして狙撃して殺す行為、いずれも愚かな人間の行為である。戦争は人間を狂気へと変えてしまう恐ろしさ、沖縄も沖縄人も同じ日本、同じ日本人なのにまるで別として扱う人々の愚かしさ、岡本喜八監督による喜劇の作品を沢山、撮ってきた監督ならではの狂気、人間の醜い部分を余すところなく描いている凄まじい作品です。何度も言う様に繰り返し観て楽しむ映画ではない。しかし、沖縄の歴史を知る上で同じ日本人である以上、一度は観るべき映画だ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-02-13 18:18:27)(良:1票)
5.  健さん
健さん、タイトル通りの健さんのドキュメンタリー作品ですが物足りない。何故かな?て考えると1時間半ちょいで健さんの全て、素晴らしさ、魅力を見せるのは難しい。健さんの出ている映画を全く見てない方がこれを見て果たして?そう考えると健さんの魅力を知る。解るのは健さんの出ている映画を一つでも多く見た方が良い。健さんと関わりを持った監督のコメントを見るだけでは物足りない。良く出来たドキュメンタリー作品だけど違う。健さんの魅力を見せるならやはり健さんの過去の出演作品を見るべきだし、健さんの映画を見たことのない若い方々に見せるなら健さんの出ている映画を一本だけでも良いから見せたい。沢山の監督作品に出ている健さん、一人だけ薦めるなら迷うことなくマキノ雅広監督で決まり!しつこい様だが高倉健という俳優の魅力を語るならドキュメンタリー作品より一本の映画を通して見せるべきだと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-06 18:00:39)(良:1票)
6.  競輪上人行状記 《ネタバレ》 
始まって直ぐにこの作品の主人公の東京は恐ろしい所だと言う語りを聞いて本当にそう思えてしまうぐらいこの作品を見ると思わずにはいられなくなります。人、人、人、大勢の人間があの狭い中で生きる為には手段を選ばず、金の為なら何にでも手を出す。教師から坊さんになり、坊さんであれ、金儲けの為にと競輪に手を出す。そこには人間の本能、欲望が見る事が出来る。主人公演じる小沢昭一がはまり役で、この上なく哀れであり、それでいて共感できてしまうのはこの俳優だからといって良いぐらい小沢昭一が凄い。素晴らしい。凄いと言えば、主人公の姉の南田洋子と後半の競輪場で出会う女、渡辺美佐子が怖い。誰も居ない所で一人、悶える怖さ、死んだ犬を焼き鳥屋にしまう怖さ、大勝負で外し、当てた主人公に毒入りの飲み物を飲ませて殺そうとしたり、この二人の女に女の怖さ、恐ろしさを感じずにはいられなくなるぐらいこの作品は女の怖さというものをストレートに描いている。何だか増村作品や川島作品でも見ている感覚、成る程、脚本に今村昌平と名前がある。今村昌平監督と言えば川島雄三監督の弟子であり、同じように今村作品にも川島作品にも出て、毎回、強烈な印象を与える小沢昭一、小沢昭一にとって、数少ない主人公役ではまり役と言える作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2016-05-05 11:34:45)(良:1票)
7.  月曜日のユカ
映画は監督の物であると私は思ってる。監督次第でどれだけの映画になるか?と考えるとすれば、如何にして出演者を良く見せるかの答えがこの映画を見ると更に強く感じる程、ヒロイン、ユカを演じている加賀まりこがとにかく可愛い。魅力的です。一つ一つの仕草から話方から何から何までまるで1人の女優加賀まりこのプロモーションビデオみたいな映画です。ストーリーはそれ程盛り上がる訳でもなければ、特別面白いとは思えないが、だからと言ってつまらなくはない。日本映画なんだけど何だかフランス映画みたいな雰囲気が感じられて、フランス映画が好きな人ならきっと楽しめる筈です。それにしてもこんな可愛い加賀まりこに好かれるパパ(加藤武)に対して羨ましいなあ!て見た男なら皆、思うだろう!それ程、この映画の加賀まりこが可愛い。  
[DVD(邦画)] 7点(2015-03-16 20:03:02)(良:1票)
8.  けものみち 《ネタバレ》 
けものみち!正にけもの(獣だらけの男達)に関わっていく事によるけもののみち(世界)である映画だ。愛欲と陰謀だらけの世界が本当にドロドロとして描かれていて恐ろしいです。見た目とは裏腹に何を考えてるか解らない池部良、同じく正義感強く善人に見えつつ、本当の所は汚い性格の刑事小林桂樹、池内淳子の夫の死に疑問を持ち、脅迫しようとする汚さ、池内淳子を愛人にする小沢栄太郎のいやらしさ、身体が不自由な癖に性欲だけはしっかりしている演技がこの俳優にしか出せないぐらいのいやらしさ全開です。そのいやらしい小沢栄太郎の弁護士の伊藤雄之助の悪党弁護士ぶりやらととにかく脇を固める男達が皆、獣の様な奴らきりです。こんな獣だらけの中でこれまた自らけものみちへと入り込んで行く池内淳子の演技、悪女ぶりが凄過ぎて、何て言ったら良いんだ。男の醜くさ、いやらしさと女の怖さの両方を描いた作品として一度見たら忘れられなくなりそうです。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-11-24 21:27:24)(良:2票)
9.  原爆の子 《ネタバレ》 
原爆が落とされた広島、そんな広島で生まれ、広島で育った新藤兼人監督だからこそ余計に戦争というものの辛さ、あの時代の子供達の健気さ、そういうものがひしひしと伝わってきます。子供達に対する石川先生の「みなさん、お休み中はうんと遊んで勉強して丈夫な子供になってください」という台詞に込められた力強いメッセージの中に生きる希望というものが見えてくる。この映画の中の子供達を観ていると今の子供達は子供らしさというものに欠けてしまっているような気がしてならない。子供が子供らしく外で元気に遊んでいるというようなものは最近はあまり見かけない。この映画の中の子供のようにもっともっと外で遊んでこそ子供なのだと思う。新藤兼人監督による現代の人達、大人と子供達全てに対して人間は希望を捨ててはならない。未来を生きようとする全ての人達へのメッセージ的な映画という意味でこの映画の持つ存在価値の高さは観るに値する。そして、二度とあんな原爆による被害というものがあってはならない。そういう監督の熱い思いが伝わる映画です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-16 22:07:20)(良:2票)
10.  刑事物語2 りんごの詩
もしかしたら武田鉄矢って監督にさえ恵まれていたらもっともっと良い映画、素晴らしい映画に多く出逢えた気がしてならない。何だか上手くは言えないんだけどそんな気がするのは私だけでしょうか?田舎臭くて、三枚目、不器用、でも何かに対して一生懸命で義理人情に厚い男がよく似合う。渥美清にどこか似ている。ただ残念なのは渥美清のような名演技、背中で泣かせることが苦手のようでもあり、また言葉のトーンで泣かせることも上手く出来ない。それ故に歯がゆくて仕方ないのたが、その歯がゆさがこの武田鉄矢という俳優の一番の魅力であるように私は思う。そんな武田鉄矢の魅力が最も発揮されている作品だと感じることが出来る。寅さんシリーズや釣りバカシリーズ、もっと遡れば社長シリーズや駅前シリーズみたいにも沢山は作られなかったのはおそらく主人公の魅力もさることながら武田鉄矢という俳優が好き嫌いがはっきりと分かれるからであろう!それとやはり俳優としての演技力も森繁久彌、渥美清、西田敏行ほどはないし、面白味のある人間でもない。武田鉄矢の不幸というよりも日本には素晴らしい喜劇俳優、名優がそれ以前に多いというのもこの作品をはじめとするこのシリーズが他のシリーズもののようにはいかなかった一番の原因かもしれない。それでも私はこのシリーズ今回でまだ二つ目ですけど、面白く観ることも出来たし、感動もした。だから素直に8点は付けたい。そして、武田鉄矢には何度も言うように不器用な男がお似合いである。起用で二枚目な奴よりも不器用な三枚目の方が同じ男としても好きだし、応援したくなる。あと、もう少しだけ言わせて貰うと倍賞千恵子が出てきて、武田鉄矢と倍賞千恵子、そうだよ!「幸福の黄色いハンカチ」を思わせる。更に寅さんでも武田鉄矢は共演している。山田洋次監督がもしも撮ってたらどんな作品になっていたのかという興味もある。
[DVD(邦画)] 8点(2011-01-11 23:18:19)(良:2票)
11.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 
流石、キューブリック、登場人物の画き方、時間の使い方、短い時間の中で犯罪における結末の悲劇というものを描き切る。上手い演出である。犯罪映画と言うと、最後は必ず犯罪者の結末についてもしつこく描く監督が多いのに、この監督はそうはしない。あそこで終わりだから良いのである。ただ残念なことがある。競馬場を犯罪の場所にするというのだけは競馬ファンとしてはいただけない。競走馬を撃って殺す。あれはかなり残念です。面白い映画であるけど、面白ければ何でも良いというわけではない。動物を撃ち殺すシーンだけは私としては邪魔です。それ以外では作品全体の特に後半の緊張感の凄さは今時のやたらと無駄に長いだけの作品にはない凄み、面白さがある。キューブリックだからって苦手という人もこの映画なら観ても楽しめるはずですし、犯罪映画好きなら最低、一度は観るべき映画であると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-25 14:32:59)(良:1票)
12.  刑事物語 《ネタバレ》 
武田鉄矢って、こうなんて言えば良いのか?どこから見ても冴えない男の哀愁が漂わせていて、改めて良い役者であることが解る。男は顔じゃないぜ!いくら顔が良かろうが、女たらしで二枚目気取りな男よりもこの武田鉄矢の片山刑事のように三枚目でも、人情に厚く、まるでどこか男はつらいよの寅さんに通じるものこそが男であると言いたくなるほど、格好良い。あの売春で歩道される少女への土下座、あれなんか女の人から見れば、バカじゃないの!てなるかもしれないけど、男からしたらあれが男の哀しさであり、刹那さであって、男の男にしか理解出来ないであろうバカ正直さがたまらなく好きだし、泣かせるではないか!マドンナ的存在の女性が出てくる辺りも寅さん映画のようです。それにしてもこのシリーズ、初めて見たけど、ここまで男らしくて格好良い武田鉄矢を私は初めて見たような気がする。そういう意味でもこれは武田鉄矢というこの俳優の良さを知る上で最高のシリーズの始まりであるように思う。武田鉄矢以外の俳優にしても西田敏行、田中邦衛に高倉健って、おう!なんて贅沢なキャスティング!色んな意味で正にこれぞ邦画の楽しさがつまった愛すべきシリーズ第1作!果たして傑作か?と言われるとけして、傑作であるとは思えないものの、こういう三枚目でバカ正直な熱い男が主人公の作品は私は好きである。これを機会にこのシリーズの残りの作品も全部観たくなってきた。最後にもう少しだけ言わせてくれ!世の女性達に!「男は顔じゃない」「性格である」
[DVD(邦画)] 8点(2010-04-14 21:44:53)(良:2票)
13.  結婚のすべて
岡本喜八監督のデビュー作は何と男臭い活劇が得意な監督からは考えられないような女性映画になっていて驚かされた。出ている俳優陣の顔ぶれを見ると、如何にも岡本喜八監督が好みそうな感じ、後の岡本喜八監督作品に出てくる俳優やら日本映画全盛期の頃の顔ぶれやらと色んな顔ぶれが見られるという意味で貴重な映画でもある。台詞回しのテンポの良さは既にこの監督デビュー作から見られる。テンポが良いのでただでさえ短い上映時間がより一層、短くも思えてしまうぐらいです。ただ岡本喜八監督らしい才気や爆発的な面白さはまだここでは影を潜めている。ところで三橋達也と新珠三千代の二人が同じ映画に出てくると、どうしても川島雄三監督の顔が浮かんできてしまいます。団令子もこれまた川島映画を思わせるが、団令子ってそういや岡本喜八監督の傑作「血と砂」での印象が物凄く強烈に残っていて、ここでもこの女優が出てくる女優さんの中ではダントツに面白い上に魅力的である。これで遂に岡本喜八監督のデビュー作と遺作の両方を見たことになる。岡本喜八監督による女性映画ももっと見たかった。そう思われるのは私だけじゃないはずです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-12-19 22:13:30)
14.  ゲームの規則
ゲームの規則とはそういう事なのか?不倫もゲームであるが但し、きちんした規則の元にしないと、とんでもない結末になる。ジャン・ルノワール監督の人間観察の凄さ、上流社会の人間だろうが、そうでない人間だろうが、規則を守らないと人間として失格であるというような皮肉が沢山、込められているようだ。相変わらず何を撮っても標準レベル以上の完成度の高い映画しか作らないこの監督の凄さ、ただ、やはりこの映画に出てくる登場人物の人間関係が一度でははっきりしないのと、登場人物が多くて理解しずらいのが難点であるのと、やはり私は群集劇というものがあまり好みでないようだ。それでもつまらなくは感じないし、見応えのある作品に仕上げてしまうところは流石、ジャン・ルノワール監督だと言いたい。部屋の中を登場人物がこっちと向こう側とで動きながら単なるドタバタ喜劇には収まらないドラマを生み出す空間、喜劇でもありながら悲劇的でもあり、人生は両方あるから面白いんだよとでも言っているようにも思えるそんな映画です。色んなものがこの映画の中にはぎっしりと詰まっていてそういう意味でも凄い映画であることは見つめつつ、ジャン・ルノワール監督の最高傑作がこれかと問われると私はNOとしか答えようがない。取りあえず今は7点だけど、もう一度、見れば8点になるかもしれない作品て気もするし、迷いつつ7点てことでこの映画の感想を終わりにしたい。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-11 20:41:15)
15.  けんかえれじい
喧嘩にあけくれ、好きな女が出来てもそれを上手く伝えられない男の悲しさ、空しさを何かで発奮するしかないのが男であるというようなそんな感じの作品です。作品のテンポも良い。下ネタもけして下品にはならないで楽しませる工夫がされていて、見ていて不愉快な気持ちには全くならない。喧嘩のシーンの漲るパワー、躍動感など感じられるし、それでも物足りないのは何故か?ラストもえっ?て感じの中途半端な気がして物足りない。
[DVD(邦画)] 6点(2009-11-01 14:09:49)
16.  獣の戯れ
若尾文子の美しくも怖い女の凄さがここでも見られる。それはそれで良いのだけど、物足りない。若尾文子は文句なく美しい。それなのにどうしてだ?増村映画や川島映画などで見られる若尾文子映画のようなもの、上手く言えないのだが何か物足りない。若尾文子の相手の男が原因なのか?いや、それだけではないはずだ。若尾文子が文句なく良いだけにそれを上手く生かしきれていないような感じのする作品って気がする。中年の夫に夫を嫉妬する若い男、そして、ここでもやたら「奥さん」「奥さん」て言われる若尾文子という三角関係、この手の作品で若尾文子主演なら監督の演出一つで絶対に傑作になるはずなのに、何故だ?やはり監督の力量の差なのか?それとも脚本の問題なのか?色んな意味で折角の面白い題材なのに、勿体無い。だからってつまらないわけではないし、まずまず楽しめる作品にはなっている。これ、主演が若尾文子でなかったらもっと低い点数になっているであろう!
[DVD(邦画)] 6点(2009-10-17 22:44:41)(良:1票)
17.  刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 
ハリソン・フォードと言えば「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズというのが一般的な意見かもしれないけど、私は違う。私にとってのハリソン・フォードと言えばこの映画がベストである。どこまでも人間臭く、そして、優しさに満ち溢れている。そんな人間臭い男、しかも刑事役である。これが何とも良い味、出しているし、正に刑事であり、刑事役がこの俳優には本当によく似合う。この映画はサスペンスでありながら単なるサスペンスというよりは社会派のドラマとして見応え十分な映画になっているし、見せ方も上手い。まずは駅のシーン、少年がトイレで目撃してしまう殺人シーン、ここは何度観てもドキドキしてしまいます。見つからないように少年に「頑張れ」てついつい言いたくなってしまう。そんな少年がハリソン・フォード演じる刑事に初めて犯人が黒人の刑事である事を教える場面の演出が上手い。声も台詞も一切無しで子供の眼、それを見て察するハリソン・フォード、このやりとり、台詞になど頼らないで見せる。映画的なワンシーンである。この映画、始まって直ぐに犯人を観ている私達に教えてしまいます。そうすることでこの犯人がどのようにして捕まるのか?という興味、更に目撃者の少年が犯人に見られていた事を知ってしまうと、果たしてこの少年はどうなる?という二重の興味が沸いてきます。この演出などを観るとピーター・ウィアー監督が「刑事コロンボ」のファンなのかもしれないという興味も沸くなど、色んな興味がこの映画を観ていると沸いてきます。そういう興味深さを感じさせるという上手さ、単なる刑事ものにあらず、しっかりとした人間ドラマとしても見せてくれるという意味でも評価したいと思うし、そして、何よりも映像の美しさと音楽も心地良くて好きです。最後に好きなシーンを他にも挙げるとすれば、ハリソン・フォードとケリー・マクギリスがダンスをするシーン、そして、皆で家を建てるシーン、犯人との戦いに勝った後のハリソン・フォードと少年が二人、背を向けて座っている後姿など好きなシーンがとにかく多くて、そんな訳でとにかくこの映画が私は大好きだ!
[DVD(字幕)] 9点(2009-10-15 21:43:52)(良:1票)
18.  軽蔑(1963) 《ネタバレ》 
ポールとカミーユの二人がベッドに横たわりながら話をしている。カミーユが私のどこが好き?この何とも異様な会話、そこには言葉なんかでは言い表せないものがあるように見える。あのカミーユ(ブリジット・バルドー)の後ろ姿、悩ましいお尻に眼が釘付けになってしまう。あれほどまでに愛しあっていた二人が何かのきっかけで女の方から男に対して「もう、愛してない」というようなことを言う。(態度ばかり見せる)男は何故か解らずにその理由を知ろうとし、何故なのかとその理由を問う。それもしつこいほどに聞こうとする。それが女にとっては男の嫌な部分、それこそこの映画のタイトルにもなっている「軽蔑」を意味しているように、あの青い海をはじめとする映像が全てを語っているようである。それにしてもこの映画のブリジット・バルドーのお尻、お尻、最後までお尻が頭から離れない。何だかこんなアホなことを書いてると、それこそ私自身が「軽蔑」それそうだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-13 10:27:58)
19.  決断の3時10分 《ネタバレ》 
やったあ!近所のレンタル屋さんには置いてないし、売ってもいないからAmazonで買うことにして、昨日お願いしといたのが今日の夕方に届いた。いや~これは本当に傑作です。既に皆さんのコメントがあまりにも素晴らしいので、これ以上何を書けば良いのやら?とにかくオープニングからこれぞ西部劇ていかにも雰囲気、あまりにもかっこ良くてしかもやたらと哀愁漂うメロディ、そんな素晴らしいメロディが流れる中、空にそびえる白い雲、画面の遠くから画面手前へと沢山の馬に引かれながら馬車に乗ってやってくる男達、大量の牛の群れ、これこれこれです。西部劇てのはこれですよ。煙の立ちこむ中での男達が言葉も言わずに視線だけ交わしている。最初に言葉を発する男、ダンの渋さとかっこ良さ、一見二枚目でどう見ても正義のヒーローぽいこの俳優グレン・フォードに悪役をやらせるというその着目点が良い。そうそう、ぐるぐるさんが書かれているあの場面、良いねえ!酒場でのシーンの女エミーを前に大勢の男達がやって来て酒を飲むシーン、ここでの男達の煙草の吸い方までやたらかっこ良くて、かっこ良い代表と言えばダンの男の優しさ、更にそんなダンを最後は自らの命、危険を承知の上に守って列車へと乗せて消えていくベン、二人(ベンとダンを乗せた汽車、それを見送る奥さんと保安官、そこで空からの大量の雨、まるであの雨が二人のその後の幸せを祈っているような何とも言えない気持ちの良さ、気持ちの良い男二人の友情と女性達の美しさと美しいメロディ、モノクロの画面もこれまた素晴らしい。それにしてもこれほどの傑作なのに私を除いて7人しかコメントがないなんて、勿体無い。もっと多くの方に見て貰い、昨日から関東エリアでは公開中のリメイクを見た人、そうでない人、これから見ようと考えている人達にもみんなに見て欲しい。そして、西部劇の素晴らしさを体験して貰えたらと思う。皆さんのコメントが本当に素晴らしすぎて私にはもう皆さん以上の素晴らしいコメントを書くことが出来ないが、とにかく素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-09 21:13:53)(良:1票)
20.  月世界旅行
月世界への道とでも言える作品です。映画の始まりを感じさせるべき色々なイマジネーションを感じる事が出来るか?出来ないかで評価は分かれる。想像する楽しみ、月の世界観などを想像出来たらこの映画は楽しむ事が可能です。次から次へと出てくる人物がまるで仮面ライダーに出てくるショッカーみたいだたり、あの大きな顔に突き刺さるロケットが強烈な印象を残したりする。今だったら何でもCGとかで処理してしまうだろうけど、そんな物など無い時代に、しかも100年以上前にこれだけの映像を観せる映画的な感覚、想像力を感じさせる作品に対して、低い点数など私には付けられません。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2009-07-16 19:03:35)
0100.51%
100.00%
200.00%
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400.00%
500.00%
638619.66%
750325.62%
865733.47%
930115.33%
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