Menu
 > レビュワー
 > tottoko さんの口コミ一覧
tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2007
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ケス 《ネタバレ》 
社会的弱者の視点、という立ち位置のぶれないケン・ローチ。初期作品からしてその眼差しの透徹していること、ちょっと震えがきました。背景描写が濃くてドキュメンタリーのようなカメラ。60年代英国の炭鉱街のうらぶれよう、貧しさ。華やぎのないこと、社会全体のゆとりの無さがはんぱない。週末に出会いを求めて出かける場所が成人した息子もオカンも一緒の公民館的なホールだなんて。ちょっと呆然。大人社会に希望が無いので子供社会だって明るいはずもない。学校に行けば自己中教師や高圧的な校長だし。ちっ。 社会において今んとこ完全アウェーのようなビリー少年だけど、しかし監督は子供が苛められるばかりの悲愴な話にしていないのだ。だってビリーには動物を飼いならす才能があって、それを認める周囲の人間もちゃんと存在する。牛乳や本や2ペンス。「必要なもの」をちょっとくすねる如才なさも見せる。おお、いいぞビリー。”大切なもの”に心から愛をかけるビリーに、クソな大人は本当にひどいことをする。大事な物を大人に破壊された経験のある先輩としてビリーに言えることがあるとすれば、”それでも人生は続く”と。心の傷は癒えない。けれど、君が生き抜くことには大きな価値があるよ、と。負けるなビリー。そばにいるよ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-08-11 01:09:59)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS