1. 劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来
ネタバレ まず私は、原作漫画は全巻読んでおり、何度か読み返してもいるのでかなり好きな作品です。アニメ化されたものについては、TV版は遊郭編まで観ました。 劇場版の前作(無限列車編)は私にとっては最後まで観るのが非常に辛いほどのもので、理由としては登場人物(特に炭治郎)が思ったことや目の前で起こっていることをいちいち喋るところだったと思います。それは原作でも同様なのですが、漫画で読んでると気にならなくても、アニメのセリフになると途端にダメになるんですね。 本作では、善逸×獪岳戦やしのぶ×童磨戦あたりまでは良かったんですけど、メインである猗窩座戦になった途端に映画としての流れが鈍重になってしまったように思いました。特に、猗窩座の過去についてはあんなに時間をかけずにもっとサラッと流すべきではないかと。 あとは、最初の方にギャグ的な描写がいくつか挟み込まれてましたが(これも原作通りでしたが)、これがある度に物語のテンションが急降下するし、そもそも本作以降は最終決戦なのだからギャグは不要です。そういうところも「原作漫画ではあまり気にならないがアニメだと大きなノイズになる」という典型例なので、第二章以降は思い切って捨て去ることも制作陣には考えていただきたいものです。 [映画館(邦画)] 5点(2025-07-20 17:38:23)(良:1票) 《新規》 |