21. GO(2001・行定勲監督作品)
窪塚クンをこれで初めて見てとても魅力的だった。最初のバスケットの跳び蹴りの元気のいいこと!もちろん父親の山崎務は圧倒的存在感があってこの映画を大きく支えている。コウちゃんもよかった。地下鉄で肝試しや危ないバカをしたり、不器用に恋したり、友人や民族学校でのエピソード、在日問題も含めてんこ盛りの元気のいい青春映画。邦画では久々のいい出来だと思う。 8点(2003-10-24 22:46:52) |
22. 交渉人(1998)
ストーリー展開がスリル満点で最後までひきつけて見せる。駆け引きなんぞ「こんなのありなんだー」って知って面白かった。 7点(2003-10-22 23:54:49) |
23. 地上より永遠に(1953)
ハワイが舞台の軍の非人間的なイロイロが描かれている。社会派のジンネマン監督らしい作品である。主演のモンクは反骨精神があるばかりに、上官からしごかれたり苛められたりする。味方のフランク・シナトラもいびられとうとう脱走すると射殺されてしまうし、真珠湾攻撃の混乱の中でモンクは味方に撃たれて殺されてしまう。何とも暗くて救いようのない話ばかりだが、唯一バート・ランカスターとデボラ・カーの海岸での不倫シーンはロマンティックで、ここばかりが有名になっている。しかしメインはあくまでも軍隊という特殊な環境の中で、いかに人間が軽く扱われそれが異常な状態であるかということを描いていることである。豪華なキャストのそれぞれが見応えがある。 7点(2003-08-29 15:24:12) |
24. この素晴らしき世界
生きるか死ぬかという戦時下、みな自分たちのことだけで精一杯。そんな時、あろうことか迷惑この上なしというユダヤ青年を匿う事になってしまう夫婦。子供が欲しくて欲しくて、でも授からない。ユーモラスでメルヘンで「どっこい生きてる、人間万歳!」という爽快なラスト。 8点(2003-03-04 23:47:53) |
25. ゴースト/ニューヨークの幻
アメリカって幽霊ものが好きなのねえ。死後の世界か「死」をよほど恐れているのかと思ってしまう。デミ・ムーアがきれい。これじゃ死に切れないね。ウーピーのインチキ霊媒師の役どころがとても面白くて、この映画をグレードアップさせた気がする。ラスト、ウーピーに乗り移って抱きしめてあの世に行くってのが泣かせる。 7点(2003-03-03 23:38:26) |
26. 恋人よ帰れ!わが胸に
ワイルダーだから少々甘いのだけど、こういう「いい人」をだます悪い人=ウオルター・マッソーの役どころがまず嫌い。出来云々以前の倫理観の問題ね。で、どうしても気楽に楽しめないの。 6点(2003-03-03 23:08:16) |