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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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61.  皇帝のいない八月
骨太な社会派作品を数多く世に送り出した山本薩夫監督の映画だけあってさすがである。これは単なるアクション・サスペンスではない。戦後警察予備隊として発足し、憲法論議を醸し出した「自衛隊」の存在の是非を問う映画でもある。 今日自衛隊はその地位を確立したと思われるが、この映画が生まれた70年代後半は安保闘争や大学紛争の跡が見られた頃でもあった。 そしてちょうどその頃起こったのが「三島事件」と呼ばれるものであった。右翼の小説家三島由紀夫は、自衛隊の決起とクーデターを呼びかけ失敗した。そして割腹自殺を遂げたのである。この映画がその三島事件をヒントに作られたのは言うまでもない。 「自衛隊」というものは本当に日本の国を守るために存在するのだろうか。日米安保を背景に大きくなった「自衛隊」はもはや軍隊ではないだろうか。この三島事件と重なるのは戦前の5.15事件や2.26事件である。その頃の日本はそれらの事件を経て急速に大東亜戦争へと突き進んでいったのではなかったか。これらの諸事件を思い起こしながら映画を見ないと、単におもしろかった、格好良かったの低次元のレベルになってしまう。 戦争は惨たらしいもの、あってはならないものである。戦争を知らない世代がほとんどとなった今だからこそ、この映画の価値があるというもの。自衛隊を右翼のテロリストや腐敗した政治家が握れば再び戦争となるだろう。 今日の竹島や尖閣の領土問題などで紛糾する時代だからこそ、世界に平和を呼びかける日本の存在があるというもの。 前置きがずいぶん長くなってしまったが、この映画の渡瀬恒彦、吉永小百合、山本圭らは見事にその役柄を演じている。実に見応えのある映画だと思う。 
[映画館(邦画)] 8点(2011-04-28 03:44:21)
62.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
怖いそして悲しい映画と言えば、この映画の右に出る映画があるだろうか。「私とあなたを捨てたお父さんは悪い人、きっと復讐してね」と毎晩毎晩言って聞かせ、七歳の誕生日に自殺してしまった母親。またその言葉を信じ復讐一筋に生きた女。 この二人を演じた岸田今日子と岩下志麻、まさに狂気の世界である。「この子の七つのお祝いに」と言う童謡が、私のトラウマに変ってしまった・・・。 松本清張の「鬼畜」にも似た見応えのある映画、岩下志麻さんという女優さんは美しくもあり、演技力抜群の素晴らしい人だと思う。
[映画館(邦画)] 7点(2011-03-18 10:39:10)(良:1票)
63.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
数年前初めてこの映画を見た時は、「なぜ・・・?」「どうして・・・?」という感覚だったが、今回2度目の鑑賞ではまったくその心配はなかった。それはある人の影響である。 その人は「映画は見るだけではない、感じとるものだ」と常々言っていた。 ハナの息子イーライはベトナム戦争に従軍したという。いくら志願したとはいえ、むごたらしい戦火の中で生死の境を彷徨し、深い心の傷を負ったとしたら、森の隠遁生活もわかるような気がする。 主人公パーシーは、16で養父の子を宿し流産、そしてその後も性的暴力が続いたとすれば、生まれてくるはずだった赤ん坊への執着もかかるような気がする。また、必死でイーライを庇おうとしたことも・・・。 このような初回に見た時の「なぜ」「どうして」をしまい込んで、映画を全面的に肯定的(あるがまま)に受け入れることで、この映画のすばらしさを感じ取ることができたと思う。 大自然はきわめて美しく、音楽も良かった。パーシーの葬儀のときのオルガンの響きも・・・。映画の後「There Is A Balm In Gilead 」の黒人霊歌をしみじみと鑑賞。  
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-20 07:02:28)
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