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コメント数 116
性別 男性
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1.  コラテラル 《ネタバレ》 
L.A.と言えばハリウッド、ビバリーヒルズ、ロングビーチ・・・。一度は行きたいと憧れる、華やかな街。雑踏の中姿を現す、仕事に徹する1人の殺し屋と、生活臭漂う1人の平凡なタクシー運転手。華やかさとはかけ離れたローカルなL.A.の街並みを軽快なラテンのリズム、しっとりと落ち着いたナンバーで車を流せば、夕暮れから夜へとかけて俯瞰で眺めると、いつもの街並みもまた違った顔を見せてくれる。ヴィンセントとマックス、「仕事」は違えど、「仕事」をする男に違いはない。ヴィンセントは普通の、仕事の出来る男だ。マックスから見れば「殺し」を職業としている人間は「普通」に見えないだけの事。ヴィンセントも倒錯している訳でもない。「6年」も同じ仕事を続ければウデは上達し、誇れるし、人にものだって言える様になる。それに比べてマックスはどうだ?「12年」もタクシーを転がし、これは「仮の仕事」だと言い、夢を夢のまま終わらせようとしている。最初に殺した男を地球の人口60億の内の1人だと言うヴィンセントは自分のしている事を正当化する訳でもなく、事実を日々気にしない偽善的な態度をとるマックスに苛立つ。ヴィンセントにしてみれば仕事をして何がおかしい?という気持ちなんだと思う。そこには感情に左右されず に躊躇する事のない冷徹なまでの仕事ぶりを披露するプロの姿がある。刑事ファニングをいとも簡単に撃ち抜き、「仕事だ。」とさらっ、と言うヴィンセントに「殺し」に対する罪の意識は全く無い。目的地まで宣言通りに7分で着くドライバーの勘が鋭いマックスと同じで、「仕事」が出来るだけなのだ。そんなヴィンセントの考えを否定し、「人間としての根本的な何か」が欠けてると説教を垂れたマックスに対して露わにしたのは怒りよりも不快感。中途半端にしか仕事が出来ないお前に言われたらお終いだ、という冷笑。なぜお前は俺の仕事が理解出来ない?という苛立ち。「マックス!これが仕事だ!」と言うヴィンセントの叫びは、分かって欲しかった。そしてお前も男なら「本当」の仕事をしてみろ、と。殺し屋という孤独ゆえの、そしてプロとしての叫び。短くも一夜を共にした男に教え、教わった、もしかしたらマックスと話せた束の間の喜びだったのかもしれない。そしてマックスはきっと夢に一歩近づいたと思う。ヴィンセントのおかげで。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-01 22:40:13)(良:4票)
2.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
咳払いして、少し具合が悪そうなグイネス・パルトロウのカットから始まるOP。そこでいかにも不気味な赤色で「DAY 2」と字幕が出る。ウイルス感染の映画だから、あ、もう感染して二日目なんだな、としか思わない。そして画と不穏な音楽だけでその他の感染者がいる事を知らせる演出。説得力があってスタイリッシュ。構成はほぼドラマだが目が離せない、上手い作り。それぞれの役割を与えられた役者陣が個性を最小限に抑えて、目立たないが説得力があり、見事に表現し、観客に伝えている。映画自体薄い印象だが、見終わった後に感じる疲れない、良作を見たと感じる気持ち良さはそういう演出や役者の演技にあると思う。日本人なら薬が今日の分が無くなった、食料の配給が終わった、と言われたら大人しく、黙って引き上げそうだけど、この映画を警告だと思って見ると非常に怖く、考えさせられる。最後の方でマット・デイモンがデジカメで亡き妻の姿を見て涙するシーン、引いたカメラで彼の姿を捉えているんですが、とても悲しみが伝わってきます。流石プロだな、と感じさせられました。(因みにここでさり気なく感染源、発生経路への糸口になるシェフとの写真を見せるあたりも不気味でニクい演出)そして感染源、感染経路を明かす「DAY 1」を最後に持ってくる演出で不気味さを増すラスト。何も解決していない、身近にあるウイルスの恐怖を暗くなったエンドロールを見ながらぞっ、とする程感じた。 最近TVでやってたからのんびりと観てて思ったんですが、ウイルスが広がるのも早いが、エンドロールのキャスト名も読むのが追いつかない位早かった…(汗)。監督は何をそんなに急いでたんだろう?最後の最後までテンポ良過ぎ!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-03-30 19:59:29)(笑:1票) (良:2票)
3.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
燃え盛る地獄の光景などハイセンスで超クール。映像は全体を通して見応えあるんですが、本作の主演2人の魅力がその映像に劣らず際立ってる。キアヌは白シャツに黒ジャケットがハマり過ぎでカッコよ過ぎ。タバコをふかす姿も吸わない自分が見ても様になってるじゃないですか。グラスにクモを閉じ込めてタバコの煙を吹き入れ、「俺の世界へようこそ。」なんてセンスあるじゃないですか。断然マトリックスのキアヌよりこっちの方がハマってる。前半で説いた普通の事をする、自己犠牲を自分勝手に悪魔を地獄に追い返してその見返りを求めていたジョンも最後には知らず知らずに(だと思う)そうして天国へ招かれる。(そうなる筈だった)中々良いオチではないですか。そして僕的にはこの映画最大の見所、レイチェル・ワイズと2人で向き合うラストシーンの何とも言えないシックでアダルトな、甘美な時間の流れ方。パンツ姿だけだったアンジェラが一転、ここへきて美しい夜景と共にドレス姿で登場し、女性らしさを魅せる。キスを求めるがジョンには応えてもらえなかったレイチェル・ワイズの演技が絶品でした。この2人の今後がぜひ恋に発展して欲しい、と思わせるとても記憶に残るシーンでした。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-15 18:03:24)(良:2票)
4.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
『セブン』『ゲーム』『ファイト・クラブ』『パニック・ルーム』の様な初期作品の、切れ味鋭いシャープな演出や独特のカラートーン等控え目で、フィンチャー監督としては非常にオーソドックスな作りであると感じました。(原作があるから仕方ない?)オープニングからの風景の静止画カット等、『画』の一つ一つには相変わらずのこだわりが感じられる。画面に映る背景とキャストの立ち位置、カメラアングルや構成がいつもながら完璧なおかげでオーソドックスなのに各シーンを見ているだけでも退屈しない。「映画作り」が上手い証拠。ただ、この作品に限って言えば(言わせてもらえれば)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・エフェクト』(私的8点)や、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『プリズナーズ』(私的10点)等の類似ジャンル作品と演出面では拮抗していると感じる。何が言いたいんだ、って言われそうですけど、僕としては大好きなフィンチャー監督作として期待しまくっていたせいか、やや凡庸に思えたので。それでも映画の基礎がシッカリしているので安定感は抜群で、140分がちっとも長く感じません。やはりこの監督サンも『流石』としか言いようがないです、はい。キャストでは初期の頃から知ってるパイク嬢、若返った?って位お綺麗でしたね。二役(?)は賞狙いなるか。元カレの喉を掻っ切って鮮血を浴びた下着姿の妖艶さと、このシーンでのカット演出は流石のフィンチャー印!対するボニー刑事を演じたキム・ディケンズさんはやや老けたご様子で。観察眼が鋭く、優秀が故にまんまと筋書き通りに動いてしまう刑事を上手く演じてました。双子の妹マーゴを演じたキャリー・クーン(トニ・コレットに似てる!)もイイ味出してました。(グミ投げてベンの口に入るシーンがこの二人の仲を感じさせて微笑ましい)総じてもう一度観たい映画ですが、賞狙いは気にせず、初期の様な、「これぞフィンチャー!」というシャープでソリッドな映画を観たいとは思いました。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-16 16:42:37)
5.  ゴーストライダー2 《ネタバレ》 
前作『ゴーストライダー』の監督、マーク・スティーブン・ジョンソンから、『アドレナリン』シリーズのネヴェルダイン&ブライアン・テイラーのコンビにバトンタッチしたせいか、アニメパートを挿入したり、ゴーストライダーのちょっと可笑しな立ち振る舞いなど、コミカルタッチな演出が目立ちます。そして素のジョニー・ブレイズを演じるニコラス・ケイジの過剰なハイテンション演技によるイカレっぷりが前作にも増して炸裂します。前作では若々しいヤングカツラを着用して撮影に臨むという気合いっぷり。そして今作はなんと!カツラ着用無し(???)という、自毛(どこからどこまでが自毛なのかは僕には分かり兼ねますが)で撮影に臨むという、開き直りっぷり!!ま、はっきり申しましてケイジのハイテンションぶりはもうマンネリではありますが、いくら観ても飽きません。観客を楽しませる事においては、この人は一流のエンターテイナーですね。そして今作の女優サンは、前作のコッテリ!とんこつスープな、ぱつんぱつんBODYの、見た目肉食系なエヴァ・メンデス姐さんから、あっさり醤油ベースな中にも繊細で深い味わいをもつ、見た目清涼系なヴィオランテ・プラシド嬢にチェンジ。あのアニキ・ジョージ・クルーニーもメロメロ(←死語)になった、鮮烈美ヌードを披露したイタリア美人。でも本作ではお色気担当(いやいや違う違う)なのにお色気シーンは一切無し!という期待ハズレ(いやいや、期待するトコロが違う)に終わってしまいました。(涙) そしてそして、もう一人の主役、ゴーストライダーが跨がるバイクですが、お決まりのハーレーから今回、なんと我がニッポンが誇る『YAMAHA』のモンスターマシン『VMAX』が初登場!ケイジはお得意のバイクテクで車重300kオーバーのVMAXでウィリーを披露するなど、ファンサービスたっぷり!(ただの見栄っ張り)で、とても?愉快な作品でした。…えっ、内容にほとんど触れてない?はい、記憶に残らない程度の内容なので、お好きな方は是非ご覧になって下さいませ。 僕は前作のいかにもな大味でマッチョなハリウッド大作より、こちらのほうが好きですね。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 5点(2013-02-02 17:09:20)(良:1票)
6.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
長編2作目の新人監督が大抜擢、任された夏の超大作。近年作に見る細かいカット割りを繋いだスピーディな演出は皆無で、一つ一つの間が長いカットを丁寧に繋いで構成された作りは、良く言えば原点回帰の古典風。これが監督の意図した通りの演出であるならば、それは日本の『ゴジラ』に敬意を払っての事でしょうか?それとも狙っての事なのか?これが吉と出るか、凶と出るか、はお金を払って観る観客次第。なのでお金を払って観た一映画好きの意見として言わせて頂くと、兎に角単調で薄く、眠気に襲われる退屈な映画でした。伸ばして待たせてここぞ、で登場させて、チラ見しかさせない焦れったい演出は分かります。 ホノルル空港(でしたっけ?)で最初に咆哮する姿を目にした瞬間は流石に鳥肌が立ちましたが、それがホントに最初で最後の見所となり、それ以前、以降では空撮、引いた画、アップ、ムートーを含めた画にどれも個性や魅入らせるだけの画力は無かったです。(ジュリエット・ビノシュとの別れのシーンが一番記憶に残ってる)そこへ全く魅力の無いキャラ達が入り乱れるのを観せられて更に眠気に襲われる始末。『正統派』と言えば聞こえは良いが、先に言った通り、かなり単調で薄味。これは新人監督故の演出の引き出しの少なさか経験不足か、絶対的なビジュアルセンスの無さか。最近ガチャガチャし過ぎた映画を観過ぎてるいるせいでしょうか。もしかしたらこういう街破壊アクションや怪獣映画に食傷気味なのも原因かもしれないですけど、『これ!』というインパクトに欠けるのも事実だと思います。
[映画館(字幕)] 4点(2014-07-29 19:43:45)
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