1. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
学生時代にレンタルビデオを2台のビデオデッキをつなげてダビングした数少ない作品の1本(先輩に貸したまま返ってこなかったいくつかの作品の1本でもある)。主人公の男と敵対する男の対決というマンガチックな構造が男心をくすぐる。『天国の門』の興行的な大失敗の影響なのかとにかく二人をメインに撮る。組織からはみ出した男と組織をぶっ壊そうとする男。強引さがかっこいいミッキー・ロークとクールさが様になるジョン・ローン。何度も見た。そして時を置いて久しぶりに見た(といっても数年前だが)。なんか違う。『ゴッドファーザー』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のような不変の貫禄がない。なんか時代を感じる。その時代が禁酒法の時代ならば様になるのだろうがいかんせん見かけゴージャスで中身スカスカな80年代。服装とかサングラスが80年代臭を撒き散らしている。その時代の最中にあってはわかるはずもないのだろうがなんとももったいない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-08 14:49:42)(良:1票) |
2. いまを生きる
詩読サークルというものが若者たちを惹きつけるってところでどうしてもひっかかっちゃうわけで、夜な夜な詩の朗読を秘密裏にすることの喜びが理解できない私としてはどうしてもそこに同性愛的なものを感じ取ってしまうんです。いかにもいい人そうなロビン・ウィリアムスがまたそっち系に見えてきちゃうから困る。見ている間になんとか国民性の差異や時代性を考慮し軌道修正に漕ぎ着けたものの、元来教師になんら期待を抱かずに高校生活を過ごした自分としては教師に導かれる生徒という構図自体がどうも白々しいというかアホらしいというか。そんな苦手意識の中でも好感を得たといえば、この教師の生徒の導き方が映画としてよかったということ。生かされるんじゃなくてちゃんと生きろ、要するに自立しなさいってことを言ってると思うんだけど、けして声に出してそういうことは言わない。規則に従うのも破るのも自分で決めなさい。なんてことも言わない。でもそう導こうとしているのがわかる。そのあたりの言葉を廃したシナリオがうまい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-16 10:37:27) |
3. 犬死にせしもの
当時は日本人が海賊というのにピンとこず、斬新とさえ思った。なかなか元気な邦画です。今井美樹が映画初出演で初ヌードをみせてくれるというオマケまで付いてます。 6点(2003-11-17 14:26:16) |
4. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
ナチスと考古学を重要なキーワードとしているところは1に近く、コミカルな掛け合いは2に近く、完成度としては一番かもしれないが当然のことながら新鮮な驚きが無い分インパクトに欠ける。そもそもインディの名前の由来だとか、蛇嫌いの理由があきらかになるだとかという部分だけがこの作品の前ニ作と異なった楽しみを与えているだけで、ネタ切れの埋め合わせに見えてしまって、、。でも、まあ、映画館を出てから頭の中で鳴るレイダースマーチにのって颯爽と帰りましたけどね。 [映画館(字幕)] 5点(2003-10-01 12:05:42) |
5. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
《ネタバレ》 冒頭の上海のシーンは面白いが、メインの舞台となるインドの宮殿からの展開はどうも好きになれない。面白いのは面白いんですが、前作の方が断然好きです。インディが変なもの飲まされて操られたり、心臓を手で取り出したりとオカルトチックな展開がやりすぎに感じる。それでも一難去ってまた一難のノリは健在です。 [映画館(字幕)] 5点(2003-10-01 11:28:57) |
6. E.T.
《ネタバレ》 当時は感動して涙することをカッコ悪いと考えたお子チャマだったので宇宙船が目立ちすぎだとか、都合良く生き返るなだとか、あら捜しばかりしていたが、自転車が浮くシーンでは思わず感動してしまったのをよく覚えている。ぬいぐるみの中にまぎれたE.Tとバリモアが悲鳴をあげるシーンでこちらも思わず叫んだ。いっしょに観に行ってた友達に笑われたのを思い出す。題材はありきたりだが、ドリュ-・バリモアがかわいかったのと音楽にプラス1点。そういえばスターウォーズEP2にETが出てたらしいが本当なら彼はかなりのフォースの持ち主のはず。(病弱の身で一度にあんなにたくさんの自転車を...)いいジェダイマスターになれるだろう。 7点(2003-09-02 12:36:56)(笑:2票) |