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プロフィール
コメント数 2402
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  一刀斎は背番号6 《ネタバレ》 
原作は五味康祐の小説で、奇想天外な野球ファンタジーに下町人情喜劇を合体させた様な感じです。武者修行のために合気道の達人との手合わせを求めて紀州の山奥から出てきた武術の達人・一刀斎が、ひょんなことからプロ球団に入ることに。そのきっかけが、試合前のアトラクションで稲尾和久からホームランをかっ飛ばしたいうのだからふざけてます。この伊藤一刀斎という男、身なりははかま姿でいかにもな格好で天丼が好物でこればっかり食べているというのがこれまたふざけてます。大毎オリオンズに入団してから全打席ホームランで39打席連続本塁打の記録を樹立するというんだから、もうふざけ過ぎです。 まあこの映画は大映がプロ球団を持っていたから撮れたようなもんで、後楽園球場にエキストラを入れてグラウンドでは現役の大毎や西鉄の選手にプレーをさせて撮影するなんて、実に贅沢です。剣の極意で本塁打を量産するのはいいんだけど、野球の事を全然判っていなかった一刀斎は守備はどうしてたんだろう?まあそこはご愛敬ということで(当時まだ指名打者制は導入されてません)。 というわけで野球の描写自体はしごく適当なんですけど、一刀斎を取り巻く下町の人間模様がけっこういい味出してるんです。一刀斎が住んでいる旅館の経営者家族や芝大門の天ぷら屋の親父さん、みんな実にキレの良いセリフのやり取りが笑わせてくれます。監督は誰かと思えば『狸御殿』シリーズの木村恵吾じゃありませんか、彼ならではのスピード感が溢れるユーモアは絶妙です。 ラストのヤンキースとの日米対決戦は予定調和ですけど、余韻を残したラストシーンは清々しさを感じさせてくれました。ちょっとした掘り出し物です、この映画は。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-04 23:49:21)
2.  イブの三つの顔 《ネタバレ》 
この映画は、多重人格を米国で初めて学会で報告した精神科医のノンフィクションが原作です。イブ・ホワイトは小さい娘がいる内気で平凡な主婦でしたが、派手で高価なドレスを買ったり、ひとりでナイトクラブに出かけて男と遊んだりし始めます。夫はそのたびに妻を問い詰めますが、彼女にはその間の記憶が全然ありません。堪りかねた夫は、精神科医の診療を妻に受けさせますが、催眠療法によって彼女とは正反対の享楽的な人格イブ・ブラックが出現します。この映画は、冒頭解説者が登場して「この物語は実話に基づき、劇中の会話も記録どおりです。」と説明する昔よくあった構成で始ります。演出は平板で、サブストーリーもなく、言わばワイドショーの再現ドラマを丁寧に作りこんだような感じです。しかし、イブを演じてアカデミー主演女優賞を獲得したジョアン・ウッドワード(故ポール・ニューマンの奥さん)の演技は鬼気せまるものがあります。特殊メイクもなしにワンカットでイブ・ホワイトからイブ・ブラックに人格が変わりますが、顔つきが変わってとても同一人物が演じているとは思えません。さらにラストでは、ジェーンという第三の人格まで出てくるのですから。女性版ジキルとハイドと言えば解りやすいですね。映画はジェーンが出現してハッピーエンドで終わりますが、「私はイヴ」という自伝を読むと、実際にはこの時点では全然治っておらず、その後20年近く様々な人格が出現したそうです。この本にはこの映画が制作された時の舞台裏も書かれていて興味深かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-19 18:03:08)
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