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コメント数 885
性別 女性

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1.  サンダーバード(1967)
ITCのスーパーマリオネーションは、この前に「スティングレイ」、この後にも「ジョー90」「キャプテン・スカーレット」などが作られましたが、人気・知名度からいってもジェリー・アンダーソン製作の人形劇シリーズを代表するのは、キャラやメカの設定が秀逸で夢のある「サンダーバード」。 南太平洋の孤島トレーシー・アイランドに秘密基地があるというのも大きな魅力でした。 2本の映画のうちでも1作目は予算も多かったとみえ贅沢な作りで、重厚な中に英国らしいユーモアがのぞく楽しい作品。 映画的なヴィジュアルを意識してか、ゼロ・エックス号を披露するシーンはバリー・グレイの音楽と共にハイライトの一つ。 国際救助隊(INTERNATIONAL RESCUE)の5人兄弟のうち、メインがスコット・バージル・アランにしぼられているのはテレビと同じで、ゴードンとジョンはやや脇役的。 末っ子アランの夢の場面は遊び心があり、スウィンギング・スターの名も60年代を感じさせます。 火星の岩蛇(ROCK SNAKE)は怪奇的でありながらどこかユーモラス。 2人の女性ミンミンはティンティン、英国貴族のエレガンスを漂わせるレディ・ぺネロープも正確にはペネロペでしょうか。 最後のマーチング・バンドによるテーマ演奏もイギリス的な響き。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-05 06:59:59)
2.  サン・ジャックへの道
女性監督コリーヌ・セローが描く、旅の一群。 遺産相続の条件を満たすための巡礼の道程は1500キロ、フランスからスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。 気丈な教師クララは神経質な長男ピエールと犬猿の仲、アル中の次男クロードは失業中。 彼らに加え人種も背景もちがう総勢9人のグループは、素晴らしい自然の中ひたすら目的地めざして歩く。 少しづつ生まれる家族のような連帯感が、余分なプライドを心から剥がしていく。 文盲の少年に教師魂をかきたてられるクララ、ノルマを果たしても仲間といたいピエール。 「キリスト教もイスラム教も同じようなものさ」 こんな気持ちのゆとりがあったら、宗教戦争なんておこらないのかもしれない。 「夢」はここだけフランスのエスプリという感じでシュール。 兄弟の歩み寄りもさりげなく、悲劇にも幸せへ通じる道がある。
[DVD(字幕)] 8点(2011-08-06 07:00:04)
3.  サラ・ムーンのミシシッピー・ワン
フランスのファッション・カメラマン、サラ・ムーンの幻想的な映像詩。モノクロをセピアにカラーリングした独特のテクスチャーは、ヴィヴァルディの響きとともに影のように深い印象を残す。母親の元から娘を連れ出す心を病んだ男。アレクサンドラは髪を切られ反抗しながら、やがて父親とも知らず心を寄せていく。男の飲む薬も病を癒すことはできないが、娘との日々が彼の壊れやすい心を支える。回転木馬、桟橋、石畳の舗道。男が運転する車は見知らぬ町を往く。少女が首から下げた映写機が男に寄り添う小さな彼女自身のように揺れる。眠るアレックス、笑うアレックス。多くを語らぬ男と聞きたがりの少女の旅は続く、ある日突然終局を迎える日まで。「踊りましょ」Viens danser avec moi・・・
[映画館(字幕)] 8点(2009-09-26 00:50:41)
4.  さらば青春の光
「トミー/Tommy」に続いてザ・フーのアルバム「四重人格」を映画化した作品。 この映画の苦味は強烈である。 フィル・ダニエルズはかつてのイギリスの労働者階級の若者「モッズ」を体現したせいで長きにわたって彼をこのイメージに縛りつけることとなった主人公ジミー。 スティング演じるエース・フェイスは地に堕とされるための偶像であり、ジミーに一時(いっとき)の快楽を与えるステフも彼をたぶらかす妖婦にすぎない。 冒頭で海からやってくるジミーは、最後にエースのヴェスパを駆ってブライトンの白い崖から体よく海に飛びこんだものの、無様にも陸に上がってきた姿なのだ。 永遠に繰り返される空虚な青春に冷え切る思いをしながら、その鮮烈さと鳴る音を今も忘れることができない。
[映画館(字幕)] 8点(2007-04-08 13:37:06)
5.  ザ・コミットメンツ 《ネタバレ》 
アラン・パーカーの青春を描く時のキビキビした味は、どうしたって「小さな恋のメロディ」や「フェーム」を思い出さずにはいられない。彼の生んだ子供たちはロンドンっ子であろうとニューヨーカーであろうとダブリン市民であろうと、体に同じ熱い血が流れる。変わりばえしない日常から抜け出し、自分を燃やす喜びを知ってゆくザ・コミットメンツとまとめ役のジミー。洗濯物がはためくバックヤードでも仲間がいれば歌える。ケンカばかりの毎日だけど、バンド・スタンドに立った彼らはひとつ。たとえ求めたものに届かずとも、あの時の音は彼らの心の底に鳴り続ける。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-08 15:43:11)
6.  ザ・フライ
濃いめの美男美女の悲劇的な愛を濃厚に描き、グロテスクではあっても見る者を強く惹きつけるクローネンバーグの怪作。オリジナルもSFとして面白いが、このリメイクでは恐ろしいモンスターでも中に心があるとないとでは全く違うことを見せたラストシーンに大きな価値がある。衝撃的な大変身に続く主人公セス最期の仕草は、思わず抱きしめたくなってしまうほどに切ない。
[映画館(字幕)] 8点(2006-01-29 18:41:09)
7.  サイン 《ネタバレ》 
シャマランは「アンブレイカブル」は「?」でしたが、これはそんなに悪いとは思えず。 ミステリー・サークルが題材としか知らずに見ましたが、子供を残して妻に先立たれたヘス牧師(メル・ギブソン)の途方にくれた様子が中学の時の父に重なり、母親を欠いて均衡を失った家庭の重苦しさというのはよく出ていたし、意識的にスケールを小さくして異常事態への対処が一家族の結束をよびさます作りが変わっていそう。 油断させておいてのエイリアンの出し方や、造形よりも聞いたことのないような不気味な効果音もきいてます。 妹アビゲイル・ブレスリンはまだ6才と小さいながら「お水」の演技は鋭敏な感覚を持つ少女らしく、「グラディエーター」後のホアキン・フェニックスは剣をバットに持ちかえて。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-06 07:00:01)
8.  ザ・セル
最初に見たターセム作品。 皮肉にも第1作が一番メジャーそうで、「マトリックス」+「羊たちの沈黙」といわれたりもしたけれど、猟奇サスペンスの形態をとりながら人間の脳内映像のイメージの豊かさで見せてしまう映画で、最初の二作は二面性あり。 広大な砂丘を白い衣装のジェニファー・ロペスが小さな点のように歩む冒頭から圧巻、砂漠は何もないのに美しい。 水際の広角度のカメラワークは、ジュネが「アメリ」で踏襲していましたが、映像派と呼ばれる方々はおたがい意識しあい影響しあっていそう。 猟奇色の強い前半はオゾイですが、後半はFBIのヴィンス・ヴォーンも活躍するし見応えあり。 1作目から重要な要素となっていた衣装の石岡瑛子さんを欠いての新作「セルフレス」はどうなるのか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-02 07:00:02)
9.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
ジェームズ・フランコもメジャー映画の主演級になってきた?(トリスタン…) でも真の主人公はチンパンジーのシーザー。 「キング・コング」でも演じたアンディ・サーキスの演技をパフォーマンス・キャプチャーで転写した彼は、類人猿でありながら人間でもあるよう。 時に知的な、時に哀しげなまなざしが彼と他の類人猿を区別しており、魅力的。(シーザーもイケメンに見えます) 本来の枠からはみだした者への虐待→反乱の構図はめずらしくはないものの、「猿の惑星」の原点となれば興味はおのずと。 シーザーの知能の発達要因が、ウィルの父親も患っているアルツハイマー病の新薬ALZ-112なのが今の時代を感じさせます。 舞台がサンフランシスコなのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジとレッドウッド国立公園を使いたかったようで、金門橋がアクション映画で使われるのは「007/美しき獲物たち」以来かもしれませんが、セットでなくCGに落としこんでいるので、自由自在なアングルでフルに使いこなしていて見応えあり、身を挺してリーダーを守るゴリラが感動的。 成長過程においても世界一の巨木セコイア(アメリカ杉)に登っていたシーザーが最後に再び、というのは彼らがいずれ世界を支配する隠喩なのでしょうか。 新人監督さんだそうですが、気負いなくコンパクトにまとまっている映画。 「インモータルズ」では巫女だったフリーダ・ピントも、インド系のしっとりとした美しさを見せていました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-06 07:00:02)
10.  最強のふたり 《ネタバレ》 
闇の中に白い半月が浮かびあがる。 ドリスの笑顔。 フィリップが求めていたもの。 他の介護人に替わったことでわかった、文字どおりかけがえ(掛け替え)のない存在のふたり。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-10 06:59:56)
11.  サンダーバード6号
映画的なゴージャス感のある前作よりシンプルでテレビシリーズに近い印象ですが、「サンダーバード」本来のハラハラ感はこちらの方がありそう。 出動シーンが省略され、オープニングもちがうので少し地味な気はしますが。 IRの頭脳ブレインズが大きくフィーチャーされた作品で、ジェフに依頼されたサンダーバード6号の試作品を作っては壊すのがもったいない。 一方で彼が開発した人工重力飛行船スカイシップ・1をめぐる陰謀が進行、ぺネロープも巻き込まれてしまいます。 彼女の声を録音するテープレコーダーや前作のトランジスタなど、今ではレトロなアイテムが使われるのもこのシリーズの興味深いところ。 サンダーバードよりも黄色い複葉機が活躍するのも特色で、アクロバティックな飛行が楽しめます。 サンダーバード6号のお披露目シーンは「やっぱり!」なのですが、なんともほほえましいラスト。 既存5機の中では2号が一番人気があり、輸送能力だけでなく発進シーンやズングリとした愛嬌のある生物的なフォルムに加え、渋いグリーンもきいてます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 06:59:57)
12.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
「21世紀の三銃士」らしい映画。 アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ合作ってすごくない? 国は違っても三銃士好きが多いのは、おフランスの気取りがないデュマの豪快な作風ゆえか。 原作を生かしつつ新しいアイディアも盛り込み、なかなかよく出来てるエンタメ作品。 ワル側にスター俳優が多く、マッツのロシュフォールってい~ね! 監督と「バイオハザード」で組むミレディ役ミラはデビュー20年たっても色香おとろえず、ヴァルツのリシュリューとオーリーのバッキンガム公は意外と普通だったかな。 ダルタニアン役のローガン・ラーマンは「パーシー・ジャクソン」の時は全然いいと思いませんでしたが長髪だと美少年風に、侍女コンスタンス(ボナシウ夫人ではなくフリー)と可愛いカップル。 マシュー「ダーシー」マクファディンのアトスはミレディとのからみがあるけど、アラミス、ポルトスはこれという見せ場がないのがちょい不満。 本来4人いる従者は恰幅のいいプランシェだけ。(人形劇しか見てない人はプランシェをサルだと思ってるんだけど、サルじゃないよ!) バカ殿っぽいルイ13世の不器用な愛と一生懸命流行を追う衣装もイジらしい。 ご自慢の飛行船は「空飛ぶパイレーツ」、「生きた船首像」はいいアイディア。 三銃士には必須!の殺陣もがんばってるし時間を感じさせない仕上り。 字幕の2Dでしたが、3Dだと空中戦は迫力ありそうでした。 最後のアレはお遊び、それともマジで続編?
[映画館(字幕)] 7点(2011-10-28 19:00:02)
13.  ザ・フー/アメイジング・ジャーニー
オリジナル・メンバーは2人しか残っていないザ・フー。 ヴォーカルとギターの「核」がいれば何とかやっていけるのだろう。 タイトルは彼らの長きに渡るバンド活動になぞらえているらしく映画にもなったコンセプト・アルバム「トミー」の曲から取られ、あれと「四重人格」(さらば青春の光)の2本の映画は、彼らがそれほどポピュラーではないこの国でも優れた音楽映画として認識されているはず。 「キッズ・アー・オールライト」(79)は未見だから比較はできないが、ロック・ドキュメンタリーとしてはオーソドックスな構成で、過去のライブ映像と現在の彼ら、U2やオアシスのコメントetc。 目立たない存在で堅実そうに見えたジョン・エントウィッスルを借金地獄から救うため活動した時期もあるという。 バンドは運命共同体でもあるか。 結構な年になってから金のためにツアーをこなさねばならないというのはどんな気分なものか。 その彼も今はいない、奇行で知られたキース・ムーンに続いて。 ピート・タウンゼントもスキャンダルがあったからご難続きだったはず。 それでもここまで続いたのだから、彼とロジャー・ダルトリーのどちらかが倒れるまでは断続的にでもやるのだろう。 SEE ME, FEEL ME…と歌う若きダルトリーは今の彼の息子のように若く、まだ髭のないタウンゼントが風車のように腕を振り回し飛び跳ねる。
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-09 07:00:05)
14.  サイドウェイ
売れない小説家マイルスの物語はちょっとシビア。 真面目なマイルスより身勝手なジャックが得をする理不尽。 マイルスも母親の誕生日には一応顔を出すけれど、出来合いの花束(バーコードつき)が彼のカサついた心をあらわす。 ポルノ雑誌の「新しい方」を買うのも古いのは持っていていつも買っているということ。 別れた妻への未練タラタラで仕事も順調とはいかず友人の挙動は最悪、と主人公を痛めつけるサディスティックさが辛辣。 ジアマッティの演技は巧いけれど彼だとリアルすぎて見ててツライ気がする。 エージェントから返事を聞いた後の暴挙は今までの鬱屈が爆発してヤケになったとはいえ、感じわるかった。 2人の女性も対照的でヴァージニア・マドセン演じるマヤは素敵、きれいであたたかく品があり。 「砂の惑星」(84)ではイルーラン王女だった彼女、この少しギスギスした世界で柔らかな光を放っていた。 リアリズムとロマンティシズムの融合が絶妙とはいかず過激で万人向きでもないけれど、あっさりめのラストが後味よし。 「苦あれば楽あり」
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-07 07:00:01)(良:1票)
15.  三銃士(1948) 《ネタバレ》 
ジーン・ケリーがダルタニアンを演じる48年版のウリは、ダンスで培った脚力を生かした軽快な殺陣でアクロバティックな身のこなしがお見事。 内容は比較的原典をなぞりつつ改変もあり、コンスタンスはボナシウの妻ではなく娘でダルとの恋に支障がないようにしつつ、清純なジューン・アリスンがありながら妖艶なラナ・ターナーのミレディにもよろめくダルも男。 ヴィンセント・プライス(若っ!)の狡猾リシュリューとは腹の探りあい。 当初の明るいムードが終盤では荘重に変わるのも、原作の連載小説らしい変移を踏襲してか。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-22 12:00:02)
16.  ザ・シークレット・サービス
ペーターゼンのもう一つの米国大統領関連映画。 「エアフォース・ワン」のような派手さはなくても、地味シブでそんなに悪くないと思うのだけど。 イーストウッド演じるハリガンがプレジデントの車に伴走して汗かいたり息が切れたり、風邪ひいたり昼寝したりと、ワザと肉体の衰えを見せてるのですね。 されど「老兵」は死なず消え去らず、拭いされない汚名や悔恨が心の奥に巣食う彼の、解任されても自分に課した任務を何としても果たしたい意地が熱い。 セクシーな捜査官リリー(レネ・ルッソ)がいるせいで相棒の存在が軽くなってしまった感じですが、アイスクリームの場面で彼女に「振り向け!」と念じてるのは男の可愛さ。 大統領役のジム・カーリーをあまり映さないのが巧く、犯人役マルコヴィッチの役作りはさすがと言うべきでしょうね。 彼の組立式銃が(007の黄金銃のように)時間かかるのが逆にスリリング。 この邦題はしかたないですが、原題がカッコイイ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-06 00:00:05)
17.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
正直、ストーンズ・ファンとはいえない。(彼らが長持ちしているのはカントリーのように変わらないロックをやっているからだと思う) けれども若々しく張りつめたミック、一挙手一投足にカッコよさをチラつかせるキース、永年少年のようなロン、ひとりだけ髪も染めず自然体で年相応なチャーリー、そしてブルース界の大御所バディ・ガイとチャーミングなクリスティーナ・アギレラ。当然だがビルはいない。チョコマカと顔をのぞかせ必死に仕切るべくスコセッシが喋り続ける。腕利きのカメラマンを集めたにしては、すべてのショットが画になっているとはいえないが、ファンだけが愉しむにはもったいない音と映像の2時間。
[映画館(字幕)] 7点(2009-05-05 06:08:21)
18.  サブウェイ
美しい女性が豪奢なドレスをまとって階段を降りてくる図というのは、常に壮観なもので女王降臨といった趣きだけれど、エレナ=イザベル・アジャーニであればさらにさらに。 この彼女はいつになく遠くない。 玉の輿女王の孤独な心のうちに忍び込む金髪のクリストファー・ランベールと、メトロの風変わりな住人たち。 ほとんどセンスだけで成り立っているようなこの作品で、将来を嘱望された若きリュック・ベッソンは期待どおりにフランス映画界の寵児となるが、以後の大ヒット作品群は少し違った方に行ってしまった感がしなくもない。 地下鉄構内という閉じた宝石箱の中で、色かたち様々なビジューたちが輝く。
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-22 17:59:43)
19.  ザ・フライ2/二世誕生
傑作「ザ・フライ」とは別物だが悪くはない。BTTFはイメージが合わず降ろされてしまったエリック・ストルツは同じSFでも憂いのある役柄だとしっくりくるし、ダフニ・ズーニガとの出会いもボーイ・ミーツ・ガール。恐ろしい遺伝子を内に秘める実験体マーティンは「スピーシーズ2」のイヴのモデルにもなった。泣かせどころは哀れな犬ちゃんが引き継ぎ、腹黒い養父との軋轢も加わって心は無垢な主人公を苛む。前作では一瞬しか見られない成体がラボ内部を力強く歩み、生きるための戦いを繰り広げる。
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-30 20:18:42)
20.  サスペリアPART2
アルジェント作品の中でも上位に位置すると思われる‘DEEP RED’。「欲望(66)」の売れっ子カメラマンD・ヘミングスが同じく巻き込まれ型の英国人ピアニストに扮し、アルジェント夫人ダリアといいコンビネーションを見せる(完全版は2人のラブコメ追加)。不名誉な邦題(近年サブタイトル追加)とは裏腹に、ホラーよりも素人探偵物としての面白さ。不気味な旋律や小道具も深く印象に刻まれる。執拗な残酷描写が玉に瑕。
[地上波(吹替)] 7点(2005-11-28 20:53:11)
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