21. 残菊物語(1939)
全編を通して哀しい物語。「雨月物語」や「山椒大夫」に通ずる、日本人というか人間の本質を捉えた映画だというのに、後期の作品群に比べて冗長で、緊張感のなさが感じられるのはどうしたことか。“1シーン1カット”という撮影方法や“長回し”シーンに圧倒されることもなく、セリフの聞き取れなさにイライラしながら見た。歌舞伎のシーンだけでも字幕があったらまだ良かった。お徳を理想の女性像としてとらえてしまった人は可哀想だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-07 12:41:39)(良:1票) |
22. ザッツ・エンタテインメント
ミュージカル音痴な私でもけっこう楽しめました。いいとこどりだけかと思ったら、意外とストーリー仕立てになっているんですね。私の好きな「雨に唄えば」の名シーンが二つも入っているので、4点献上します。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-26 19:40:38) |
23. サボタージュ(1936)
《ネタバレ》 良質のサスペンス。「Mの悲劇」ではないが、人間ほど恐ろしい存在はないとの印象。しかし、シンパシーを覚える登場人物、特に子供は殺すべきでないと思う。「死ぬまでに観たい映画1001本」のひとつ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-18 09:36:24) |
24. サルバドル/遥かなる日々
何てこった。観てていたたまれなくなる。ひたすら戦争の悲惨さをえぐりだしている映画。こんな暴力が暴力を生み、民衆が苦しんでいる国が、世界にはいまだに残っているのか。平和ボケした日本人には衝撃。ただし、エンターテインメントとして何一つ楽しめる映画ではない。ひたすら内容も重く、見る人を選ぶだろう。ただ一度は観ておいて損はないと思う。自分は二度と見たくないが。個人的に、リチャードボイルという人物は、口からでまかせばかりの面があり、あまり好きではない。 4点(2004-07-16 10:40:01) |
25. 櫻の園(1990)
女の子達の、支離滅裂でめまぐるしく変わる会話は、はっきりいって聞いていて苦痛(笑)。女子高のリアリティは出ていているが、積極的に見たい映画とは思えない。 4点(2004-02-29 19:11:01) |
26. サマーウォーズ
ほかの方も書かれていますが、紋切り型の住民に現実感のない脚本で、途中から苦笑してしまうレベル。 突拍子もない展開で、やたら不安感を煽ってくるような印象が強く、不快感すら覚えることも。 ところどころの"静"の描写はさすがに素晴らしいですが、全体的に製作者サイドの満足に終始している感が否めません。 同じ監督の時をかける少女やおおかみこどもの雨と雪が好きなだけに、がっかりしました。 [ビデオ(邦画)] 3点(2016-04-13 18:08:18) |
27. サラリーマンNEO 劇場版(笑)
わざわざ劇場にお金を払って見に行くほどではない。 「サラリーマンよ、リスクを恐れずに攻めていけ」というメッセージは良いが、テレビ版のような毒気は失せている。長編ドラマは時間が長く感じた。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-05-13 05:57:29) |
28. 再会の時
セリフが全然頭の中に入ってこないんですよ。登場人物は多いし、話も抽象的でわかりにくい。吹替盤がないので仕方がなく字幕で見ましたが、ものすごく時間がかかりました。ところどころ良さそうなエピソードがあるので、自分が彼らの年代になったらもう一度見るのもいいかもしれませんが、10年間はお腹が一杯です。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-09-14 13:30:15) |
29. サイン
よく分からん映画でした。三位一体を表す「青」の服装に代表されるように、深いメッセージが込められているんでしょうが、私にはそれが見ぬけず、終始退屈な映画でした。何年か経ってまた見直したら、もっと点数が上がるんでしょうか?? 3点(2004-10-15 11:36:03) |