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なにわ君さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2037
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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21.  サンダーバード(2004)
オリジナルの記憶はちっちゃい頃観たんであんまないんやけど、なんかサンダーバードって人形劇やったからおもろかったってイメージあるねん。子供がおもちゃ感覚で観れるってゆーか、登場人物たちもみんなGIジョー感覚とゆーか。だから実写でやってもサンダーバードの魅力まったく発揮せんやろーって思って、たいして期待せずに鑑賞したんやけど、俺としては、ごめん、大満足。確かにストーリーは善対悪で能天気に子供達ががんばるってゆうお約束ファミリームービーやねんけど、テンションは最初からノリノリやし、一応サンダーバード全機の勇士は観れたし(二号機に積まれてるメカで有名な奴もみれる)、ペネロープはかわいく決まってるし、チンチンじゃなくてティンティンとアランとファーマットのトリオは観ててグーニーズみたいなノリで楽しいし、ラストのアレンジされた曲もノリノリやし、とにかくなんか元気になれるってゆーか、肩こらずに観れるってゆーか、勢いあったなーって感じやねん。ただ期待してはったオリジナルのファンの方にはダメなんもなんとなくわかるで、だって最後の展開とか完全に人間のアクション映画になってもーてメカ関係なくなってて、細かい所とか多分オリジナルと少し違った設定にもなってるみたいやから。でも脚本とかアレでも、このノリは悪くないんじゃないやろかいな。俺は続編作ってもらって、もっと他の人やメカの活躍もこのハイテンションなノリで観てみたいと思うんで、パート1としておもしろいと断言しときます。いや実際おもろかってんもん。続編希望。俺ってかなり幼稚なんやろか。
10点(2004-11-16 03:55:01)
22.  ザ・ペスト
テレビ映画です。でも外国のテレビ映画って意外と本格的に作られたりしてて、へたな普通の映画よりおもしろかったりするので、あなどれません。んで、この映画のできはどーかとゆーと、災害パニック映画が見たくてB級でもいーやと妥協して観た俺の心を軽く裏切ってくれました。もちろんいい意味で。映画はその名の通り、今の時代にペストが発生し街は閉鎖されてしまう、その閉鎖された街の中での人間ドラマを描いた疫病パニック映画です。三時間もある大作ですがDVDなら前編と後編をわけて観れるので、二日にわたって観れたりもできます。ただ俺は一挙に観ても全然退屈ではなかったです。とは言っても最初はやたらネズミをクローズアップしたり、胡散臭い神父(失礼)や奥さんに逃げられた医者がでてきたり、ちょっとB級っぽいサスペンスチックなその淡々とした展開に、正直、テンションはさがりました。有名な俳優もでてないし。でも、中盤(前編の後半)から後編にかけては、なぜかすっかりこの映画にのめり込んでしまいました。主要人物といえど容赦なく疫病にかかり、街は閉鎖され、人々は隔離される。街から逃げる者は撃たれ、そして街はドンドン、スラム化していく。合間に挟まれる毒舌DJの放送がまたいい味をだしてます。でも、これは単なる疫病パニック映画ではない感じもします。普段は見て見ぬふりをし、弱者を見捨ててきた罪をないがしろにして、自分に不幸が訪れた時だけ神に救いを求める人々に怒りをあらわにする神父なども描き人間のエゴなんかもきっちり表現されてます。そして、その後の展開も予想外、現実と同じように、そこに救いはないのです。この先、どーなるねやろ?って思って見てると、救いは意外なところからもたらせれました。まー、そのへんはご都合主義と思えるかもしれません。けど、この映画を観終わった後はなんともいえぬ開放感がありました。そして、泣けました。オススメです。
10点(2004-10-15 10:51:30)
23.  39 刑法第三十九条
予告とかを観て、「どーせありきたりの二重人格の映画やろ」って思って、対して期待せずに観てみたら、これが、かなりはまったわ。まず雰囲気からして、全体的になんかどっかおかしい狂ってる感が出てて、不気味で引き込まれた。そして、謎がまた気になり、ドンドン先を観たくなる。最後のオチも息を呑んで観てた(特に裸の裁判官とか、あのセンス、かなりビビッた)。映画的にかなり観ごたえのある感じでした。堤真一は劇団出身な役者さんやねんけど、魅力あると思う。
10点(2004-09-17 22:08:17)(良:1票)
24.  ザ・フライ
これは小さい頃に一回しか観てないねんけど、いまだに違うものへと変貌する恐怖感が残ってるトラウマ映画。ハエになるって感じが嫌なくらい伝わってきて、しかもその頃の俺はクローネンバーグのネバネバに耐性がなかったから、気持ちわるくて、かなり鍛えられました。今でも鮮烈にイメージが残ってるあたり、映画としてはすごいんやろね。リメイク前のやつはちょっと前に観たけど、これは映画の世界ではめずらしく、成功したリメイクなんちゃうかな。ちなみに2も観たけど、これにはかなわんけど、よく出来てる方やと思う。 
10点(2004-09-17 15:18:48)
25.  殺人の追憶
今まで観た韓国映画の中で一番すごい映画(あんまり観てないけど韓国映画)。未解決のまま終わるのに、ある意味、シリキレトンボで終わるのに、普通なら観終わった後、なんか中途半端でイマイチとか感じたりするんやけど、この映画はそんな解決してないという釈然としない気持ちさえも吹き飛ばしてしまうくらいの戦慄を感じた。しかも犯人を映画の中でまったく特定しない。なのにこれほど引き込まれるたんはなんでやろ?それは緊迫感をもりあげる音楽とか、実話をもとにってのとか、途中にあるドキッとしたり、背筋がゾクゾクするシーンがうまいってのもあるかもしれないんやけど、それだけじゃないんやろな。似たような映画は他にもあるねんけど、この雰囲気(昔の田舎の怖さ)、あの犯人が襲うシーン、怖すぎです。昔の韓国の田舎の警察ってものを飄々と冷静に演出するその感覚も引き込まれた要因かも。ずさんな捜査、捏造、被疑者への暴行、多分、観客のほとんどが、刑事ってこんなレベル低かったっけ?という疑問を抱かずにはいられなくなるはず。そら犯人つかまらんって。でも科学捜査が発達したアメリカの犯人との頭脳戦みたいな映画を観てると、こーゆうのほんと新鮮に感じる。そしてそこに時代的な匂いも感じる。それを盛り上げる演出のレベルも結構高いように思う。そしてあのラストの今でも犯人は普通の顔して普通に生きてるというなんともいえない不気味さ。観た後、かなり後ひきました。
10点(2004-09-15 16:20:59)(良:3票)
26.  サブウェイ・パニック
ここの平均点が何気に高いんで観てみたら、おもろいやん。まー、昔の映画独特の雰囲気なんで、ダメな人はダメかもしれへん。どこかドキュメンタリー風というか、こうなんかパッとせんというか、「ジャッカルの日」っぽい雰囲気かな。こっちはもうちょっとテンポはいいと思うけど。あと主人公とか一応決まってるんやけど、視点が犯人側に移ったりと色々飛ぶんで、特定の人に感情移入はしにくいねん。でも、だから結末がわりとどーなるかわからんっていうのもあるから、俺は結構のめり込んで観てもーた。お金運ぶとことかドキドキしたし。全体的なあっさり感も一気に観れて好きやわ。後↓のジャンさんも書いておれれますが、音楽がいいねん。なんか、ファンキーでかっこいい。そして、ラスト。あんなユーモラスでインパクトがあってしかも変なラスト、あんまり他に知らんわ。あそこの映像だけポスターにして部屋に飾りたい。そんなラスト。気になる人は観てな~。
10点(2004-08-27 03:29:24)(良:1票)
27.  サルート・オブ・ザ・ジャガー
これはおもしろかった。なんかレビューが二人しかいないのはちょっと寂しいす(やましんの巻さん、ども)。やっぱB級だからかな。かっちょよさはA級やったけど。まるでマッドマックス2のような世界(いや、もっと荒廃してるかな)で描かれるスポ根も のかな(スポーツというにはかなり過激やけど)。雰囲気といい、衣装といい、そして それぞれのキャラの外見といい(傷だらけ)、かなりいい感じ。一人の夢見る女戦士との出会いをきっかけにかつての栄光の場所でもう一度戦う決心をする男の話なんやけど、それを押し付けがましく描がかず、あくまでストイックに、シンプルにテンポよく見せてくれるので全然退屈ちゃうかった。それと、この手の映画によくある、めちゃくちゃ盛り上げて感動って感じがない。だけどジョアンの戦う時の希望ある瞳と、ルトガーのかっちょよさにしびれてなぜか俺には泣ける映画やった。【追記】やましんの巻さん、二人しかいないっすけど、よろしくでっす。後、この映画dvdなら購入可能みたいです(ただ上映時間がビデオと若干違うのが気になりますが)【追追記】ども~。映画の奴隷さま~。なんか秘密の小部屋状態ですけど。LD持ってるんですか~。いーな~。ちなみにDVDはなんか日本語吹替え入ってないみたいです~。買うかどーか悩んでます。
[映画館(字幕)] 10点(2004-05-22 00:11:54)(良:3票)
28.  サクリファイス
友達に薦められて観たんやけど、タルコフスキーという監督についてはそんなに知らんかった。ただ眠くなる映画が多く、映像詩人と言われるような映画を撮る人くらいしか知識がなく、この映画を観るときも、まー寝てもうてもいっかーみたいな軽いノリで観た。静かな映画かなーって思い、ボーっと観ようと思ったのが大間違いで、最初から役者がしゃべるしゃべる、しかもその言葉が哲学っぽく、頭の回転をフルにして集中しなついていけない。当然眠くなる暇もなかった。でも中盤は、やはりちょっとウトウトしかけるんやけど。だがしかし、その時、眠気を吹っ飛ばすよーな展開が。俺はこの映画まったくストーリー知らんかったので、びっくりした。えー、こんな映画やったの~?って感じで、その後の展開もびっくりしまくり。そしてラストを観て愕然となった。ショックをうけてもーた。今まで映画を単なる娯楽としてしか捉えてなかっただけに、自分がヤバイと思ってもーた。この世界にはまってしまいそーで、しかもはまったら、もはや以前のように映画を観れなくなるんじゃないかとあせった。おそらく、これを観た時の精神状態も関係してると思う。元々、色々深く悩んでストレスをためるタイプなんやけど、ちょっとストレスためすぎて自分を見失ってた状態やったから。正直少し救われた。いや、違う世界観を見せられて中和された感じかな。個人と世界の関係、自分を救う手段、そーいう事を考えずにはいられなくなった。そして改めて題名を見返した。「自己犠牲」。俺らが忘れかけてる大切な感覚があっとうてきな映像美とともにそこにあるような。以前同じ監督の「僕の村は戦場だった」という映画を観た時は、なんとも感じひんかったけど、なんなんやろこの映画のパワー。言葉じゃ説明できない一つの表現。レビューすることじたい、陳腐に思える(と言いつつしてるけど)。そんな映画かな。また観たい。今度は映像の方をもっと楽しむくらい余裕もって。
10点(2004-05-07 15:11:51)
29.  サイコ(1960)
今更やけど、最近、初めて観た。ごめんヒッチコック馬鹿にしてた。今の目から観てもこれ十分おもろいやん。音楽もすごいしドキドキするし映像の撮り方もうまい(特にノーマンを下から撮るとこ怖すぎ)、でもやっぱ展開がおもしろすぎる。俺、オチ知ってたけど、それでも映画にのめり込んでもーたわ。今の時代で色々模倣されてる映画観まくってる俺でも怖おもしろく感じるほどやから、当時、映画館でこれ観た人はかなりショックうけたんやろね。だから名作として残ってるんやろーけど。とにかくヒッチコックのすごさがよくわかったわ。単なるでっぷりしたおっさんちゃうかってんな。
10点(2004-04-17 23:12:22)
30.  残酷で異常 《ネタバレ》 
アマプラで鑑賞。やばそうなタイトルとパッケージの画像。主人公がそっち系の感じだし、突然、変な部屋にワープさせられ、自分の罪を認めろとか責められるし、自分の日常がループしてるしで、最初は妄想系でサイコ系の鬱的な話なんやとか思って観てました。正直、映画の中間くらいまでは、気持ち悪い映画の感じはありました。だけど、中盤あたりから、なんか違うと思えてきて、これ、どーなるの?って観てたら、後半の展開で、え?そーゆう映画だったの?となっちゃいました。最後に主人公の印象がガラッて変わったんだけど、映画のジャンルもガラって変わっちゃう印象。相手の立場になって考えるってのを確実に理解させるために、ほんまに相手になってもらうってのは、中々、地獄もイキなことします。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-31 01:19:26)
31.  THE BATMAN-ザ・バットマン- 《ネタバレ》 
ドクターストレンジ最新作ではヒーローモノでホラーをやり、こちらはヒーローモノでサイコサスペンスをやってます。ヒーローモノとこういったジャンルとの融合は、今までそんな観たことなく、最近のトレンディーなのかな。僕はサイコサスペンス系は好きなので、長くゆったりしたテンポですが、全然、退屈ではなかったです。最後はヒーローモノとして、ちゃんと盛り上がる展開になってるし。ちなみに、エンドクレジットに仕掛けがあり、そこでリドラーの謎を解くと、映画でカットされたシーンを観ることができるらしいのですが、検索すれば今では普通に観れて、そこには、この映画で最後にリドラーに話しかけた人物が登場し、バットマンと会話しています。バットマンはリドラーの手がかりを追うために、その人物に面会してるってシーンです。そして、この映画は例のごとく3部作が想定されており、次回作には、その人物がヴィランとして登場するかもってゆう匂わせが、そこかしこに。ま、お馴染みのヴィランなんですけど。次回作は、いったいどんなテイストで見せるてくるのか、楽しみではあります。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-06-27 10:52:23)
32.  殺人漫画 《ネタバレ》 
題名そのままのストーリーがまず展開される。ホラー漫画で描いた通りの出来事が次々起こる。漫画で描かれた通りの構図で、漫画で描かれた通りの反応をしてしまい、漫画で描かれた通りの死に方をする。で、刑事がその漫画家を事情聴取って感じ。この刑事がまた変なキャラで有能やねんけどメチャ軽いノリやねん、その部下も軽いノリ。なんでこんなキャラやねんと思っていたら、それがちょっとした伏線にもなってたりもする。あと、ホラー漫画で描かれた事が実際に起こるってのは現実では起こりえないので、真相には当然、超自然的な事が関係してくるねんけど、その仕組みもわりとよく出来ていて、妙に納得できました。ちなみに、劇中、たまに映像が漫画になったり、漫画からリアルな映像になったりするシーンが何回あって、これが観てて癖になるってゆーか、視覚的に楽しませてくれました。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-09 00:28:28)(良:1票)
33.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 
突然、日本中の電気類が一切使えなくなり(電池も)、東京に住む1つの家族が嫁さんの実家(鹿児島)まで、自転車で旅するパニックロードムービー。最初はちょっと不便なだけと思い、お気軽気分やったのが、徐々に深刻になっていくあたりは、最初はすぐ終わると思っていたコロナ禍が全然収まらないのになんとなく似てます。サバイバル部分も、ちょっとした遠足気分だったのが、だんだんハードモード。結構、リアルに描いてる方だとは思うのですが、こーゆう世界になってしまった時の、人間のドス黒い部分はわりとマイルドな表現なので、変に心がしんどくならず、気軽に観やすかったです。でも、どこかスットボケた雰囲気なんだけど、よくよく考えたら怖い部分もあり、それなりに緊張感もあって僕は楽しめた方かな。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-21 21:30:45)
34.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 
よくある、いい顔して近づいてくる奴が怖い奴だったゆうホラーかなと思っていたら、途中から、とまどうやん。オレのこの心の置き場所に、とまどうやん。そしたら、あるオチが頭をよぎって、なんやろ、誰にも感情移入できないのに、このドキドキする感じ。エグイ場面がバーンってあるわけじゃなく、ちょっと嫌なことが淡々と続くだけのドラマなんだけど、退屈ではなく、先が気になる映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-03-18 20:30:15)
35.  PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian
サイコパスシーズン2の須郷徹平とゆうキャラに焦点を当てたお話。過去を振り返るストーリーになっていて、シーズン1のキャラの久しぶりの活躍が見れるので、それだけで僕なんかはテンション上がっちゃいます。物語自体も面白く、やっぱこーゆうのもっと観たいなー。
[インターネット(邦画)] 7点(2019-10-31 21:47:34)
36.  サウルの息子 《ネタバレ》 
ホロコーストの映画は沢山ありますが、この映画はその中でもかなり異色であります。映像はほとんど主役の背中越しからの映像になっております。主役は強制収容所に入れられたユダヤ人ですが、ゾンダーコマンドとゆう役職を与えられています。この役職を与えられた者は、恐ろしいことに、同胞を処刑場に案内したり、死体処理をさせられる、狂気の仕事をさせられ、そして、やがて彼らも口封じのために処刑される運命となっています。つまり、主役の周りは常に地獄絵図のような光景となっているのです。それは、主役の背中越しから、画面の端に一瞬チラッとしか見えません。しかし、そこには確実に、おぞましい風景があることは、この映画全体からちゃんと伝わってくるのです。見せてはいけないものをちゃんと見せずに、主役がどんな場所にいるかが手に取るようにわかるこの表現方法が、この映画が、他のホロコースト系の映画と違う所です。まともな神経じゃ生きていけない事がすごくよくわかります。わかりすぎて、僕は、映画が始まってまもなくして、感情移入が逆にできなくなっていました。これは、恐らく、僕の中の防衛本能がそうさせたかもしれません。普通に映画の世界に入り込んじゃうと、まともな神経じゃいられなくなりそうなくらい、やばい臨場感。人によってはずっと画面の真ん中に主役の背中がある映像なので、周りで何が起こってるかはっきりわからずイライラしたり、退屈になったりするかもしれまん。でも、この周りの状況がほとんどわからないのが、恐らく主役の精神状態を表しているのかもしれません。主役は、この状況で、ただただ、ある目的のために行動します。半分は狂ってるんだと思います。でも、完全に狂ってしまうギリギリのラインを守るために、その行動をしてるように思えるのです。とにかく、僕はある程度の距離感をもって映画を観てしまいました。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-10-08 05:57:37)(良:1票)
37.  残穢 -住んではいけない部屋-
ホラー映画、特に邦画には一つの黄金パターンがあります。怪異が起こる→その怪異の謎を探索→根源が明らかとなり、それをもって怪異と対峙する。有名な「リング」もこのパターンであり、僕はこのパターンが結構好きであります。びっくり箱のような演出で瞬間的なドッキリも悪くはないんですけど、謎を追っていくうちに明らかになるエピソード自体が不気味であり、すぐ怖いってゆーより、観てるうちに背筋がゾゾゾとしてくる。そんな怖さにはあとを引く印象があります。この映画は、その黄金パターンである探索型のホラーであり、その怪異の謎を探索する部分に非常にウェイトがおかれております。だもんで、怪異がドカドカ起こるホラーを求める方には、若干、退屈かもしれません。怪異は、ごくわずかに抑えられてあります。しかし探索で明らかになるエピソード自体が結構不気味であり、量も多く、再現映像もいい感じな雰囲気が出ており、さらに探索自体もテンポよく、こちらの謎を知りたい興味を持続させてくれて、最後まで飽きることなく楽しめました。ある謎を調べたら、さらに奥に別の謎があり、またさらに別の謎とドンドン深みにはまっていき、しかも、伏線で別の謎と謎がつながっているなど、よくある謎解きの王道ですが、それがしっかり出来ていて、次の謎へとつながるヒントの提示の仕方も、わりとスムーズで観ていて心地よかったです。竹内結子の変にビビらない淡々としたキャラも、この映画とマッチしていて、僕は好印象です。特に奇をてらったホラーではないので、まー、よくあるホラーだけど、ちゃんとしてるってゆう程度の期待度で観れば楽しめるかもしれません。
[DVD(邦画)] 7点(2016-06-17 02:50:08)(良:1票)
38.  殺人ワークショップ 《ネタバレ》 
誰かを殺したいと思ってる人を集めて目標を確実に殺すために開かれる合宿形式の実践型殺人ワークショップの開講から終了までを描いた映画。冒頭のヒロインがDVを受けるとこからして、結構リアルで、人の嫌な部分をまざまざと見せつけれます。ワークショップの内容も細かく描写され、ほんとにありそうです。講師の男は白石監督作品に度々登場する江野とゆうキャラ。大阪弁で淡々と真剣に時には激高して教えるその姿が、妙に味があって、ワークショップを観てるこっちも引き込まれていきます。受講生役のみなさんも、素人っぽく変にオーラが出てない所が逆に味があっておもしろく、誰でもいいから殺したいってゆう奴が一人いるんですが、彼のキャラは特によかったです。講師に怒られながら、自分は犬や猫は毒殺で殺してたが、本番ではうまくナイフでやるって言い訳する所なんて、ちょーリアルでした。なんてゆーのかな、例えば、料理教室で料理したことがあるっていった人が、大根切るのがちょー下手くそで、先生に、お前料理したことあるってゆーてたやんけってボロカスに怒られ、いや、目玉焼きを作ったことがあって、それはうまく出来てましたって必死に言い訳する感じに似てるかな。あと、実際に殺人しにいくとこは意外にドキドキしたし、相手役のチンピラ達もいい感じに嫌な感じでハマってました。白石監督の作品にはいつも生きることの覚悟と全力で生きるってテーマが根底に隠れているような気がするのですが、この作品にも微妙にそれは感じられたかな。ただ、題材が「殺人ワークショップ」ってゆう善も悪も道徳観も社会常識もないものなので、そのへんが面白さに影響する方には、これ、何がおもしろいの?って感じになるかもしれません。あと、ほとんどがワークショップの内容を真面目に淡々と展開させているだけなので、そのへんも好みがわかれそうです。
[DVD(邦画)] 7点(2016-02-24 09:41:50)(良:1票)
39.  ザ・ウォード/監禁病棟 《ネタバレ》 
所々におかしな点がポンポンあって、なんか違和感がずっとあって、こりゃ単なる幽霊ものじゃないな感が半端なく、たぶん、こーじゃねーかなーって心のどっかで思えば、まさに、それな映画でした。幽霊なのに力ずくで攻めてくるあたりが、やっぱアメリカ。メガネっ子のいなくなるシーンは思いっきりミスリードさせてくれて、させすぎてつじつまがあわないってゆーか、あっこのシーン、誰目線なの?と色々書きましたが、オチを期待しなきゃ、雰囲気は悪くなく、結構、暇つぶし的に楽しめました。やっぱ僕は精神病院とホラーって設定が好きなんですねー。
[DVD(字幕)] 7点(2015-11-15 04:13:52)
40.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 
数年前、インフルエンザの薬の副作用で自殺者が出たニュースがあった。確かタミフルだったと思う。ニュースは一大センセーショナルを巻き起こし、タミフル=危険と人々の頭に印象づけた。一方、世の中には、何でも病気のせいにする風潮が蔓延している。特に一部の精神病医なんかは、気に入らない者に病名をつけたりして、それだけで世間がもつ印象が悪くなるから、病気とゆうレッテルをはったモン勝ちみたいな。そーいえば、黒いメガネだったかな。まさかゼタ=ジョーンズのキャラの外観はそっからヒント得た?んなわけないか。目に見えない症状だからこそ、精神科医は普通の医者よりも大変だと思うのだけど、精神科医を抱き込めば、こーゆうこと、できそうと思えちゃうことが怖い。副作用と精神病とゆうキーワードを結びつけた面白い映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-08-03 17:19:01)(良:1票)
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