21. SAYURI
日本の美しさを大切にして下さっていると、とても嬉しくなりました。 ロブ・マーシャル監督のこだわりの映像が実に美しい。 そして女優さんたちの迫真の演技とも相まって、ぐいぐいと引き込まれました。 私はミッシェル・ヨーさんのファンですが、本作でも本領発揮です。カッコいい~! そしてコン・リーさんのキレっぷり、ここまでやれるのは流石です(尊敬) マーシャル監督は女の戦い、女の本性を描くのが実に上手い。 長年女をやっているので、「こういうことあるある~。」と頷くことしきりでした。 不満と言えば・・私の観た時間は字幕版しかなく、「どうして渡辺謙さんと日本の子が話すのを英語で聞かねばならんの?」とは思いました。 芸者のお話しなのですから、DVDが出たら日本語で聞きたい。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-13 20:30:23) |
22. 殺戮職人芝刈男
ウワサのアルバトロス作品、題名とはウラハラの大笑いの作品でした。 ゆる~くてバカバカしくて、とってもチープ。 けっこう楽しかったです♪ なにせ全然怖くないどころか、呆然とさせられる面白さなので(爆) 「おいおい、それは無理があるよ~。」と突っ込みながら笑えました。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-08 22:53:55) |
23. サンセット大通り
DVDのパッケージの写真と題名から、もっと華やかなお話しかと思いました。 いやはや~!これほどまでにおどろおどろしいとは。 良い意味で裏切られ、ノーマとマックス(執事)の鬼気迫る演技に圧倒されました。 あちこちの映画評で読みましたが、グロリア・スワンソンさんの本当のデミル監督作品「男性と女性」を観てみたい。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-09 20:33:21) |
24. サンダーパンツ!
《ネタバレ》 ルパート・グリント君が出ているから・・と笑うつもりで観たのです。 ところが思いがけず、子供が本当の姿で描かれ、嘘いつわりの無い友情物語に胸がじ~んとしました。 大人が真剣勝負で作っている姿勢も良い。 ポール・ジアマッティさんって、相手が子供であろうとラッセル・クロウさんであろうと、分け隔てなく演じられる方なのですね。 そういう意気込みって好きだなぁ~。 ぐるぐるさんのおっしゃるとおり、この作品に感動できる人とお友達になりたいと思いました。 ちなみにウチの子も○○○凄いのです。 車の中ですと死にそうになるぐらい・・(ホントに) 穴の開いた宇宙服で世の役に立たせましょう(爆) [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-16 16:17:02)(良:1票) |
25. ザ・インタープリター
《ネタバレ》 派手さはないものの、国連を真正面から捉え取り組み、真剣に語ってくれた。 この誠実なお話しを、大いに評価したいと思います。 ショーン・ペンさんのクセのある演技はちょっと苦手でしたが、本作の誠実さで良いイメージが出来ました。 ニコールさんとの白熱のやり取り、さすが名優同士! 何かを隠してる?陰を感じさせる面持ちには、ついつい釣り込まれました。 「アフリカのことなど、誰も気にしないよ。」 (ビデオ等で確認していませんので、セリフを間違えているかもしれません。) 思わずハッとさせられた、このくだり。 私たちが無関心で通り過ぎていることを、この映画は思い出させてくれたと思います。 楽しめた娯楽作品で、ホラホラ!と気付かせてくれる。 私にとって、めぐり会えて良かった秀作。 [映画館(字幕)] 8点(2005-07-03 21:53:33) |
26. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
脚本が良い、セリフが笑えるアドベンチャーって、この頃なかったのです。 いや~!マシュー・マコノヒーさんとスティーブ・ザーンさんの掛け合い、実に楽しかった。 選ばれた言葉で上手く語られたお話は、大好き♪ お話しはご都合主義ですが、それはお決まりって事で。 [映画館(字幕)] 8点(2005-06-16 20:06:21)(良:1票) |
27. サマリア
《ネタバレ》 二週間足らずで撮影したという本作、女子高校生の若さと相まって、軽やかに駆け抜けるイメージを受けました。 『魚と寝る女』や『悪い男』の息苦しさとは違い、「これはフルショット映画です。」との監督の弁のとおり、少し遠くから眺めることが出来ました。 キム・ギドク監督の描く女性は、かつて見たことがない人が多かったです。 ところが本作では韓国のフツウの女子高生(多分)が、等身大で登場です。 そのフツウの子をどう動かすのか? 監督の思惑に期待しながら、観続けました。 題名のサマリアはキリスト教の言葉だそうです。 サマリアの女は罪深きまま、キリストを信じたのだそうです。 人は清らかなままいられない。 汚れたまま、そのままで生きていく。 監督自身もクリスチャンだそうですが、罪とは何か?罪の意識とは? 多くを考えさせてくれた、この作品です。 さりげない風景も、キム・ギドク監督が撮ると芸術性の高い画面になるのですね。 やっぱり天才! この作品でも水(河原)が印象的でした。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-04 20:02:54) |