81. ザ・プラマー/恐怖の訪問者
《ネタバレ》 1980年の作品。当時、こんなに古臭かったかなぁ… リアルタイムでその頃青春してた年代としては、なんともレトロな感じがショックと言うか、自分もこの時代を生きた人間なんだなぁ、などと複雑な心境になったりして。 ま、そんな感傷はともかくとして、シチュエーションとしてはかなり恐い作品なんだけれども、もはやこの程度の恐怖感では恐くなくなってしまっている今日この頃。ヒロインのあまりの無防備さ加減に辟易し、夫の言動と行動にも呆れ返り、どうにもこうにも感情移入不能。表現したいのは「人間の本質」というか「内に秘めた狂暴さ」というか、何となく理解は出来るものの、あまりにあっけらかんとエンディングを迎えるシンプルさが拍子抜けでした。 と言う訳で、繰り返しになるけれども、1980年という時代のあまりのレトロ感に愕然としたというあたりがこの作品を観ての収穫でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-30 20:48:15) |
82. 最恐絶頂計画(OV)
《ネタバレ》 これは難しい。面白くないとは言い切れず、さりとて面白いとも言えず… B級ホラーの制作会社が自社の社名を題名に作った自虐作品なのだけれど、変則的なオムニバスもの(メインが1話、劇中に2話)という構成がユニークで、また、なんともレトロな味わいの絵面に結構ハマります。どうにもクサイ芝居に、あまりに怪しい登場人物。これって結構良く出来てます。ちなみに、意味もなく裸身を散りばめたりするから妙な邦題を付けられちゃってますけど、当然のことながら(?)、本家「最終絶叫」シリーズとは全くもって無関係。パロディものとも言えません。 で、どの辺が捨てがたいかと言えば、まず、メインストーリーでは主人公がチェーンソー振り回してゾンビを追い掛け回すとこなんかイイですね。劇中1話目のSFコメディ(?)に出て来るチープなトランスフォーマー(?)もいい。劇中2話めのエロティック・ホラーは、ネタ的に結構面白かったりもするし、夢のシーンの色使いが良い感じ。 しかし、それにしても「Shock-O-Rama cinema」という制作会社。同社の他作品は予告編しか見たことないけれど、強烈なB級ラインナップですな。これで経営が成り立つのだから、アメリカ映画界はまだまだ懐が深いのかなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2011-05-29 02:33:21) |
83. サークル(2010)
《ネタバレ》 ありがちですね~、新鮮味がないです。冒頭の殺人シーンも、どこかで見たようであって、さほど衝撃的じゃあない。ホントだったらかなり衝撃的なシーンのはずなんだけど、何故か綺麗にまとめちゃってる。 それでもって、ドンデン返しがドンデン返しになってない。てか、先読み出来ちゃいますよ。 なんだか続編でも作りたいのかっていうエンディングだし、こりゃダメです。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-20 20:04:49) |
84. ザ・セル2<OV>
《ネタバレ》 一応最後まで観る気にはなりますけれど、観た後、全く印象にも記憶にも残らない作品。観てから少し経って、今このレビューを書いているのですが、自分が記憶喪失になったのかとでも思ってしまうほど記憶に残らない。これもマヤの超能力? 続編を標榜するのなら、少しは考えましょうね、制作者の皆さん。だって、全然違うじゃん! [DVD(字幕)] 4点(2010-03-14 10:42:26) |
85. ザ・サイン
ストーリーは、全く目新しくないです。なんだか一昔前の感じ。ひとつひとつ、あるいは一人ひとりの素材的には、結構面白くなりそうなんだけど、結局上手く結びつけられなかった。惜しいと言うか、何と言うか… 複雑。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-06 23:21:29) |
86. サウンド・オブ・サンダー
これ、いつも行くレンタル屋さんで結構借りられてたんですよ。新作のうちからね。ただ、パッケージのあらすじ読んで(予備知識なかったもんで…)、ちょっと危険かなって思ったんで旧作になるまで待ってました。でも、旧作になってからも意外と借りられてて、思いっきり期待して満を持して借りてきたんですよ。それなのに、それなのに… もう、皆さんがいろいろ書いてくれてるから敢えて書くこともないです。あまりに使い古されたストーリー、お約束だらけのご都合主義、確信犯的とも思わされてしまうチープ映像などなど。一体全体、レンタル屋さんでこれを先を競って借りてた人たちは、知ってて借りたんでしょうかね?もう、人を信じないぞ! [DVD(字幕)] 4点(2007-01-03 00:48:18)(笑:3票) |
87. THE KISEI 寄生
全編を通して雰囲気は悪くないんですけどね~、何にせよストーリーに新鮮味がない。突っ込みどころは大いにあるし、謎も途中で判っちゃうし、なんたって恐くない。やっぱホラーは恐くなくっちゃね。イ・ウンジュの可愛さに免じてオマケの4点献上。ちなみに、ラストシーンはちょっと意味深。そこから想像を膨らませると、もっと違う展開も出来たんじゃないかなぁ? [DVD(字幕)] 4点(2006-02-20 23:18:07) |
88. ザ・クラフト
細部はかなり丁寧に作られているオカルト映画だと思います。ただ、全体を通して観ると、今ひとつインパクトに欠ける。それは公開当時に観ていなかった(今回の地上波が初見)からだとも思えるのですが、どうしても中途半端な感が否めません。主人公たちの設定は良い(青春ドラマとしても十分)のだけれど、肝心のストーリー展開がストレート過ぎて面白味に欠ける。説明不足なところも多々あるし、欲張りすぎの感もある。かと言って、上映時間を伸ばせば良いという感じでもないし。エンディングも無難に過ぎた感じがしますね。消化不良の一本でした。 4点(2004-12-16 00:52:25) |
89. サメデター
《ネタバレ》 原題のひとつ「頂点捕食者」というのが本作のテーマに通じるようです。捕食行動をサメ目線で表現したかったのじゃないかと。あくまでも海の頂点捕食者はサメ。人間はそれを理解していない、みたいな。(この後は批判的に書きますが、基本的に本作のような作品を支持していますので誤解なきようお願いします) けれども、観終わってみれば何とも意味不明な作品。冒頭の妙に長い、と言うか長すぎるダイビングシーンから嫌な予感が…。さりとて、続くビーチではいきなりのサービスカットでそれを忘れさせ、タイトルバックのヘビメタが「お、これは期待していいのか?」と思わせてくれたものの、そこまででした。 75分という短かめの尺なのに、つなぎ的なカットが長いことしきり。それで押されてしまったのか肝心のサメシーンはかなり少な目。登場しても泳ぐばかりで大口開けた捕食シーンは2カットぐらいかな、いやそのうち一つは魚を捕食してるし。 サイドストーリー的に進行するレジャー施設オープニングセレモニーは、机上論ばかりでパーティも施設も登場することなし。強気の腹黒そうな経営者はいきなりお亡くなり。男コンビと女コンビの二組の賑やかし出演者は只管滑り続ける。 極めつけはラストシーン。謎の爆発、大怪獣出現?そして出演者のお顔付きの長~いエンドロール。最後の最後に監督?の口元の大アップ。意味不明のまま忽然と終了してしまいました。ただただ唖然です。 この作品、クラファンで資金を募っていたということですが、もしかしたら資金の枯渇で終了?的なエンディングだったのかも。 ただその結果、よくよく考えてみればサメ映画の王道的な作品に落ち着いたのかも知れません。ある意味、オーソドックスな古典的サメ映画の雰囲気が感じられないこともありません。やっぱサメは海でしょ!みたいな。 ちなみに邦題は原題のダジャレアレンジ?それとも単純に「サメ出たー」というオヤジギャグ?ポスターのカタカナ文字に至っては最早私の理解を超えていて全く解りませんでした。 これぞサメ映画?だとしたら楽しみはまだまだ尽きない予感がします。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-07-05 22:40:08) |
90. サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
《ネタバレ》 冒頭近くで「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」のスピンオフ?と思わせる場面があった辺りまではまずまずいい感じ。でも、そこから後はグダグダ感が付き纏っていて、正直観るのが苦痛。この能天気なホノボノ感こそがロメロワールド、と言われてしまえばそこまでなのだけれど、やはり今の時代の作品なのだから、ゾンビはヨタヨタ歩きで構わないから、物語の展開や演出にはスピード感が欲しいなぁ…。 島を分ける2人の男。一方は、ゾンビの存在を悪と断じて抹殺を図る。もう一方は、ゾンビとの共存の道を探る。そこにはソンビを象徴化した人間と人間の本質的な争いがある。でも、その争いは決して高い領域のものではなく、あくまでも人間の愚かさの現れにしかすぎない。 初期の作品から一貫したメッセージを感じないこともないけれど、もう少しエンターテインメント性も追求して欲しかった。逆戻り感は計画的? [DVD(字幕)] 3点(2011-03-21 23:46:42)(良:1票) |
91. ザ・クラウン<TVM>
《ネタバレ》 いくらTVドラマとは言え、これはちょっと…。 ストーリーもアクションも演出も爆破シーンやクラッシュシーンも、どれを取っても見応えなくってレベル低いです。感情移入出来ないどころか観てらんない感じ。 そもそも、この主人公さん、特殊任務のエリートなんでしょ?それにしちゃあ作戦ショボイし、仲間死に過ぎると思うんだけどなぁ。。。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-06 01:14:53) |
92. サブ・ゼロ
なんだかどこかで見たような作品を繋ぎ合わせてますね~。いいのかな~、これ?SFXもイマイチだし、ストーリーは平板。この手のB級パニックスペクタルには、たまに隠れたヒットがあるんですけれどね。これは凡打に終わってしまいました。まぁ、暇つぶしにはなるかもしれませんけど、何も残らないですね~。。。 [DVD(字幕)] 3点(2006-06-05 23:12:39) |
93. サマー・シャーク・アタック(TVM)
《ネタバレ》 登場人物が概ね危機管理能力皆無のお馬鹿さんキャラ。いくらコメディタッチだからって目の前で家族がサメに食われてヘラヘラしてるんじゃないっ!冒頭から感情移入不可能な状況に突入です。 そして、この妙に寒いコメディタッチがエンディングまで続きます。88分が長いこと長いこと。 登場人物が褒め称える湖が決して美しくないというのもテンション下がります。あの池で泳ぎたくないって。 まぁ兎に角緊張感がない。本来はホラーなのかも知れないけれど、やっぱりどう見てもブラック・コメディ。ただし、ネタの一つひとつが笑えないどころか腹が立つレベル。これは2点献上でも止むを得なし。 ちなみに、エンドロールのキャスト紹介。記憶にある中では初めてアルファベット順のものを見ました。メインキャストだろうとほぼエキストラだろうと平等この上なし。この拘りこそが製作陣のスタンスなのかな? [インターネット(字幕)] 2点(2022-11-22 10:01:34) |
94. サイレン FORBIDDEN SIREN
こりゃ~ないよね。新ジャンル「脱力系ホラー」って感じですね。こっちの有名作品のアイディアとあっちの人気作品のアイディアと、なんやかんや拾い集めて焼き直した感じ。前フリ、意味なし。独創性、欠け過ぎ。オマケにミスキャスト。ヒロインは滑舌悪いし、演技が平坦だし、森本さんはイマイチ迫力ないし… まぁ、ストーリー的にも、この手の作品が好きで見まくってる人ならば、最初の30分で全てお見通しかな?ラストシーンもまるっきりお約束。10年前なら、かなり高評価できたのになぁ… でも、やっぱ破綻し過ぎてるか? 頑張れJホラー、これを踏み台にもっとハイレベルな恐怖を創作してくださいっ! [映画館(字幕)] 2点(2006-02-20 23:49:00) |
95. 斬撃 -ZANGEKI-
《ネタバレ》 セガール・ファンをがっかりさせてしまうような1本。 なんだか新鮮味も何もないゾンビ映画に、セガールさんがゲスト出演してる感じ。しかも、暗い画面で地味なアクションだから、合気道アクションへの期待は完全に裏切られてしまう。 そして、恐ろしいほどに緊張感のない登場人物たちの行動。全くもって感情移入不能。命懸けのはずなのに、滅多やたらと単独行動。狭い院内ですぐにはぐれる。呆れ返って「もう勝手にしなさい!」って言いたくなります。 それから、何という安上がりなセット。同じセットの使いまわしかな?こんなにチープでいいのかしらと心配になるぐらい適当。だいたいからして、なんでデカイ病院なのに出口が1箇所なのか意味不明。 どうやら進化したゾンビらしいけど(途中出て来てあっさりセガールに吹っ飛ばされるマッドサイエンティスト?が解説)、そんなこたぁどうでもいいですよ、この際。 あぁセガールさん、どうして出てしまったの? [DVD(字幕)] 1点(2010-03-14 00:34:44)(笑:1票) |