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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1.  さらば愛しき大地
悲劇は突然訪れる。二人の子供の死。あまりにきついこの事故が一人の男の人生を狂わせてゆく。これさえなければ田畑で覆われた土地に工業地帯が生まれたことでできた時代の波の狭間に落ちてゆくこともなかったかもしれない。辛くならないように、生きられるように、その選択がことごとく奈落の底へと向かわせる。土地に居つく兄は居つくしかなかったから居ついたのか。これまでの全ての些細な不満や欺瞞、日常の怒りや悲しみが覚せい剤によって歪み、膨らんでゆく。兄弟の確執もまた実に丁寧に描かれるのだが、そのそこかしこに堕ちゆく人生の伏線が散りばめられる。「堕ちてゆく」ことの簡単さが生々しくて怖い映画。130分はちょっと長いようにも思うが、その一つ一つのシーンが「堕ちてゆく」ことに繋がっている。
[DVD(邦画)] 7点(2011-10-26 15:15:24)
2.  サムシング・ワイルド
一般的中流家庭の型にはまった男と型破りなファムファタルの出会いから強引な二人旅が始まり、男の食い逃げとはレベルも年季も違う旅すがらの犯罪行為と大人の火遊びが矢継ぎ早に展開される。あまりの急ピッチに男は成すがまま。もうほとんどコメディと言っていいほどの男の巻き込まれっぷりが実に楽しい。先の見えないロードムービーが一息つく、夫役として女の実家に、そして同窓会へと赴くはめになるころにはロマンスコメディ色を出してきて、徐々に大真面目なラブストーリーの様相まで見せてくる。と思ったらそこから急展開でスリラーへと移行する。さすがB級映画の帝王と呼ばれたロジャー・コーマンの弟子。なんでもござれだ。しかもちゃんと繋がってる。冒頭の女のビッチぶりは社会に組み込まれた男を脱出させるための必然だし、女の出所したての元旦那の登場は真に人間性を取り戻すための通過儀礼だし、女の出生地でのあれこれは、女もまたこの村社会的な閉塞感にあえいでいたことを提示してもいるのだ。いやはや、お見事。音楽もまた多種多様なのだが、ラストのがとびきりいい。「ワイルド・シング」のレゲエバージョンなんだけど、その楽曲の軽快さとシスター・キャロルのラップ調の歌い方が最高。本人がウェイトレスで登場して歌い出すってのもしゃれてる。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-14 16:43:13)(笑:1票) (良:1票)
3.  細雪(1983)
公開当時は宣伝にも力が入っており、かなり話題になっていたことを覚えています。なんといっても四姉妹の豪華な顔ぶれ。そして豪華な衣装。四姉妹それぞれにスポットが当てられ、しっかりと個性豊かに描かれている。大阪弁の中でも船場ことばが使われていますが、四女にまとわりつく桂小米朝の言葉がまさにその船場ことばなのですが、はっきり言って浮いている。例えば吉本新喜劇でしゃべっている言葉はまぎれもなく大阪弁なわけですが、あれはあくまで劇場で観客に聞かせる言葉であって、普段の会話ではあんなにはっきりとした言葉にはなりません。小米朝のしゃべりもまさに観客に聞かせる言葉で、実に不自然。本物の大阪弁と微妙にニュアンスがずれている他のキャストの「なんとなく大阪弁」に合わせてくれたほうがかえって良かったように思う。テレビCMでも使われていたと記憶する冒頭の京都を歩く四姉妹のシーンは絶品ではないが、なかなかに美しいのだけれど、それ以外は全体的に薄暗く、それは戦争前を暗示した暗さというにはあまりにメリハリのない暗さで、もう少し光の出し入れに気を使ってくれればと思うのは酷な注文だろうか。
[ビデオ(邦画)] 6点(2007-08-31 13:21:21)
4.  3人の逃亡者
これ見たときはオリジナルとあまりにいっしょで拍子抜けしちゃいましたが、なるほど、鱗歌さんのレビューで納得。でも同じことをしてるのに雰囲気が少し違う。どこか軽い感じがするのはキャストが違うからだけではないでしょう。照明の明るさやちょっとした新ギャグがオリジナルのフランス版にはない軽さを演出している。好みの問題もあるだろうがアメリカ映画に山ほどあるこの軽さを催したこの作品よりやっぱりオリジナルのほうが好き。それに唯一大きく異なるラストシーンが断然いいんですよ、オリジナルは。笑いと涙の織り交ぜ具合は変わらず良し!ということで。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-27 15:53:24)
5.  ザ・フライ
クローネンバーグの作品の中で最もエンターテイナー志向の強い作品で、商業的にも成功している。クローネンバーグの作家としての拘りが減少しているわけでもないこの作品が商業的成功を収めたのは、ストーリーの根底にラブストーリーがあることも前提にあるが、彼の美術センスがけしてマニアにしか受けないものではないということの証明でもあり、作家性を無くさずとも商業映画を作れるということの証明にもなっている。当時はハエの特質を徐々に露にする主人公を見ながらハエの知られざる生態に感心しながら見ていたことを覚えているが、このあたりの丁寧な描写が静かな怖さを演出しB級になりがちな題材を見事に深遠な映画にしたのだと思う。続編はこの作品のグロテスクなところだけが継承されている感があるが、たしかにグロさはなんだかんだ言ってもこの作品の一番の見所かもしれない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-09 13:46:53)(良:2票)
6.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
「さよなら子供たち」という校長先生の言葉と共に、まさに無邪気な子供であることに別れを告げねばならない残酷な現実を目の当たりにし、ずっと引きずってきたであろうルイ・マル渾身の半自伝作品。友人が連行されてゆくのはけして少年のせいではない。密告者を間接的につくった部分はあるが責任を感じるものではない。きっと裕福なフランス人の少年は、どこかでユダヤ人である友人に優越感を抱いていた。そうでなきゃ懺悔の必要は無い。でもこの作品には後悔の念が見え、その懺悔が、言葉は悪いが言い訳のように感じてしまう。少年は悪くはない、時代が悪かったのだ、という。それはそれで正論だからいいんだけど、この作品は最初から少年の素直な思いが画面を被っている素晴らしい作品ゆえに、素直な思いの中の一部をほんの少しオブラートに包んでしまったような気がしてしまった。でもそれこそがルイ・マルの葛藤の証しなのかもしれません。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-23 15:29:45)
7.  殺人に関する短いフィルム
一人の青年が男を殺し、捕まり、処刑されるまでのストーリーに弁護士を目指す男が試験を受け、合格し、その青年の弁護士となるストーリーが絡みます。さらに殺される男のストーリーが絡み、三つのストーリーが終始ドキュメンタリータッチで淡々と進んでいきます。「殺人」という言葉の重さが感じられやすい手法と言えます。弁護士のストーリーを通して、重い刑罰が犯罪抑止に繋がるのかという問いを投げかける一方で殺人のシーンはいたって生々しく描写する。しかし重要なのは処刑のシーンがあるということ。感情を爆発させる青年が全く動かなくなるまでを淡々と映し出す。決して殺人者を擁護しているわけではない。ただ、死刑もまた殺人となんら変わらないということを見せている。
7点(2005-02-18 14:30:16)
8.  サクリファイス
のっけから長~いワンシーンの連続で長~いセリフが続きます。しかしこの長~いセリフの一言一言が後々の伏線となっていきます。この作品もまた「信仰」が、ベースのテーマとなっていると思われます。人間の行ってきた過ちを独白するアレキサンデル。しかし人間であるかぎり過ちは止められない。独白中に幼い息子がアレキサンデルを驚かそうと後ろから飛びつく。とっさに振り払い息子に怪我をさせてしまう。また、母との思い出を告白するところでは、母を喜ばそうとして庭の模様替えをしたが元の美しさを壊してしまったと悔いる。人間が存在するかぎり暴力と自然破壊が続いてゆくことを暗示しており、自分もその憐れな人間の一員であることを認めてゆく。そしてイコン画を美しいと眺める姿も無神論者であるアレキサンデルが奇跡を求めるに変貌してゆく伏線となる。未来のため、そして未来を生きる息子のために自らが犠牲となり奇跡を願う。家を燃やすシーンでは、この作品を作る前に決意したというタルコフスキー監督の亡命を連想し、感慨深かった。
8点(2005-02-10 12:38:58)(良:2票)
9.  3人の逃亡者/銀行ギャングは天使を連れて
いろんな要素がギュギュっと詰まって程好く感動。二人のキャラが決して脱線しないのがいいです。ドパリュデューがコメディ路線にいかず徹底してシリアスにきめてたから良かった。笑うところはしっかり笑え、ドキドキもあり、ホロッと泣けるところもあり、最期もニッコリ終わる。いいねぇ。ストッキングが破れるシーンは爆笑しました。なんであんなにうまく破れるかなぁ(笑)。
7点(2004-11-10 09:52:44)
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